【3シリーズ/セダン徹底解説】BMWの代名詞の人気グレードが売れるワケを探ってみた

「BMWといえば?」

唐突ですが、こんな質問を投げかけられると連想してしまうって、3シリーズのセダンではないでしょうか。

BMWの屋台骨やBMWの魂、なんて表現されることも多い3シリーズは、家族で乗ることも大切にしながらスポーティな運転もできるスポーツセダンとして高い人気がありますよね。

そんな3シリーズセダンは『320i M Sport』が一番売れているグレード

実際に街で見かけることも多いですし、中古車市場でも台数が多いです。

とはいえ、BMWの3シリーズセダンは他にもグレードがありますし、ここまで出回っているグレードに差が出てしまうのか気になりますよね。

そこで今回は、そんなBMWの3シリーズのグレードについて徹底解説しちゃいます。

3シリーズのセダンに乗りたいけど、自分の身の丈に合っているかわからない!

そもそもどうやってグレードの違いを見たらいいかわからず困っている、なんて方も是非参考にしていってくださいね。

なぜ3シリーズのグレードは『320i M Sport』が選ばれるのか

なぜ3シリーズセダンは『320i M SPORT』が選ばれるのか

早速本題に移っちゃいましょう。

見て楽しめる、乗ればもっと楽しめる!
そんなヤラシさのないカッコよさがあるBMWの『3シリーズセダン』。

その中でも、なんで3シリーズのグレードは『320i M Sport』一択となってしまっているのでしょうか。

まずはその真相に迫っていきましょう。

日本専用の3シリーズセダンという『特別感』が最大の魅力

そもそも、BMWは3シリーズに限らずどのモデルも、快適性や利便性にかかわる装備に違いはありません。

そもそもBMWの3シリーズセダンは全グレード共通で先進装備が搭載されている

iPhoneの機能をそのままBMWに反映させることができるナビや、「OK、BMW」と声をかければ様々なアシスタントをしてくれる、インテリジェント・パーソナルアシスタントなどと言った先進機能が基本的に全グレード標準装備なんですよ。

そのため、『搭載されるエンジンや足回り』の違いが、価格差に直結していると考えることができます。

そんなBMWのグレードなんですが、実は『320i』ってBMWジャパンが日本の顧客の為にBMW本社に掛け合って専用のエンジンを搭載させているグレードなんですよ。

つまり、日本の道路事情のことを考えかけて作られたBMWの中でも『日本専用』のグレードってワケです。

そう考えると、この『特別感』も320iを購入する後押しになっていると言えますね。

どのグレードでも高い人気の3シリーズの『M SPORT』を一番安く購入できる

そんな320iの中でも『M SPORT』が選ばれるのは、『お得感』があることも1つの要因。

見て楽しい、走っても楽しいM SPORTをお得な価格で購入できる

BMWらしい『Sporty』な印象に裏付けられた専用装備に足回りのチューニング。

そして何より2本出しのマフラー!

そんな『M SPORT』を3シリーズの中で一番お得に購入できるのは、購入者にとっても魅力的に映るんだと思います。

実際の走行フィーリングは自分で確かめることをおすすめします。

ちなみに、気になるM SPORTの走行フィーリングですが、『硬い』と感じる方や『ちょうどいい』と捉える人がいるため、基本的には試乗して確かめた方が良さそう。

ただ一つだけ言えるのは、柔らかくはないってことだけですね(笑)

3シリーズの他グレードが『320i M Sport』より人気がないワケ

3シリーズの他グレードが『320i M Sport』より人気がないワケ

こうして見てみると、『320i M Sport』が一番人気のグレードと言うことがわかりますが、3シリーズセダンは『320d』『330i』『M340i』といった他のグレードを購入する方も少なくないのも事実。

とは言え、なぜここまで人気に差が出ているのかも気になるトコロ。

そこでここからは、「他のグレードが『320i M Sport』と比べて人気がないのか」、各グレードの違いから真相に迫っていきましょう。

ディーゼルエンジン搭載の『320d xDrive』は実用性◎、だけど価格がちょっと…

ディーゼルエンジン搭載の320d xDriveはかなり良いけど価格が…

3シリーズセダンの中でも、ディーゼルエンジンを搭載している『320d xDrive』。

その評価は「むしろ日本にあっているのは『320d xDrive』の方では?」と思わせるくらいに仕上がっているんですよ。

2リッター直4ディーゼルエンジンに、大小2基のターボが負荷に応じて働くシーケンシャルツインターボに変更されていることで、低回転からのレスポンスがとにかく良い!

それでいて、先代モデルで感じたハッキリ聞こえるガラガラした音や振動がなくなり、静粛性にも磨きがかかっています。

日本で初搭載のハンズオフ機能は全グレード共通装備

それでいて国内モデルとして初めて搭載された、ハンズ・オフ機能付渋滞運転支援機能(全グレード共通装備)といった先進装備も充実していて、日本の道路でも気を遣わずに済む適度に大きくなったボディサイズ。

こうして聞くだけでも、かなり魅力的に感じた方も多いと思います…が!

いかんせん、結構価格が高いんですよね。

グレード 価格
Standard 5,890,000円
M Sport 6,410,000円

人気の『M SPORT』でもオプション込みで考えると意外に高額。

そう考えると、価格の高さゆえに購入者が限られてくるのが、『320d xDrive』が不人気の理由といえますね。

『330i』は320iとの違いを見出しにくいのが一番の原因?

エンジンのパワーが高まり『じゃじゃ馬感』が出た330i M SPORT

そして320iと同じ直列4気筒のガソリンエンジンを搭載している『330i』はと言うと、エンジンの出力・トルクが320iよりパワーアップしているのが特徴的な部分です。

数値で表すと最大出力が190kW〔258ps〕/5,000rpm、最大トルクが400Nm〔40.8kgm〕/1,550-4,400rpmと74馬力ほど性能が上がっています。

ただ、はっきり言ってそれだけなんですよね。

確かにエンジンのパワーやトルクが良くなると、その分加速性能やコーナーからの立ち上がりと言った『走りの質』は確実に変わります。

とは言え、この差を感じられるシチュエーションが少ないのも事実。むしろ、じゃじゃ馬感が出て日常の中では乗りにくさを感じてしまうことも考えられます。

そのため、どちらかといえば、320iで満足しちゃうからこそ、330iは選ばれにくいってワケですね。

最高グレードの『M340i xDrive』は単に高額ゆえに希少性が高いだけ

人気がないというより希少性が高いだけのM340i xDrive

また、なかなかお目にかかれない3シリーズセダンの中でも最高クラスの、『M340i xDrive』。

このグレードは正直人気がないというより希少性が高いと考えた方が良さそうです。

というのも、そもそも『M340i xDrive』の価格はオプション込みだと4桁万円に到達してしまうグレード。

つまり『経済的に余裕があれば乗りたい』グレードとなります。

「BMWといえばガソリン直列6気筒」とまで言わしめた、突き詰めたドパワフルなエンジン性能が実現する0から100km/hまで、わずか4.4秒で加速する楽しさを味わいつつ、きびきびとしたコーナリングの良さ。

正にスポーティセダンの最高峰に位置するグレードと断言できるので、試乗できる機会があれば是非一度そのハンドルを握ってみることをおすすめしますよ。

はっきり言って『330e M Sport』は今買うべきグレードではない!?

はっきり言って『330e M Sport』は今買うべきグレードではない!?

ここまで3シリーズセダンのグレードについて、あれこれお話してきたが1つだけまだ解説していないグレードがあることに気づいた方も多いはず。

そう、PHEV車として設定されている『330e M Sport』です。

実はこのグレード、先ほど紹介した『M340i xDrive』よりめちゃめちゃ希少性が高く、中古車市場でもなかなか売られていません。

でも実はコレ、当たり前の話だったんですよ。

『330e M Sport』自体は別に悪くない。むしろ魅力的なグレードである

充電すれば電気で走るし、エンジンとモーターを搭載する330e M Sportだけの魅力もステキ

と言っても、『330e M Sport』自体は全く魅力のないグレードではありません。

電気モーターと直列4気筒BMW ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを組み合わせることによって、ヨーロッパ仕様車基準にはなりますが最大59km以内は燃料を使わず電気で走るので、環境にも優しいです。

その上、「XtraBoost」と呼ばれる新機能も搭載し、10秒間だけモーターの駆動力を最大限に活かした走行が可能となるのもポイント。

エンジンとモーターの両方を搭載したパワートレインにしかできない強烈な瞬発力を、ドライバーの任意のタイミングで使えるので、ちょっと変わった楽しさも味わうことができます。

PHEVの利点を最大限に活かせる環境が整っていないのが一番の理由

ただ、そんなPHEV車の330eの利点を最大限に活かすことができる環境が、今の日本では限定的というのが、不人気となってしまっている最大の原因。

というのも、急速充電気が設備されている場所が少なすぎるんですよね。

自宅に“必ず”充電ができる環境を新たに作るとなると自宅の工事もしなければいけないので、なんだかんだで色々なお金がかかりますし。

その上、日本の高速道路のサービスエリアの殆どでは、校則充電器が設置されてはいるので、一応充電できないと言うこともないんですが、何かといざこざが増えるのも1つの原因。

例えば、後から来たBEV(電気自動車。例を挙げるとトヨタのミライなど)のユーザーに、「充電しないと走れないBEVを優先させろ」なんて小競り合いが起きることもあるんです。

長距離を運転する上では『ただ重いセダン』になるのも気になる部分

また、たとえサービスエリアでスムーズに充電が出来たとしても、PHEVは長距離走行に向かないため長距離を移動する際はこまめに充電する必要があります。

これは結構非現実的な話ですよね。

それに、充電が切れたらガソリンエンジンで走る単なる『重い3シリーズセダン』溶かすので、燃費も正直期待はできませんし。

このような理由があるからこそ、『330e M Sport』は今買うべきグレードではないと言いきれてしまうんですよね。

グレード選びにも関わってくるBMWの維持費のお話

グレード選びにも関わってくるBMWの維持費のお話

さて、ここまででBMWの3シリーズセダンのグレードについてあれこれとお話してきましたが、購入する上で気になるポイントってグレードだけではなく、維持費も気になるトコロ。

万が一購入することができても、維持するのが大変で泣く泣く売却…なんてことにはなりたくないですし。

自動車税などの税金は基本的に日本車と変わらないので大丈夫だとは思いますが、ここでちょっとそんなBMWの維持費のお話もしておこうと思います。

BMWは『壊れやすい』のではなく『壊れる前に交換する』と考えておこう

そもそも、「BMWは壊れやすい」というイメージって、実は大間違い!

というのも、実は外国のメーカーってその部分が壊れてから直すのではなく、壊れる前にパーツを交換し、新車同様の状態を保つといった認識を持っています。

つまり、パーツは消耗品として扱われているワケ。

そのため、ディーラーにもっていくと「これいらないんじゃない?」といったパーツまで、万が一のためにと見積もりに含まれてしまうんです。

とは言え交換するパーツにもよりますが、純正部品は全て海外で作られているのでどうしても高額になるのも事実。

だからこそ、正規ディーラーのエンジンオイルやフィルター、ブレーキ液にスパークプラグ等といった部分をメンテナンスしてくれる「BMWサービス・インクルーシブ」には加入しておいた方がいいですよ。

M SPORTの購入を検討しているなら要チェック?実はタイヤが高くなる

タイヤの購入費、実は意外と高くつく。

また、車の消耗品と言われて一番連想しやすい『タイヤ』。

これも実はBMWでは交換する際に高額になることが多いです。

特にM SPORTは前後のタイヤが違うため、交換する際にはいわゆる『4本セット買い』ができず個別購入が基本となってしまい、結果交換だけで10万円以上かかることもあります。

その上、現行モデルは全グレードでランフラットタイヤと呼ばれる、パンクしてもある程度走れるタイヤを装着していますが、タイヤ代も工賃も割高になるので注意が必要ですよ。

総評

3シリーズセダンは非常に魅力的なグレードである!

いかがだったでしょうか。

2019年にフルモデルチェンジを果たし、シンプルで分かりやすくなった現行の3シリーズセダン。そのグレードをひも解くと、320i M SPORTがナゼ一番人気なのかわかったと思います。

とは言え、他のグレードも人気がないわけではなく、予算をクリアするのであれば少し背伸びをして購入した方が後悔せずに乗り続けることができそうですね。

爽快な走行フィーリングを楽しめるスポーティなセダンとして。

3シリーズセダンは間違いなく、後悔しない車だと思いますよ。

 

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