我が家に初めてのクルマとして何を選ぶべきか、色々なモデルをカタログとインターネットで調べています。
ヴォクシー、シェインタとセレナを私一人で見て回った後、今回は奥さんと7歳になる子供を連れ出しての訪問となりました。
実際には平日は彼女が運転することになりますし、やはり彼女の好みと意見も無視できないため、そして何よりも我が家の家計をすべて握られていることもあって、新たなマイカー選びに納得してもらうのが一番の目的でした。
昼食を近所のファミレスで済ませて、隣のトヨタディーラーでノアを見た後、最後の訪問としてホンダのディーラーを訪れました。
これまで見てきたどのモデルもそれぞれに特徴があって、何を基準に比較すべきかすっかり迷っている状態での訪問だったのですが、ここでもまた魅力的なミニバンに巡り合ってしまいました。
ディーラーへ行く前に下調べ
値引きという話題へとスムーズに運ぶためには、やはりステップワゴンについてある程度知っておく必要があります。そこで、値引き交渉へ直接繋げやすくするような情報を3つ紹介したいと思います。
その3つとは、
- ステップワゴンの値引き相場
- ステップワゴンの競合車種
- ステップワゴンの納期について
まず、最初に値引き相場から紹介します。ステップワゴンの値引き相場は、車両値引きだけで20万~30万程度、オプション値引きを込めるのであれば30万以上を値引き目標額として狙っていくことが大切です。
ただ、1回目の交渉だけで、この金額までもっていくのは非常に難しいので、長期戦へ持ち込む必要がありそうです。
続いて競合車種についてです。
これは、日産のセレナや、トヨタにノア・ヴォクシー等とよく比較されていますね。新車のスタート価格で見てみると、ステップワゴンは228万円。対するセレナが231万円、ノアとヴォクシーはどちらも225万円となっています。どれも似たような価格になっています。
その中でも中間に位置しているのが、ステップワゴンです。
この点を上手く利用して「ノア・ヴォクシーも魅力的で、そちらの方が少し安いし悩んじゃうなあ」「もう少しお金出して、セレナを購入した方がいい気がしてきた」なんて言ってみるのも、上手な交渉だと言えますね。
最後に納期について、これは1か月~3か月程度という報告をよく見ます。
ミニバンの中だと比較的に早い納車期間ではないでしょうか?あまりに長い納車期間を告げられるようだったら、他のライバル車はもっと早く納車してくれそうだということを話してみて、値引きに繋げてもらえないか試してみるのも面白そうです。
実車確認

店頭に展示されていた白いステップワゴン。半透明の樹脂を多用した丸みがあって柔らかさを前面に出したフロントマスクです。
最近は精悍さを前面に打ち出したデザインのミニバンが多い中にあって、逆に穏やかな印象は女性向けに振ったということなのでしょうか。

近づいて見ると意外と大きいのにビックリ。
今までステップワゴンの車体はノアやセレナよりも小さいものとばかり思っていました。

どうやらフロント部が小さく見えるので、目の錯覚だったようですね。
同じ5ナンバー車であり、調べてみると車体長もノアの4695mm、セレナの4770mmに対してステップワゴンでは4690mmとほぼ同じでした。
インテリアの関して

低重心構造ということもあって運転席の座面も低く、乗用車感覚で運転できそうなのは他のモデルと同じです。
足元の左右のスペースにも余裕があります。自分が大柄なせいもあって、ノアの足元がちょっと狭く感じたのとは大きな違いになっています。
ステアリング右側のドリンクホルダーが意外と便利そう。助手席側にも同じものが付いています。

内装は明るくてカジュアルな雰囲気。
運転席、助手席を含めて収納場所が至る所に設けられています。インパネの上部にもセンター部分と運転席前の2か所にまで。

さらに運転席と助手席の間には小振りながらもテーブルまでついています。(グレードG-EXのみ)
意外とこんな装備が便利なんですよね。助手席の中央寄りには別のドリンクホルダーまでついています。 後席の小さな子供用としても使えるこんな装備が女性には受けそうです。

メーター類は運転席の正面にあります。
最近はセンター部に付くのが流行りのようですが、視線の移動が少なくて済む分、こちらの方が私の好みです。
セールスさんが色々とクルマの説明をしてくれました。







子供重視ということで我が家の息子が喜んでいました。自分にも配慮されているのを聞いたことが、よほど嬉しかったようです。

2列目のシートはキャプテンシートが標準です。
室内の高さはノアとかセレナ以上との説明で、外側から見るよりも広さを感じさせてくれます。調べてみると、セレナよりも幅で20mm、高さでは45mm大きく、ノアと比べると幅では40mm狭くて高さでは25mm寸法が勝っているようです。
同様に低床プラットホームのおかげで乗降時の段差が少なく、子供や年寄りのいる家庭では便利そう。室内が広いと雰囲気も明るくなっていいものですね。
運転席と助手席の後ろ側にはシートバックテーブルが付いており、2列目乗員に対する配慮も十分です。



バックドアについて
二つ目の注目ポイントであるリア側のドアを説明してもらいました。

非常に特徴的なステップワゴンの後ろ側のドア。従来通りの下から上に持ち上げるドアに加えて、車体の左側が横にも開くというユニークな造りになっています。
「わくわくゲート」と言うそうです。
駐車スペースに制約の多い日本ではこの特徴を実感できる場面が結構あるかもしれません。またちょっとした買い物時など、大きなテールゲートを持ち上げることなく、手短に開け閉めできるのは便利でしょうね。荷物室床面までの高さも低くて使いやすそうです。







ドアの下側の部分が取り外せるような構造になっているようです。自動車メーカーも色々と考えるものですね。うちの奥さんと息子にはなかなか好評な「わくわくゲート」でした。

3列目シートは床下に収納されて床面がフラットになる構造で、ノアやセレナの車体側面に折り畳む方式とは違っています。試しに収納をさせてもらったところ、力を入れなくても簡単に行えました。女性には嬉しい配慮ですね。
「わくわくゲート」を使って後ろ側から乗り込む場合でも、3列目が簡単に収納できるので、出入りもスムーズに行えます。サブゲートの低さもあって、荷物の収納も楽そうです。この部分も奥さんには好評でした。







1500CCターボについて








ステップワゴンについては、エンジンサイズが1500CCと小さいのが気にはなっていたのですが、あとで調べてみるとより大きなサイズのエンジンと同等以上の性能であることがわかりました。
国内では初めて採用した1.5Lターボとのことで、新機構(連続可変バルブタイミング・コントロール)などの採用によって低い回転域でのターボ効果が向上して一番よく使う回転数で強力なトルクを発生させ、キビキビした運転感覚が得られるとのこと。
またターボ効果が薄れてしまう1500rpm以下の領域でもCVTの変速がこの部分を避けるように設定されていて、実際の運転ではそれを感じさせることは無く、一方では実際の場面で一番多く使われる領域(2000~4000rpm)で最大のトルクが発生するので運転には余裕を感じさせてくれるとのことです。
前のモデルでは2000CCから敢えて1500CCとしたことは、いかにもホンダらしい挑戦的な部分でもあるのでしょう。また毎年払う自動車税についてもエンジンサイズが小さい分だけ、割安になるというメリットもあります。
安全装備について
ステップワゴンの「売り」の一つである安全装備についても聞いてみました。







グレードについて
グレード構成は比較的単純で、ベースグレード「D」を除けば実質的に「G」と「G-EX」の2種類だけ。







そのほか、運転席側パワースライドドアの有無とエアコンが3列のゾーンそれぞれでコントロールできるタイプか、フロントだけがオートのタイプか、の違いなどで「G-EX」と「G」の22万円の価格差になります。





結局のところ、ナビは含まない形で見積もってもらうことになりました。
見積書公開

商品名 | STEPWGN 1.5L FF |
---|---|
オプション | NAVI. コンビシート |
型式 | DBA-RP1 5ドア 1,500CC |
車体色 | ホワイトオーキッドP |
内装 | アイボリー |
お支払い現金合計 | 車両販売価格 ④ | 諸費用合計 ⑤ |
---|---|---|
3,629,702円 | 3,349,048円 | 280,654円 |
(内現金) 3,629,702円
車両本体価格 ① | 3,073,000円 |
---|---|
② | |
車両店頭引渡価格 ①-② | 3,073,000円 |
付属品計 ③ | 276,048円 |
車両販売価格 ④ (①-②+③) | 3,349,048円 |
諸費用合計 ⑤ (⑨+⑪+⑬+⑭) | 280,654円 |
合計 ⑥ | 3,629,702円 |
内消費税等合計 (④+⑪ X 8%) | 252,609円 |
諸費用明細 ⑤
自動車税(10月~3月) | 14,300円 |
---|---|
取得税 | 32,000円 |
重量税 | 15,000円 |
自賠責保険料(37ヶ月) | 40,040円 |
任意保険料 | |
印紙代 | 200円 |
計 ⑨ | 101,540円 |
販売諸費用 消費税等込 | |
---|---|
車庫証明代行費用 | 16,740円 |
検査登録届出代行費用 | 23,760円 |
納車費用 | 8,640円 |
リサイクル資金管理料金 ⑩ | 380円 |
希望ナンバー | 11,664円 |
計 ⑪ | 61,184円 |
非課税 | |
預り法定費用(車庫証明) | 2,500円 |
(検査・登録・届出) | 6,100円 |
リサイクル預託金合計 ⑫ | 10,230円 |
計 ⑬ | 18,830円 |
諸費用合計⑤=(⑨+⑪+⑬+⑭) | 280,654円 |
付属品明細(消費税等込)
ETCセットアップ | 3,240円 |
---|---|
カンゲンワリビキ | -540円 |
ハイドロホビック | 81,000円 |
ハイドロキット | 円 |
ドアバイザー | 28,512円 |
ライセンスFセット | 11,664円 |
フロアマットスタンタ | 45,036円 |
リモコンエンスタ | 74,088円 |
ドライブレコーダー | 33,048円 |
付属品計 ③ | 276,048円 |
点検パック | 86,100円 |
---|---|
延長保証マモル | 13,000円 |
計 ⑭ | 99,100円 |
リサイクル法関連費用
リサイクル預託金額(シュレッダーダスト料金) | 6,500円 |
---|---|
(エアバッグ料金) | 1,850円 |
(フロン類料金) | 1,750円 |
(情報管理料金) | 130円 |
合計 ⑫ | 10,230円 |
資金管理料金(消費税等込) ⑩ | 380円 |
合計 | 10,610円 |
値引きについて






















今回の訪問を終えて
今回の一連の訪問の中で、ウチの奥さんが実物を見たのはノアとステップワゴンだけでしたが、中でもステップワゴンがずいぶんと気に入ったみたいです。
色々と収納が考えられているのと室内が広いことが彼女が気に入った部分、そしてあの「らくらくゲート」はうちの息子の一番のお気に入りでもありました。
今回出してもらった見積金額もメーカーによって標準で装備されている車種とオプションで追加しなければいけないものがあったりして、単純な比較はできませんが、これから奥さんとも相談の上じっくりと考えてみます。でもミニバンと過ごす新生活のことを想像するとワクワクしてしまいますね。
 
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