エスティマHV グレードの違いまとめ。自分にベストなグレード探し

トヨタエスティマHV

環境への配慮で、所有するステータスをより高めた車。
エスティマはミニバンの中でも特に愛されている車で、旧型から新型へと買い換えるオーナーがとても多いです。

新規顧客獲得は好調ではないようですが、昔からのファンだという人の多くが新型を購入するため、売り上げは堅調となっています。

そんなエスティマには、ハイブリッドタイプが設定されているのです。

こちらも売り上げは堅調といったところですが、モーター併用によって2,700cc相当とも言えるようになった動力性能や環境に配慮したつくりに満足するオーナーが多く見られます。

エスティマの所有する喜びと環境に配慮しているという満足感で、よりオーナーのステータスを高める車だと言えるでしょう。

そんなエスティマHVを購入するにあたって、グレード選びはとても大切です。

ガソリン車よりも価格が上がりますから、価格と装備・仕様のバランスを探らなければなりません。バランスの良いお得なグレード、自分にとってベストなグレードはどれかを見極めるために、グレードの違いについてまとめてみました。

エスティマHVのグレード表

グレード 価格
AERAS 4,352,400円(4,311,163円)
AERAS PREMIUM 4,391,673円
AERAS SMART 4,532,073円
AERAS PREMIUM-G 4,928,727円
※()内は8人乗り価格

エスティマHVは2016年6月のマイナーチェンジで、グレード体系が整理され、上記の形になっています。

Xという400万円を下回っていたグレードと、Gという500万円を上回っていたグレードが廃止されました。7人乗り最低価格と最高価格とを比べても、差は37万円程度とグレードごとの価格差は小さいです。

各グレードの価格差が小さいということは、装備や仕様の差がそれほどないのではないかと想像できますが、実際はどのようになっているのでしょうか。

グレードごとの違いについて詳しく触れ、価格と見比べ、価格に見合った内容となっているのか、上位グレードを購入する価値はあるのかなどについて検証してみます。

各グレードの特徴、捉え方

ベースグレードであるアエラスは素材や装飾を抑えることによって、価格を抑えています。

最安価でコストパフォーマンスが高く、「迷ったらこれを選べばいいグレード」だと考えれば良いでしょう。こだわりのある人には物足りない部分もあるでしょうが、万人受けするグレードです。

プレミアムはベースグレードの機能面はほとんどそのままに、ソフトレザー素材を使うことによって質感を高めています。スマートは素材はプレミアムとそのままに、加工や装飾をプラスし、機能面も強化したグレードです。

プレミアム・Gも本革を使い木目調加工を施すなどして質感を高めていますが、実用的な装備もプラスしたグレードとなっています。

標準の機能をしっかり備えたアエラスと、そこから質感を高めることにのみ注力したプレミアム。機能面で大きく変更点を加えたスマート、そこからさらに質感・機能を少し高めたプレミアム・Gといったところでしょうか。

装備を基準にグレードの特徴を見てみる

2016年6月にマイナーチェンジされ、グレード体系が整理された影響で、エスティマHVの各グレードの装備内容にも変化が生じています。

特にエクステリアのエアロパーツが全車標準装備となっている点が、ガソリン車・ハイブリッド車双方での大きな特徴です。

前モデルまでのエスティマHVに乗っていたという人も、ハイブリッド車は初めて検討するという人も、エスティマ自体初だという人も、装備は特に注目したい点だと言えます。

各グレードの代表的な装備を挙げ、その違いについて見てみましょう。

全グレード共通の標準装備

  • 17インチ切削光輝アルミホイール&センターオーナメント(ブラック塗装)
  • エアスパッツ(フロント・リヤ)
  • エアロスタビライジングフィン(リヤ)
  • スタビライザー(フロント)
  • UVカット機能付インドシールドグリーンガラス(トップシェード・高遮音性&IR(赤外線)カット機能付)
  • HVシンボルマーク(フロント・サイド・リヤ)
  • Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)&LEDクリアランスランプ
  • Toyota Safety Sense C
  • S-VSC(ステアリング協調車両安定性制御システム)
  • VDIM(EBD付ABS・VSC・TRC・EPS統合制御)
  • SRSエアバッグ(運転席・助手席)
  • クルーズコントロール
  • 汎用ISOFIX対応チャイルドシート固定専用バー(セカンドシート左右席/トップテザーアンカー付)
  • デュアルパワースライドドア(イージークローザー・挟み込み防止機能付)
  • オプティトロンメーター(メーター照度コントロール付)
  • チルト&テレスコピックステアリング
  • 電動 運転席8ウェイシート
  • 助手席4ウェイシート

まずはToyota Safety Sense Cについて説明します。

これはレーザーレーダーと単眼カメラの二つを併用した検知センサーを使うことによって、事故の回避・衝突被害の軽減を支援する安全装備の総称です。それぞれ運転席右側にあるスイッチで操作することができます。機能の内容は以下のとおりです。

プリクラッシュセーフティシステム(レーザーレーダー+単眼カメラ方式)

約15km/h~140km/hの車速域で走行中、進路上に先行車があることを検出し、衝突が予測される場合に警報を発して回避操作を促す機能です。

警報が発されたときに約30km/h~80km/hの範囲内で走行中ブレーキを踏んだ場合、強力なブレーキアシストが作動します。

レーンディパーチャーアラート

道路上の白線(黄線)をセンサーで認識して、ドライバーがウインカー操作を行わないで、車線を逸脱しそうになった場合にブザーおよびディスプレイ表示によってお知らせしてくれる機能です。

オートマチックハイビーム

ハイビームとロービームとを自動で切り替え、夜間の歩行者などの早期発見を支援してくれます。切り替え忘れを防ぐ意味合いも強いです。

手動操作では面倒でついつい常時ハイビームもしくは常時ロービームで走ってしまうという人にはうれしい機能と言えます。

その他さまざまな安全装備が全グレードの共通装備となっているだけでなく、クルーズコントロールといった快適な運転を支援してくれる装備も標準装備されています。

電動運転席8ウェイシートが全グレード共通標準装備というのも、印象的ですね。

チルト&テレスコピックステアリングは、ステアリングホイール(ハンドル)の位置調整ができる装備です。

高さと前後の位置を調整し、自分の体格に合わせて操作しやすい角度・位置にステアリングホイールを持ってくることができるので、運転の快適性がアップします。

Bi-Beamヘッドランプは、通常のヘッドランプと違い、ロービームとハイビームが分かれておらず、一灯の光源からそれらを切り替えることができるヘッドランプです。

オートレベリング機能が備わっており、車両姿勢の変化に対応して照射軸を一定に保ち、オートマチックハイビームと併せると夜間走行にてとても重宝する機能に進化します。

オプティトロンメーターは昼間でも見やすい、自動発光式アナログメーターです。

メーターの表示全体を照らすのでなく、文字の部分のみ裏側から照らす方式によって針自体が発光しているように見せています。コントラストが明確になり、視認性が高いです。

必要最低限だけでなく、「無くても困らないけどあれば便利な装備」も全グレード標準となっているので、これだけでも十分な内容と言えるのではないでしょうか。

AERASの装備、インテリア、エクステリア

トヨタエスティマHVAERAS外観
トヨタエスティマHVAERAS内装
  • スーパーUVカット・撥水機能付グリーンガラス(フロントドア)
  • カラードバックドアガーニッシュ
  • 本革巻き3本スポークステアリングホイール
  • 「ナノイー」(フロント)、温度センサー付
  • リヤクーラー
  • ファブリック フロントドアトリム
  • ファブリック スライドドアトリム・クォータートリム
  • カーボンパターン フロントドアアームレスト(サテン調加飾モール付)
  • トリコット(ファブリック)シート

以上の装備は機能や素材がグレードごとに異なっているというものです。

上位グレードになるほど、素材は上質になり、機能は強化されます。ベースグレードは上位よりも劣っていると言えるのですが、エスティマHVの場合は「ベースグレードでもこれだけ揃う」とポジティブな言い回しのほうが似合うのではないでしょうか。

全グレード共通の標準装備が非常に充実していることもあり、これだけで十分価格に値する装備内容となっています。同じ価格帯でもこれより装備が劣る車もあるため、むしろ割安です。

AERAS PREMIUMの装備、インテリア、エクステリア

トヨタエスティマHVAERAS PREMIUM外観
トヨタエスティマHVAERAS PREMIUM内装
  • フロントパフォーマンスダンパー
  • メッキバックドアガーニッシュ
  • ソフトレザー フロントドアトリム
  • ソフトレザー スライドドアトリム・クォータートリム
  • 高輝度シルバー フロントドアアームレスト(サテン調加飾モール付)

フロントパフォーマンスダンパーというのは、走行時に発生する微かな振動を減衰・吸収することで、運転していて感じる不快な振動・騒音を解消するという機能です。便利な機能ですが、フロントのみだとバランスを崩すのではないかという意見もあります。

ファブリック素材だったところがソフトレザーになり、装飾が高輝度シルバーになりました。ソフトレザーが採用されているというところが見た目としても、触り心地を含めた質感としても重要なポイントでしょう。

実用的な面ではなく質感という面で高めているグレードであり、4万円程度の価格差であれば妥当なのではないでしょうか。

AERAS SMARTの装備、インテリア、エクステリア

トヨタエスティマHVAERAS SMART外観
トヨタエスティマHVAERAS SMART内装
  • スーパーUVカット・IR(赤外線)カット機能付・撥水機能付グリーンガラス(フロントドア)
  • スーパーUVカットプライバシーガラス(リヤドア・リヤクォーター・バックドア)
  • 「ナノイー」(フロント・リヤ)、温度センサー付
  • リヤオートエアコン(リヤクーラー+リヤヒーター)
  • ソフトレザー(アクセントステッチ付)フロントドアトリム
  • ピアノブラック(幾何学柄)フロントドアアームレスト(サテン調加飾モール付)
  • 6;4分割・手動床下格納機能付サードシート用 脱着式デッキボード
  • 合成皮革シート(昇温降温抑制機能付フロントシート)
  • 快適温熱シート(運転席・助手席)

プレミアムは素材や装飾が変化したのみといったところでしたが、スマートは実用的な装備・機能もプラスされています。UVカットガラスの機能が強化され、ナノイーがリヤにも対応しました。

ソフトレザー素材はそのままに、装飾や加工の追加がされているのも特徴的です。

快適温熱シートは冬などにありがたい機能ですし、温度の上がり下がりを抑制するフロントシートは夏や冬などシートが極度に熱くなる・冷たくなる時期にはとても便利な機能となっています。

ベースグレードから20万円近く価格差がありますが、シートの機能などに魅力を感じるのであれば購入する価値も十分にあるのではないでしょうか。

AERAS PREMIUM-Gの装備、インテリア、エクステリア

トヨタエスティマHVAERAS PREMIUM-G外観
トヨタエスティマHVAERAS PREMIUM-G内装
  • パワーバックドア(イージークローザー・挟み込み防止機能付)
  • 本革巻き&木目調3本スポークステアリングホイール
  • 本革巻き&木目調7速スポーツシーケンシャルシフトマチック
  • 木目調フロントドアアームレスト(サテン調加飾モール付)
  • ブランノーブ(ヌバック調ファブリック)+合成皮革シート
  • 電動6;4分割・床下格納機能付サードシート

他グレードではマニュアル操作だった6:4分割・床下格納機能付シートが電動になっています。デッキサイドトリムに設置されているスイッチを操作するだけで、サードシートを左右別々に床下に格納することが可能です。

復帰も電動で行うことができます。これによって、フラットでワイドなスペースをつくることができ、大きな荷物でも余裕で積み込むことができるようになるのです。

その他本革も使われるようになり、質感も高くなっています。ただその分価格も高いです。価格とのバランスは良いとは言えないのではないでしょうか。

各グレードの魅力や選んでいる人の傾向

エスティマHVは箱型ミニバンが全盛を誇るなかで卵型の流麗なボディが異彩を放ち、特別志向の強いエスティマにハイブリッドシステムを積むことによってさらにその色を強めた車です。

実用的な機能といった面だけでなく、所有する喜びがどれだけあるのかといったところも気にする人が多い傾向があります。

エスティマHVの各グレードについて、そのグレードの魅力を整理しながら、オーナーの意見や選んでいる人の傾向などについても見てみましょう。

AERASの魅力、選んでいる人はこんな人

トヨタエスティマHVAERAS内装

アエラスは現タイプのものでは最も安く手に入るエスティマHVです。装備内容も必要十分プラスαであり、価格の割安感があります。

エスティマHVはエクステリアが気に入ってエスティマの購入を検討し始め、その環境性能や動力性能の高さから購入する人が多いです。または、エスティマのガソリン車からの乗り換えですね。

エスティマHVという車自体に興味があるという人が多いので、素材などに特にこだわりなく価格の割安感から選ぶ人が多い傾向があります。前タイプも価格と装備とのバランスが良いということが人気の理由となっていました。

そういった特徴をしっかりと受け継いでいるため、多くの人に選ばれているということです。

AERAS PREMIUMの魅力、選んでいる人はこんな人

トヨタエスティマHVAERAS PREMIUM内装

アエラスプレミアムは、前タイプだとアエラス・プレミアムエディションという特別仕様車として設定されていたものになります。

ベースグレードとの違いはパフォーマンスダンパー以外は素材のみとなっているのですが、4万円追加して素材をソフトレザーにグレードアップできると考えるとお得です。

素材にこだわりたい人にとっては良い選択肢となっています。

エスティマを購入したい方はこちらの記事もおすすめです。こちらの記事では、エスティマエアラスプレミアムを実際にディーラーへ行って値引き交渉をしています。ぜひ参考にご覧ください。
>【見積書公開】エスティマHV値引き挑戦レポート。ディーラーはいくら値引きしてくれた?

AERAS SMARTの魅力、選んでいる人はこんな人

トヨタエスティマHVAERAS SMART内装

素材はもちろんのこと、実用性においてもこだわりたい人は、スマートを選んでいる傾向があります。スマートは2014年に生まれた特別仕様車である「VERYエディション」のイメージを受け継いでいる車だと言われています。

これは女性ライフスタイル雑誌とのコラボレーション企画として生まれたものであるため、スマートもピアノブラックなど女性受けする部分が多いです。

加工・装飾だけでなく、機能においてもUVカットガラスの強化やナノイーの機能強化などといった女性にうれしい機能の追加が多いので、女性が主導権を握って車選びをする家庭に選ばれている傾向があります。

AERAS PREMIUM-Gの魅力、選んでいる人はこんな人

トヨタエスティマHVAERAS PREMIUM-G内装

プレミアムは素材の変更がほとんどでしたが、プレミアム-Gも本革を使用するなどといった素材の変更点が多いです。

電動格納シートなど、実用性を高めている部分もありますが、他グレードとの価格差のうち最も多くを占めているのは本革素材でしょう。革にこだわる人には良いかもしれませんが、それ以外の人にはあまり選ばれていません。

価格も本体価格だけで500万円に近くなるので、選びやすいグレードではないでしょう。

総合的に売れているグレードを考察

素材にこだわる人はプレミアムまたはプレミアム-G、より女性受けするモデルがスマートと、各グレードがメーカーの目的・意図をよく表しているという印象があります。

だからこそ、まずはベースグレードを中心として考えるべきではないでしょうか。価格差や装備などを相対的に比べてみた上で、自分が必要とする装備・素材などと照らし合わせて、最適なグレードを選ぶことをおすすめします。

全グレード共通の標準装備だけでも必要十分すべてを満たしているというのは、トヨタのやる気を感じる部分ですね。

トヨタのミニバンはグレードによるオーナーの住み分けをハッキリさせるため、全グレード共通の標準装備を充実化させる傾向がありますが、エスティマHVはその傾向がより強いです。

そのために、グレードの比較検討には十分な時間を割く必要があります。

 

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