ベンツ CLSクラス クーペ 各グレードを比較して、徹底解説!

ベンツCLSクラスクーペ

CLSクラスは、Eクラスをベースとした車です。

「CLS」という名前ですし、Sクラス並の装備や価格になるグレードもあることから、よくSクラスと比べられています。ただ、下位グレードはEクラスの名残が見えるようなグレードとなっているのです。

それだけ聞くと、少しややこしいですよね。

グレードの違いや特徴も一見わかりづらく見えますが、知れば案外単純です。そんなCLSクラス クーペの各グレードの特徴や違いについて、解説していきます。

メルセデス・ベンツ CLSクラス クーペ グレード表

グレード 価格
CLS 220 d Sports 8,150,000 円
CLS 450 4MATIC Sports
(ISG搭載モデル)
10,590,000円
AMGデザインは省いています。

……流石CLSクラスだと言ったところでしょうか。その上、Sクラスとなると最低価格で1100万円台ですから、価格によってはSクラスにも手を伸ばせそうな印象です。

ただ、この違いはあくまでもSクラスと比べた時の話。CLSクラスの価格は800万円から1060万円、価格差244万円と大きく差が開いているため、またCLS550は高いなと感じさせられます。この価格の違いには、いったいどれだけの特徴や違いがこめられているのでしょうか。

それを知るためにも、グレードごとの特徴を見てみましょう。

各グレードの特徴や違いを解説

2018年のフルモデルチェンジ後のグレードは大きく分けて「220 d」と「450 4MATIC」の2つだけ。CLSクラス クーペ全体を通して見れば、内外装に大きな違いのある車ではありませんが、パっと見るだけでは知りえない違いや特徴があります。

それでは、その特徴とは何かを簡単に紹介しましょう。

CLS 220 d Sports

CLS200 dは基本的な装備だけを標準装備とし、それ以外をパッケージオプションとしたベースグレードです。

そして、ディーゼルターボエンジン搭載車でもあります。詳しいスペックは後述しますが、パワーだけならCLS400やCLS550のエンジンの方が上です。

ただ、燃費は220 dの方が勝ります。
一般道などでの日常利用に有利なエンジンだと考えれば、わかりやすいでしょうか。CLS400やCLS550のエンジンは、高速利用などの強力な加速が求められる場面に向いています。

CLS 450 4MATIC Sports

CLS220 dとの明確な違いになっているのは、燃料がガソリンになっている点、そして4輪駆動となっている点の2つ。CLS220 dよりも高い加速力と、多くの標準装備が魅力となっています。ただ、CLS400独自の装備が非常に少ないため、特徴は薄いかもしれません。

装備を基準に各グレードの特徴を見てみる

ここまで各グレードの特徴を簡単に説明しましたが、それだけでは各グレードの特徴や違いがまだわかりませんよね。どのグレードを選べばいいのか、まだ検討も付いていないのではないのでしょうか。

そこで、具体的な特徴や違いを知るため、各グレードの装備を見ていきます。

全装備を閲覧したい方は、下記PDFを参考にしてください。

http://www.mercedes-benz.jp/catalog/cls-class/ebook/spec/index.html

全グレード共通標準装備

  • レーダーセーフティパッケージ
  • アダプティブブレーキ
  • アダプティブブレーキライト
  • アダプティブハイビームアシスト・プラス
  • ESP
  • 360°カメラシステム
  • アクティブパーキングアシスト
  • アルミニウムボンネット
  • AMGスタイリングパッケージ
  • メモリー付パワーシート
  • シートヒーター
  • 電動チルト&テレスコピックステアリング
  • マルチファンクションステアリング(パドルシフト付)
  • クライメートコントロール(前後左右独立調整)

Cクラスでは上位のグレードにしか無かったような装備が多く標準装備されています。

たとえば、電動チルト&テレスコピックステアリングや、メモリー付パワーシートなどです。レーダーセーフティパッケージも、下位グレードではオプション設定でした。

また、安全装備の充実度も高いです。レーダーセーフティパッケージもそうですが、アダプティブブレーキをはじめとするブレーキ関係の機能が充実しています。

PRE-SAFEというのも、ブレーキ機能の一種です。歩行者を検知して、警告ブレーキをかけてくれます。約50km/h以下で走行している場合だと、警告ブレーキだけで衝突回避ができるほど制動力が高いです。

さらに、SRSエアバッグも四方八方に用意されていて万が一のときにも安心できます。駐車時の安全を確保する機能も多く、安全装備を重視するメルセデスの本気が伺える装備内容です。

CLS 220 d Sports装備、特徴、異なる点

  • AGILITY CONTROLサスペンション
  • 19インチAMG5ツインスポークアルミホイール

AGILITY CONTROLサスペンションは、Eクラスにも装備されているサスペンション。フロントには4リンク式、リアにはMercedes伝統のマルチリンクサスペンションを搭載し、直進安定性と快適性を進化させているのが特徴的ですね。

その上、走行状況に応じて減衰力を調整するセレクティブダンピングシステムも採用しており、すべての道で安定性・乗り心地を実現しています。

また、基本的な装備内容全てをCLS220 dに搭載されているのもポイント。

多くの安全装備や快適装備が搭載されているので、CLS 220 dでも十分な乗り心地を体感することが出来ますし、物足りなさを感じた場合は様々なオプションを付けることも可能です。

CLS 450 4MATIC Sports装備、特徴、異なる点

  • AIR BODY CONTROLサスペンション
  • ハイグロスブラック19インチAMG5ツインスポークアルミホイール
  • イルミネーテッドステップカバー

CLS 220 d Sportsとの変更点となっているのは以上となります。

見てもらうとわかるように、燃料と駆動方式が変わった以外の変更点は全て細かいものとなっているのが特徴的ですね。

AIR BODY CONTROLサスペンションは、Eタイプに搭載される上位サスペンションとなっており、連続可変ダンパーとマルチチャンバーエアサスペンションを電子制御することで、快適性と俊敏性を高いレベルで両立しています。

通常ではエアサスならではの上質でしなやかな乗り心地を実現しつつ、コーナリングやブレーキ時にはスプリングレートを硬くすることで、ロールやピッチングを抑制してくれますし、高速走行時は車高を15mm下げることで重心を下げ、空気抵抗を低減させることで優れたスタビリティによる安心感高い走行性を発揮しています。

また、CLS 220 dよりも多くの装備がオプションで追加できるのもポイントの1つ。

アクティブマルチコントロールやドライビングダイナミックシートといった装備もあるので、予算の都合も考慮しつつ気になった装備を付けてみるのも一つの手ですよ。

各グレードの評価 こんな方にオススメ!

ここまで装備など各グレードの特徴を紹介してきましたが、まだ性能については触れていません。

CLSクラス クーペは装備に特徴が現れにくいので、どのグレードがいいのかまだ決まっていない方が多いのではないでしょうか。

そこで、各グレードを評価しながらどんな人にオススメなのかを挙げていくと共に、各グレードの性能についても語りたいと思います。

グレード名 評価 こんな人にオススメ
CLS220 d Sports ☆☆☆☆ 一般道での利用が多く、低燃費を求める方へ。
CLS450 4MATIC ☆☆☆☆☆ 高速利用が多く、加速性能の高さが必要で、装備と価格のバランスを求める方へ。
※評価は5段階でオススメ度を表しています。

CLS 220 d Sportsの評価

  • エンジン:DOHC 直列4気筒ターボチャージャー付
  • 最高出力:143kW[194PS]/3,800rpm(EEC)
  • 最大トルク:400N・m[40.8kg・m]/1,600~2,800rpm(EEC)
  • 総排気量1,949cc
  • 燃費:18.6km/L

一言で表現するとすれば、実用性重視のエンジンです。

強い加速はそれほど得意ではなく、やや物足りません。
市街地や郊外など一般道での日常利用に適しています。ただ、決してひ弱ということはなく、普段使いをするなら一般道でも高速道路でも十分なスペックです。

低速時から最大トルク並みの太いトルクが出るので、安全運転をしていても車の楽しさを実感することができます。

そして何よりも、燃費が良いです。これだけ楽しませてくれるのに、まだまだこんなに走れるのかと幸せな気持ちにさせてくれます。

また、装備設定も秀逸です。標準装備は少ないですが、オプションを付けるとCLS450 4MATICと同等の装備内容にすることができます。「ディーゼルがいいけど、装備が不満」という需要に応えることができる、良く出来た設定です。

CLS 450 4MATICの評価

  • エンジン:DOHC 直列6気筒ターボチャージャー付
  • 最高出力:270kW[367PS]/5,500~6,100rpm(EEC)
  • 最大トルク:500N・m[51.0kg・m]/1,600~4,000rpm(EEC)
  • 総排気量:2,996cc
  • 燃費:11.9km/L

ディーゼルエンジンと比べると、高回転域に強いのが数値からわかります。

トルクは日常稼動域からでも太く感じられるのですが、出力はエンジンを回さないとあまり強くは感じられないでしょう。強くアクセルを踏み込んで、スピードを楽しむ車となっています。

このエンジンスペックと、充実した装備内容が魅力のグレードです。

CLSクラス クーペの総合評価

CLSクラスは、グレードごとにエンジン性能が変わるのが面白いところですよね。

装備と価格のバランスを探ってみてもいいですし、エンジン性能だけで選んで見てもいいでしょう。ディーゼルエンジンを選ぶ方は、価格を抑えるか装備を充実させるかを選ぶことができます。

装備とスペックの両方の面から、自分の需要と照らし合わせてグレードを選ぶと良いのではないでしょうか。

 

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