ミニバンほど大きな車はいらないけど、家族で乗れる低燃費の車が欲しい。
そう思ってフリードハイブリッドの購入を検討し始めたけど、分かっていることと言えば低燃費や税金が安くなることくらいで、公式サイトを見ても何がどう違うのか掴めないですよね。
ぶっちゃけ「ハイブリッド車に憧れはあるけど、どこをどう見て選んだらいいか…」なんて思っていませんか?
そこで今回はフリードハイブリッドのグレートごとの違いから、購入を検討している方に向けてどこを見ればいいのかまでを徹底解説していきます。
本当にハイブリッド車でいいのか、ガソリン車と悩んでいるという方や、車に詳しくないから分かりやすく教えて欲しい、なんて人は是非参考に見ていってください。
目次
一目で完璧!フリードハイブリッドのグレードはこうしてみるとよくわかる!

画像を見てもらうと分かるように、現行モデルのフリードハイブリッドはグレードが『G』と『CROSSTAR』の2つ。
ガソリン車にあった廉価グレードの『B』はハイブリッドには無く、超シンプルなグレード構成になっていますね。
そんなフリードハイブリッドの各グレードの価格は以下の通りです。
グレード | 価格 |
---|---|
G(6人乗り) | 2,561,900円 (2,798,400円) |
G(7人乗り) | 2,583,900円 |
CROSSTAR | 2,781,900円 (3,018,400円) |
※( )内の価格は4WDの価格。消費税込
ガソリン車と比べると、価格差はそれぞれ約40万円で、グレードごとの価格差は22万円とやや大きいと思いませんか?
ではなぜこの金額差が生まれるのか、違いはどうなっているのかを詳しくお話ししていきます。

フリードハイブリッドのグレード間の装備ってどこがどう違うの?

廉価グレードのBが無くなることにより、ガソリン車よりもシンプルなグレード構成になったフリードハイブリッドですが、グレード間の装備のややこしさはいまだ健在。
もちろんガソリン車の装備ともそれぞれ違いがあります。
そこでフリードハイブリッドのグレード間の装備の違いについて見ていきましょう。
標準装備の注目ポイントとガソリン車との違い

まずファミリーカーとして欠かせない、安全装備のHonda SENSINGが標準装備されているのが嬉しいポイントですね。
レーダーとカメラで車や歩行者を検知し、ブレーキやステアリングを自動で制御してくれるので事故を回避・軽減したり、車線のはみだしを防いだり、さらに快適な運転をサポートしてくれる機能も付いています。
安全装備に加えて、運転をサポートする機能も含まれているHonda SENSINGは、ファミリーカーには持ってこいの装備だと言えるでしょう。

さらに遠くまで明るく照らすLEDヘッドライトに、交差点などで進行方向の内側を照らすことで巻き込み事故を減らす機能、アクティブコーナーライトも標準装備。
これはガソリン車には装備されていない、フリードハイブリッドだけの装備になっています。
つまり価格差約40万円のほとんどは、単純にエンジンがハイブリッドに変わったからだと言えますが、ライトやホイールなどエンジン以外の部分もグレードアップされているんです。
この違いを高いとみるか、それとも安いとみるかは考えておいた方が良さそうですね。
『HYBRID G』の注目装備はどこ?

続いてグレードの装備について詳しく見て行きますが、『HYBRID G』には『HYBRID CROSSTAR』にはない7人乗り仕様が用意されている為、シートに大きな違いがあります。
特に2列目シートはキャプテンシートではなく、6:4分割タンブルシートを採用。
それにより、2列目をフラットにすると大きな1つの面が出来上がるので、広いリビングのような空間を作るシートアレンジができます。
小さなお子さんがいる人にとっては、遊び場を作れるので使い勝手が良いのではないでしょうか?
ちなみにフリードハイブリッドの『HYBRID G』も両側パワースライドドアで、ガソリン車のGの装備と基本的には変わらないので安心してくださいね。
『HYBRID CROSSTAR』はGと比べてどこが違う?

そして『HYBRID CROSSTAR』は数々の専用装備が搭載され、SUVチックなスタイルに仕上げたミニバン。
見た目に関してはフォグライトと専用デザインのアルミホイールを標準装備し、よりアクティブなイメージに仕上げられ、内装も専用コンビシートや本革のステアリングホイールなどで質感もグッと向上しているのもポイントです。
この他にもインパネやアウタードアハンドルの加飾が加えられるなど、Gとは違ったアウトドアにもぴったりハマる一台となっています。
各グレードのFFと4WDの装備の違いは共通している

また、フリードハイブリッドの2グレードどちらにもしっかりFF/4WDの設定があり、どっちのグレードでも装備の違いは共通しています。
装備は様々追加されていますが、中でも注目したいのは1列目シートの座面を暖めるヒートシーターや日差しを遮るロールサンシェード、そして紫外線を99%カットしてくれる、スーパーUVカット/IRカットガラスを採用したフロントウインドウ/ドアガラスです。
ミニバンの室内の快適性をより向上させる機能が付いているので、4WD目当てだけでなくこちらにも魅力を感じて選ぶっていう手もアリかもしれませんね。
ちなみにこの他にも、脱臭効果のあるプラズマクラスター技術搭載フルオートエアコンや、日差しを遮るサンバイザーなども追加されますよ。

家族目線で見たフリードハイブリッドのグレードごとの注目ポイントは?

ここまでフリードハイブリッドのグレードの見極め方や、それぞれの装備についてお話してきました。
確かに各グレードの違いについては分かったものの、実際に選ぶとなるとそれはまた別の話です。
むしろ違いが分かったことによって悩みが増えたって人もいるのでは?
そこでここからは、家族目線でフリードハイブリッドを見て注目ポイントをまとめて行きましょう。
快適性はGもCROSSTARもそこまで違いはない
結論から言うと、フリードハイブリッドを家族目線から見た時、各グレードの快適性や利便性に違いはありません。
確かにどちらのグレードもパワースライドドアは両側だし、各所の収納スペースは多いですからね。
このように、ミニバンに求められる快適性や利便性の基準は超えていると言って良いでしょう。
6人乗り・7人乗りに乗るかがグレード選びのキモ
その上でファミリーカーとしての購入を考えているのであれば、定員数が各グレード選びの分かれ道になります。
というのもGには7人乗りが用意されており、シートアレンジも多少違うんです。

また、乗車定員が少ない方が収納スペースをやや広くとることができるのも、選ぶときのポイント。
そのため大きな荷物を積んでアウトドアに行く、もしくはフリードハイブリッドで家族旅行をしたりする予定がある人は乗車定員にも要チェックですよ。

運転手目線で見たフリードハイブリッドの魅力とグレードごとの装備について

家族目線で見た場合、グレードの装備の違いで選ぶよりも乗車定員で選ぶというのがおすすめの選び方でした。
では逆に、運転手目線で見た場合はどこに注目して選べば良いのか。
フリードハイブリッドの魅力などと合わせて見て行きましょう。
運転席に座ればわかる視界の広さと運転のしやすさ

フリードハイブリッドの全グレードに言えることではありますが、運転手にとって一番のメリットが“運転のしやすさ”です。
ダッシュボードの位置が低く視野が広い造りなので、安全装備と併せて万が一の事故を避けることに繋がります。

またフリードハイブリッドは、思っている以上に小回りが良いって所も注目ポイント。
ハンドルが軽いから市街地の曲がり角などでの運転も楽で、駐車も気軽にできるのは女性が運転することもあるミニバンとして、かなり便利な一台と言えるでしょう。
気になる走行性能は確実に納得できる
そして気になる走行性能ですが、フリードハイブリッドのパワートレインは以下の通りです。
【エンジン】
最大出力(kW[PS]/rpm) | 81[110]/6,000 |
---|---|
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 134[13.7]/5,000 |
【電動機(モーター)】
最大出力(kW[PS]/rpm) | 22[29.5]/1,313-2,000 |
---|---|
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 160[16.3]/0-1,313 |
これだけ見てもあまりピンとこない人が多いと思いますが、早い話『強力なパワーを作り出せるから、ミニバンの割にかなり俊敏でキビキビ走れる』なんて感じの性能になっています。
恐らくミニバンのイメージとしては、“もっさりとした加速でそれを不満に感じそう”って所だと思いますが、フリードハイブリッドならそんな運転中のイライラを感じさせない魅力的な車ですよ。
グレード選びのポイントはエクステリアと運転席回りの加飾に魅力を感じるかどうか
そんなフリードハイブリッドのグレードを、運転手の目線から選ぶときに気になるのがエクステリア。
正直言って、パッと見た感じだと違いが分かりにくいですが、CROSSTARにはフォグライトやアルミホイールといった細かな遊び心があり、街だけじゃなくキャンプ場などでも見劣りしません。
さらに運転席回りの加飾も専用仕様で、インパネがシックな木目調になっているのもおしゃれですよ。
アクティブな使い方をする予定があったり、遊び心のある見た目を求めたりするならCROSSTARを選択肢に入れてもいいと思います。

総評とフリードハイブリッドのグレード選びのポイント

ここまでフリードハイブリッドのグレードを、見た目や快適性、利便性など色々な面から見てきました。
正直それぞれ魅力があるので、このグレードが一番!と決めきることは難しいです。
そこで最後に、使い方を絞ってどのグレードを選ぶべきかをお話していきます。
まずはフリードハイブリッドの総評から見て行きましょう。
市街地を中心とした日常の足として使うなら最高の1台
フリードハイブリッドはエンジン性能が良い為、信号待ちから発進するときの加速も良いし、流れに乗った運転ならエンジンノイズも特に気になる事はありません。
それに加えて見た目以上に小回りも効くし視界も良好。
家族で購入する車ではありますが、ここまで運転が楽しめるのはフリードハイブリッドの最大の魅力とも言えるでしょう。
もちろん、ハイブリッド車の最大の魅力である燃費も素晴らしく、フリードハイブリッドの燃費は以下の様になっています。
カタログ燃費 | 26.0~28.0km/L (27.4 km/L) |
---|---|
実燃費 | 17.97 km/L (17.06 km/L) |
※( )内は4WDの数値
※実燃費はe燃費参照
このようにカタログ燃費だけでなく、実燃費もかなり良いのも好印象。
この数字はちょっと燃費の悪い軽自動車並みで、エコドライブをすれば軽自動車以上の低燃費を実現することもできるかもしれません。
ミニバンなのにこの燃費を実現できるんですから、フリードハイブリッドを買ったらガソリン代を気にせずに家族と沢山お出かけ出来ちゃいますよ。
ハイブリッド車なのに4WDがあるのは大きな魅力
ぶっちゃけ何故作らないのかと思うほど需要があるのに、ハイブリッド車の4WDを用意する車種は少なめ。
それにコンパクトミニバンでこれを実現している車種はさらに少なくなっています。
確かにスペースの問題や、需要が偏るなど不安すべき面も多いのは分かっていますが、それにしても少ないんですよね。
そのため“コンパクトミニバン×ハイブリッド×4WD”を実現したフリードハイブリッドは魅力的で貴重な車種だと思います。
独断と偏見で考えてみたベストなグレードとオプションは?
私の独断と偏見でフリードハイブリッドを選ぶならHYBRID G Honda SENSINGの4WDを選びます。
というのも、リアルタイムAWDで状況に応じて4WD走行に切り替わるので、走行中に不満が出ることは無いだろうし、雪道やちょっと荒れた道でもストレスフリーで走行ができるのは魅力的です。
そして何よりファミリーカーとして嬉しい装備が追加されるのも決め手の1つになりました。
やっぱり4WDに加えて装備が追加されるってなんだかお得な気もするし、それが必要な装備なら尚更選んで損は無いと思います。
また近年では、都心部でも降雪したりアイスバーンになったりなど道路状況が悪くなることもあるので、雪国以外に住んでいる人でも検討してみても良いのではないでしょうか?

まとめ
ミニバンほどの大きさじゃなく、燃費が良いクルマが欲しいって人におすすめなフリードハイブリッド。
そのグレードは2種類と少なかったので、全体を把握するのは難しくはなかったはず。
しかし、どのグレードが自分に合うかは時間を掛けてしっかりと考えるべきです。
自分と家族の全員が納得して満足できる一台を、しっかりと選べるようにこちらの記事を参考にしていただければと思います。
 
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