これ”が”良いのだ!BMW 1シリーズのグレードや特徴、先代モデルとの違いを徹底解説!

「いい意味で現代風になった」

2019年のモデルチェンジを経て、駆動方式がFRからFFへと変更された『BMW THE1(1シリーズ)』

先代モデルの1シリーズと言えば、BMW最小のモデルであると共に貴重なFRだったという事もあり、BMWがあそこまでこだわりぬいた個性を捨てたと考える人の気持ちも分からないこともない。

その上、FF仕様の欧州Cセグメントで言えば、ライバルとなるのはVWの”Golf TSI Highline”やベンツの”A180 AMG LINE”と言った『元々FF仕様の車種』。

正直分が悪いと言っても過言ではないし、「FRコンパクトハッチバック」を求めている人にとって、これからは中古車から選ばなければいけない…

しかし、そんなCセグハッチ唯一のFRという他メーカーにはない魅力を捨てた1シリーズだが、実は思いのほか『悪くない』。

むしろ、特徴的なこのCMから言葉を借りるのであれば現行モデルの1シリーズは「これでいいのだ」と言うよりかは、「これからはコレ”が”良いのだ!」と表現できるのも事実だ。

とはいえ、なぜそこまでこだわりぬいたFRを手放し、FFヘと駆動方式を変更したのかも気になるし、どのグレードを選んだらよいかも気になる部分。

という事で今回はなぜ1シリーズがFFになったのか、そのワケについて触れると共に、各グレートの装備の特徴や先代モデルとの走行性能の違いについてお話していこうと思う。

車へのこだわりが薄れてきたからこそ1シリーズはFRからFFへ仕様変更された!?

1シリーズのFF化はユーザーの来る前のコダワリが薄れてきたからこそ行われた!?

縦置きエンジンやFRで前後重量配分50:50を実現するなど、理想の走りを実現するためのこだわりが半端じゃなかったからこそBMW好き、それもFR至上派にとって『1シリーズのFF化』は痛いニュースだったはず。

しかし実の所、現行モデルである1シリーズのFF化は至極当然の結果であった捉えることもできてしまうのが現実だ。

求めるものが「取り回しやすいボディと実用空間」だからこそのFF化

と言うのも、考えて見れば1シリーズを求める人の傾向としては、世界的に見ても女性ユーザーが4割と男性向けの見た目をしているのに反して高い傾向にある。

その上今の車種を見るとほとんどの車種がFFだからこそ親しみがあり、FRの経験が全くない若者ユーザーがターゲットのど真ん中に位置してきているのも事実。

加えて今の1シリーズのオーナーの中でも、駆動方式よりもブランドへのあこがれやスポーティな雰囲気に惹かれ、自分を演出する車として購入に踏み切る人が少なくない。

早い話、「自分のクルマの駆動方式が何なのか知ることなくクルマを選ぶ人」も多くなってきているのだ。

そのため、1シリーズに求めるものが車内でくつろげることや、荷物が積みやすいことの方が重要になっている。

だからこそ動力を伝えるプロペラシャフトなどのFRに欠かせない装備が不要になり、後部座席や収納スペースにゆとりが生まれるFF車に変更されるのは必然だった、そう言えるのではないだろうか。

肝心の積載性や居住性は現行モデルからどう変化したか

事実、現行モデルの1シリーズの積載性や居住性は先代モデルと比べると、使い勝手が良くなったと言っても過言ではない。

ラゲッジスペース(トランクスペース)の容量は先代モデルと比べて20L増の380L。

現行モデルの1シリーズはキャディバッグの積載問題もなく、その上リアドアもハンズフリーで開閉できる。

床下収納もあり手のひら一つ分の余裕があるが、取り外しはできない。

加えてリアシートは40:20:40の分割可倒式となっている為、例えばトランクルームに大事な荷物を入れてしまったという状況でも、リアシートの真ん中を倒すことで簡単にアクセスができ荷物を取り出せる。

他にもリアハッチの開閉が電動になっているのも見逃せない。

そんな後部座席を見ると、床面も低く広々としている為、ある程度ゆったりした居住性を確保してはいる。

1シリーズのリアシートの利便性は高い、が乗り心地はお世辞にも良いとは言いにくい

しかし、リアシートにリクライニング機構が付いているものの、垂直になるかどうかの違い上にシートも硬いため、後部座席の快適性はお世辞にも良いとは言えない。

とはいえ、この部分は同じハッチバック型車種では当たり前に上がってくる不満でもある為、あくまでも運転席・助手席をメインとして考える方がよさそうだ。

1シリーズの各グレードの乗り味の変化から知る『これでいいのだ』感

これでいいのだ!と思わせてくれる1シリーズの各グレードの乗り心地

そうなってくると、とりあえず額面上5人乗りで、後ろの広さは工夫と我慢が必要なのであれば、別にFRでもよかった。

走り志向のドライバーが多いBMWにとって、そう捉える人は少なくない。

1シリーズのグレードの捉え方

もっと言うと1シリーズに限らずBMW車種は、全て『エンジン機構の違い』がグレードとなり、各装備の違いはモデルごとに共通している。

つまり、FFになったことでどのように乗り味が変わっているのか、そして先代のFRとの違いだ。

そもそもグレード名称に繋がるエンジン性能は先代モデルと同様

とはいえ現行モデルの『118i』『180d』は、それぞれ1.5L直列3気筒のターボエンジンに2.0Lの直列4気筒ディーゼルターボエンジン。これは先代モデルと同様だ。

性能面で見てもガソリンエンジンは最大出力が4PSの強化、新開発されたディーゼルエンジンも最大トルクが3.1kgmの強化と、大幅に強化されたと言うワケでもない

それゆえにエンジンパワーの面で見れば先代モデルと現行モデルの違いはよほどのことが無い限り気づくことはないと言えるだろう。

M135i xDriveのエンジンは先代と比較してダウンサイジング化されている

とはいえ、M135i xDriveは先代モデルと比べて排気量が約1.0Lダウンの直列4気筒ターボエンジンへとダウンサイジングしていることもあってか、出力・トルク共に3.6PS・5.1kpmほどパワーダウンしている。

つまり、エンジン性能で見るとM135i xDriveはややパワー不足を感じることが多くなったと言うワケだ(それでもホットハッチと呼ばれるほどのパワフルさは実現しているのだが)。

正直な話、日本の道路事情だとFFだと感じるケースそのものが少ない

加えて先代モデルとの明確な違いとなるのが、これまで何度も触れてきた『FFかFRか』と言った部分になってくるのだが…。

はっきり言おう。

国内の道路で1シリーズの、特に180iや180dの駆動方式がFFかFRか、この違いをバチッと判るようなシチュエーションは非常に少ない。

と言うより、現行モデルだけに試乗する単独市場では、よほどのことが無い限り気づくことはない。

普段の道路ではFFかFRかを感じさせない1シリーズ

実は現行モデルの1シリーズは全グレードの共通装備としてエンジン制御と姿勢制御を統合した、ARBと呼ばれる制御システムが非常に複雑になっており、特にトルクコントロールを未来制御かっていうくらいに緻密に行ってくれる。

そのため、人が気づかない領域の回転差をうまく制御し、フロントが過敏に回るのを防いでくれるため、先代のFRからの乗り換えでも特段気にせずに運転することが出来る。

早い話、FF車のもはや宿命ともいえるアンダーステアを出にくくしていると言うワケだ。

こういった電子制御の複雑化が、現行の1シリーズでも『これでいいのだ』と思わせる一番の理由と言えるのではないだろうか。

とはいえ、リアタイヤが駆動する押される感覚があるか、フロントタイヤが駆動して車体を引っ張るかと言った好みの問題は確かにある。

ココは是非一度試乗し、乗り味を確かめてみることをお勧めしたい。

ダウンサイジングこそしているが、M135i xDriveのパワフルさは健在

そして1シリーズのハイスペック&4WD仕様かつ、先代モデルからダウンサイジングされたM135i xDriveはと言うと、まさに現行の1シリーズ最高性能という事を感じさせてくれる。

乗り心地は正直言って硬く、スポーツモードは街中では絶対に切り替えない方が良いほど、コツコツと振動を拾ってしまうし、ハンドルの重さも男性にとっては丁度良い感じだが、女性にとってはずしっと重たい。

FR乗りでも納得できる4輪駆動方式のM135i xDrive

…が、それ以上に『駆け抜ける楽しさ』を味わえるグレードとなっているのも事実だ。

FR以上によく曲がるし、日本の道路ではもてあますほどの加速性能。

加えてブレーキ性能の良さもあって、BMWらしい自由自在な気持ちいい運転を楽しむことが出来る。

そう考えると、FR乗りが現行モデルの1シリーズの購入を検討するのであれば、もしかしたらM135i xDrive一択、そういっても過言ではないかもしれない。

各グレードに設定されている『モデル』ごとの装備はどこがどう違っているのか

1シリーズの各モデルで装備はどのように違ってくるのか

さて、ここまで現行モデルのグレードについて見つつ、先代モデルとの違いについて紹介してきたが、目線を少しずらしモデルごとの違いについても見ておきたい。

グレードの捉え方(モデルはどのようにして確認すれば良いのか)

先ほども軽く触れたが、BMWのグレードは○○エンジンの”○○モデル”と言うように、グレードを分解してみることが出来る。

この直接的な違いとなっているのがエクステリアやインテリア、足回りと言った装備の違いとなってくるのだが、実際にどこがどう違っているのか一緒に見ていこう。

118iにのみ用意されている”Standard”ははっきり言って度外視した方が良い

最初にハッキリと言っておくが、1シリーズの118iにのみ設定されている”Standard”は選択肢から外れるモデルだ。

と言うのも、Standardは”標準”と言う名の通り基本的な装備は充実しているものの、他のモデルと比べてあまりにも装備が貧弱すぎるのだ。

Standardで搭載される駐車支援機能

確かに公式サイトやCMでも強調されるリバース・アシストをはじめとする、先進装備を気軽に体感できるのは非常に魅力的ではある。

…が、ドライビングアシストが諸々非搭載な上に、エアコンが左右独立温度調節機能付きではない、運転席・助手席のシートがマニュアルとなっているというように、プレミアムコンパクトカーとしては非常にお粗末な装備内容となっている。

中でも特に気になるのはコンフォートアクセスが非搭載となっている事。

今ではもはや当たり前ともいえる、鍵をポケットに入れたままドアを開閉する機能がないのは高級感が感じられない。

標準と言うよりは廉価なモデルとなっているのは、新車・新古車に限らず覚えておいた方が良いだろう。

”Play”と”M Sport”の装備の違いは加飾のみ

という事は、1シリーズは基本的に”Play”か”M Sport”かと言うのが、モデル選びの基本的な考え方となってくる。

そこでこの2つの装備の違いについて簡単に触れておこう。

Standard&PlayとM Sportのエクステリアの違い

まず注目したいのが、BMWの象徴ともいえるキドニーグリルの色。

Playはブラックになっているのに対し、M Sportはアルミニウム調と違っていることもあってか、正面から見た時の印象が少しだけ違っている。

加えて、M Sportにのみ専用のサスペンションが搭載されており、スポーティな走行が可能となっているのも押さえておきたい所。

Standard&PlayとM Sportのエクステリアの違い

一方でインテリアを見てみると少々細かい装備で違いがあらわれており、インテリアトリムやステアリングホイール、シートの形状・材質に天井パネルの材質の変化と言った、見た目と質感に関する部分が基本的だ。

とはいえ、シートの形状・材質が変わったことでホールド感が高まっているのは明確な違いと捉えることが出来る。

ちなみに、Play・M Sportの両方でアダプティブクルーズコントロールがオプション扱い。

今どきのプレミアムコンパクトカーとしてはどうなのか、少しだけ気になるポイントになることは間違いないと言えるだろう。

基本的な装備がすべて搭載するハイスペックモデルのM135i xDriveでの注目装備とは

そして、1シリーズの最高グレードであるM135i xDriveはと言うと、上記で触れたアダプティブクルーズコントロールをはじめとしたすべての装備が標準搭載される。

M135i xDriveの注目装備は基本的にオプションでも搭載できる装備ばかり

中でも押さえておきたいのは、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント。

『OK BMW』と語りかけるだけで、目的地の設定やエアコンの温度調節などと言った機能を、運転中にあれこれ操作することなく利用できる。

とはいえ、これらの装備は118iや118dの各モデルでもオプションで追加することもできる為、特別感があるとは言い難い。

そう考えるとやはりM135i xDriveの真骨頂は走行性能にある、そう考えておいた方が良さそうだ。

1シリーズに乗るならモデルは○○が個人的にはオススメだと思う

このように、各モデルの標準装備を見てみると、大きな違いとなっているのは加飾や先進機能と言った部分が大半であり、根本的な部分となる走行性能に関係する部分となるのは1つだけ。

加えてオプションで装備の違いがほとんどなくなることも踏まえると、モデルごとの差は『スポーツモデルかどうか』で考えるのが得策だ。

ちなみに、1シリーズのベストグレードを挙げるのであれば、118i”M Sport”がやはり無難でオススメ。

購入するとしたら、オプションでiDriveナビゲーション・パッケージは最低限付けておいた方が良いと言えるだろう。

(とはいえオプション価格約25万円は少し高い気もするが…)

総評

FRからFFに変更され、BMWが今まで貫き通した”こだわり”を捨てた1シリーズ。

少数派とは言えコアなBMWファン、それも1シリーズファンからすれば”見捨てられた”と思ってしまうかもしれないが、現行モデルのFFでもBMWが求めた気持ちの良い走りを求める開発の手は緩んでいない。

だからこそCセグメントのコンパクトハッチバックとして、実用性や快適性をぐっと向上させながらも『駆け抜ける喜び』を期待するファンを裏切らない、高い走行性能は素直に賞賛しても良いと、個人的には思う。

後ろ髪を引かれる気持ちはあると思うが、食わず嫌いせずに一度試乗してみることをお勧めしたい。

 

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