アイシス グレードの違いを解説。どのグレードが最適?

トヨタアイシス

使いやすく、スタイリッシュに……アイシス。
街中でも、レジャーでも、介護福祉にも使える実用的なミニバンとして、アイシスは人気を集めています。背が高いミニバンが主流となりつつある昨今、こういった背が低めで運転しやすいミニバンの需要は一定以上あるのでしょう。特に目立った欠点も見られないので、多くのユーザーに好まれています。

目立った欠点がないと言っても、どれを購入しても良いというわけではありません。自分に適したグレードを買わなければ、やはり得をしたとは言えないでしょう。アイシスをより良く購入するために、グレードの違いについて知らなければなりません。

※トヨタ アイシスは2017年12月をもって製造・販売が終了しております。以下内容は最終モデルの価格・グレード・装備に対しての比較・評価となることをご容赦ください。

アイシスのグレード表

【1.8Lエンジン】

グレード 価格
L“X-SELECTION” 1,990,145円
L 2,072,618円
(2,311,200円)
G 2,265,055円
(2,503,637円)
PLATANA 2,203,200円
(2,442,763円)
PLATANA“V-SELECTION” 2,336,727円
(2,576,291円)

【2.0Lエンジン】

グレード 価格
G 2,395,637円
PLATANA 2,419,200円
PLATANA“V-SELECTION” 2,509,527円
※( )内は4WD価格

エンジンは基本1.8Lです。

ただし、LおよびL-”X SELECTION”以外には2.0Lエンジン搭載モデルが用意されています。1.8Lエンジンでも街中だけを走る分には十分な性能があるのですが、レジャーにも使いたいという場合にはやや力不足です。

では価格差を見てみましょう。最安価と最高値を比べると、34万円程度となります。価格だけ見ても、差が小さいのか大きいのか良くわかりませんね。価格と仕様の違いを見比べると、それが明らかになります。

これから価格と仕様の違いを見ていく中で、自分に合ったグレードを見つけましょう。

各グレードの分かりやすい特徴

Lはアイシスで最もベースとなるグレードです。Xセレクションはその廉価版グレードとなります。ここでは最安価の車=ベースグレードとするので、Xセレクションがベースグレードです。Lとの違いは、運転席アームレストの有無などにあります。

Gはディスチャージヘッドライトを搭載しているのが特徴的です。LやXセレクションはハロゲンライトとなっています。インテリアの質感も向上していますが、一言でLとの違いをまとめるなら「Lよりも快適性が増した」ということになるでしょう。

プラタナ及びVセレクションは、アイシスのスポーツタイプです。プラタナとそれ以外のグレードとでは、ボディサイズが異なります。

プラタナ以外

全長:全幅:全高=4,635mm:1,695mm:1,640mm

プラタナ

全長:全幅:全高=4,640mm:1,710:1,640mm

以上がプラタナとそれ以外との違いです。プラタナとVセレクションはどう違うのでしょうか。それぞれ装備を見てみると、「プラタナは機能面においてLをベースとしている」 「VセレクションはGをベースとしている」と言えます。

以上が、各グレードの特徴です。

グレード毎の装備の違い

内装の加工・装飾や、エクステリアのパーツなど細かいところに、グレードごとの違いが現れます。

実用性が高く評価されているアイシスですから、実用的な機能でどれほどの違いが出るのかにも注目したいところです。各グレードの代表的な装備のみを挙げ、その違いについて見てみましょう。

全グレード共通の標準装備

まずは全車共通となっている装備について見ていきましょう。

助手席側パノラマオープンドア

ドアを開くと、センターピラーも一緒に開きます。乗降スペースがとてもワイドになるという特徴がある、アイシスの装備の中で特に注目されている装備です。

ただ、助手席とリヤスライドドア両方を開けないと意味を成しません。使いタイミングがあまりないという人も多く、賛否両論あります。

小さい子供がいる場合、キャンプなどに行く場合は活躍するのではないでしょうか。

車速度感応パワードアロック(衝撃感知ドアロック解除システム付)

車体速度に反応して、自動でドアロックがかかるシステムです。

衝撃感知ドアロック解除システムは、車両に衝撃が加わると自動的に全てのドアを解錠します。

これは、エアバッグが作動するような重い衝撃のときに作動するので、いざというときドアが硬く閉ざされて外に出られないということがなく、安全です。

VSC(ビークル・スタビリティ・コントロール)&TRC(トラクションコントロール)

VSCは、カーブを曲がる際に起こりやすい横滑りを極力抑えるシステムです。

「これが装着されていない車ではアウトバーンを走らない」と言われることがあるほどに、重要な安全装置となっています。これが全グレード共通の標準装備となっているのは、とても大きなポイントです。

TRCは、エンジンの過大な出力を抑えます。これによって、車輪のすべりが軽減され、車両が安定するのです。このほかにも、さまざまな予防安全装置が全グレード共通の標準装備となっています。

間欠式フロントワイパー(時間調整式)、間欠式リヤウインドウワイパー

ワイパーは通常、連続で作動するものです。

間欠ワイパーは、一定の間隔を置いて作動するように作られているという点で、通常とは異なります。フロントワイパーは時間調整ができる点がとても便利です。装備されていない車に、後から取り付ける人も少なくありません。

スマートエントリー&スタートシステム

スマートキーをポケットやカバンに入れていれば、運転席・助手席のドアハンドルを握るだけでドアがアンロックされるシステムです。

バックドアは、オープンスイッチを押すだけでアンロックされます。エンジンはブレーキを踏みながらスイッチを押すだけで始動するので、発進までキーを取り出すことはありません。

チルト&テレスコピックステアリング

ステアリングホイール(ハンドル)を、前後・上下に位置調整できる機能です。

助手席シートバックテーブル

助手席を倒すと、それがテーブルになります。これが全グレード共通の標準装備となっているのは、利便性を高めたアイシスならではと言えるでしょう。子供と二人で乗車する際は喜ばれるかもしれません。

全グレード共通の標準装備では、予防安全装備や実用性の高い機能が多く揃っている印象を受けます。デュアルスライドドアや助手席側パワースライドドアなども、全グレードの標準装備です。多くの方が重視する装備が揃っています。

これだけでも走り出しには十分な装備内容となっているので、インテリアなどにこだわらない人はベースグレードがお買い得でしょう。グレードごとに違いが出るのは、主にインテリアとなっています。

Lの装備、インテリア、エクステリア

トヨタアイシスL外観
トヨタアイシスL内装
  • 15インチスチールホイール
  • カラード アウトサイドドアハンドル
  • スーパーUVカットガラス+IR(赤外線)カット機能付
  • プロジェクター式ハロゲン(マニュアルレベリング機能付)
  • メッキ ヘッドランプエクステンション
  • カラード 電動格納式リモコンドアミラー(サイドターンランプ付)
  • ウレタン3本スポークステアリングホイール
  • ウレタンゲート式シフトレバー&ノブ
  • トリコットシート
  • 運転席アームレスト
  • 運転席シートバックポケット
  • 木目調(ブラウン)センターパネル加飾
  • 木目調(ブラウン)ドアトリム加飾
  • インサイドドアハンドル
  • 4スピーカー

プロジェクター式ハロゲンライトは、通常のハロゲンライトと比べて照射範囲が広く、明暗がハッキリとしています。中心部が特に明るいというメリットがあり、通常のものより視認性が高いです。

アイシスにはLEDヘッドランプの設定がなく、上位グレードはプロジェクター式ディスチャージとなっています。

ベースグレードですが、実用的な装備はほとんど揃っているのが特徴的です。インテリアもシート機構などは全グレード共通で、分割もロングスライドもできます。アイシスの売りのひとつでもある、多彩なシートアレンジがどのグレードでもできるというのが利点です。

インテリアの素材や装飾は、上位グレードよりも安いものになっています。

ここでコストカットがされているからこそ、これだけの機能を備えながら価格を抑えることができているのです。インテリアにこだわる人には少し満足できないかもしれませんが、そうでない方は十分満足ではないでしょうか。

とてもお買い得なグレードです。

“X-SELECTION”

Xセレクションは、Lよりも安いです。運転席アームレスト、運転席シートバックポケットが無いというのが、その理由となっています。

リモコンドアミラーやアウトサイドドアハンドルもカラードではなく、ブラックとなっています。それらが必要ないと感じるなら、とても価値のあるグレードと言えるでしょう。

Gの装備、インテリア、エクステリア

トヨタアイシスG外観
トヨタアイシスG内装
  • リヤスポイラー
  • プロジェクター式ディスチャージ(ロービーム・オートレベリング機構付)ヘッドランプ
  • オート格納+リバース連動機能付 電動格納式リモコンドアミラー(サイドターンランプ付)
  • オプティトロンメーター(照度コントロール付)
  • 本革巻3本スポークステアリングホイール
  • ステアリングスイッチ
  • 本革巻ゲート式シフトレバー&ノブ
  • 角度調整式 運転席アームレスト
  • メッキ インサイドドアハンドル
  • カップホルダー(セカンドシート×2)
  • プラズマクラスター(高濃度タイプ)
  • 6スピーカー

ディスチャージヘッドランプ(HID)というのは、簡単に言えばハロゲンライトよりも明るく消費電力が低いランプです。

フィラメントを使わずに発光するので、バルブの寿命もハロゲンより長くなります。HIDは非常に明るいライトですが、対向車にとってはとても眩しいです。

プロジェクター式になると、照射光が外に漏れにくくなるため、対向車にやさしいライトと言えます。これはハロゲンの場合も同じですが、デメリットを打ち消すために、それぞれプロジェクター式にしているのです。

オプティトロンメーターとは、昼間でも見やすく作られているメーターのことです。

通常はメーター全体を発光させますが、これは文字の裏側から局部的に照らします。これによって針自体が発光しているように見え、明暗がクッキリとするのです。

運転席側エアダクトに、高濃度タイプのプラズマクラスター発生器が装備されています。プラズマクラスターは、車内に漂っているカビ菌を不活化させ、空気をきれいに保ってくれる除菌イオンです。

以上のように、GはLから実用的な機能が追加・強化されています。インテリアの質感も向上しており、より快適に過ごすことが可能です。運転していて快適・後ろに乗っていて快適というのが、Gの特徴と言えます。

PLATANAの装備、インテリア、エクステリア

トヨタアイシスPLATANA外観
トヨタアイシスPLATANA内装
  • 16インチアルミホイール
  • UVカット機能付フロントガラス
  • プラタナ専用装備
  • プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ
  • ウレタン3本スポークステアリングホイール
  • ウレタン ゲート式シフトレバー&ノブ
  • ジャカード織物/消臭機能付
  • シルバーメタリック(高輝度)
  • シルバーメタリック(高輝度)
  • 4スピーカー

Lと共通する装備が多く、基本はLの装備をベースとしていることがわかります。プラタナ専用装備は、エクステリアのパーツです。

サイドマッドガード(カラード)&ワイドフェンダーパネル/エアロバンパー(フロント・リヤ)

以上が装備されています。スポーティモデルということで、ホイールがアルミになっているというところも特徴的です。

実用的な機能などはGのものと一致しますが、シルバーメタリック加工などGよりインテリアの質感は高くなっています。

スポーツタイプということで、2.0L搭載車を選ぶとお得感も高まるでしょう。

2.0Lのプラタナは16インチタイヤになり、ショックアブソーバーの減衰力が高められています。

スポーツタイプとしての魅力がとても高くなっているため、プラタナの購入を検討するのであれば、2.0Lエンジン搭載車の購入も併せて、ぜひ検討してみてください。

“V-SELECTION”

メーターが通常のものではなく、スポーツオプティトロンメーターというものになっています。これも発光方式の違いによって明暗がはっきり分かれて見やすいという特徴があり、さらにスポーツタイプとなり見た目にも楽しいです。

ライトもディスチャージとなります。他、運転式アームレストが角度調整式となったり、加飾がサイバーカーボン調となったり、さまざまな変更点があります。

各グレードの魅力や選んでいる人の傾向

装備を見ていると、トヨタの車では珍しく、各グレードの役割がややわかりづらくなっているのではないかと、考えられます。

グレードを選ぶ際には、装備内容をしっかりと吟味して自分に必要な装備が揃うもの、不要な装備が少ないものを選ぶことが大切です。

そこで、今一度各グレードの魅力についてまとめました。そのグレードを購入したオーナーが、どのようにして選んだのかということにも触れるので、購入するグレードを決める際の参考に、どうぞ。

Lの魅力、選んでいる人はこんな人

トヨタアイシスL内装

アイシスLグレードの魅力は、やはりコストパフォーマンスの高さにあります。

全グレード共通標準装備がとても充実しており、それだけで必要十分な装備が揃う。本体価格が約207万円程度だということを考えると、割安です。

「このクラスの中では居住性がトップクラスで高い」「十分快適に過ごすことができる」といった意見が、多く見られます。Lを選んでいる人は、お金と家族をとても大切にするやりくり上手な人と言えるのではないでしょうか。

Gの魅力、選んでいる人はこんな人

トヨタアイシスG内装

アイシスGグレードの魅力は、運転していて快適なところでしょう。

HIDはとても明るく、本革ステアリングホイールのさわり心地はとてもスムースです。プラズマクラスターが搭載されていたり、セカンドシートにカップホルダーが追加されたりと、運転手以外も快適に過ごすことができます。

スポーツタイプが必要ない人で、HIDが欲しいのであればGを選ぶ価値はあるでしょう。

PLATANAの魅力、選んでいる人はこんな人

トヨタアイシスPLATANA内装

プラタナは1.8Lだと、あまり魅力的に見えないかもしれません。

実際プラタナを購入するなら2.0Lにするという人は、とても多いです。やはりスポーツタイプとして認知されていますから、動力性能が他グレードよりも高くなければ納得ができない人が多いのでしょう。

装備がGベースのほうが良いという人は、Vセレクションを選びます。立ち居地がとてもハッキリとしているため、L同様選ばれやすいグレードです。

プラタナ専用装備や、2.0Lの性能に魅力を感じるのであれば購入する価値が大いにありますね。

総合的に売れているグレードを考察

「おすすめなのは、ベースグレード」

Gは運転していて快適ですが、誰が選べばいいのかがわかりにくいという欠点があります。仕様を見ても、その立ち居地がわかりづらいのです。Lはベースグレードとしての立ち居地がハッキリとしています。必要な装備だけを整えて価格を抑え、選びやすいグレードです。

プラタナはスポーツタイプとして、サイズを変えて専用パーツを付けるといった差別化が図られています。エクステリアにこだわる人、2.0Lは動力性能にこだわる人にとって選びやすいグレードです。

このように、どの需要に対応するグレードかがわかりやすく、ベースグレードとプラタナは売れています。

中でもベースグレードをおすすめするのは、誰にでも受け入れられやすいからです。プラタナはこだわる人にとって良い選択肢ですが、そうでない人には不要な仕様が多いので損をする選択肢となります。その点ベースグレードは誰が選んでも、少なくとも損をすることがありません。

ベースグレードを基点として考え、エクステリアに引かれるならプラタナ(1.8L)、動力性能などを求めるならプラタナ(2.0L)を購入する……。そのような選び方が、アイシスを最もお得に購入できる選び方ではないでしょうか。

 

車を安く乗り換える上で最も大切なこと
ご存知ですか?


車の乗り換えで「ほとんどの方が損をしている」その盲点とは。

私はこの方法で毎回新車を30万円安く購入しています。覚えておいて損はありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です