ヴェルファイアHVの燃費を計測してみた。乗り心地や運転性能と共にレポート

実燃費ヴェルファイアHV

カタログ燃費:19.4km/L
実燃費平均:11.79km/L

ヴェルファイアは重く大きな車ですから、燃費を気にする人は多いでしょう。

多人数乗りができるということは、その人数だけまた重量が増えるということです。ハイブリッドが気になるということは、少しでも低燃費にヴェルファイアに乗りたいということではないでしょうか。

上記カタログ燃費と実燃費平均を見てみると、実燃費平均だけでも通常のヴェルファイアのカタログ燃費と同等の燃費記録となっており、燃費性能が確実に向上しているのだということがわかります。

しかし、これはあくまでも平均値。運転が荒ければガソリン車と変わらない燃費になることもあるでしょうし、丁寧に運転すればカタログ燃費である19.4km/Lを超える燃費になることもあるでしょう。

そこでヴェルファイアHVの燃費はどの条件でどのくらい良くなるのか・悪くなるのか、各オーナーの実燃費記録と私自身の運転レポートとを併せて見てみましょう。

各オーナーの実燃費記録を紹介

「普段は11~12km/L程度ですが、高速道路なら14km/Lになります。この重量なら十分ではないでしょうか」
「冬場で町乗りのみでも、12km/Lの燃費になっています」
「これまで3,000km走ってきた中で比較的良い記録を公開します。高速でリッター17km、市街地では嫁が3km~4km程度乗るくらいなのですが、リッター12km程度になることもあるので、十分な燃費性能だと思います」
「安全運転をしたときには街乗りでも15km/Lになり、高速道路でエンジンを高回転で回すと燃費があまり伸びないのですが、最高17km/Lになりました。運転の仕方で大きく変わります」
「町乗りに高速走行を含め、約14km/Lです」
「エコモードは使わず、市街地8割高速2割で約1,000km走りましたが、平均で12km/L程度になりました。乗り方によればもう少し伸びるのではないでしょうか」
「時速60kmまでの走行であれば、燃費がとても良いです。燃費を気にして走ったところ、ほぼ平坦な道で20km/L弱くらいにはなります」
「一般道で13.5km/L、高速では15km/Lです」
「普段は特に燃費を意識した走りをしておらず、10km~13km/L程度です」
「車どおりの多い神戸市内を普通に何も考えず走っていても、12~13km/L程度です。高速道路や交通量が少ない道になると、16km/L程度にまで伸びています。冬場は燃費が悪くなるのですが、それでも11km/L程度で10km/Lを下回ることは決してありません」

ガソリン車では10km/Lを下回ることが多く、10km/Lを上回れば低燃費といったところですが、ハイブリッドになると10km/Lを下回ることがほとんどありません。

決して無いと断言するオーナーもいるくらいで、実際に実燃費記録を見てみても10km/Lを下回る人は皆無と言っても良いでしょう。

ただし、ハイブリッドのカタログ燃費を超えるというのは難しいようです。

高速道路ではモーターではなくガソリンでの走行がメインとなり、モーターはあまり機能しなくなるためか、普通に高速道路を走るよりも平坦で信号の少ない一般道をエコドライブするほうが低燃費になることもあります。

走行レポート。ヴェルファイアHVを実際に運転してみたら・・・

数人乗車をすれば、その体重と荷物の重さの分車が重くなりますが、一人で乗る分には一人分の体重しか増加しませんから、拾った実燃費記録よりも良い記録が出せるのではないかと、私は考えました。

そこでヴェルファイアHVに実際に乗車し、燃費記録を確かめてみます。

当日ヴェルファイアHVを見たときに感じたのは、「ガソリン車よりも背が高い」ということです。実際の数値を見てみると、ハイブリッド車は全高が1895mm、ガソリン車は1880となっていたので、見間違いでは無いようです。乗り込んでみると、上質なインテリアに思わず声が漏れました。

運転した感想ですが、ハンドルが軽いというのが第一印象です。大きく重い車体がクイックに曲がります。坂道はやや重い印象がありますし、急な坂道だとエンジンも大奮闘しなければならずエンジン音がうるさいのが気になりました。

平坦な道では全く問題なく走ってくれますし、低勾配の坂道であればまだ余裕があります。

エンジン音も普段はガソリン車より静かだと感じました。坂道でのアクセルの重さ・エンジン音だけではなく、左側の視認性が悪いということも気になった点です。大柄なボディで目線が高いので仕方が無いのでしょうが、市街地では注意が必要でしょう。

乗り心地は柔軟で快適そのものです。ハイブリッドということですが、EVモードは発進の際に使うのが良さそうだと感じました。EVモードでの発進および加速はとてもスムーズで、無理の無い走りをしてくれます。

ある程度速度が乗ってくると自動でエンジンに切り替わるので、燃費を伸ばすためにも最初はEVモードを使ったほうが良いでしょう。

ただし、ヴェルファイアのEVモードはフル充電でも1km~2kmまでしか走れません。大きく重い車体をモーターで動かすので少し動かすだけでも大きな電力を使ってしまいます。発進時からの加速に使うと、それ以降はあまり使えなくなるので注意しましょう。

そういったことを踏まえ、燃費を計測してみます。

低燃費を心がけたら

オーナーの口コミでもあったような、平坦で信号が少ない田舎道を30km走ってみました。

坂道もほとんど無いので、期待できます。先ほど考えていたように、発進時にEVモードを使用しました。スムーズに発進・加速していき、ある程度速度が乗ってきたところでエンジン走行をします。念のため、アクセルはふんわりと柔らかく踏みました。

田舎の道は車どおりが少ないため、飛ばしている車も多いのですが、私は60km/hを超えないように走ります。

トヨタのハイブリッド車は、アクセルを踏んで加速して、一瞬アクセルを離すとEV走行に切り替わるというのが特徴です。EV走行になったら少しだけアクセルを踏みます。こうすることによって、速度を維持しながらEV走行ができるのです。

発進がスムーズだったためか、まだ充電に余裕があったので、その特性を活かした運転をしてみました。長い距離を走るときにはこういった速度維持しながらのEV走行と、充電のタイミングを見極め、上手に使うことが低燃費に走るコツとなります。

このようにして30km走った結果は、19.2km/Lとなりました。カタログ燃費とほとんど変わらない記録を出すことができたので、大満足です。

高速道路を普通に走るよりも、平坦な道でエコドライブをしたほうが低燃費になるということを検証するため、今度は高速道路を50km走りました。高速道路では回転数も高くなりますが、時速90km程度を維持するように心がけ、アクセルワークを一定にして走ることで燃費を抑えることが可能です。特にトラブルもなく順調に走った結果、16.7km/Lとなりました。

この結果によってEV走行による燃費への恩恵は大きいということがわかったので、むしろこれは利点だと言えるでしょう。高速道路でモーターが使えなくとも決して高燃費というわけではありませんから、十分満足できるのではないでしょうか。

燃費なんて気にせず走ってみたら

今度は、どこまで燃費が悪くなるのかという検証をします。
最初に選んだのは、ダムへと向かう道(10km程度)です。ダムへと向かう道ということで、とにかく坂道が長く続いていきます。ゆるやかな坂道ではありましたが、坂道走行をしている時点でEV走行の出る幕はなく、ガソリン車を運転しているのと特に変わりの無い時間が流れていきました。

平坦な道などはほとんどなく、ダムに着いたとき、燃費は9.4km/Lとなっていました。条件によれば、10km/Lを下回ることもあるようです。

次は神戸市内(中央区)を20km走りました。神戸市は区によって車どおりや信号の頻度が大きく異なりますが、中央区は特に車どおりと信号の多い中心地です。

信号でストップし、走り出したと思えばまたすぐにストップがかかる。歩いていても苛立ちを覚えてしまうような道ですが、車だとストップ&ゴーが短時間で発生しすぎて更に苛立ちが募ります。苛立ちが募りながら燃料消費もかさんでいき、燃費は11.7km/Lとなりました。

EVモードが機能しない道ではガソリン車と変わらない燃費になることもありますが、EVモードが機能することのできる条件下においては10km/Lを下回ることがほとんどありません。ただしエコドライブをしたときとの差は大きいので注意が必要です。

ヴェルファイアHVをさらに詳しく知りたい方は下記ページを参考にしてください。グレードごとに、装備や特徴を細かく解説しています。
>ヴェルファイアHVのグレードはこう選べ。ドンピシャ当てはまるグレードはどれ?

まとめ

ヴェルファイアに低燃費を求めるのは酷というものですが、ヴェルファイアHVにならある程度は低燃費を求めることができるということがわかりました。

ハイブリッドなので運転方法による燃費の差はとても大きいですが、EV走行と充電の使い分けさえできていれば、17km~18km/Lまでには燃費を抑えることができます。

ヴェルファイアは多人数での長距離走行に向いている車ですから、HVで燃費を抑えることはこの車のメリットの強化に繋がることです。ヴェルファイアHVの価値を高めるも殺してしまうと自分次第。せっかくこの車に乗るなら、燃費を意識した走りをしたいものです。

 

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