JADEハイブリッド 各グレードの違い、特徴を解説

JADEハイブリッドは、とても解りにくい車です。

ガソリン車は「乗ればわかる」魅力があります。走行性能・燃費性能ともに高く、運転する楽しみがあることです。ハイブリッドはどこに魅力があるのか、カタログを見てセールスマンの説明を聞いているだけでは、理解するのが難しいでしょう。

「JADEハイブリッドは結局どういう車なの?」それを説明すると共に、グレードによる違いについても解説します。これを見れば、JADEハイブリッドについて解る――。

JADE HVのグレード表

グレード 7人乗り価格
HYBRID RS 2,898,720円
HYBRID X 3,088,800円

ベースグレードの価格から、高めの設定です。
ホンダ特有の強気の価格設定となっていて、簡単には手が出せそうにはありません。HYBRID RSとHYBRID Xとの価格差は20万円と決して低くはなく、明確な違いがない限りはXを買う価値がなさそうに思えます。

20万円の価格差に見合う違いがあるのか、280万円を超える価格に見合う魅力があるのか、これからじっくりと見てみましょう。

各グレードの特徴、捉え方

グレードは二つだけなので、覚えやすいです。

HYBRID RSは必要十分な装備はすべて揃えていますが、細かな装備はワンランク低くなっています。

HYBRID Xはエクステリアやインテリアの加工も少しだけ豪華になっているのですが、加工にこだわらない方にとってはあまり違いが感じられないか可能性があります。

この二つのグレードの違いは細かな部分が多いですので、これからまとめていく各グレードの特徴を参考に、しっかりと吟味していくようにしましょう。

装備を基準にグレードの特徴を見てみる

HYBRID RSとHYBRID Xにはどんな違いがあるのでしょうか、代表的な装備のみを挙げ、検証してみます。

自分の必要とする装備がベースグレードで揃うかどうかを重点において見てみると、選ぶべきグレードがわかるでしょう。

全グレード共通の標準装備

  • Honda SENSING
  • Sモードスイッチ
  • マルチインフォメーションディスプレイ
  • フルオート・エアコン
  • Hondaスマートキー
  • ハイブリッド専用セレクトレバー
  • 電動サーボブレーキシステム
  • LEDヘッドライト(ロービーム/オートレベリング/オートライトコントロール機構付)
  • HBRIDエンブレム(テールゲート、フロントフェンダー)
  • 本革巻ステアリングホイール
  • 全面高熱線吸収/UVカット機能付ガラス
  • コンソールトレー+ドリンクホルダー

ガソリン車・ハイブリッド車共通の全タイプ標準装備がとても多く、それだけで走り出しに十分な装備が揃っています。ハイブリッド車両タイプ共通の標準装備もまた多いです。

グレードごとの違いは、細かな違いと言えます。特にこだわらない・走り出し十分であれば良いという方であれば、ベースグレードの装備だけで十分なのではないかと、この時点で考えられるのです。

ハイブリッドになることで、JADEの大きな魅力であった走行性能が失われるのではないかと危惧する方も多いでしょう。Sモードはそれを補ってはくれますが、ガソリン車ほどの走行性能を得ることはできません。

ハイブリッドの走行性能は、ガソリン車のそれより明らかに劣ります。

電動サーボブレーキシステムというのは、減速時のエネルギーを効率よく回収してバッテリーに充電するシステムのことです。ハイブリッド車について調べると、必ず「回生エネルギー(回生ブレーキ)」という言葉が出てきますが、電動サーボブレーキはこれにあたります。

Hondaスマートキーは、キーを携帯している状態でドアノブに触れただけでロックが解除されるシステムです。キーレスエントリー(リモコンで解錠・施錠ができるもの)よりも上位の装備と言えます。

HYBRID RSの装備、インテリア、エクステリア

ホンダJADEHVHYBRID内装
  • (ダーククロームメッキ)アウタードアハンドル
  • (ブラック塗装)テールゲートスポイラー
  • (クロームメッキ)テールゲートモールディング
  • 18インチ ノイズリデューシングアルミホイール(アルミ切削+ブラッククリア塗装)〈18×7½J〉+スチールラジアルタイヤ(225/45R18 91W)

HYBRID Xと仕様の異なる部分を挙げました。エクステリアの加工の違いと、ホイールの大きさ・河口の違いです。実用性という面においてHYBRID Xより劣る部分は、特にありません。

「それならHYBRID Xとの違いはほとんど無いのか?」と考える人も多いでしょう。HYBRID Xとの大きな違いは、インテリア・エクステリアの高級感にあるんです。

HYBRID Xの装備、インテリア、エクステリア

ホンダJADEHVX内装
  • コンビシート(プライムスムース×ファブリック)&専用インテリア
  • 木目調インストルメントパネル&ドアライニングガーニッシュ
  • 3列目シート3点式ELRシートベルト
  • (カラード)電動格納式リモコンドアミラー(LEDウインカー付/オートリトラミラー)
  • (クロームメッキ)アウタードアハンドル
  • (カラード)(大型)テールゲートスポイラー
  • 17インチ ノイズリデューシングアルミホイール(アルミ切削+クリア塗装)〈17×7J〉+スチールラジアルタイヤ(215/50R17 91V)

上記で記載した装備がHYBRID RSからさらに追加された装備になります。

実用的な運転性能に関してはほとんど変わりがありませんね。RSとXでは搭載されているエンジンも同じものを使用していますので、運転の快適さはほとんど変わらないと言えるでしょう。

ですが、もちろん全く違いがないというわけではありません。これまでにもご紹介してきたように、HYBRID Xではインテリア・エクステリア共に、高級感が増したデザインになっています。

たとえば、コンビシート(プライムスムース×ファブリック)&専用インテリアや木目調インストルメントパネル&ドアライニングガーニッシュでは室内空間がより上質に感じられるように作られていますし、17インチアルミホイールでは、勢いのある若々しい印象をかもし出してくれるでしょう。

 

各グレードの魅力や選んでいる人の傾向

装備の相違点が少ないため、各グレードの魅力を考えるためには、JADEハイブリッドという車そのものの魅力を知らなければなりません。それを明らかにした上で、HYBRID RSとHYBRID Xどちらにするのか検討すべきでしょう。

HYBRID RSの魅力、選んでいる人はこんな人

JADE ハイブリッドRS インテリア

 

ハイブリッドシステムは「i-DCD」というものが使われています。普通に走る限りでは乗り心地がよく、騒音や振動もほとんどありません。他と比べれば走り出しも滑らかな方です。ハイブリッド車として無理なく運用するには、とても快適。

その分追い越し加速が悪いという欠点がありますが、燃費を重視するなら巡航状態であることが多いでしょうから、意識することはあまり無いかもしれません。

また、シートは2列目まではとても快適です。HYBRID RSの2列目はベンチシートになっていますので、広々と、自分の空間を楽しむことができます。

走り心地や乗り心地も一長一短なため、JADEハイブリッドは実態が見えにくい車となっているのでしょう。この車最大の魅力はどこにあるのかと考えたとき、最初に浮かんだのは「2列目までの乗り心地の良さと、良質な走り心地・運転性能」です。

乗り心地は先に述べたとおり、静かで一人ひとり独立したシートを持っている感覚で快適です。

HYBRID RSは、走行安定性に優れています。直進ではぐらつかず、コーナーも安定して曲がるのです。ステアリングをきると、自分が思ったとおりの方向に思った分だけ向きが変わるので、運転がしやすくなっています。

このグレードを選んでいるのは、子供を含めた3人家族・4人家族であることが多く、金銭にもやや余裕がある人が多い傾向があります。

HYBRID Xの魅力、選んでいる人はこんな人

ハイブリッド X インテリア

 

XはRSと比べるとやや価格が高い、上位グレードとして設定されています。

また今回のグレードからは、Honda SENSINGが全車標準搭載されていますので、走行性・安全性に関してはほとんど変わりがないと言っても良いでしょう。

それではどうしてHYBRID X選ばれているのか……。実はインテリアの木目調の部分に魅力を感じる人が、多く見られるのです。

口コミなどで述べる人は少ないですが、17インチアルミホイールも購入が多くなっている大きな理由の1つ!

JADEハイブリッド自体の購入者層の予算が高めに設定されている傾向があるので、インテリアの木目調が好みだからこっちを選ぶという、ある種「余裕のある選び方」をしている人が多いです。

 

総合的に売れているグレードを考察

JADEハイブリッドの各グレードの違いは、インテリア・エクステリアの加工に現れている部分が多いです。

どちらのインテリア・エクステリアが好みなのかによって、選ぶグレードは変わります。加工を重視しないのであれば、ベースグレードに好きな装備だけプラスして購入すると良いでしょう。

また、ベースグレードにあれこれつけるのであれば、最初からHYBRID Xを購入するほうがオトクに購入することができます。

ですので、みなさんがグレードを検討する場合には、自分の予算と自分のインテリア・エクステリアの好みに合わせ、無理のない選択がオススメといえるでしょう。

 

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