フリード グレード毎の違いまとめ。どのグレードが最適?

ホンダフリード

見れば見るほど味が増すミニバン、フリード。ホンダの車はスルメのように、噛めば噛むほど味が出る車が多いですね。フリードもそのうちのひとつです。

近年のミニバンと言えば箱型が主流ですが、フリードは卵型。時代にやや逆行したスタイルと言えます。丸々としていて、どこか可愛らしい。けれどもしっかりとパワーがある。それがフリードの味というものです。

カタログを見てエクステリアに驚き、心惹かれて購入検討に至るという人も多いでしょう。見た目が気になって検討しているけれども、どのグレードを買えばいいのかわからないというのが多くの人の悩みだと思います。

フリードのグレードごとの違いについて、簡単にまとめてみました。自分にとってどのグレードが最適なのか、ここで見極めましょう。

フリードのグレード表

グレード 乗車定員 価格
B 6人 1,880,000円
(2,096,000円)
G 6人 1,980,000円
(2,212,200円)
7人 2,001,600円
G・Honda SENSING 6人 2,100,000円
(2,332,200円)
7人 2,121,600円
Modulo X Honda SENSING 6人 2,830,680円
7人 2,852,280円
※()内は4WD価格

価格差を見ると、各グレード間の価格差はだいたい10万円ほどとなっており、モデューロスタイルのグレードを含めると全体で約95万円ほどとなっています。

そのうえで各グレードの仕様がハッキリと異なっていれば、どのグレードも買うだけの価値があると言えますね。それでは、価格に見合う仕様となっているのか、これからじっくりと見ていきましょう。

各グレードの特徴、捉え方

基本となるグレードは、BとGの2つだけです。
捉え方としては、Bは必要最低限の装備のみを装着しているグレード、Gは内装に加工・装飾をプラスし、リアの左側のみパワースライドドアとなったグレードと考えると良いでしょう。

また、G・Honda SENSINGは先進安全装備をプラスしたグレード、Modulo Xはスポーティなエクステリア・インテリアが追加されている特別なグレードとなります。

そう考えるとフリードのグレードは比較的わかりやすいことが分かりますね。

装備を基準にグレードの特徴を見てみる

細かい仕様の違いは、装備に現れます。
それは外装であったり、内装であったり、機能であったりとさまざまです。装備の違いを知ることで、そのグレードをよりよく理解することができる。

そして、メーカーの意図なども理解することができます。各グレードの代表的な装備を取り上げ、その違いについて見てみましょう。なお、各グレードに搭載されている装備の詳細は、下記PDFから確認することが出来ますので、気になった方は後でご確認ください。

freed_equipment_list.pdf

全グレード共通の標準装備

  • ハロゲンヘッドライト(マニュアルレベリング機構付)
  • 3列目シート3点式ELRシートベルト
  • 運転席用i-SRSエアバッグシステム&助手席用i-SRSエアバッグ
  • アイドリングストップシステム
  • スライドドア・イージークローザー(両側)
  • Hondaスマートキーシステム(キー2個付)&パワースイッチ
  • テレスコピック&チルトステアリング
  • 15インチスチールホイール+スチールラジアルタイヤ+フルホイールキャップ
  • フルオート・エアコン

標準装備されている装備の一部を抜粋し、気になる装備をまとめてみました。その中でも注目してほしい3つの装備をちょっと詳しく紹介していきたいと思います。

3列目シート3点ELRシートベルト

ELRとは、緊急ロック機構のことです。衝突時など、強い衝撃を受けた場合にベルトが自動的にロックして身体を固定してくれます。

運転席用i-SRSエアバッグシステム&助手席用i-SRSエアバッグ

ホンダのエアバッグシステムの強化版のようなものと考えれば問題ありません。SRSエアバッグよりもグレードの高い装備です。

スライドドア・イージークローザー(リア両側)

手動のスライドドアがリア両側につけられています。イージークローザーは手動でドアを閉める際に、半ドア状態から自動的にドアを引き込んで、ドアが完全に閉じるのをサポートしてくれる機能です。

 

全体的に、必要なものはすべて全グレード共通の標準装備となっていると言えるのではないでしょうか。後は実用的な機能よりも、装飾や加工の違いといったものがグレードごとの違いとして大きいようです。

Bの装備、インテリア、エクステリア

HondaFREED_B_外観
HondaFREED_B内装
  • 2列目キャプテンシート(両側アームレスト付)(内側アームレストのみ)
  • コンビニフック付1列目シートアームレスト(運転席のみ)
  • インパネミドルエリア(ウォームガンメタ)
  • 間欠フロントワイパー(ミスト機構付)

Bは標準装備の内容に加えて、他グレードと比較して上記の装備となっています。見てわかる通り、基本的な装備や機能は全て揃っているのが特徴的です。Bにのみ装着されていない機能や装飾、装備が多くありインテリアもチープな印象が残ります。

ただ、フリード自体そこまでインテリアや内装にこだわっている車種というわけではないので、最低限の価格でシンプルな雰囲気が出てよいのではないかと、私個人としては思いますし、ベースグレードとしては非常によくできているのではないでしょうか。

Gの装備、インテリア、エクステリア

HondaFREED_G外観
HondaFREED_G内装
  • リア左側 パワースライドドア(イージーオープンドアハンドル/タッチセンサー/挟み込み防止機構付)
  • プラズマクラスター技術搭載 フルオート・エアコンディショナー(4WDのみ)
  • 2列目キャプテンシート(両側アームレスト付)※2WD
  • 2列目6:4分割タンブルシート(センターアームレスト付)※4WD
  • 木目調インパネミドルエリア
  • シルバー塗装インナードアハンドル(フロント)
  • ロールサンシェイド(スライドドア両側)※4WD
  • シートバックポケット(助手席)
  • バニティミラー付
  • 運転席用&助手席用サンバイザー
  • メタリック塗装パワーウインドウスイッチパネル(フロント)
  • センターテーブル(インストルメントパネル内蔵型)
  • シルバー塗装エアコンアウトレットノブ
  • IRカット〈遮熱〉/UV カット機能付フロントウインドウガラス※4WD
  • IRカット〈遮熱〉/スーパーUVカット フロントガラス※4WD
  • 車速連動間欠/バリアブル間欠 フロントワイパー(ミスト機構付)

Bと比べると一気に装備が増えましたね。
追加された装備を見てみる限りだと、基本的に機能的な装備に加えて、インテリアに手が加わったところでしょうか。

Bでは装着されなかったリア左側のパワースライドドアは利便性がありますし、フルオートエアコンにプラズマクラスターが搭載されたのはうれしいです。内装は高級感あふれるものではありませんが、チープ感がなくなっているのがポイントになります。

ただ価格を考えると仕方がないように思えますが、マルチインフォメーションディスプレイではなく、インフォメーションディスプレイとなっているところが気になる点でしょうか。

G・Honda SENSINGの装備、インテリア、エクステリア

HondaFREED_G・HondaSENSING外観
HondaFREED_G・HondaSENSING内装
  • Honda SENSING
  • リア両側 パワースライドドア
  • マルチインフォメーションディスプレイ

名前からある通りHondaSENSINGだけの追加、と思いきやマルチインフォメーションディスプレイやパワースライドドアが両側に搭載され、利便性が増しています。

ちなみに、HondaSENSINGに搭載される各装備については以下の装備となります。

・衝突軽減ブレーキ(CMBS)

前走車や歩行者との衝突の危険性があるとコンピュータが判断した場合、まずディスプレイ内の表示・音でドライバーに注意を促します。そこからさらに接近した場合には、軽くブレーキをかけて体感的にドライバーに警告。緊急時にはさらに強くブレーキをかけて、衝突回避・被害軽減をする機能です。

・誤発進抑制機能

停車時、または約10km/h以下で走行中、前走車が近くにあることをミリ派レーダーが検知。そこからアクセルペダルを急に踏み込んでしまった場合の急加速を制御して、さらにディスプレイ表示と音で警告してくれます。

・歩行者事故低減ステアリング

ミリ波レーダーと単眼カメラで、路側帯の歩行者や車線を検知します。歩行者側の車線を逸脱して、歩行者と接触しそうだとコンピュータが判断した場合、ディスプレイの表示と音で警告。同時にステアリングを回避方向へと自動制御し、ドライバーの回避操作を促す機能です。

・路外逸脱抑制機能

単眼カメラで車線を検知し、車両が車線を逸脱しそうな場合に、ディスプレイ内の表示・ステアリングの振動で警告をしてくれます。同時にステアリング制御も行い、車線内へ戻すように支援してくれるのです。

・ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)

ミリ波レーダーと単眼カメラで前走車との車間距離と速度差を検知し、あらかじめ設定された速度の範囲内で加速・減速を行います。一言でまとめれば、前走車に追従するクルーズコントロールシステムです。

・LKAS(車線維持支援システム)

単眼カメラで車線を検知して、車両が車線の中央を維持できるよう、ステアリング操作を支援する機能。車線を外れそうになったら、ディスプレイで警告し、ステアリングを震えさせ警告してくれます。

・先行車発進お知らせ機能

信号待ちなどにおいて、先行車が発進したことに気づかず停止し続けた際、音と表示でお知らせしてくれる機能です。

・標識認識機能

単眼カメラで道路標識を認識し、ディスプレイに表示することで、標識への注意を促し、安全運転を支援する機能です。

Modulo X Honda SENSINGの装備、インテリア、エクステリア

HondaFREED_Modulo X外観
HondaFREED_Modulo X内装
  • 1列目シート用 i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム〈1~3列目シート対応〉
  • LEDヘッドライト(ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機構付)
  • LEDアクティブコーナリングライト
  • 専用シート(Modulo Xロゴ入り)コンビシート(プライムスムース×ファブリック)&専用インテリア
  • 本革巻ステアリングホイール(ディンプルレザー&スムースレザー /ピアノブラック調)
  • ピアノブラック調インパネミドルエリア
  • 運転席グラブレール
  • 専用フロアカーペットマット(プレミアムタイプ/Modulo Xアルミ製エンブレム付)
  • 専用LEDフォグライト
  • 専用エクステリア
    フロントグリル
    フロントエアロバンパー
    フロントビームライト
    ドアミラー(プレミアムスパークルブラック・パール)
    リアロアスカート
  • 専用サスペンション
  • 15インチアルミホイール+スチールラジアルタイヤ(Modulo X専用デザイン)

そもそも「Modulo Xって何?」と感じた方も多いと思いますので、ここで簡単に説明すると、Honda車を知り尽くした熟練のエンジニアがベース車両に様々な手を加え、より『走ることの楽しさ・ドライバーの心を躍らせるクルマ』に仕上げているグレードです。

そのため、専用装備を見てもらってもわかるように、エクステリアやインテリアだけではなく、サスペンションといった足回り部品も変更されています。見た目からまず違いますし、運転本来の楽しさをいつもの道で感じられるグレードとなっています。

各グレードの魅力や選んでいる人の傾向

各グレードの仕様の違いを見てきました。フリードは、グレードごとに「価格を抑えた」「質感をあげた」「安全性を高めた」「走る楽しさを高めた」といった明確な違いが感じられます。

オーナーはそういった特徴に魅力を感じ、各グレードを選んでいます。今一度、各グレードの特徴・魅力を整理し、どのような人がそのグレードを選んでいるのかについて触れてみましょう。

Bの魅力、選んでいる人はこんな人

HondaFREED_Bシート

 

Bの魅力はやはり価格の低さでしょう。フリードの中では最も安く購入することができ、なおかつ必要最低限な機能は全てそろっています。

全グレード共通の標準装備だけでも機能がたくさんあって便利なので、運転していて不満を感じることはないでしょう。

口コミなどを投稿するオーナーは少ないですが、車にそれほど興味がなく価格を抑えたいと考えている人にとっては受けが良いグレードだと考えられます。

Gの魅力、選んでいる人はこんな人

HondaFREED_Gシート

Gの魅力はBよりも質感が向上していることでしょう。

ただ、その分価格は「ホンダらしく割高」といった印象を受ける人が多いようです。フリードはトヨタのシエンタと比べられることが多く、シエンタのほうが安い。質感はフリードのほうが良いと感じている人が多いですが、お買い得感は薄いでしょう。

インテリアの質感に関しては、「かなり頑張っている」というのがオーナーの共通認識となっています。ささやかながらシルバー塗装やメタリック加工があるというのが、そういった評価に繋がっているのでしょう。

そのため、手放しに良いとされているわけではありません。フリードの購入者は内装をあまり重視していない傾向があるため、インテリアに多少不満が生じても目をつぶっているという印象を受けます。

それでも機能は充実していますし、リア左側だけとはいえパワースライドドアがあるというのが魅力です。オーナーもそういった機能面を重視して購入している傾向があります。

G・Honda SENSINGの魅力、選んでいる人はこんな人

HondaFREED_G・HondaSENSINGシート

先進安全装備は普段から効果を発揮してくれるものではありませんが、ACCは高速道路や渋滞時などに使う人が多く、日常的に使われています。

通勤で高速道路を利用する、週末には遠方に出かけることが多いという人にとっては、とても魅力的なグレードです。両側パワースライドドアも非常に魅力があります。

安全装備があること、質感・使い勝手などから価格は「妥当」だと感じる人が多いです。

フリードの購入者はファミリーユースの人が多いため、リア両側パワースライドドアや念のための安全装備の追加などに惹かれるのも納得できます。売れているグレードです。

Modulo X HondaSENSINGの魅力、選んでいる人はこんな人

HondaFREED_Modulo Xシート

「特別感を味わうことが出来る」
「走る楽しさを思い出せて、遠くまで行きたくなる1台」

Modulo X最大の魅力はここにあると思います。
エクステリアにインテリア、足回りと大きく変更されていることで、ほかのフリードとは一線を画していますし、走行性能も向上しフラットで快適な走りが実現しているので、乗った人すべてを笑顔にしてくれる、まだまだ魅力はたくさん出てくる特別な1台となっているのが魅力的なポイントです。

ただ、ほぼすべてに変更がされているので、価格はかなり高くなっているのが難点となっており、乗用車としての立ち位置からなかなか手を出しづらいのも事実。

そのため、購入者はファミリー層よりも、多人数でのドライブが好きな独身層に多い傾向にあります。

総合的に売れているグレードを考察

恐らく、Hondaのセールスマンはホンダセンシングをおすすめするのではないでしょうか。各種安全装備が充実しており、リア両側パワースライドドアによって利便性が向上しているというのはファミリー層にとって大きな魅力です。

しかし、こちらとしてはベースグレードであるBをおすすめします。

やはり価格が抑えられていながらも、必要な機能は全て揃っていて運転していて不満がないというのは魅力的です。内装の質感に不満を感じる人や、パワースライドドアが欲しい人は他グレードを検討すると良いでしょう。

まずはBを基準として考え、足りない装備がある場合はその装備が揃うグレードを選ぶというのがおすすめの選び方です。G以降には「Cパッケージ」といったパッケージ化されたオプションを追加することもできます。

これによって4WDにしか設定のなかった装備がFFでも装備可能となります。

収納や内装の質感を強化するSパッケージもある。パッケージオプションの完成度が高いので、そういったところで不満点を解消してみるのも良いでしょう。

 

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