アルファードは『豪華絢爛』という言葉が良く似合います。
言葉の通り、乗るだけで華やかで美しい印象を存分に与えてくれるミニバン。
正直言って子供を有名私立幼稚園に通わせるような家族の車ってイメージがありますよね。
もっと言うと最高級グレードなんて「キャンピングカーより快適かも?」って思うくらいの快適装備なんです。
そんなアルファードですが、全グレードはなんと17種類。
公式サイトを見ても分かりづらくて「これじゃ用が足りないよ」なんて思った人も多いはずです。
そこで今回は公式サイトに変わって、アルファードのグレードの違いを簡単にまとめました!
ここを見ればあなたにピッタリのグレードが見つかりますよ。
それでは早速見て行きましょう。
目次
20系・10系と現行モデルの30系の違いをざっくり確認

画像をご覧いただいて分かる通り、アルファードは現行モデル30系で3代目。
初代はミニバンに良くありそうなフロントマスクですが、現行に近づくにつれてアルファードっぽさ溢れるマスクになっていますよね。
中でもフロントグリルのインパクトは素晴らしいです。
もちろん、外見だけでなく中身も大幅に進化していますよ!
まずは予防安全技術。
現行には様々な技術が詰め込まれたToyota Safety senseが標準装備されているため、ファミリーカーとしても仲間とワイワイ乗る車としても安心して乗れますよね。
10系から比べると飛躍的な進歩ですし、20系では実現しなかった標準装備を30系では実現してるってところもポイントでしょう。
次は内装ですがアルファードのデザインセンスはピカイチで、内装のクオリティも高いです。

またカッコ良さより高級感を意識した内装は年々進歩し、この高級感を求めてアルファードに乗り換えたいって人も多いはず。
もちろん利便性も高いですよ。
特にシートアレンジの多彩さは素晴らしく、30系なら2m越えの荷物も積めるほどの積載性に仕上がっています。
そして最後に乗り心地ですが、10系から30系までの間にサスペンションは大幅改良され、高級ミニバンにふさわしい乗り心地になっているんです。
アルファードは10系から30系になり、運転手も同乗者にも嬉しい進歩を遂げているんですよ。
しかしそんなアルファードを買う上での最初の壁はグレード選び。
17種類もあるアルファード30系のグレードをマスターして、自分好みの一台を見つけましょう!
アルファードの標準ボディ・エアロボディの違いってなんだ?

上では前モデルと現行モデルとの違いについて見てきましたが、大体の違いは分かって頂けたはず。
だからここからは、現行の30系に絞ってお話していきますね。
まずアルファードには標準ボディとエアロボディがありますが、実はそれって外見だけじゃなく室内にも違いがあるんですよ!
そんな2つの違いについて見て行きましょう。
一番わかりやすいの『フロントバンパー』と『タイヤの大きさ』、そして…
まずは一番分かりやすい見た目から見て行きましょう。

エアロの方はフロントグリルが大きく見える形状になっており、迫力のある外見になっています。
よりスポーティーを意識したフロントバンパーに仕上げられているようですね。
続いてタイヤの大きさ。
標準ボディでは16,17インチが選択でき、エアロボディでは17,18インチを選べます。
またホイールデザインも違い、エアロの方がスタイリッシュでカッコいいホイールではないでしょうか?
タイヤは大きい方がカッコいいですが、乗り心地や燃費などが悪くなるので、その性質を覚えておいた方が良いかもしれませんね。
そして何よりも大きな違いは、2列目シートの選択肢が変わること。
標準ボディ(X) | エアロボディ(S)) |
8人乗りのみ | 7/8人乗り選択可 |
リラックスキャプテンシート✖ | リラックス キャプテンシート○ |
このように標準ボディのXではアルファードの売りである、「超ロングスライド」ができるシートを選べないんです。
Xグレードを購入予定の人で、大きな荷物を積む人にとっては大きな痛手になるでしょう。
乗ってみて感じる標準ボディとエアロボディの細かな違い
ボディによる違いは細かいところから、快適性に関わるシートに至るまで様々ありますが、それに加えて内装の配色にも違いがあるんです。
例えば、インストルメントパネルはそれぞれ以下の様な配色を選べます。

それぞれ印象が変わって、どれを選ぶか決め難いです。
さらにエアロボディはメーターカラーがレッドに輝いて、何だか乗っているだけで気分が上がること間違いなし!
ちなみに選べるボディカラーも違うので、忘れずチェックしてくださいね。

グレードアップするとどれくらい装備に違いが生まれるの?

アルファードはボディタイプでも色々な部分が変わってきますが、気になるのはやっぱり“グレードによって装備の違いがどれくらい出るのか”ですよね?
ここでは全ての装備についての説明はありませんが、グレード毎にどれだけ変わるのか、その中での注目装備に絞ってお話します。
公式サイトが分かりづらい!って感想を持った人は、ぜひこちらで確認していってください。
標準ボディでグレードが上がるごとに増える注目装備
グレード | 追加・変更される注目装備 |
X | |
G | ・運転席の機能向上 ・2列目シートの変更 ・スライドドアの機能向上 |
GF | ・エンジンがV6気筒に変更 ・ステアリングヒーター追加 ・2列目シートの変更 |
Executive Lounge |
・全てが最上級仕様に! |
このような形でグレードが上がるたびに装備が増えていきます。
特にX⇒Gでは記載した装備以上に増えているので、ここのグレードアップは非常にコスパが良い物だと言えるでしょう。
それでは早速注目装備について簡単に紹介していきますね。
運転席の機能向上

運転席の機能は色んな部分でグレードアップし、追加できるオプションも大幅に増えています。
特にX⇨Gでは運転席がパワーシートになり、ステアリングが本革巻きとメタルブラウンウッド調の組み合わせ。
さらにステアリングヒーターや快適温熱シートも付き、快適性と高級感がアップします。
グレードアップしたなぁ!って目に見えて感じることが出来るのも良いですよね。
2列目シートについて
2列目シートは、基本的にグレードごとに1段階ずつランクアップしていきます。
- X⇨6:4分割チップアップシート
- G⇨リラックスキャプテンシート
- GF⇨エグゼクティブシート
- Executive Lounge⇨エグゼブティブラウンジシート
ベーシックグレードのXでは、唯一8人乗りを選ぶことが出来ます。
8人乗りにしたいならXしかないですが、アルファードの魅力をより感じるためには7人乗りシートがオススメですよ。
スライドドア機能

スライドドアはGグレードから両側がパワースライドドアになり、GFグレードになるとウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能が標準装備。
ウェルカムパワースライドドアはスマートキーで予約すれば、“近づくだけで”ロック解除&ドアがオープンします。
これはお子さんを抱っこしていたり、荷物で手がふさがっていたりするときにかなり重宝する、ファミリーカーに是非つけたい機能ですよね。
エアロボディでグレードが上がるごとに増える注目装備
グレード | 追加・変更される注目装備 |
S | |
S Aパッケージ | ・7/8人乗り選択不可
・ハイグレードコンソールボックス ・デュアルパワースライドドア |
S Cパッケージ | ・運転席の機能向上 ・2列目シートの変更 |
SC | ・エンジンがV6気筒に変更 ・スライドドアの機能向上 ・2列目シートの変更 |
Executive Lounge S |
・全てが最上級仕様に! |
エアロボディでは以上のように装備が増えていくんです。
ちなみに注目装備に関しては標準ボディと大差ないので、今回は割愛させていただきます。
ちょっと気になる、SグレードのAパッケージとCパッケージの違い
アルファードはグレードが非常に多いですが、その違いはある程度分かってきたはず。
でもSグレードのAパッケージとCパッケージって、同じグレード帯なのに装備が細かな違いが多くて分かりづらくなっています。
確かにこれらの違いは細かいですが、大まかに考えると意外と分かりやすいんです!
まずAパッケージは「エクストラロングラケージモード」が付いています。
これは2列目を前に大きくスライドさせ、非常に長いラケージルームを作ることが出来る機能です。
そしてCパッケージは、室内ドアハンドルのメッキ部分が増えたり、アームレストが追加されたり装飾部分のグレードが上がっています。
従ってこの2つのグレードで迷った時は、“広いラケージルームを取るか”、“各装飾を取るか”というポイントで選ぶと良いですよ。

乗客目線で見た注目装備と気になるトコロ

ここまでアルファードのグレードに関するあれこれを見てきました。
アルファードのグレードは装備によって細かく分かれてるから、より自分に合ったグレードを選ぶことが出来そうですね!
確かにグレードが多すぎるっているのは欠点でもありますが。
そこで「グレードが種類は分かったけど実際家族が乗ってどう思うかな」っていうのは気になるはずです。
ここからは乗客目線で見た注目装備をご紹介します。
ぶっちゃけ標準ボディかエアロボディかは気にする必要なし!
アルファードのグレードを語る上で、ボディタイプの違いは外すことはできませんでした。
しかし乗客からすると、その違いによる装備差はぶっちゃけ大差なし。
違いがあったとしても内装色の違いくらいでしょうか?
確かに価格差はありますが、ボディサイズの違いは運転手の好みで選んじゃっても良いと思いますよ。
シートアレンジしやすいのは流石の一言

アルファードの特徴ともいえる便利すぎるシートアレンジ。
上の画像をみてもやっぱりアレンジのしやすさは、他の車と比べても魅力的ですよね。
そしてグレードアップするたびにアレンジしやすくなるっていうのも、分かりやすくて凄く助かります。
「車中泊をしたいからこのグレードじゃなきゃダメ」
「自転車など長めの荷物を積むからここは譲れない」
なんていう明確な用途があれば、グレード選びはより簡単になりますよ。
S”Aパッケージ”はとにかく異次元

アルファードのシートアレンジのしやすさは感動ものですが、特にS”Aパッケージのシートはまさに異次元。
助手席スーパーロングスライドシートは、助手席を下げることで運転手は抜群の解放感を。
そして2列目シートを前に大きくスライドさせることで、2m超えのラケッジスペースを確保することが出来ます。
このためだけにアルファードが欲しいって人もいるほどなんですよ。
廉価グレードでも充分快適だけど、豪華な装備は一つ上のグレードから
乗客目線から言うとアルファードなら、正直廉価グレードでも十分快適です。
そのためあなたのアルファードに乗りたいっていう想いを叶えるだけなら、廉価グレードでも全然OKだと思います。
とは言えそこから1ランク上げるだけで、装備がグッと豪華になるっていうのも捨てがたい所。

パワースライドドアはデュアルになるし、ウェルカムパワースライドドア&予約ロックもオプションで付けられるようになります。
やっぱりファミリーカーとして使うなら、荷物を持ったり積んだり、子供を抱っこしてたりするときに助手席側だけだとやっぱり不便。
予約ロックなどに関しても同じことが言えます。
もしかしたら「あと少しお金出して1ランク上を買っとけばよかった」と後悔するかもしれないので、家族としっかり話し合って決めた方が良いと思いますよ。

運転手目線から見た注目装備と気になるトコロ

やっぱり運転手目線から言うと、見た目の良さって乗っていてワクワクするし結構重要。
だから見た目の好みでボディタイプを選んじゃってもいいかもしれません。
でも買ってから後悔するってことが無いように、装備についても再確認しておきましょう。
ここでは特に注目したい装備にフォーカスしてお話します。
乗り心地で見るか、走行性能で見るかでボディタイプが決まる
アルファードのボディタイプを比べると見た目や装備に目が行きがちですが、運転目線ならタイヤサイズに目を向けましょう。
そもそもタイヤサイズの大きさによる違いはご存知ですか?
まず小さいタイヤは、燃費が良く走行音も小さめ。
また乗り心地も柔らかいので、小さいタイヤの方が乗り心地は良くなります。
反対にタイヤが大きいとどうなるかというと、とにかく見た目がカッコいいですよね。
それにグリップやコーナリング性能が上がり、全体的な運動性能が向上します。
しかし一般的にタイヤは、大きいほど値段が高くなるため維持費が掛かることには注意してくださいね。
このような特徴があるため、アルファードをファミリーカーとして使うなら、乗り心地が良い小さいタイヤ方が良いでしょう。
逆に走っていて楽しい、走行性能を重視するなら大きいタイヤが良いですよ。
基本的な安全性能は標準装備なのは運転手にとってはうれしい
同乗者の命を預かる運転手として安全性能は捨てがたいですし、ファミリーカーとして乗るならなおさらでしょう。
でも普通、安全装備ってグレードが上にならないと充実していないものなんですよね。
しかしその点アルファードは、基本的な安全性能は標準装備されています。
クルーズコントロールなどを含めたToyota Safety senseも標準装備だっていうのも嬉しいですよね。
異なるエンジン性能から見た運転性能はココが違う!
アルファードはグレードによってエンジン性能が変わり、標準ボディのX/G、エアロボディのS/S”A/S”Cが2.5L。
それ以上のグレードが3.5Lになっています。
排気量が多いほどパワーも強くなるので、走ることだけを考えたら3.5Lの方が良いかもしれません。
特に人や荷物をたくさん載せるなら尚更です。
しかし排気量が多い=税金が高くて、燃費も悪いから正直お金が掛かります。
そもそもあなたの使い方で3.5Lが必要なのでしょうか?
2.5Lでも人や荷物を載せても走りに大きな影響は少ないですし、街乗り中心だって人はまったく問題ナシ。
多くの人は2.5Lモデルでも不自由することはないですよ。

総評!アルファードに乗りたいあなたのベストなグレードは?

ここまでアルファードのグレードの違いについて見てきました。
グレードが変わる事でどのように変わるのか、乗客・運転手目線からみたグレードの装備などなど、あなたもどのグレードが良いか見当がついてきているはず。
しかしまだイマイチ決めきれないって人のために、あなたにベストなグレードを紹介して行きます。
ちょっと背伸びして購入するなら
「せっかくアルファード買うんだから、無理してでもちょっと良いグレードが買いたい」ってあなたはG、S”Aが良いかも!
ベーシックグレードより1ランク上げるだけで、装飾や装備がグッと豪華になりますよ。
しかしその分価格も高くなって、Gの場合でXより80万円高く、支払い価格は450万円くらいになってしまうでしょう。
そもそもアルファードのベーシックグレードでも充分高級感を味わえますし、無理にグレードを上げることは得策ではないです。
むしろアルファードだからこそ、ベーシックグレードでも大丈夫なんです。
それに8人乗りの方が自由は利くので、ファミリーカーとして使うならベーシックグレードX/Sの方が良いかもしれませんよ。
少しだけ経済的に余裕があるなら
「子供も2人で家のローンもあとちょっとだから、お金の融通は利く」って人はG/GF、S”C/SCがおすすめ!
これらは装備も非常に豪華になって、乗っていて凄く快適なファミリーカーと言えるでしょう。
でもハッキリ言って、高速道路や山道を乗らないなら3.5Lは要らないと思います。
そのため街乗り中心ならG、S”Cがおすすめです。
ちなみにエアロボディでもシートにこだわらないなら、46万円ほど安いS”Aでも充分かもしれませんよ。
また高速道路に頻繁に乗ったり、荷物を大量に積んで走ったりするって人はやっぱりG、SCが良いと思います。
とは言え維持費も高いので、車に何を求めるかによって選びましょう。
最高級モデルはやっぱり社長クラスにふさわしい1台
「アルファードなら最上級クラス。金に糸目をつけない」って人は思い切ってExecutive Loungeがいいかも!
なんて言ってみたはいいものの、700万円なんてそんじょそこらの人じゃ手が出せません。
そもそもこのグレードはファミリーカーではなく、装備も快適さも段違いの『高級車としてのミニバン』。
まさに社長クラスの一台となります。
豪華な内装は凄く魅力的ですが、ここまでの車をファミリーカーとしてはおすすめしません。

まとめ
本ページではアルファードのグレードの違いについて詳しくお話してきました。
17種類もあるグレードは公式サイトでは分かりづらかったと思いますが、ここではスッキリ見れたはず。
グレードの違いも理解して頂けたのではないでしょうか。
アルファードは他にはない快適性を味わえるミニバンです。
家族も喜んでくれる一台の購入をぜひ検討してみてください。
 
車の乗り換えで「ほとんどの方が損をしている」その盲点とは。
私はこの方法で毎回新車を30万円安く購入しています。覚えておいて損はありません。
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