初代が発売された当時、その室内空間の広さなどで衝撃を与えたタントも、すでに3代目となっていますね。売上げも多く、とても人気のある軽自動車です。タントをターボ付きで買うべきかどうか、悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。
ターボを購入する際に気になるのが性能ですよね。3代目タントのターボの性能はいかほどのものなのか、数字やオーナー評価から見てみましょう。
まずはコスト。どれくらい差が出るか調べた
性能について見る前に、まずはコストです。ターボ車はいくらか値段が高くなりますよね。先に、車体代金・ガソリン代から、コスト差について見てみてみましょう。その後に、それに見合った性能なのかどうかということについて見ていきます。
車体代金
ターボ無し | ターボ付き |
---|---|
1,464,480円 | 1,487,380円 |
車体代金については、どちらも最もやすいグレードで見ており、2WDの車両のものとなっています。単純計算すると、価格差は2万2900円ですね。これは他の軽自動車に比べると、とても小さな価格差となっています。
5年ローンで購入することを考えると、ターボ無しが月々2万4400円程度支払うことになるのに対し、ターボ付きは月々2万4800円程度支払うことになります。その差額は、400円です。これはとても些細な差ですね。
ちなみに、ターボ付きを同じグレードで4WDにすると、車体代金は1,612,480円となります。価格差は14万8000円となり、5年ローンで月々2,470円程度の価格差が生じることになりますね。それでも、他の軽自動車より差が小さいです。
ガソリン代金
ターボ付き | ターボ無し | |
---|---|---|
燃費 | 16.36km/L | 17.27km/L |
ガソリン代金 | 7,334円 | 6,948円 |
上記の平均燃費だと、ガソリン代金は月々約390円程度の差となります。燃費自体も、そこまで大きな差が開いているわけではありません。ターボ付きの燃費も決して悪くはなく、20km/Lに近い数字を出している燃費記録もあります。
燃費の差や、ガソリン代金の差額については、あまり気にしなくても良いでしょう。車体代金もそうですが、タントはあまりターボ付き・ターボ無しでコストが変わりませんね。
走行性能で比較
コスト差について見てみたところで、気になる走行性能についてです。小さいコスト差で、高性能だと申し分ないわけですが、3代目タントのターボの性能は、どのようになっているのでしょうか。数字とオーナーの評価から見てみましょう。
パワー、トルク
ターボ無し | ターボ付き | |
---|---|---|
最大出力 | 38(52)/6,800 | 47(64)/6,400 |
最大トルク | 60(6.1)/5,200 | 92(9.4)/3,200 |
最大出力は、ターボ無しがエンジン6800回転時に38馬力、ターボ付きが6400回転時に47馬力出るとしています。ターボ付きのほうが、400回転少ない回転数で9馬力上のパワーが出るということですね。
最大トルクは、ターボ無しが5200回転時に60のトルク、ターボ付きが3200回転時に92のトルクとなっています。ターボ付きのほうが、2000回転少ない回転数で、32も上のトルクになるということです。最大出力よりも、差が大きいですね。
と言っても、数字では漠然としたことしかわかりませんし、理論上の差に過ぎません。実際のところはどうなのかということを、オーナー評価から見てみましょう。
口コミから考察
「ノーマルだと上り坂がきついが、ターボだと普通に上ることができる」
「静かで滑らかに加速し、坂道・高速の合流にも余裕がある」
「エアコンをつけていなければ、低回転で十分なパワーが出る」
口コミを見ていると、ターボについての不満点はあまり挙げられていませんでした。坂道でも高速の合流でも、エアコンをつけていなければ余裕があるとのことです。ノーマルだと気になる音も静かになっており、加速もドッカンターボではなく、滑らかなものになっています。
価格差と見比べてみても、十分に購入する価値があるほどの性能と言えるでしょう。
結局どっちがいいの?
ここまで、価格差や走行性能・口コミについて見てきました。ターボ性能が良く、価格差も比較的小さなものとなっています。結局どちらを購入するのが良いのかということですが、それを考える際にはまず、ターボが必要かどうかということを見ていかなければなりません。
ターボが必要な方
ターボが必要だと言えるのは、坂道・高速道路をよく利用する人ですね。特に坂道を走ることが多いという人は、ターボが無いと少々しんどいかもしれません。口コミにもあるとおり、「ノーマル(ターボ無し)では上り坂がきつい」のです。
高速道路については、ノーマルでも十分という口コミも多いので、ターボ無しでも問題は無いでしょう。ただ、坂道はそうもいきません。起伏の激しい土地に住んでいるという人や、通勤で山道を装甲するというような人は迷わずターボ付きを買ったほうが良いでしょう。
ターボは必要ない方
坂道をあまり登らないという人にとっては、ターボは特別必要無いかもしれません。高速道路をよく走るという人は、ノーマルでも問題ありませんが、保険をかけるという意味でターボ付きを購入するのも良いでしょうね。
街乗りがメインで、起伏もさほど無いというのであれば、ターボを買う意味はあまり無いでしょう。特別必要になるというわけではありません。数万円の価格差で「これなら買える」と思った人であれば、購入しても損はしないでしょう。
ここまで見てきて、まだ迷っているという人で、特別ターボ車の必要が無いという人は、ノーマルを購入したほうが良いのではないでしょうか。
実際にディーラーにて値引きに挑戦してみましたので、購入検討中の方は下記ページもご覧ください。
>【見積書公開】タントの値引き交渉をしてきた! 値引きの限界に挑戦です
 
車の乗り換えで「ほとんどの方が損をしている」その盲点とは。
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