日産デイズのスポーティグレードである、デイズ・ハイウェイスター。標準タイプのデイズよりもスポーティな走りができるようになっており、ターボ車もあるということで人気です。日産デイズの公式ページを見てみても、ハイウェイスターのXが人気ナンバーワンとなっています。そんなデイズ・ハイウェイスターを購入したいが、グレードの違いに戸惑っている人も少なくはないのではないでしょうか。
そこで、デイズ・ハイウェイスターのグレードの違いや選び方について考えてみましょう。
デイズ・ハイウェイスター グレード表。価格、燃費の差
グレード | 価格 | 燃費 | ||
---|---|---|---|---|
2WD | 4WD | 2WD | 4WD | |
ハイウェイスターX | 1,442,880円 | 1,563,840円 | 25.8km/L(17.5km/L) | 22.0km/L(19.19km/L) |
ハイウェイスターG | 1,509,840円 | 1,630,800円 | 25.8km/L | 22.0km/L |
ハイウェイスターGターボ | 1,520,640円 | 1,641,600円 | 23.2km/L(22.4km/L) | 23.2km/L(15.61km/L) |
ハイウェイスターGの実燃費が見つかりませんでした。ターボ車となると燃費もやや落ちますが、カタログ燃費との落差で考えると他のグレードとあまり変わりませんね。それぞれ、どのグレードも比較的燃費が高いと言えるでしょう。スポーティグレードと言っても、燃費は犠牲になっていないようですね。
値段についてはそれぞれ軽自動車の中では高め。特に4WDは最も安いグレードでも156万円というメーカー見積もり価格です。それよりも安く買えるとは思いますが、それでも高いですね。ターボ車以外で燃費を落としてまで4WDを購入するメリットは薄いでしょう。そう考える人が多く、そもそものユーザー人口が少ないため、燃費記録も見つからないのかもしれませんね。
各グレードの違い
デイズ・ハイウェイスターには、X・G・Gターボと三つのグレードがあり、それぞれの価格差や燃費の違いは大体つかめてきたのではないでしょうか。では、その値段の差はどこからきているのでしょうか。グレードが違えば、装備やエクステリア・インテリアが微妙に変わってきます。
その中でも、装備は値段に大きな影響を与えています。
全グレード共通の標準装備
- バイキセノンヘッドランプ(オートレベライザー付)
- LEDフロントアクセントランプ
- ハイビームアシスト
- オートライトシステム(ワイパー連動)
- ヘッドランプオートオフ機構
- サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー(ドアロック連動自動格納機能付)
- アラウンドビューモニター
- ディスプレイ付自動防眩式ルームミラー
- IRカット&スーパーUVカットグリーンガラス(フロント)
- IRカット&スーパーUVカット断熱グリーンガラス(フロントドア)
- プライバシーガラス(UVカット断熱機能付)(リヤドア、リヤクォーター、バックドア)
- フォグランプ
- 本革巻ステアリング
- チルトステアリング
- プッシュエンジンスターター
- インテリジェントキー(運転席・助手席・バックドア感知、キー2個)
- ファインビジョンメーター(エコドライブインジケーター付)
- メーター内車両情報ディスプレイ
- タコメーター
- 前席サンバイザー(運転席・助手席:バニティミラー、チケットホルダー付)
- インサイドドアハンドル(メッキ)
- コンフォートフラッシャー
- インストセンターロアボックス
- オートエアコン(タッチパネル式、作動確認機能、外気温度表示)
- 助手席シートアンダーボックス
- エアコン吹き出し口(サイド部)
- センターベントノブ
- センタークラスターサイド
- シルバーフィニッシャーステアリング
- シルバーフィニッシャーシフトノブ&ボタン(メッキ)
- パワーウインドウスイッチベース(ピアノ調) シルバー加飾
- ドアトリムクロス エボニー(G)
- 運転席シートリフター
- 助手席シートバックポケット
- スエード調クロス(エボニー(G))
- フロントエアロバンパー
- サイドシルプロテクター
- リヤエアロバンパー
- ルーフスポイラー
- アイドリングストップ
- バッテリーアシストシステム
- VDC(ビークルダイナミクスコントロール)
- ヒルスタートアシスト
- エマージェンシーブレーキ
- LDW(車線逸脱警報)
- 踏み間違い衝突防止アシスト
- イモビライザー
- エマージェンシーストップシグナル
- SRSエアバッグシステム(運転席・助手席)
- ABS(アンチロックブレーキシステム)
- EBD(電子制御制動力配分システム)
- ブレーキアシスト
- フロントスタビライザー
- 歩行者負担軽減ボディ
- PIC素子ヒーター、高濃度不凍液、寒冷地対応バッテリー
ほとんどの装備が全車標準装備ということで、必要なものもプラスアルファ的な装備も、ハイウェイスターには全て詰まっています。デイズでは上級グレードのみの装備だったものも多く見られます。どのグレードを購入したとしても、装備という面で不満を覚えることはないでしょう。
ハイウェイスターXの装備、エクステリア、インテリア



- 4スピーカー(フロント+リア)
- 155/65R14 75Sタイヤ&14インチアルミホイール(14×4.5J)、インセット:46、P.C.D:100(4穴)
Xだけの装備は、スピーカーとタイヤ・ホイールに関してのものだけです。Xだけの装備というよりは、G・Gターボよりもランクの低い装備がついているといったところでしょう。GとGターボには6スピーカーがつけられており、タイヤ・ホイールについても違うものがつけられています。
ハイウェイスターGの装備、エクステリア、インテリア



ハイウェイスターGは、Gターボと装備が共通しています。そのため、Gのみに装備されているものというものはありません。全車標準装備に、G・Gターボともに装備されているものがプラスされているといったところです。Xとの違いは、先ほど述べた6スピーカーとタイヤ・ホイールのみとなっています。
タイヤ・ホイールについては、次のものが装備されていますよ。
- 165/55R15 75Vタイヤ&15インチアルミホイール(15×4.5J)、インセット:46、P.C.D:100(4穴)
ハイウェイスターGターホの装備、エクステリア、インテリア



先ほど述べたとおり、ハイウェイスターGターボのみに装備されているものは、ありません。強いて述べるのであれば、エンジンでしょう。ハイウェイスターGターボのエンジンは、3B20型エンジンのターボ付きです。
最大出力と最大トルクがそれぞれアップしています。6500回転時に36kWの出力だったのが、6000回転時に47kWの出力。トルクは、5000回転時に59のトルクだったのが、3000回転時に98のトルクになっています。
各グレードの魅力をご紹介。自分に適したのは?
データの上での各グレードの違いについて触れてきましたが、装備も共通しているものばかりで違いがわかりにくいでしょう。それぞれのグレードにどんな魅力があるのかを、実際のユーザーの口コミや価格.comの満足度などから考えてみましょう。
ハイウェイスターXの魅力
ハイウェイスターXは、インテリア・エクステリアが特に人気ですね。ハイウェイスター全体に言えることなのですが、「高級感たっぷりの内装に満足しています」「エクステリアのデザインがとてもかこいい」という声が大きいのです。また、燃費についても「エコを意識すればよくなる」と申し分ない様子。
ハイウェイスターXは、ハイウェイスターという軽自動車自体の魅力と、それと比べての値段についての評価が高いです。「軽自動車にしては高いが、装備や燃費・乗り心地のことを考えるとお買い得」「高級感もあって装備も多く、価格は妥当かな」と、コストパフォーマンスの高さをあらわす口コミが多く見受けられます。
ただ、一方で「エンジン性能さえよければ買い得」「思っていたより・口コミにあるよりも走らない。これならもう少し安くてもいいのでは」とエンジン性能と値段を比べた際に不満を示す声も多いです。
ハイウェイスターGの魅力
ハイウェイスターGは、Xよりも低評価が多くなっています。エンジン性能について不満を述べる人が多いと、Xの魅力の項目で述べましたが、ハイウェイスターGも同じエンジンを使用しているので、改善されていません。さらに装備についても、Xから変更・追加されたのはタイヤ・ホイールとスピーカーのみとなっています。
Xとの値段の差と、装備・性能の差がつりあっておらず、コストパフォーマンスも悪くなってしまっているといったところですね。比較しなければ、良い車だと考える人も多いですが、Xと比較してしまうとあまり魅力を感じられないのではないでしょうか。高評価を得ているのは、エクステリア・インテリアに乗り心地です。
ハイウェイスターGターボの魅力
ハイウェイスターGターボは、X・Gと不評だったエンジンの非力さが改善されています。そのためか、「ターボエンジンは十分パワフルだと思う」「ノンターボとまったくの別物かと思うくらい、エンジン性能がアップしてる」「ベタ踏みしなくても後車に迷惑をかけない」という口コミが多く見られます。ノンターボだと、ベタ踏みしなければ後車に迷惑をかけてしまっていたが、ターボはそんなことがないということで、エンジンのパワーについては問題が無いようです。
ただし、「CVTとの協調性が悪くて、おかしな変速ショックを感じることが多々ある」「エンジンブレーキのかかりが不自然。カックンブレーキになってしまう」と、エンジンとCVTとの相性が悪いと嘆く声も同じくらい多くなっています。
それでも他のグレードよりも評価が高いのは事実です。価格については「他のトールワゴンの上級グレードと同じくらいの価格なので、特別高いとは思わない」と特別評価が低いわけではありません。コスパも十分といったところでしょう。
おすすめのグレード、売れているグレードは?
以上、さまざまな比較を踏まえて、おすすめのグレードはGターボです。Gはエンジンが非力で、なおかつ装備面もXから大きく変わったわけでもない割に値段が高く、Gを購入するメリットが特別感じられません。メーカー見積もり価格で見てみても、Xから60万円ほど値上げしています。GからGターボにするのにも、同程度の値上げですから、値段の上でもGは「高い」と感じてしまいますね。
かといってXでいいかと問われれば、エンジン性能が不満なのではないでしょうか。後続車に迷惑をかけるほど非力ということでは、せっかくの燃費性能も台無しで、燃費が悪くなってしまいます。Gターボはエンジンのパワーもアップしており、「ハイウェイスター」というスポーティグレードとしての役割をしっかり果たしていると言えるのではないでしょうか。
以上のことを考えると、おすすめのグレードはGターボになるのです。
 
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