ヴォクシーHV グレード毎の特徴解説。自分にベストなグレード選びに

トヨタヴォクシーHV

背が高いミドルサイズミニバンの人気車種であるヴォクシーは、1800ccエンジンを積んだハイブリッドを選ぶことができます。

優れたミニバンの機能性と低燃費を両立させることのできる車ということで、ハイブリッドを選ぶという人も多いのではないでしょうか。

ミニバンの中でもトップクラスの人気を誇るヴォクシー。
そのハイブリッド車について、パッと見ただけではわかりづらいグレードの違いに触れてみます。自分に合ったグレード選びができるよう、十分に比較・検討をしましょう。

ヴォクシーHVのグレード表

グレード 価格
HYBRID X 3,014,280円
HYBRID V 3,142,800円
HYBRID ZS 3,269,160円
HYBRID ZS“煌” 3,363,120円
※( )内は4WD価格

ガソリン車の多くには8人乗りが設定されていますが、ハイブリッドとなると8人乗りの設定がなくなるため、8人乗りが良いという人はHVを選ばないようにしなければなりません。

また、ハイブリッド車は2WD(FF)のみの設定となっているので注意しましょう。

最も安いXと最も高いZS”煌”との価格差は、約35万円。
特別仕様車を除けば、グレードごとの価格差は約13万円となっていて、グレードが上がるたびに10万円上がるというのは、他車種と比べると低い価格差と言えます。

しかし、10万円値上がりする価値があるのかどうかは、ヴォクシーHVの各グレードの違いを知らなければわかりません。上位グレードを買う価値・必要性があるのか、自分に適したグレードは何かを判断するため、各グレードの違いについて、これから詳しく説明します。

グレードは3種類。わかりやすくまとめてみた

ヴォクシーHVに設定されているグレードは、X・V・ZSの3つと非常にわかりやすくなっており、その上で特別仕様車として煌(きらめき)があると考えると良いでしょう。

各グレードの特徴を見てみると、Xは最安価(ベースグレード)で、普段よく使うとされている装備がほとんどすべて備わっています。

標準装備ではない装備は上位グレードよりダウングレードしていることもありますが、ヴォクシーHVでは素材が異なるだけで機能面は特にダウングレードされていません。コストパフォーマンスの高い、実用性において必要十分のグレードです。

Xよりも機能を強化して実用性を高めつつ、素材を上位のものにしたものが、Vになります。

ZSはXと同じ機能ですが、素材はVと同じく上位のものに変わり、専用のエアロパーツが付けられた見た目と質感にこだわるグレードです。

ZSをベースとした特別仕様車の煌は、エクステリアやインテリアといった見た目の印象につながる装備に手が加えられているだけではなく、実用的な装備も追加されています。コチラは後ほど詳しく紹介していくことにしましょう。

装備を基準に違いを解説

グレードごとに違いが明確に現れるのは、主に装備内容や機能についてです。グレードごとに違いのある装備・機能をできるだけわかりやすく、かつ丁寧に説明します。

なおここで挙げる装備や機能は一部であり、全体を見たい方は下記PDFから各グレードの装備内容をご覧ください。

X・V・ZS
voxy_equipment_list_201806.pdf


voxy_special_equipment_list_201711.pdf

全グレード共通の標準装備

  • エンジンフードサイレンサー
  • クルーズコントロール
  • [高遮音性ガラス] UVカット+IRカット機能付ウインドシールドガラス(グリーン合わせ)
  • Toyota Safety Sense
  • 先行車発進告知機能
  • ドライブスタートコントロール
  • 車両接近通報装置
  • Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ
  • オートマチックハイビーム対応 コンライト(ライト自動点灯+消灯システム)
  • ウォッシャー連動間欠フロントワイパー(時間調整式+車速感応式)
  • ハイブリッド専用オプティトロンメーター(メーター照度コントロール付)
  • 4.2インチTFTカラー マルチインフォメーションディスプレイ
  • ステアリングスイッチ(オーディオ+マルチインフォメーションディスプレイ)
  • S-FLOW(1席集中モード)+温度センサー付 フロントオートエアコン(左右独立温度コントロール)
  • スマートエントリーシステム(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付)+プッシュスタートシステム+スマートキー2個
  • ワンタッチスイッチ付 パワースライドドア(助手席側)

気になる装備をまとめてみました。
ヘッドランプやワイパーといった細かい点は、各グレードによって機能がことなることが多いのですが、ヴォクシーHVは全グレード共通。ハロゲンよりもLEDのほうが指向性や輝度が高く夜間の視認性に優れているので、ベースグレードでもその質が落ちることがないというのはとても良いことだと言えます。

中でも注目なのが、オプティトロンメーター。
専用のものが装着され、文字の部分を裏側から照らしてくれて針自体が発光しているように見える為、明暗がはっきりとしているので昼間でも見やすくなっていますし、「CHG(青)」「ECO(緑)」「PWR(白)」という表示が追加され、現在の車の力の出し具合が視覚化されています。

真ん中のメーターの数字の背景には青色(コントラストあり)が使われており、メーターの目盛りも細かくなっています。まとめると、ハイグレードのものよりも視覚的に理解しやすくなり、エコドライブができているのかなど運転状況も判断できるようになりました。

またトヨタの安全装備が終結したToyota Safety Senseをはじめ、エアコンの機能が全グレード統一なのも特徴的です。どのグレードでも快適な運転ができるのは好印象ですし、標準装備だけでも装備が充実していることがわかります。

HYBRID Xの装備、インテリア、エクステリア

トヨタ_ヴォクシーHV_X外観
トヨタ_ヴォクシーHV_Xコックピット
トヨタ_ヴォクシーHV_Xシート
  • 195/65R15タイヤ&6Jアルミホイール
  • ウレタン3本スポークステアリングホイール
  • インテリア配色(ブラック)
    センタークラスターパネル
    インサイドドアハンドル(フロント・リヤ)
    フロントドアスイッチベース
    サイドレジスターベゼル
  • ドアトリムオーナメント(ファブリック巻)
  • リヤクーラー
  • ファブリックシート表皮(通常)
  • 4スピーカー

ヴォクシーHVは多くの機能的・快適装備が全グレード標準となっているため、グレードごとに違うのは主に「インテリア装備の素材」であると覚えておくと良いでしょう。

例えばシート地。
全グレードでファブリック、つまり布地となっている事がヴォクシーの特徴的なポイントなのですが、Xは無機能。

3本スポークステアリングホイールの素材も本革ではなくウレタンです。このような素材・機能面においてコストカットをすることによって、全グレード標準でハイグレードな装備が付けられているにも関わらず他より低い価格を維持することができていると考えられます。

HYBRID Vの装備、インテリア、エクステリア

トヨタ_ヴォクシーHV_V外観
トヨタ_ヴォクシーHV_コックピット
トヨタ_ヴォクシーHV_Vシート
  • スーパーUVカット・IRカット機能+撥水機能付 グリーンガラス(フロントドア)
  • スーパーUVカット機能付 プライバシーガラス(スライドドア・リヤクォーター)
  • LEDフロントフォグランプ
  • 本革巻 3本スポークステアリングホイール
  • 内装(ピアノブラック塗装 箇所)
    センタークラスターパネル
    フロントドアスイッチベース
    サイドレジスターベゼル
  • インサイドドアハンドル(メッキ)
  • ドアトリムオーナメント(フロントドア/スライドドア) 合成皮革巻
  • リヤオートエアコン(リヤクーラー+リヤヒーター)
  • 「ナノイー」
  • ハイグレード/消臭機能付 ファブリックシート表皮
  • 快適温熱シート(運転席・助手席)
  • シートパックポケット(運転席・助手席)
  • バックドアイージークローザー
  • 6スピーカー

Vで新たに装着されている装備は以上となります。
UVカット機能付のフロントガラス等が他グレードよりも機能性が向上し、紫外線のカット率などが上がっていると考えるとわかりやすいでしょう。

「ナノイー」はパナソニック製品が発生させる除菌・抗ウイルスイオンの名前で、これがあることによって室内の空気環境が良くなります。

快適温熱シートは運転席・助手席両方に付けられ、冬場にはありがたい機能です。XやZSはリヤクーラーだけですが、ヒーター機能を合わせたリヤオートエアコンがVには装備されています。

後ほど詳しく紹介しますが、XだけではなくZSでも装着していない装備が、いくつかあるのもポイントです。日常的に使うような実用的な機能・装備を備えたグレードがVであると言えるのではないでしょうか。10万円近く値上がりしているだけの価値は十分にあります。

HYBRID ZSの装備、インテリア、エクステリア

トヨタ_ヴォクシーHV_ZS外観
トヨタ_ヴォクシーHV_ZSコックピット
トヨタ_ヴォクシーHV_ZSシート

※コックピット並びにシート画像は内装色を「ブラッドオレンジ&ブラック」設定時。基本の内装色はブラックとなります

  • 205/55R16タイヤ&6J鍛造アルミホイール(BBS製)
  • 専用エアロパーツ(フロント大型バンパー[メッキ加飾付]+フロントフェンダー+リヤ大型バンパー+リヤスポイラー+大型サイドマッドガード)
  • Bi-Beam LEDヘッドランプ(ブラックエクステンション)
  • エアロ専用/消臭機能付 ファブリックシート表皮
  • 内装色(ブラック/ブラッドオレンジ&ブラック)

以上の装備がZSのみの、異なる装備となっています。
特徴的なのが、やはり専用パーツが多い点ですね。

XとZS、2つを見比べてみていただけるとわかりますが、エアロパーツが装着されて顔つきが大きく変わっています。そしてBBS製の鍛造アルミホイールが高級感をより高めています。

そして一番の特徴となるのは、内装色を2つから選べる点でしょう。ZSでは内装色がブラックの他に、ブラッドオレンジ&ブラックが用意されており、差別化を図る事も可能です。

ただ、その反面Vグレードと比べると装備が以下の装備がグレードダウンしています。

  • フロントドアガラス(スーパーUVカット機能・IRカット機能+撥水防止機能付→UVカットのみ)
  • プライバシーガラス(スーパーUVカット機能付→UVカット機能付)
  • 「ナノイー」非搭載
  • リヤオートエアコン→リアクーラーのみ
  • 運転席のシートバックポケットが非装着
  • 6スピーカー→4スピーカー

そのため、装備内容としてはVグレードよりもXグレードに近く、機能性やインテリアの質感よりも、エクステリアの見た目重視した装備が追加されている、といったところでしょうか。

機能重視のVグレードか、それとも外観にこだわったZSか、しっかりと差別化がされているのはとても分かりやすいですね。

特別仕様車 HYBRID ZS“煌(きらめき)”の装備、インテリア、エクステリア

トヨタ_ヴォクシーHV_ZS煌外観
トヨタ_ヴォクシーHV_ZS煌コックピット
トヨタ_ヴォクシーHV_ZS煌シート
  • フードモール(中央:メッキ、上:ブラック、下:メッキ)
  • アウトサイドドアハンドル(メッキ)
  • バックドアガーニッシュ(社名ロゴ)ダークスモーク塗装
  • スーパーUVカット・IRカット機能+撥水機能付 グリーンガラス(フロントドア)
  • スーパーUVカット機能付 プライバシーガラス
  • オート電動格納式リモコンドアミラー(メッキ)
  • Bi-Beam LEDヘッドランプ(レンズカバー:ブラック)
  • LEDクリアランスランプ(メッキエクステンション)
  • センタークラスターパネル(ピアノブラック+シルバー塗装)
  • マルチインフォメーションディスプレイ(シルバー塗装)
  • インサイドドアハンドル(フロント・リヤ)(メッキ)
  • LEDルームランプ(フロントパーソナル・センター・リヤ)
  • リヤオートエアコン(リヤクーラー+リヤヒーター)
  • 特別仕様車用フロアマット※販売店装着オプション
  • デュアル(両側)ワンタッチスイッチ付パワースライドドア
  • 6スピーカー

煌はZSをベース車両として以上の装備が追加されています。
インテリア面での変更点を見てみると、ブラックやピアノブラックに彩られた各所装備がメッキ加工が加わり、より煌びやかな印象となっています。エクステリアにも豪華な印象を与える加飾がされているのもポイントです。

また、装備面ではZSでグレードダウンした装備にも手が加わっており、Vグレードのみに装着されている利便性の高い装備の数々が装着され、実用性も上がっています。

見た目にこだわりながらも、実用性も高めたいという方にぴったりのグレードですね。

グレードの魅力、選んでいる人の特徴から探る

各グレードの違いを、装備から解説してきましたが、それだけでは自分に合うグレードが判断できないこともあります。

そのような場合、最終判断材料としてオーナーの口コミを参考にするという人は多いはずです。そこで、最後のまとめとして、各グレードの特徴・魅力・選んだ人の傾向などを見て、自分にベストなグレードを判断してみましょう。

HYBRID Xの魅力、選んでいる人はこんな人

価格.comの口コミ数が最も多いのは、Vです。
Vの機能性の高さは確かに魅力的ですし、ミニバンの購入者は見た目よりも実用性を重視するという人も多いでしょうから、Vの人気が高いのは頷けます。

ではベースグレードであるXを選んでいるのはどのような人かというと、VとXの装備・機能の違いを見て、Vで追加・変更される点に必要性を感じなかった人です。

ヴォクシーは全体的にファミリー層の購入者がほとんどで、ヴォクシーの人気の理由のひとつに価格があります。ヴォクシーはミニバンの人気車種の中でも比較的求めやすいです。

HVだけを切り取って考えてみても、ヴォクシーHVは比較的安く手に入ります。10万円という価格差は、比較的小さな差であったとしても、ヴォクシーHVの購入者にはそれが大きく見えるようです。ハイブリッドを購入するというだけでも価格が上がり、当初の予算をオーバーしたという人もいます。

だからこそ「必要性は感じないけど、せっかくだから」という思考にならず、「必要性を感じないからベースグレードでいい」という思考になり、Xを選んでいるのです。

その結果、エクステリア・インテリア・エンジン性能・燃費・装備内容・価格すべてに満足している人が多い傾向があります。最も後悔しない安全なグレードだと言えるのではないでしょうか。

HYBRID Vの魅力、選んでいる人はこんな人

Vはお得感が高いです。多少予算に余裕のある人は、特別必要性を感じなくともVを選ぶ人が多いというほどにお得感があります。

10万円程度の価格の違いで、さまざまな機能が手に入り、ステアリングホイールの素材も本革に変わるのですから、少なくとも選んで損のあるグレードではないでしょう。実用的な装備ばかりなので、当初は必要性を感じずとも、使ってみると満足しているという人も多いです。

中間グレードということで受け入れられやすい・選ばれやすいということも人気の理由なのでしょう。予算に余裕があるならVを選んで後悔することはありません。先述した機能・装備に魅力を感じる人は得をしたと感じることでしょう。

HYBRID ZSの魅力、選んでいる人はこんな人

Vは機能や装備の追加・変更がされているグレードで万人受けしますが、ZSは専用エアロパーツで見た目的に周りと差をつけるグレードですから、万人受けはしません。

ZSを選んでいる人は、どうしてもエアロパーツを付けたいと考える、見た目にこだわって車選びをする人たちです。

クルーズコントロールなどの装備がZSには備わっていない、完全に見た目重視のグレードなので、見た目を重視するか中身を重視するかでVと迷う人が多い傾向があります。

ZSの購入を考えている人は、一度Vと天秤にかけてみると良いでしょう。そうして見た目が実用性に勝ったのであれば、ZSを購入して高い満足感を得られます。

特別仕様車 HYBRID ZS“煌(きらめき)”の魅力、選んでいる人はこんな人

見た目重視か実用性重視か迷った挙句、実用性も少し高くなる煌を選ぶ人が多いのではと思いきや、煌も完全見た目重視で選ぶ人が多いです。

ヴォクシーHVはエアコン周りにプラスチック感があるという声が大きいのですが、煌はピアノブラックになっているからか、プラスチック感が抑えられているというのも評価が高い点です。

エクステリアもインテリアもZSとは異なる点が多く、ZSよりも煌の仕様の見た目のほうが好きだという理由で選ばれています。その上で、実用的な装備を付けるかどうかによって、ZSを選ぶか、煌を選ぶか検討するといったところでしょうか。

また、このグレードを購入した人は、最初からこのグレードを購入すると決めていた人が多い傾向があります。

ヴォクシーHV煌2の値引き交渉を行ってきました。ヴォクシーHV購入検討中の方はぜひご覧ください。
>【見積書公開】ヴォクシーHVの値引き交渉をしてみた。値引きの結果は

総合的に売れているグレードを考察

口コミ数などからも、売れているのはVのほうだと考えられますが、こちらとしてはXをおすすめします。ハイブリッド車を購入する人の最大の目玉は燃費や動力性能でしょう。

ヴォクシーHVはグレードによってエンジン緒元が異なるということはなく、どのグレードでも1800ccです。JC08燃費も23.8km/Lで全グレード共通となっています。モーター+エンジンの動力性能と低燃費さを求めるのであれば、どのグレードを選んでも同じなのです。

それならば最も安いグレードを購入するのが最もお得というものでしょう。装備内容を見てみても、ヴォクシーHVは全グレード共通装備の数が多く、ダウングレードされているのは素材ばかりですから、十分豪華だと言えます。

損をしたくない・後悔したくないということであれば、Xを選ぶのが基本であり安全牌です。

 

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