エルグランド実燃費計測レポート。現行モデルの実燃費はいかに

実燃費エルグランド

カタログ燃費:10.8km/L
実燃費平均:7.82km/L

日産の上級Lサイズミニバン、エルグランド。2016年現在現行モデルにあたる3代目後期型は、フロント周りのデザインがそれまでとは一新され、新しいエルグランドのイメージを作りました。

より高級感を高く、より使いやすく・・・モデルチェンジ・一部改良を繰り返すごとにそれらの色は強まり、現在でも人気のある車です。

ただし、その大きく重い車体から燃費を心配する人もいるでしょう。カタログ燃費を見てみると、ライバル車であるアルファードやヴェルファイアなどよりも微妙に燃費が悪いようですが、実燃費平均としてはそれほど変わりません。

エルグランドの実燃費はどの程度なのか、オーナーの実燃費記録を拾った上で、私自身が運転することによって確かめてみました。

各オーナーの実燃費記録を紹介

「普段は6~7km/L程度、高速では10~11km/L程度です」
「高速中心の運用で9km/L程度になっています」
「都市部では6km/L、高速道路では8km/L前後です」
「町乗りでは8km/L、高速道路では14km/Lでまったく問題ありません。この大きさ・重さなら十分ではないでしょうか」
「小さな子供がいるため、安全運転を心がけており、一年間の平均は10.5km/Lとなりました。高速道路で100km/h前後の速度に維持すると12km/Lは超えていたので、大満足です」
「町乗りで7.4km/L、高速道路で10km/L。この重さでこの数字なので十分満足しています」
「これまで約1,300km、そのうち5割程度は高速道路での走行だったのですが、燃費は10.6km/Lとなっています」
「購入してから1年が経過して、総走行距離は2万kmを超えました。燃費計を見てみると、平均燃費は10.3km/Lとなっています。納得のいく燃費ではないでしょうか」
「現在のところ8.4km/Lとなっており、カタログから見ればいたって順当な数値であり、良くも悪くも普通の燃費性能といったところです」
「毎日30km程度の通勤がメインの用途なのですが、燃費はリッター7km台後半でした。このクラスの車であれば妥当ではないでしょうか」

「日産車には燃費を求めていません」という意見も多数ありました。

エンジンの出力・トルクともに比較的性能が良いため、加速力・走行性能に満足し、燃費よりもそれらを重視している傾向があります。快適に走ることができるのであれば、燃費はそれほど抑えなくても良いというのが多くのエルグランドオーナーの意見です。

それでも決して燃費が悪いわけではありません。オーナーの実燃費記録を見ていると、高速道路の運用においては多くの人がカタログ燃費を超えていることがわかります。どのライバル車にも劣らない燃費性能を持っていると言えるでしょう。

運転方法次第では燃費が良くもなり悪くもなるといった印象を、オーナーの燃費記録から受けます。低燃費になる条件をそろえて走れば、カタログ燃費を超えることも容易でしょう。

用途によっては燃費を捨てなければならないこともあるでしょうが、高速道路の使用頻度が高い・田舎で運用するということであれば、それほど燃費が悪化することはないはずです。

それを検証するためにも、自分で運転してみることにしました。

走行レポート。エルグランドを実際に運転してみたら・・・

今回乗ったのは250ハイウェイスターSです。ボディが大柄なだけでなく、大きなフロントグリルもエルグランドの存在感を強くアピールしています。個人的にはヘッドライトの形が好みです。細い釣り目の形が近年の流行ですが、エルグランドは大きな釣り目で優しさと厳つさを兼ね備えているといった風に感じました。

運転席に乗り込む前に後席を見てみます。2列目シートはとてもゆったりとしていて座りやすく、快適そのものといった印象を受けましたが、3列目シートは少し窮屈です。7人乗り・8人乗りとありますが、大人4名までの乗車に最適だと言えるでしょう。

インテリアの質感は艶やかで上質な印象。上級ミニバンなので当然と言えば当然かもしれませんが、チープでは決してありません。ステアリングも本革巻きでしっかりとした質感になっています。

運転席の座り心地も良く、非常に快適です。運転するのに余計なストレスを受けずに済むのではないでしょうか。

走行性能ですが、ミニバン特有のフワフワとした感じは一切なく、かといって無駄に硬すぎるということはなく、非常に走りやすいです。2.5Lでは鈍足だ力不足だという意見もありましたが、個人的には十分満足できる性能でした。

街乗りであっても高速道路であっても過不足ない性能で、十分実用域に達しています。3.5Lなら走る楽しみも味わえそうです。

ロール感も少なく、足回りはとても秀逸。車高も抑え気味であることと合わせて、カーブが曲がりやすいです。ミニバンは扱いづらい車も多いのですが、エルグランドはとにかく扱いやすいので驚きました。

燃費を切り捨ててでも楽しく走りたいと思わされる車です。

低燃費を心がけたら

燃費を切り捨ててでも楽しく走りたい気分には駆られますが、ミニバンは実用性が高い車なので燃費もできるだけ抑えて経済的に走るほうが、やはり良いでしょう。どれだけ燃費を抑えられるのか、燃料消費を抑えやすい田舎道を30km走って確かめてみました。

今回走った道は信号も坂道も比較的少ない道でしたが、その分カーブはやや多めです。エコモードとアイドリングストップ両方をオンにして、エアコンはオフにして走ります。時間帯は比較的あたたかい日中を選びました。

発進時、エコモードだとややエンジンにセーブがかかっている感じがしましたが、それでもまだ早めです。もう少し加速をゆっくりにしたいので、アクセルを優しくふんわりと踏みます。自分の体重で自然と足が降下していくイメージです。

それからゆっくり巡航速度まで加速し、それを維持します。車どおりはそれほど多く無いので車間距離をあけ速度を維持するのは楽でした。カーブの曲がりやすさも実感しつつ、30kmの走行が終了です。

エコモードをオンにしていてもそれほどストレスを感じず、坂道が無い道だと快適そのものでした。坂道はやや厳しそうなので、その際はエコモードを解除したほうが良いでしょう。

燃費は12.4km/Lとなり、カタログ燃費を超えました。今度は高速道路で50km、エコモードをオフにして走ってみたところ、燃費は13.6km/L。高速道路での加速にはまったく不満がありませんでした。

90km/hから100km/h程度で維持すれば燃費も良くなります。それ以上の加速もできますが、低燃費に走りたいのであればおすすめはしません。

燃費なんて気にせず走ってみたら

市街地で思い切り加速してみました。走行距離は30km、信号の多い道で急加速&急停止を繰り返します。寒いのでエアコンを付け、エコモードも解除しました。信号が青になった途端にアクセルを思い切り踏み込み、加速。

その加速感はLサイズミニバンのそれを超えており、「おお」と唸りました。まさにハイウェイスターです。

ブレーキの制動力も良いと感じました。良く走り、良く曲がり、良く止まるといった自動車の基本をしっかりと押さえていて好印象です。燃費は8.2km/Lとなりましたが、思ったよりも悪くはなりませんでした。

もう少し悪くするために峠を上ってみます。峠の開始地点と終了地点前後を含めて20km程度の走行です。高さが抑えられていて、その分足回りに予算が使われているということで、峠道でも安定しています。カーブも曲がりやすいのでその点は問題ありません。

ただし、坂道となると加速が少し苦しくなってきます。やはり2トン近い重量と前面投影面積の大きさからくる空気抵抗の大きさといった要素が、坂道での加速を厳しいものとしているのでしょう。坂道を頻繁に走るという人は3.5Lエンジンを積むグレードを選択したほうが良さそうです。

峠道を走った結果、燃費は5.4km/Lとなりました。

エルグランドに興味が湧いた方は下記ページも参考にしてください。下記ページではエルグランドについて、燃費以外の特徴や魅力を紹介しています。
>エルグランド おすすめグレードはどれ?違いや特徴をまとめてみました

まとめ

エルグランドは高速道路や地方の道で走ると10~15km/L程度の燃費になりますが、坂道を頻繁に上る場合には一気に燃費が落ちることがあります。

それは平坦な道だとエンジンの余裕があるためエコドライブをしても周りの流れに合わせて走ることができ、坂道だとパフォーマンス不足だということが理由となっているのです。

カタログ燃費から燃費性能を心配する意見もありますが、他のLサイズミニバンと比べ決して悪い数値ではなく、購入した後には満足している人が多いので、それほど燃費を気にしなくても良いのではないでしょうか。

 

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