デイズ・モコ・ワゴンは、三車種ともに人気のある軽トールワゴン。大きさや形など、似ている点も多く、一体どこが違うのか気になるという人も多いでしょう。この三車種の間で迷っているという人もまた、多いはずです。
そこで、上記三車種について、「価格」「燃費」「広さ」「安全性」などから比較してみました。
目次
まずは価格で比較。どの程度差がある?
デイズ | モコ | ワゴンR | |
---|---|---|---|
価格 | 1,413,889円 | 1,392,039円 | 1,183,310円 |
3年ローン(月々) | 39,274円 | 38,667円 | 32,869円 |
5年ローン(月々) | 23,564円 | 23,200円 | 19,721円 |
※価格、ローンはベースグレードの金利なしで試算しております。ここでは両車種の価格差を参考にして下さい。
車を購入するときに最も深く考えることになるであろう予算。予算内に収まっていないと購入は躊躇しますよね。一方で「これくらいの差なら許せるか」ということもあるでしょう。ベースグレードの見積価格を参考にして、それぞれの価格差を見ていきましょう。
比較結果から維持費の差を見てみる
単純に価格だけ見ていると、デイズとワゴンRは23万円程度の差があります。モコとデイズは2万円ほどの差、ワゴンRとモコは21万円の差。そう考えると結構金額としては高そうですが、5年ローンだと300円から1000円程度の違い。3年ローンでも1000円から6000円程度の違いです。
月々6000円を高いと感じるか、そうでないかといった感じでしょうか。
月々6000円というと、Aランクのステーキを一枚食べてもおつりが来る値段ですね。イタリアンのコース料理を食べても、2人分くらいはあります。安い車種を買って、誰かと二人でイタリアンを食べたり、一人でAランクステーキを食べたりするのも良さそうですね。
「この6000円を毎月のガソリン代にあてるほうがいいか」、「ガソリン代は別予算で考えるほうがいいか」というような考え方をして、購入する車を決めても良いでしょう。
ワゴンRへ興味を持った方は下記ページも合わせてご覧ください。ワゴンRのグレードや装備といった特徴について詳しく紹介しています。
>6代目ワゴンRをグレードごとに比較!「力強くなった」その真相は?
実燃費から走行性能まで比較。快適で尚且つ燃費が良い車種は
デイズ | モコ | ワゴンR | |
---|---|---|---|
実燃費 | 16.43km/L | 15.83km/L | 14.16km/L |
月々のガソリン代金 | 7,912円 | 8,212円 | 9,180円 |
年間のガソリン代金 | 79,123円 | 82,122円 | 91,807円 |
※実燃費はオーナー記録から抜粋しております(http://minkara.carview.co.jp/)
※ガソリン代金は130円で統一。月々1000km、年間1万km走行した場合の試算結果です。
軽トールワゴンは、軽自動車の中でも燃費が悪くなりがち。高速道路で20km/Lならかなり良いほうと言われていますが、実際のところはどうなっているのでしょうか。
燃費比較結果
月々のガソリン代は、だいたい300円から1,200円ほどの違いで、年間のガソリン代は3,000円程度から1万2千円程度の違いになっています。デイズが一番燃費が良いですね。モコも、軽自動車にしては悪いほうではありません。
ワゴンRも、デイズと比べればかなり劣りますが、トールワゴンタイプの軽自動車的には平均的かそれより少し低燃費といったところですね。ただ、デイズとワゴンRを比べたとき、年間で1万2千円程度の差が出てくるというのは結構大きいと感じる人も多いのではないでしょうか。10年間乗るとしても、12万円になってしまいますからね。
ガソリン代は、毎月コツコツと差が蓄積していくことになります。それを、まとめて12万円は高いと感じるか、毎月1200円払うくらいなら余裕だと感じるかによって、購入の判断が変わりそうですね。
環境という面を考慮して低燃費の車がいいと思う人であれば、値段を比較するまでもなく低燃費車を選ぶことでしょう。ただ、そうでもない場合は、短いスパンで考えて、他の条件を重視して車を選ぶというのも良いかもしれませんね。
燃費、走行に関してオーナーの口コミから比較
実際のオーナーが、各車種の燃費や走行性能に関してどのような感想を抱いているのか、口コミをそれぞれ集めてみました。まずはデイズから紹介します。
デイズ | モコ | ワゴンR |
---|---|---|
出だしから、かなりスムーズで滑らかに走ってくれる | エネチャージの効果がわからない、本当に燃費向上してるのか? | なかなか巡航速度まで上がらがない。信号が多い都市部を走行するとストレスが溜まる |
高速道路での加速はかなりもたつきがあり、山道などの坂道も話にならない | 街乗りだと、かなりエンジンが扱いやすい。低速度域なら問題ない | 低燃費仕様の車でもなく、ましてやワゴンタイプの軽自動車であることを考えると、この燃費は満足 |
思っていたよりも燃費がよくてびっくりした。ハンドリング性能が悪いこと以外は満足 | ブレーキの効きが悪すぎて怖い | ほとんど加速してくれない・・・踏んでるのに |
高速道路でも20km/Lがやっと。軽自動車でも、高速で25km超えるものもあるのに・・・ | 前方の見切りがいいから走りやすいし、運転しやすいことからも、走行性は悪くない。だが、ロードノイズだけが気になる | 高速でも18km/L程度が個人的な限界だが、それでも値段相応という感じ |
実際燃費悪い。カタログ値よりもほど遠い。 | シンプルな外観が良い | 全体的に軽快な走りを期待できる。 |
走行性能や運転のしやすさに関しては、モコとデイズが比較的評判が良かったです。デイズは悪くないのですが、ハンドリング性能がかなり不評でした。ハンドルをきっても思っているとおりに車が向きを変えてくれないので、慣れるのに時間がかかりそうです。
対してモコはというと、ブレーキの効きが悪く、危ないとのことです。デイズかモコか、どちらが良いかというのは「ハンドリング性能」「ブレーキ性能」どちらをとるかということですね。どちらが劣っているほうがより危険なのかを考えて選ぶと良いでしょう。
ワゴンRは、なかなか加速してくれず、巡航速度まで上がるのに時間がかかってしまいます。都市部だとどうしてもストップ&ゴーが多くなります。速度が上がるまでに信号につかまってしまうことも多いので、都市部の街乗りには不向きです。
燃費から考えても、モコかデイズかの二択になりそうですね。
室内、インテリア比較
デイズ | モコ | ワゴンR | |
---|---|---|---|
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室内長 | 2,085mm | 2,135mm | 2,165mm |
室内幅 | 1,295mm | 1,285mm | 1,295mm |
室内高 | 1,280mm | 1,260mm | 1,265mm |
せっかくのトールワゴンタイプですから、室内空間は広いほうが良いでしょう。車は長く乗るものだということを考えると、インテリアも飽きが来ないようなものがいいですよね。そこで、各車種の広さ・インテリアの雰囲気などについて、口コミと一緒に比較してみました。
室内が実際に快適なのは?数字と口コミから見てみる
室内長はワゴンRが一番大きく、デイズが一番小さい。
室内幅はワゴンRとデイズが同じ大きさで、モコだけは10mm小さくなっています。
室内高はデイズが最も大きくなっていて、モコが一番小さい。
最も小さいというところがないのはワゴンRだけになっています。総じて見るとワゴンRが最も室内が広そうですね。とは言っても、数字の上で変わるのはほんの10mm程度のものです。実際の感覚にはどれくらいの違いが生じてくるのかということが、広さを判断する重要なポイントになります。
デイズ | モコ | ワゴンR |
---|---|---|
軽自動車にしては広くて良い感じだが、広さの代わりにどこか室内がチープに見える | 数字上では、似たような車種よりも広くはないみたいだけど、体感的には遜色ない広さ | 数字の上では、デイズとかと変わらないのに、かなり広く感じる。足元が特に |
室内が高くて圧迫感が無いのがいい | 広々スペースで、買い物には便利 | 子供が生まれたのでワゴンRを購入。広くてかなり使い勝手もよく、ファミリー向けとしては満足できる |
高級感はないが、地味でもない。よく言えばシンプルにまとまっている | まあ無難なデザイン。乗っていると結構安っぽく見えてくるかも。軽だから仕方ないか | |
シートの質感は悪くない。肉厚なので疲れも軽減されていると思う。 | 室内の広さは十分。ただやっぱりシンプルすぎる内装。 | |
インパネが少々安っぽく見えてしまう。 | 高級感はゼロ。ダッシュボード全面に凹凸があり、物を置けるようになっているが、走行していると結局滑っていくので意味なし |
体感的には、どの車も広く感じている人が多いようです。特に、デイズでは高さを実感するという人が多くなっていて、ワゴンRは足元の空間の広さを実感する人が多くなっています。高さをとるか、足元の広さをとるかで判断が分かれそうですね。
飽きない、おしゃれ度が高いインテリアはどれ?
車というのは、長い間乗り続けるものなので、飽きないインテリアやおしゃれなインテリアは、なんだかんだ言っても大切なものです。インテリアが自分の好みに合うかどうか、楽しいつくりになっているかどうかなどによって、愛着というものは変わってきます。
そこで、デイズ・モコ・ワゴンRのインテリアについて口コミと一緒に考えてみました。
デイズ | モコ | ワゴンR |
---|---|---|
インテリアの質感が高く、高級感があり、他車をリードしているように思う | インパネ周りが、余計なものがなくて洗練されている。それが逆におしゃれ | 広くて収納も便利でいいのですが、「おしゃれか?」ときかれると、正直疑問です |
インテリアはブラックが気に入ってる。落ち着いた質感で、シックな感じがなんともいえず、いい | シートアンダーボックスなどもあって、目立たずに収納ができていい。靴なんか床においてるとインテリアが台無しですしね | 便利だけど内装はチープ。機能性重視かな |
収納スペースが、欲しいところに欲しいものを設けてくれているんだけど、目立たない。だが、それがいい | 千鳥格子柄のシートがかなりおしゃれ! しかも質感も上質な感じが出ていていい | 個人的には好きなのですが、ワゴンRのインテリアは、シンプルすぎて飽きが早いかも |
インパネが少々安っぽく見えてしまう。 | 高級感はゼロ。ダッシュボード全面に凹凸があり、物を置けるようになっているが、走行していると結局滑っていくので意味なし | |
高級感はないが、地味でもない。よく言えばシンプルにまとまっている | まあ無難なデザイン。乗っていると結構安っぽく見えてくるかも。軽だから仕方ないか |
デイズ・モコ共に高級感のあるインテリアだと定評があるようです。シートの質感も高く、落ち着いた空間でありながらもおしゃれを演出しています。そこまで大きな特徴があるわけでも、派手なわけでもないのですが、シンプルすぎないバランスのとれたつくりになっています。
それが「飽きさせない」ための工夫となり、現れているというわけですね。
対するワゴンRは、決して「ださい」というわけではありません。ただ、デイズやモコと比べて、かなりシンプルなつくりになっています。収納も気配りが行き届いていて、欲しいところには必ずあります。シートヒーターもあったりと、実用性に特化されたインテリアが特徴です。
見た目に関しては、樹脂がむき出しになっているところもあったりと、デイズ・モコに比べるとチープな感じが否めません。ただ、カスタムパーツが豊富なので、多彩なインテリアアレンジを楽しむことができるのが強みですね。逆に言えば、そうしなければ安っぽさが残ってしまうということにもなります。カスタムができるのであれば、そこが逆に愛着になる場合もあるので、カスタムができる人にとっては悪い車ではないと言えるでしょう。
そのままでおしゃれを楽しみたいのであれば、デイズやモコ。
自分の手でおしゃれに見違えらせたいというのであれば、ワゴンRといったところでしょう。
子供がいる場合は?実際のオーナーの感想
デイズ・モコ・ワゴンRは、ファミリー向けとして人気の高い車なので、子供がいる場合の快適さなどが気になるところですよね。実際のオーナーの感想をもとに比較してみましょう。
デイズ | モコ | ワゴンR |
---|---|---|
リヤシートをスライドさせると、リヤに子供が乗ったまま、荷室にベビーカーを載せられるのがいいところ | リヤシートが左右独立で倒せてシートアレンジが多彩。子供が一人だから、片側に子供を座らせて、片側を倒してベビーカー置き場にしてる。便利 | 後部座席をスライドさせて子供との距離を近づけることができるから助かっている。世話しやすいし |
別段、子供にありがたいというものはない。リヤシートも左右一体型だから若干不便だし | 足元が広くて、子供が足をばたばたさせてもシートを蹴られる心配がなくていい | 足元も広いしシートアレンジもかなり自由。窮屈しないから子供も安心して眠ることができる車 |
デイズのシートは、左右が一体になっているので、分割して倒すことができません。そのため、ベビーカーを置こうと思ったら、リヤシートをスライドさせて空間を作るという方法をとることになります。子供が近くて安全という方もいますが、スライドさせてしまうと圧迫感があるので子供が落ち着かないという意見もあります。
モコとワゴンRは、左右分割で倒すことができるので、自由にシートアレンジをすることができます。もちろんスライドもできるので、子供との距離を近づけることも可能です。子供との距離が近いと子供の相手をしたり世話をしやすいので便利ですね。
子供がいる場合は、デイズよりもモコやワゴンRに軍配があがるといったところでしょうか。
外装、エクステリア比較
デイズ | モコ | ワゴンR | |
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全長 | 3,395mm | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,620mm | 1,620mm | 1,640mm |
やはり、車を選ぶ基準としてエクステリアは外せません。なんだかんだと言っても、見た目で購入を決める人も多いです。そこで、各車種のエクステリアの特徴について、感想と一緒に比較してみました。
データ、オーナーの感想から比較
データ上では、違うところは全高だけですね。ワゴンRだけは、他二車種よりも20mm高くなっています。それ以外はどの車種も変わりません。では、実際の感覚としてはどのようになっているのでしょうか。
デイズ | モコ | ワゴンR |
---|---|---|
データの上では、他のハイトワゴン軽自動車と変わらないけど、ホイールベースが長いからか、データよりも広く感じる | 規格の中でギリギリにまで大きくしたサイズ。それでいてボンネットが短いからか、キャビンが広く感じる | そこそこ慎重が高い男でも、十分ゆとりを持てる高さですね |
家族4人が乗っても窮屈さは感じない。大きさには満足している | 大きいんだけど、ステップが低めで乗り降りしやすいのがいい | フロントシートを限界までスライドして下げ、その上でリヤに座ったんだけど、ひざが前の席に当たらない。少し足を伸ばす余裕もある。当方175cm男性です |
室内空間が広くなるのはいいけど、大きい車で軽自動車だから横からの風に弱いのが気になる | 普通車との二台持ちだけど、普通車と変わらない広さ | 外観から見ても高さがわかるけど、運転席も高いから運転がしやすい |
外観で違いが出にくくても、室内空間をできるだけ広げようという工夫が、各車種それぞれにあります。デイズはロングホイールベースによって広さを演出し、モコは短いボンネットによってキャビンの広さを演出しています。
データ上ではワゴンRが最も大きくなっていますが、他の車種も広く感じるようです。とはいっても、データ・感想共にワゴンRが最も広いという結果になりますね。男女ともにゆったり座れるので、大きさ・広さを求めるならワゴンRがいいでしょう。
エクステリアに関して非オーナーの感想から比較
オーナーではない人は、各車種の見た目をどう思っているのでしょうか。エクステリアに関しての感想を比較してみましょう。
デイズ | モコ | ワゴンR |
---|---|---|
カジュアルで大人なデザインといった印象があります | 丸々していて可愛らしいデザイン。色が多い印象がある | 「かわいいんだけど、男が乗っても違和感がなくてバランスがいい見た目 |
釣り目みたいに見えるヘッドライトがいいですね。スタイリッシュでかっこいい | 優しいフェイスに惹かれた | 丸みのある軽自動車が多い中、ちゃんとカクばるところはカクばっている |
かっこよさを重視するならデイズ。可愛らしく優しい印象の見た目がいいのであれば、モコ。あまり丸くない車が良くて男性にも人気のあるのがワゴンRといったところですね。
男性であればワゴンR以外の二車種は少し厳しいでしょう。女性なら、「かわいくてやさしい」がいいのか「スタイリッシュで大人なデザイン」がいいのかによって、判断が変わるといったところでしょうか。
年代別にオススメとその理由。
10代・20代前半の人には、男女ともにワゴンRがおすすめです。
ワゴンRは、丸くて優しい印象のあるエクステリアが特徴。かわいらしさもありながら、男性が乗っていてもまったく恥ずかしくはありません。高さがあって男性でも頭をぶつけなくて済むということもありますが、インテリアがシンプルで女性らしすぎないというのも良いですね。
運転席も高さがあるので見通しがよく、状況判断をしやすい。その分運転しやすくなるので、まだ免許を取ったばかりの10代・20代前半の人にとっては安心です。
10代・20代
10代・20代女性には、モコがおすすめですね。こちらは男性にはあまりおすすめできません。モコは他の二車種に比べると、ボディカラーが豊富です。自分好みの色を選ぶ楽しさもあり、色合いが優しくてかわいらしいものが多くなっています。まだまだ見た目で車を楽しみたい10代・20代の女性には嬉しいところです。
女性向けとはいっても、モコはあまり「ママさん向け」という印象はありません。むしろ独身女性に向いています。チャイルドシートを取り付けることはもちろんできるのですが、かなり狭くなってしまいます。結婚がまだな人も多い10代・20代女性には、デイズやワゴンRよりもモコがおすすめです。
単純にエクステリア・インテリアが可愛らしくて若者向けということも、モコをおすすめする理由のひとつ。男性が乗るにしては、少し可愛らしすぎますね。
20代・30代
20代・30代女性におすすめなのは、デイズです。
可愛らしさよりも、スタイリッシュなかっこよさがあるエクステリアが特徴です。インテリアのシートも、高級感があって落ち着いているので、若々しすぎません。よって、若々しすぎる車には抵抗感のある人も少なくはない30代女性におすすめです。20代でも、「かわいい」より「かっこいい」に惹かれる女性にはたまりませんね。それだけだと、男性でも乗れそうなのですが、男性が乗るには足元が少し狭い感じがあります。
チープでなく、スタイリッシュで高級感のある車を求める20代・30代女性にとっては、満足できる車なのではないでしょうか。
各車種の安全機能、特筆すべき性能を比較
車は命を運ぶもの。自分の命を一つの箱に預けているということで、安全機能はとても気になりますよね。軽自動車は、普通車よりも危険だと言われていますが、その中でもより安全性が高いのはどの車種なのでしょうか。
代表的な安全機能を比較
三車種ともに存在している安全機能は、ブレーキサポート機能とその周辺機能です。それぞれの車種の機能の違いを、口コミと一緒に説明します。
デイズ | モコ | ワゴンR |
---|---|---|
衝突を回避できないときにブレーキアシストがあるのはもちろん、衝突防止アシストもあり安心 | ABS機能でタイヤロックを防止すると同時に、ブレーキアシストも機能してくれるから安心です | レーザーレーダーで前方車両を検知してブレーキがかかるけど、たまに誤作動を起こす |
ブザーで警告してから、ブレーキをかけてくれるのがいいところ | ブレーキアシストが、ブレーキを踏む力で作用するから、ちょっと不便 | どの車にもあるような機能しかなく、レーザーレーダーも歩行者や二輪車を検知しないから、イマイチ |
デイズには、アクセルとブレーキの踏み間違いによる衝突を防止する機能とブレーキアシスト機能があります。踏み間違い防止は、自動的にエンジン出力を下げて障害物に衝突しにくく、衝突したときの被害も軽減するという機能です。
ブレーキアシストは、赤外線レーダーが前方車両を感知して、自動的に緊急ブレーキがかかる機能。変わった機能ではありませんが、この二つの機能の両方が存在することによって、デイズの衝突防止性能は上がっています。
モコは、ブレーキアシストがレーダーによるものでなく、ブレーキを踏む力によるものになっています。一定以上の強さを超える力でブレーキを踏むと、自動的にブレーキアシストが作動します。普段から力強くブレーキを踏む人にとっては誤作動を起こす心配があるかもしれません。普段、そこまで強くブレーキを踏まない人にとっては、誤作動の心配も無いでしょう。
レーダーが検知してくれなくて危ない思いをするということがないので、ちゃんと力をコントロールできる人にとっては、モコのブレーキアシストのほうが便利になるのではないでしょうか。
ワゴンRのブレーキアシストは特筆すべき機能ではありません。デイズの赤外線レーダーによるエマージェンシーブレーキとあまり変わりがないといったところです。人や二輪車を検知しないのは、デイズも同じなので、どちらも似た様なものですね。
赤ちゃん、子供も安心して乗せることができるのは
モコとワゴンRは、両車種とも高張力鋼板が骨組みに使われています。どちらも主に側面に使われているものです。ワゴンRに関しては運転席側のドア付近に超高張力鋼板が使われていますが、モコには超高張力鋼板が使われていません。
ワゴンRは高張力鋼板と超高張力鋼板を使って、効果的に衝撃をいなす骨格構造であるTECTを採用しています。キャビンの強度も高くなっていて、強度はモコよりも高くなっていると言えるでしょう。
デイズは、フロント部分の衝撃吸収に重点が置かれています。ボンネットとエンジンの隙間を確保することにより、前方からの衝撃を吸収するという構造ですね。ヒンジ・カウル・ワイパー・フェンダーなど、各所に衝撃を吸収することのできるような工夫が施されています。キャビンが生存空間をしっかりと確保するつくりになっているというわけです。
ワゴンRは、どちらかといえば横からの衝撃に強いのに比べ、デイズは前方からの衝撃に強くなっているといったところですね。衝撃をきっちり吸収するというところから、デイズのほうが安心して子供を乗せられるでしょう。
【デイズ vs モコ vs ワゴンR】比較結果まとめ
- 単純に価格を重視するのであれば、ワゴンR。
- ガソリン代や燃費を重視するのであれば、デイズ。
- 走行性能・安全性から考えると、デイズかモコ。
- 室内の広さを重視すると、ワゴンR。
- 子供の安全を考えると、強度的にデイズ
という結果になりました。
総合的に見ると、デイズが良さそうな印象を受けるかと思います。
でも、項目によってはワゴンRやモコが勝っているところもあるので、自分がどの項目を重視するかによって、判断すると良いでしょう。
 
車の乗り換えで「ほとんどの方が損をしている」その盲点とは。
私はこの方法で毎回新車を30万円安く購入しています。覚えておいて損はありません。
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