我が家は代々のエスティマユーザー。現在乗っているのは8年近く前に買った三代目です。
そもそも初代のエスティマを買ったのは20年以上も前になります。当時は念願のエスティマを手に入れてワクワクしながら乗り回していたものです。
その後モデルが変わるたびに乗り換えてきたのですが、今乗っている3代目に換えてからはなかなかモデルチェンジされずに買い替えのタイミングを逸したまま、8年も乗り続けることになっていました。
そして、出る、出ないと噂ばかりが先行していた新型エスティマがやっと発売になったことで、さっそく見せてもらいに行きつけのカローラxx店に出かけてきました。
ディーラー突撃前に知っておこう
セールスマンと交渉するためには、何かしら知識を準備しないと、値引きはおろか無駄にオプションをつけられるかもしれません。したがって、下調べをすることは非常に重要になってくることでしょう。そこで今回は、商談で役立つ知識を3つご紹介ます。
それは
- エスティマの値引き相場
- エスティマの競合車種
- エスティマの納期について
以上の3つです。
まずは、1つ目の値引き相場について。これは車両値引きだけで30万~40万程度だという報告が多いです。本当に値引きを頑張るのであれば40万まで粘ってみるのもありでしょう。
逆に、30万は最低でも値引きしてもらえるように交渉を進めていく必要がありますね。
続いて、競合車種について。こちらは、よくホンダのオデッセイと比較されていますね。オデッセイは276万なのに対しエスティマは327万が新車価格のスタートになります。
価格で50万程度離れているので、「オデッセイも検討していて~」と話すと、もしかしたら値引き額を上げてくれるかもしれません。
最後に納期について。これは、1~2か月程度だという報告が多いです。納車までの期間は比較的早い方だと思います。あまりにも長い納期を言われたら、値引きの要因として突っ込んでみましょう。
ディーラーへ突撃


実車確認

新型であることが一目でわかるフロントデザインですね。
何だか大きく口を開けているみたいな顔つきです。



内装も凄く奇抜で「未来のクルマ」というイメージだったなあ。フロント席の曲面を多用したインパネとか、2列目のキャクテンシートが当時は実にユニークでね。おそらくあれがきっかけになってアルファードとかヴェルファイアとかが、今のように進化していったんじゃないかな?
でも、今ではみんな箱型のミニバンになっちゃったし。エスティマがあまりに先進的すぎて、他のメーカーは付いてこれなかったのかなあ。あの後すぐセレナとか、ステップワゴンとか、今のミニバンの先祖のようなクルマとかいろいろと出てきたでしょ?








前モデルではとんがっていた先端を切り落としたようなデザインですが、車体長は変わらないようです。タイヤは18インチが標準とのこと。希望によって17インチにダウンサイズすることも可能のようです。(価格差分幾分安くなるようです)
もともと硬い乗り心地だったので、サイズダウンするのもいい考えかもしれません。





この写真では見にくいですが、リアサイドにはスタビライジングフィンが加わっています。
これによって空気の渦が出きて走行安定性は改善するとのこと。この程度で?と思ってしまいますが、色々と工夫するものですね。


インテリア

3列目は前モデルと変わりなし。
新型ではグレードによって電動で収納される機能もあるとのこと。使用頻度がよほど高いユーザーでないと、オーバースペックのようにも思いますが。

バックドアから前方を覗いてみたショットです。
天井に付いているエアコンは後部座席でも調整できるタイプです。エスティマくらいのサイズとなると、前の方と後とでは結構温度差があるんですよね。
寒い時期とか暑い時には、意外と重宝するスペックだと思います。
インテリアに関して

何か変だなと思ったらシートカバーが付いていました。シート色はブラックかアイボリーからの選択になります。
またグレードの一つである「スマート」では白いシートも選べるとのこと。汚れは大丈夫なんでしょうか。 でも女性には受けそうですね。












運転していてもいつも気になる2列目の余裕の広さ。
ただ車高はノアやエスクァイアとさほど変わらないのに、フロアが高い分、室内の高さは狭く感じます。言い換えれば、私にとっては丁度いい頭上空間だと思うのですが。
写真には写っていませんが、運転席と助手席の間にあるコンソールがレール伝いに後ろへスライドすることが可能になっています。 つまりは1列目と2列目で共有できるということ。たしかセレナにも似たような装備があったと思います。
コンセプトに関して



道路事情の悪い国だと、エアロパーツとか低い車高のクルマなんていうのは無理なんだろうしね。だから日本的な進化を進めていったものの典型が今のミニバンということなんでしょう、きっと。[/voice]



走行性能に関して

運転席の感じは前モデルとあまり変わった感じはありません。ステアリングのスポークが4本から3本に変わったことぐらい?

ただエンジンスタートボタンがハンドルの左側から右側になっています。
最初位置が分からなくて戸惑ってしまいました。最近のトヨタ車では右側で統一しているそうです。
ステアリングホイールが本革巻きなのは前モデルと同じ。ただ10時と2時の位置には小さな突起があって、握りやすいような工夫がされているようです。

メーター類も前と同じセンターメーター方式。
大きなメーターは非常に見やすく、オプティトロンという最新技術が使われています。新型からはスピードメーターの右側にリニア状のタコメーターも追加されました。
左側にはマルチインフォメーションディスプレイも付いています。瞬間燃費やエアコンの状態が表示されるようです。

この試乗車のフロントパネルは普通のブラック基調のタイプですが、これがホワイトやベージュのタイプもあるとのこと。
そんな斬新さも女性に好かれるエスティマならではのことなのでしょうか。

センタークラスター部はピアノプラック調という最近流行の高級な塗装がされています。ピカピカしているのはいい感じですが、かえってホコリが目立ちそう。
エアコンなどのスイッチはタッチパネル方式で、触感が無いのが前モデルでのボタン式との違いになっています。最近はナビのサイズもずいぶん大きくなりましたね。これだけ大きいと後席用に天井モニターを付ける必要がないくらい。



グレードに関して











ノーマルエンジンとハイブリッドに関して























以上でクルマ見学は終わり、ショールームに戻って説明を続けてもらいました。
いざ値引き交渉、見積もりへ










見積書公開!

最後に出してもらった見積書です。
あとは今乗っているクルマの下取りがいくらになるかと、オプションの内容を再検討してみて、どうなるかですね。
【おすすめ車両】 新型エスティマ AERAS
【ボディタイプ】 7ニンノリ
【排気量】 2400CC
【駆動】 FF
【ミッション】 CVT
【ボディカラー】 ホワイトパールクリスタルシャイン
【型式】 ACR50W-GFXSK
車両本体価格 | 3,312,655円 |
---|---|
値引き | 290,737円 |
計 8% | 3,021,918円 |
※1 メーカーオプション価格 8% | 82,080円 |
※2 付属品価格 8% | 338,040円 |
車両現金販売価格(消費税込)① | 3,442,038円 |
下取車価格(-) | 0円 |
下取車残債 | 0円 |
差引お支払い額 ② | 3,442,038円 |
※3 税金・保険料 | 183,840円 |
課税販売諸費用等 8% | 59,132円 |
預り法廷費用等 | 21,950円 |
その他 | 63,040円 |
計 ③ | 327,962円 |
消費税・地方消費税合計 | 259,346円 (%は消費税・地方消費税率) |
現金販売時お支払総額(②+③) | 3,770,000円 |
※3 明細
自動車税 9月登録 | 22,500円 |
---|---|
自動車取得税 | 91,300円 |
自動車重量税 | 30,000円 |
自賠責保険料 37ヶ月 | 40,040円 |
税金・保険料 小計 | 183,840円 |
検査登録手続代行費用 | 21,060円 |
車庫証明手続代行費用 | 13,500円 |
納車費用(ご自宅) | 7,560円 |
下取車手続代行費用 | 0円 |
下取車査定料 | 7,020円 |
資金管理料金⑥ | 380円 |
希望No.申込手続代行費用 | 9,612円 |
課税販売諸費用等 小計(消費税込)④ 8% | 59,132円 |
円 | |
預り法定費用(新規検査登録手数料) | ,6,100円 |
(車庫証明手数料) | 2,500円 |
(下取車登録手続費用) | 0円 |
預りリサイクル預託金 ⑤ | 13,150円 |
公正証書作成費用 | 200円 |
預り法定費用等 小計 | 21,950円 |
6,000円 | |
自動車保険料 | 0円 |
下取自税 | 0円 |
メンテナンスパック 4A | 43,000円 |
保証がつくしプラン 2 | 14,040円 |
その他 小計 | 63,040円 |
※1 ※2 メーカーオプション・付属品明細(消費税込)
[内装] | トリコット/ブラック(標準) |
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[タイヤ] | 225/50R18 95Vスチールラジアルタイヤ&18 7Jアルミホイール(標準) |
[メーカーオプション明細] | |
ホワイトパールクリスタルシャイン | 32,400円 |
オーディオレス8スピーカー(カバーナシ) | 64,800円 |
リアオートエアコン(リアクーラー+リアヒーター) | 37,800円 |
トウナンボウシシステム(エンジンイモビライザー+オートアラーム) | 5,400円 |
メーカーオプション計 | 82,080円 |
[付属品(その他)明細] | |
NOフレームデラックス2マイ | 4,320円 |
フロアマット、ラグジュアリーホンタイ | 74,520円 |
サイドバイザー、RVワイドタイプ 1 | 24,840円 |
ETC2.0ユニット(ビルトイン・ナビレンドウ) | 38,880円 |
バックガイドモニター | 20,520円 |
TCナビ「NSZT-W66T」 | 174,960円 |
付属品(その他)計 | 338,040円 |
リサイクル法関連費用明細
預りリサイクル預託金 ⑤ | 13,150円 |
---|---|
内訳 (シュレッダーダスト料金) | 9,440円 |
(エアバッグ類料金) | 1,930円 |
(フロン類料金) | 1,650円 |
(情報管理料金(消費税込) | 130円 |
資金管理料金(消費税込)⑥ | 380円 |
計 | 13,530円 |
お支払いプラン
頭金 | 352,038円 |
---|---|
割賦元金 | 3,090,000円 |
支払い開始月 | 28年11月より |
支払い回数 | 72回 |
初回 | 43,746円 |
毎月 | 41,000円 x 59回 |
ボーナス 7月 | 100,000円 x 6回 |
ボーナス 12月 | 100,000円 x 6回 |
実質年率5.8%
訪問を終えて
今回応対してくれたセールスマンは若い方で、エスティマの誕生からのいきさつについてはあまり知識を持っていなかったようです。
それをいいことに私の方から日頃思っていることや「うんちく」をずいぶんと言わせてもらい、スッキリした気分で帰ってきました。相手にしてみれば迷惑だったかもしれませんが。
どうしてもエスティマに関しては自分なりの思い込みがあります。もう25年も前にあんなユニークなクルマが登場したこと自体が画期的だったことと、私にとっては何としても欲しかった最初のクルマでもありました。
やっと念願が叶って手に入れたのは登場してから約2年後。ちょうどオデッセイが登場した頃でした。当時は同じ乗用車的イメージのミニバンとしてよく比較されたものですが、私の気持ちは既にエスティマで固まっていたこともあって、わき目も降らず購入したものです。
その頃はクルマというか未来的な空間を味わえる特別なスペースとして、ずいぶん車内に籠って時間を過ごしていたのを思い出してしまいます。
それから25年経って今改めて新型エスティマを見るにつけ、その基本的なフォルムが殆ど変わっていないことと、当時は極めて斬新だったパッケージングが、今では日本なりの進化発展を経て現在のようなミニバンが生み出されてきたことには実に感慨深いものがあります。
エスティマユーザーはいつまでたってもエスティマユーザー。このクルマがそのユニークなデザインを捨てることなく、今後も末永く継続されていくことを願うばかりです。
もうすぐうちの息子も自動車免許を問える年齢になるので、そうしたら今度はセカンドシートに乗せてもらい、初めて念願の「後ろ席に座って」エスティマならではの豪華さを楽しませてもらおうと、今から楽しみにしています。
 
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