外車ミニバンランキング・人気な理由に迫る!

外車ミニバンランキング

街中で絶え間なく目にするミニバン。そのどれもが見慣れたクルマであるのに対し、見慣れないクルマに出会ってしまうと、クルマ好きにとっては何とも気になってしまうものです。

そんなユニークさと希少性が魅力の輸入ミニバンの中から特に人気の5車種を取り上げ、紹介と特徴について触れて見ましょう。そしてそれらを異なった視点から見て見ると、そこには明らかに文化の違いまで感じ取れてしまいます。

1位メルセデス・ベンツ Vクラス

重厚な存在感を持つVクラス。メルセデスベンツらしさはミニバンでも如何なく発揮されています。

車種の特徴

メルセデスベンツが提供する唯一のミニバンがVクラスです。

お決まりのスリーポイントスター付きの大きなグリルに切れ長のヘッドランプはしっかり最近のメルセデスそのものの表情で、大きなカーブを使ったフロントビューとサイドのキャラクターラインを強調したデザインと大きなウインドウで視野の広さと開放感を追求したスタイリッシュさは、

他のミニバンには見られない特徴とも言えるもの。インテリアにも湾曲した面を活かしたダッシュボードにクローム処理されたスイッチ類が並び、高級感がうまく演出されているのは、さすがメルセデスベンツであることを感じさせてくれる部分になっています。

車幅が1930mmと日本国内で使うには制約が多くなってしまうものの、広くフラットなフロアと四角いボディ形状により3列目シートにも十分なスペースが割かれており、豪華なシートとも併せてどのポジションにおいても十分すぎる居住性が確保されているのがこのクルマの最大の特徴です。

2300Kgもの車重に対して搭載するエンジンは“クリーンディーゼル”の2200CC直列4気筒ディーゼルターボの一種類のみ。

最高出力は163馬力/3800回転、最大トルクは38.7kg-mと、3500CCのV6ガソリンエンジン級、しかも7速ATとの組み合わせによって最大トルクをわずか1400回転で発生するので、力不足感はありません。その静粛性と乗り心地がラグジュアリーカーと呼べるレベルにまで高められていることが、このクルマの存在をアピールするポイントになっています。

モデル 価格 車長 x 車幅 x 車高 燃費
V220 d TREND(受注生産) 550万円 4905 x 1930 x 1880 15.3 Km/L
V220 d 636万円 4905 x 1930 x 1880 15.3 Km/L
V220 d Sports Long 819万円 5150 x 1930 x 1880 15.3 Km/L
V220 d AVANTGARDE long 713万円 5170 x 1930 x 1880 15.3 Km/L
V220 d AVANTGARDE extra-long 749万円 5380 x 1930 x 1880 15.3 Km/L

アルファード、ヴェルファイアと同サイズの車長になる4905mmから5380mmまで、異なった長さを持つ3モデルが7人乗り用として設定されています。

日本で支持される理由

国内ではいつの間にかVIPカーの存在が従来のセダンから高級ミニバンにまで広がっているのは誰もが知っての通り。

中でもこのクルマのエンブレムが与えるインパクトも相当なものであることに加え、高級ミニバスのイメージさえ漂うそのデザインの存在感も抜群ともなれば、格好のVIPカーとならない理由はありません。

2位 VW トゥーラン

フォルクスワーゲン・ゴルフのイメージをそのまま引き継いだ真面目な造りのミニバン。このクルマを一言で言うと、そういうことになるでしょう。

車種の特徴

最新型ゴルフ7をベースに7人乗りまで可能にしたミニバンです。車長がベース車の4265mmから4535mmへ、ホイールベースが2785mmへと伸びただけでなく、

車幅と車高もそれぞれ30mm、190mm拡張され、主に3列目シートのスペース確保に使われています。とはいっても3列目のスペースと椅子の座り心地は緊急用とでもいうべき補助的なもの。常時使用は考慮されてはいないようです。

国産ミニバンでは定番となっているスライドドアではなくヒンジ式のドアであり、一見すると大柄なハッチバック的なエクステリアとも言えそうです。

2列目シートはそれぞれが独立した3人用で、国産ミニバンには見られない独特の構成。それぞれが独立して、別個に前後スライド(最大20cm)とリクライニング(最大20度)ができるものの、サイズは3等分されて等しくなり、一人分のサイズは小さめです。その代わりに折り畳むと、カーゴスペースとして大きな空間が出来るのはお決まりのスペックです。

足回りには「MQB」(Modulare Quer Baukasten:モジュラー・ トランスバース・ ツールキット)と呼ばれるゴルフ、パサートとも共通する基本プラットフォームを持ち、動力部分に1400CCの直列4気筒ターボ(150馬力/25.5kg-m:と、“DSG”ことデュアルクラッチ式7ATを搭載。

1500回転で25.5kg-mの最大トルクを発生することにより低速からスムーズな加速を発揮し、ミニバンでありながらゴルフと同等の走りを可能にしているのが特徴です。

そしてミニバンにとっては何よりも重要な「乗員の安全」が高いレベルで達成されているのも、このクルマの大きな注目点。

プリクラッシュブレーキシステムや急ブレーキや極端な挙動を検知するとシートベルトのテンションを高めて窓を閉める“プロアクティブ・オキュバント・プロテクション”、9エアバックやアクティブボンネットにまで及んでいます。

車内外への安全への配慮はメーカーとしての設計思想の表れでもあり、“2015ユーロNCAP”で最高(5ツ星)の安全評価まで受けています。

モデル 価格 車長 x 車幅 x 車高 燃費
Golf Touran TSI Trendline 284.7万円 4535 x 1830 x 1670 18.5 Km/L
Golf Touran TSI Comfortline 319.9万円 4535 x 1830 x 1670 18.5 Km/L
Golf Touran TSI Highline 379.9万円 4535 x 1830 x 1670 18.5 Km/L
Golf Touran TSI R-Line 397.4万円 4540 x 1830 x 1670 18.5 Km/L

R-Lineは専用パーツを追加したスポーツモデル。フロントやリアバンパーが専用パーツ、黒く塗られたサイドスカートなどの外装と専用シートが追加されます。

日本で支持される理由

街中で見慣れたデザインのクルマの氾濫に飽き飽きしているユーザーにとって、見慣れないその車体デザインは目を惹きます。

国産ミニバンが同乗者、特に2列目への乗員への配慮を優先しているのに対し、あくまで走ることから手を抜かないクルマとしての魅力は捨てがたいもの。そして曲線が豊富に使われた国産ミニバンの中でトゥーランのデザインは異色の存在でもあります。

派手さはないものの、直線によって構成されたスッキリデザインは日本人にも馴染みやすいことも、このクルマを好む大きな理由となっているのでしょう。

3位 BMW 2シリーズ グランドツアラー

確固たるブランドイメージを持っていることは大きなアドバンテージであるとともに、その名を汚さない努力の継続も常に求められます。BMWはミニバンでもそれらしさは万全です。

車種の特徴

BMWのミニバンともなれば、その走りの質にも妥協を許されません。

構造的にも難しいその難題の解決に向け、これまでFR(フロントエンジン・後輪駆動)にこだわり続けてきたBMWが、このクルマに初めて採用したのがFF(フロントエンジン・前輪駆動)です。

1500CC直列3気筒と2000CC直列4気筒エンジン。共に500CC単位で纏められたツインターボに加えて2000CC直列4気筒クリーンディーゼルターボも設定されて計3タイプ。

このディーゼルも最高出力 110kW [150ps] / 4,000rpm、最大トルク 330Nm [33.7kgm] /1,750-2,750rpm という高性能さを誇っているのもいかにもBMWらしいところ。飽くまで走りでは妥協しないBMWスピリットの表れです。

人間工学的にデザインされたドライバーズシートを中心とする室内レイアウトもBMWならではのもの。全てのスイッチ、ディスプレイがドライバーに向かって取り付けられており、あくまで主役はドライバーであることを主張しています。

前列はミニバンとしては乗用車に近い低い着座位置でゆとりあるシートが使われ、2列目にも十分な空間が確保されているものの、3列目はあくまで補助的なもの。シートアレンジも国産ミニバンと比べて限定的であるのは大きな違いになっています。

ただ50:50分割の3列目シートを前傾させると560L、2列目まで併せて前傾すると1,820Lもの広大なスペースが確保され、これは3シリーズのステーションワゴン「ツーリング(495L〜1500L)」よりも大きいサイズであると共に床がフラットにもなる優れもの。このクルマのユーティリティ性を大いに高めるポイントになっています。

モデル 価格 車長 x 車幅 x 車高 燃費
218i Grand Tourer 393万円 4565x1800 x 1645 16.5 Km/L
218i Grand Tourer Luxury 443万円 4565x1800 x 1645 16.5 Km/L
218i Grand Tourer M Sport 439万円 4570 x 1800 x 1640 16.5 Km/L
218d Grand Tourer 414万円 4565x1800 x 1645 21.3 Km/L
218d Grand Tourer Luxury 464万円 4565x1800 x 1645 21.3 Km/L
218d Grand Tourer M Sport 462万円 4570 x 1800 x 1640 21.3 Km/L
218d xDrive Grand Tourer 437万円 4565x1800 x 1645 20.0 Km/L
218d xDrive Grand Tourer Luxury 487万円 4565x1800 x 1645 20.0 Km/L
218d xDrive Grand Tourer M Sport 485万円 4570 x 1800 x 1640 20.0 Km/L
220i Grand Tourer Sport 464万円 4565x1800 x 1645 15.8 Km/L
220i Grand Tourer Luxury 484万円 4565x1800 x 1645 15.8 Km/L
220i Grand Tourer M Sport 494万円 4570 x 1800 x 1640 15.8 Km/L

ミニバンでありながらスポーツグレードがあるところはいかにもBMW。足回りのサスペンションが堅めであるのが特徴です。

BMW2シリーズに搭載されている装備や魅力など、詳しく知りたい方は下記ページを参考にしてください。
>BMW 2シリーズ グランツアラー グレード毎に比較、分析!

日本で支持される理由

家族でドライブを楽しみたいけど生活臭のあるクルマはいやというユーザー、あるいはどうしても気持ちのいい走りを捨てられないドライバーにとって、今の国産ミニバンには見られないこんな拘りのクルマは非常に魅力的に映るもの。

加えて「シャークノーズ」と名付けられた特徴的なキドニーグリルのフロントマスクがプライドを満たす上でも効果的です。

4位 プジョー5008

家族が楽しめる一台としてミニバンが欲しい。だけど誰もが同じ選択をするのには抵抗してみたい。そんなときに格好の選択肢となるのがプジョー5008。

フランス車ではあるものの、嫌みのないスッキリしたデザインが、国産車とは違った意味での豊かさを感じさせてくれます。

車種の特徴

フランス車によくみられる奇抜なデザインとは無縁な真面目なデザイン。フロント部のプジョーのエンブレムである「ライオン」を見るまでは、国産車と言っても分らないほどのさりげなさと「スマートさ」を漂わせたこのクルマ。

同じプジョーの3008をベースとし、7人乗りとするために165mm延長して3列シートを備えた実用性を高めたミニバンです。

それでいて、やや広めの車幅を除けばコンパクトなサイズは日本の道路事情でも扱いやすいのに加え、パッケージングに優れる室内スペースとのバランスの良さを生かしたフレンチテイストであるところのが嬉しいところ。

フロントウインドウの広さと車幅の大きさによって解放感のある室内は高級感もタップリです。

もともとシートには定評のあるプジョーということもあって、すべてがバケットタイプでホールド性がよく、長時間座っていても疲れないことは、すぐには気づきにくいメリットでもあります。

2列目シートは独立した3列シートで、それぞれ前後スライドとリクライニングが可能なタイプとなり、ヨーロッパ製であることを一番感じさせてくれる部分になっています。

ただ3列目についてはあくまで緊急用であり、通常は折り畳んでカーゴスペースとするのが利便性の点でも有利。床がフラットになるメリットも生かした使い方がベストでしょう。

ファミリー用途が主要なこともあって2列目の全てのシートにISOFIXチャイルド・シート・アンカーが備わると共に、全席にヘッドレストや3点式シートベルト、そしてフロント、フロントサイドの他に3列目までカバーするカーテンエアバッグも装備され、メーカーとしての良心も明確に現れています。

モデル 価格 車長 x 車幅 x 車高 燃費
5008 Premium 300万円 4530 x 1840 x 1645 11.7 Km/L
5008 Cielo 330万円 4530 x 1840 x 1645 11.7 Km/L

Ciekoになればパノラミック・ガラスルーフが追加され、2列目シートの頭上にまで開放感が広がります。これだけでも両車の価格差の30万円を埋めるだけの価値と楽しさが広がります。

日本で支持される理由

他人とは違ったものを持ちたいのは人間の習性ともいうべきもの。増してやブランド品ともなるとなおさらでしょう。

そんな自分なりの個性を大切にするドライバーだけでなく、同乗者にも十分な配慮が成されているクルマの思想に共感するドライバーにとっても、5008は非常に魅力的に見えるに違いありません。

5位 VW シャラン

トゥーランと並ぶフォルクスワーゲン流のミニバンです。スライドドアと3列目まで快適なシートを求めるユーザーにとっては格好の選択となるモデル。日本車にはないスッキリとしたデザインも魅力です。

車種の特徴

一言で言うと、2位にランクインしたトゥーランを一回り大きくサイズアップしたのがシャランになります。ポロやゴルフをベースとしたデザインがフォルクスワーゲンとしての統一感を持っているのもトゥーランと同様。

そのサイズを競合車種となるアルファードと比べてみると、ホイールベースが2920mmと同等であるにも関わらず、車高は1750mmと200mmも低く、140mmしかない車高もあってスラリとしたフォルムであるのが、そのイメージの違いを造り出しているようです。

ドライバーの着座位置もクルマの中心寄りに後退し、よりより理想的な乗用車的感覚であるのもこのクルマの特徴になっています。

インパネ周りのデザインはオーソドックスな実用性重視のデザインで、質感としてもなかなかのレベルであるのもゴルフ譲り。

スライドドアは日本市場を考慮して加えられた仕様とのことであり、また3列目までが十分配慮されて快適性で勝っているのもトゥーランとの違いになっています。

他のドイツ車に倣って安全性能的にも十分な配慮がされているのも重要な部分と言えるでしょう。

カーゴスペースは7人乗車時で約300L、3列目を倒して1164L、さらに2列目も倒すと2297Lまで拡大され、助手席のシートバックを倒すと3000mmの長尺モノまでが積み込めるというビッグサイズ。

国産ミニバンには無いユーティリティ性の高さとフルフラットになる床面もトゥーランと共通のアドバンテージです。

1800Kgもの重量ボディに対して搭載するエンジンはダウンサイジングの先駆けである1400CCエンジンは最高出力150馬力・最大トルク25.5kgmのスペックで、出力は2000CC並み、トルクは2500CCと同等レベルであり、優れた環境性能と高い走行性能を両立させて高い評価を受けたもの。

また直進性に優れ、カーブも小気味よくこなしてしまうフォルクスワーゲン流の足回りはこのクルマでも健在で、ミニバンとはいえ飽くまで運転にはこだわりたいユーザーにとって嬉しいモデルになっています。

モデル 価格 車長 x 車幅 x 車高 燃費
Sharan TSI Trendline 360万円 4855 x 1910 x 1730 15.0 Km/L
Sharan TSI Comfortline 397.9万円 4855 x 1910 x 1750 15.0 Km/L
Sharan TSI Highline 467.9万円 4855 x 1910 x 1750 15.0 Km/L

グレードの違いは内外装の差。スポーツシートやパワーシート、クローム装飾やタイヤサイズなどによって差別化されています。

日本で支持される理由

スライドドアと3列目の快適性を求めるならシャラン。長いホイールベースの割に最小回転半径が5.8メートルというのも、狭い日本の道路環境には嬉しいところ。

車幅が1910mmであることに慣れさえすれば、乗り心地、安心感、上質感、安全性など総合力に優れた一台であるのはフォルクスワーゲンの伝統を引き継いだもの。

サイズの割にお得感のある価格も魅力であり、国産ミニバンに飽き足らないユーザー向けの選択肢として相応しいモデルです。

ミニバンを見て文化の違いを感じる理由とは

国産ミニバンと輸入ミニバンを比べていると、様々な文化的な違いに気づかされますが、まずはクルマに求められる要素が根本的に違うということが挙げられます。

よく言われるように、地価の高い日本では駐車環境のために所有できる台数にも大きな制約があるということ。加えて育ち盛りの子供やお年寄りと同乗することが多いとなると、最優先すべき要素も変わってしまいます。

そこで大きな進化を見せたのが、昨今の国産ミニバンということになるのでしょう。とりわけ後列に配慮された造りとその利便性の高さ、隅々まで行き届いた気遣いの細かさという点で、他に比較するものがないレベルまでその完成度が高められたものになっています。

一方で道路状況による違い、具体的に言うと歩道や自転車道が整備された環境が整っているマーケットとそれが不明確な日本とでは、おのずとクルマに与えられる状況も異なってきます。

無料の高速で走れる自動車専用道路が多いことから高速走行の比率が高いこと、一国が小さいことによって移動時間も日本よりは小さくなることから乗用車的なもので十分用が足りること、そして何よりも個人主義が中心であることなど、そんな社会的背景の違いが欧州車と国産車との基本的な在り方の違いを生じていることにも注目すべきでしょう。

今回取り上げたクルマの全てにおいて、車幅の違いと2列目以降のシートの在り方に国産車との大きな違いを生み出しているのもこうした社会的背景の違いがあってのこと。そしてそれぞれがユニークな特徴を持つようにもなっています。

まとめ

少なくても利便性と同乗者の快適性の高さという点において、そして家族がリビングルームで過ごしているのと同じ雰囲気をクルマの中に持ち込むというコンセプトを具現化したものとして、現在の国産ミニバン以上のクルマ造りが出来る国は存在しないかもしれません。

そんな日本では一家に一台となれば家族中心としたクルマにならざるをえないのに対し、欧米のミニバンはあくまで同乗者を遠くまで送り届けるための「手段」であるということが、こうしたコンセプト上の大きな違いになってしまいます。

そして一方においてその希少性と独自のコンセプトに納得した国内ユーザーにとって、単なる価格とかスペックによるだけでなく、その存在自体に大きな魅力を感じることにも繋がることにもなるのでしょう。

 

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