昔は高級車として扱われていたプリウス。今でも高い車ですが、身近でよく見かけるようになりましたね。そんなこの時代で、プリウスを買取査定に出したら、いくらの買取金額をつけてもらえるのでしょうか?
そこで今回私は、自分で所有しているプリウスを3業者に出張買取査定してもらいました。
その結果を踏まえて、いかに高く売るにはどうしたらいいのかについて迫っていきたいと思います。
目次
自車のステータス・どんなプリウス?
今回買取査定に出す私の車はこちらです。
<ステータス>
- 型式 DAA-ZVW
- 年式 24年式
- 走行距離 104595㎞
10万㎞以上を共にした、愛着深いプリウス。これだけ走っているなら、あちこち傷がついていたり、不備があったりしていそうですが、目立った傷はあまりありません。
自分で言うのもおこがましいですが、良い運転をしていただけに、新車購入時のプリウスの神々しさは、今でも健在です。気づいた傷に関しては以下の写真をご覧ください。
傷と言える部分は画像の通りで、サイドとリアの擦った部分。そして、ウインカーミラーの部分ですね。これに関しては、代えの部品を頼んでいるため、そのことも査定業者にはきちんと伝えてから見てもらいました。
アップルに買取査定してみた
まず最初に買取査定をお願いしたのはアップルさんです。きちんと名刺も頂きました。

自己紹介を頂いた後は、車の診断。かかった時間は大体10分で、そのあとにいろいろお話を聞かせてもらいました。早速会話形式でご紹介していきます。
アップルさんが語る査定に響く部分とは?
やはり、何と言っても気になってくるのはこのポイント。査定に響く傷や、装備など。
実際に業者の方はどのように見てくれているのか、知りたいですよね。それでは見ていきましょう。













現段階で、傷における買取への影響はさほどなく、10万㎞走っているんだったら仕方がないといったニュアンスでした。自分自身細かい傷は何かしら査定に響くであろうと思っていたのですが、逆に直したり手を加えるのはマイナスなようですね。
気になる査定額は?
ずばりどのくらいの金額がついたのか、そして買取額が交渉次第で変わらないか、これを探り探りで交渉してみたので紹介します。







査定して頂いた金額は50万。5年落ちで状態が良いと言われていたので、60万程度は期待していたのですが、走行距離10万がネックになってしまっているようです。
やはり、カーセンサーさんやgooさんの検索で引っかかる距離数であることも重要なよう、走っていなければ走っていないほど高く買取してもらえる理由には納得です。
どうしたらアップルで高く売れる?
最後に、自分でどのように整備したら高く売れるのか、そして購入時点から気を付けておくべきことは何のか聞いてみました。










もう購入してしまったプリウスに対して、どれだけ努力してもこれ以上高く売ることはできないようです。
もし高く売りたいのであれば、購入時に両側スライドドアにすること、そして、サンルーフや本革、メーカーのナビを付けるなど、フルオプションで購入する必要があるようですね。
カーセブンに買取査定してみた
続いて、カーセブンに査定して頂きました。こちらも名刺を頂いてから、車の状態確認です。

50万より高く買取して頂きたいものですが、どうでしょうか。
カーセブンさんが語る査定に響く部分とは?
こちらも同じように、まずは査定に響いた部分を聞いてみました。


査定に響いた不備や欠陥はほとんど無いようで、何も言われることなくこの部分の会話については終わってしましました。やはり走行距離相応の傷なようで、アップルさんと同じで査定には響かない様子でした。
気になる買取金額は?
アップルさんでは買取額50万円でしたが、カーセブンさんではどうでしょうか?リアルタイムな買取額を聞いてみました。



買取金額は60万。アップルさんの50万と比べると10万円も違いますね。やはり複数の業者に買取を依頼してみないと分からないものです。
どうしたらカーセブンで高く売れる?
カーセブンでは、プリウスに対して何が求められいるのか、それがいかに買取金額を左右させるのか、しっかり聞いてみました。






以上が会話の中身になります。装備に関してもやはりアップルさんと同じような部分が加点に繋がっているようですね。ただ、一点だけ新しく分かったことは、マニュアル車がある車だと、少し高く買い取ってもらえるようです。
プリウスのようにハイブリッドだと、オートマになってしまうので、ハイブリッドに注目せず、マニュアル好きならマニュアルを購入するというのも、未来で高く売る秘訣になりそうです。
ガリバーに買取査定してみた
買取査定をしてもらう上で外せないのがここ、ガリバーさんですね。有名な会社だけに、っ他2車よりも高く査定してもらいたいものですが、結果はどうでしょうか。

名刺を頂いて早速車の査定開始です!
ガリバーさんが語る査定に響く部分とは?
他2業者でも聞いたように、ガリバーさんにも査定に響く点を訪ねてみました。




ガリバーさんにもやはり同じことを言われてしまいました。走行距離相応、年式相応の傷であれば査定に響かないということなんですね。傷が無いことに越したことはないですが、少しの傷なら下手に弄らない方が良さそうです。
気になる買取金額は?
カーセブンさんで、買取相場限界であろう60万を言われたので、これ以上は期待していなかったのですが、果たして結果はどうでしょうか。







普通に考えたら40万円ぐらいが通常の相場ですよね。そうすると50万は逆に頑張ってますね。それ以上の金額、僕ら付けるっていう話になると、海外輸出とかそういう業者さんに直接話していくんですけど、逆にいうとすぐ売れますか?っていうタイミングでの話なんですよ。
極端な話、今日持って帰っていいですかっていう。ディーラーさんの50万っていうのは、おそらく相場の方よりも高い金額なんで、まあまあそこそこ頑張ってる数字じゃないですか。それが逆に、ディーラーさんが納車が明日ですとか、それこそ今日、明日手放せますってタイミングで直接比べたら、逆に僕らの方がディーラーさんより5万円高いですよ。
長くなってしまいましたが、結局のところ買取額は今すぐ売るなら55万~56万だそうです。結果的に3つの業者それぞれ違う金額がついてしまいました。さらに、他業者ではもっと高く買い取ってくれるとなった場合に、要相談であるという部分も実際に買取査定に出してみないと分からないものですね。
どうしたらガリバーで高く売れる?
最後に装備や傷を治すと言った努力など、どうしたら高く買い取ってもらえるのか聞いてみました。

年度が当然4月で変わりますっていうのもあるんですけど、中古車って一番売れるのが2月から3月にかけてぐらいが一番売れるんですよ。ところが3月の売れる時期が過ぎてしまうと、税金払わなきゃいけなくなっちゃうので、4月って在庫を持っていたくないんです。だから、要らない時期と売りたいから在庫がほしい時期というのが隣接してます。だから、値段がぐっと変わってしまうケースが多い時期なんです。












例えば24年式10万キロのプリウスがどんなに頑張ったところで26年式の5万キロのプリウスの値段に勝てないじゃないですか。だから、24年式の10万キロというカテゴリーの中では非常にきれいだと思いますし、状態は別に悪くないんですけれども、だからといってこれが3万キロの車より値段が高くなるかことがあるといったらそれはないですよね。
別に今なんか悪い所があるかと言ったら、大して感じないしと。さっき言ったレンズが割れてるとかも、要はレンズが割れてるってことでの減額がどれくらいか考えた時に、そこまで大きくはないんですよ。
結局自分で今車に出来ることは何もないということですね。逆に手を加えると自分が損をしてしまうだけだそうです。
ただやはり他2業者に言われたように、購入時にいかにオプションをつけているかで、金額が変わってくるよう様子。しかしながら、ナビに関してはガリバーさんで意識していないようですね。
もし純正のナビがついていて、それを評価して欲しいのであれば、アップルさんやカーセブンさんで査定して頂いたほうがよさそうですね。
プリウスを買取査定させてみて分かったこと
今回3業者に買取させて分かったことを表にまとめてみました。
査定金額 | 傷等の影響 | オプションによる影響 | ナビが純正であることの影響 | 2重査定の有無 | 自己修復の影響 | |
---|---|---|---|---|---|---|
アップル | 50万円 | 無し | あり | あり | 不明 | 無し |
カーセブン | 60万円 | 無し | あり | あり | 無し | 無し |
ガリバー | 55~56万円 | 無し | あり | 無し | あり | ほとんど無し |
今回のデータを見ると、プリウス5年落ちで走行距離10万㎞以上の相場は、大体50万~60万。
ただ、いくら出回っている台数が多いからといって、人気である車種であることは間違いなく、ニュースでもプリウスの買取相場に関して以下のように記述されています。
中古車市場で需要のあるモデルの1つ目として、トヨタの「プリウス」が挙げられます。そのため、需要の高いモデルとなっており、相場も高くなっています。買取金額の平均は、約67万円から296万円です。これくらいの高値がつくほど、人気があるモデルだということが窺えます。
プリウス全体で見たとき、非常に高い金額で取引が行われているようですね。
ただし、どうしても相場は地域の業者によって変わってくるかと思います。結局今回はカーセブンさんで売却するのが、一番高いという結果になりました。
またカーセブンさんでは、安心宣言ということで2重査定して後々減額することがなく、「すぐ決められるのであれば、その価格で取引しますよ」ということだそうです。
テレビCMで某女性タレントさんが安心宣言と言っていること、まさにその通りだなあと言ったところでしょうか。
ただ、どこでも言えることが、『購入時のオプションが非常に大きく金額へ影響を与える』ということは間違いないです。もし自分にメリットがあると思う装備なのであれば、豊富につけて購入することも大切になりますね。
しかし、ここで勘違いしてはいけないのは、勿論購入時も高くなってしまうので、売るときに得するかと言えばまた別の話です。
いずれにしても、数か所に買取査定してもらうことは非常に大切だということが分かりましたね。
プリウスを高く買取させる方法とは
実際に買取査定をしてもらって、一番に大切だと感じたことが『数か所に査定してもらう』ということ。つまり、プリウスをいかに高額で買い取ってもらうためには、数多くある買取業者に査定してもらうことが大切なんです。
でも私が行ったように、一個一個の業者に電話して、来てもらって査定してもらうのは非常に手間。だからと言って、自分からあちこちの業者に出向いて査定してもらうのはもっと面倒です。
そのたびに会話をして、「今売るなら高い金額をつけるよ」なんて言われたら、精神がまいってしまって、いつか安い金額でも妥協してしまうでしょう。
しかし、この買取方法は上手な買取手段ではありません。以上の悩みをすべて解決して、満足できる買取を実現させてくれるのは『一括査定』なのです。
私がオススメする一括査定はこちら↓↓

これは、査定比較.COMの一括査定です。こちらの一括査定には、ガリバー、アップル、カーセブンを初めて、他211社の買取業者(2017年3月1日現在)が参加しています。
カーチス・ビッグモーター・ユーポス・ネクステージ・ラビット・カーリンク・EXCIA・オートウェーブ・オートバジェット・タイガー・TKC・TAX 他多数参加
利用する流れとしては、

1 情報の入力
車種のステータスや、自身の連絡先等を簡単に入力。
すると、相場が表示されます。
2 連絡が来る
最大10社から電話やメールにて連絡が来ます。
3 業者の決定
一番高い金額を提示してもらった場所へ売却を決める
以上になります。
メリットとデメリットは?
「そんな簡単に多くの業者に査定出来て、さらに高く買取してもらえるなんて、なんか悪いことあるんでしょ?」
と思った方多いかと思います。当然良いことばかりという訳にはいかないのが、人間社会のお決まりで、デメリットも存在します。そんなメリットとデメリットを一覧にしました。
メリット | デメリット |
---|---|
愛車に高額を付けることが出来る | 様々な買取業者から電話がかかってくる |
211社から条件の良い買取業者を選出し、一気に10社まで査定してもらえる | |
出張査定のように対面で話す必要が無い | |
時間や手間がかからない |
以上になります。良いことはたくさんあるのですが、デメリットはたった1つ。電話がしつこくかかってくるということ。この点を除けば、あなたの愛車にぴったりの金額を付けてあげることが出来ますね。
ただし、この電話がかかってくるというのは、本当にたくさんの電話がかかってくるので要注意。それだけ、「高く買い取ってもらえるチャンスがあるんだ」と割り切ることが大切ですね。
オススメ一括査定によるプリウス買取事例
この一括査定を利用することで、どれほどプリウスを買取してもらえるのか紹介します。

プリウスのステータス
- 年式2011年(平成23年) 6年落ちプリウス
- 走行距離5万㎞
- 状態 特に目立った傷は無し
A社 | B社 | C社 |
---|---|---|
45万円 | 56万円 | 40万円 |
最低額のC社と、最高額のB社を比較してみると、16万円もの差があります。このB社の査定額を知らないで、C社だけで売っていたとしたら16万も損をしていたことになるんです。
16万円もあったら、日本近辺のアジア旅行へだって行けますよね。車だから金銭感覚が鈍りがちですが、これは非常に大きな金額です。
それでも信頼できない方へ
これだけ良いと言われても、不安な気持ちを抜くことが出来ないのが人間です。一括査定を利用した人がどんな感想を抱いているのか、口コミを集めてみました。
良い口コミ | 悪い口コミ |
---|---|
実際に買取業者に査定してもらった金額よりも20万も高くなった。 | 入力した瞬間、数秒で電話が来てびっくりした。 |
車乗り換えで、プリウスを下取りに出したけど、30万しか下取り額ついていないので、そんなものかと思っていたところ、一括査定利用したら、52万円で買い取ってくれる業者がいたので、22万円も得しました。 | 正直こんなに電話くるなんて思っていなかった。 |
複数の業者に直接会って会話するわけじゃないので、人見知りな私でも、わりと大丈夫でした。ただ、電話はちょっとうるさいですね。 | メールよりも電話の方がたくさん来る。 |
先ほどメリット・デメリットで言ったように、電話がかかってくることのしつこさには色々言われていますね。一方で、満足している方は非常に多く、利用して納得できている人の方が大半なようです。
今はインターネットというツールが主流の時代。アナログな手法で高く売るのではなく、最先端であるデジタルな手法を用いることは非常に大切です。
便利になっている世の中だからこそ、車の買取にも新しい手段用いることも大事なのではないでしょうか。
最後に
今回査定したのは私が5年間愛車として乗り続けたプリウスです。当時から今でも広い世代に人気があり、自身も10万㎞以上を共にした非常に愛着のある大切な車。
まだ手放すつもりはないですが、そんなプリウスを買取してもらう時は、適切な価格で引き渡したいものです。手放した後はその愛車がどうなろうと業者の勝手ですが、せめて買取の瞬間だけでも大切な愛車を笑顔で見届けたい…。
そうするためにも、どういった買取手段を取るかをしっかり考えて、納得できる買取にしましょう。
 
車の乗り換えで「ほとんどの方が損をしている」その盲点とは。
私はこの方法で毎回新車を30万円安く購入しています。覚えておいて損はありません。