この8月末に発売になったばかりの新型セレナ。
早速どんな感じなのか見に行ってきました。
ただ見せてもらうだけだとディーラーにも迷惑だろうと思い、一応見積もりも貰ってくるつもりで出かけてみました。
まだ発売直後でもあり、どうせ値引きなど無理だろうとは思いながらも、一応はどの程度の値引きが見込めるものなのか知っておきたいという気楽な気分で行ったものです。
セレナを購入しに行く前に
納得できる金額で購入するためには、しっかりと値引きしてもらうことが非常に大切です。それでは、良い値引き交渉にするためには何が必要でしょうか?これについて、3つのポイントを説明していきたいと思います。
ご紹介するのは
- セレナの値引き相場
- セレナの競合車種
- セレナの納期について
以上3つについてです。
まず値引き相場についてですが、車両値引きだけで20万~30万という報告が多いです。1回目の交渉で20万も値引きしてもらえるのであれば大変嬉しいですね。
ただ、こんなに値引きしてもらえるなら、本当の限界まで粘ってみたいものです。値引き目標額としては20万以上を目指して交渉していくと良いでしょう。
続いて競合車種について、セレナのライバル車はやはりトヨタのノアでしょうか。新車価格のスタートを見てみると、セレナは231万。対するノアは225万となっており、セレナの方が6万程度安くなっています。
ということは「ノアも候補にしていて、あちらは6万程度安いじゃないですか、セレナもあと6万頑張ってもらいないんですかね」なんて言ってみるのも、上手な交渉だと言えるのではないでしょうか。
最後に納期について、こちらは1か月~2か月と、ミニバンの中では比較的早い納車期間となっています。あまり見積もりの段階で言ってはくれないかもしれませんが、もし「長い期間を告げられたら、値引きに繋げて交渉してみるのも大切です。
ディーラー到着

訪問したのは近所の日産プリンス系のディーラー。毎日通勤でこの店の前を通る際、新型セレナと思しきクルマが一杯並んでいたのを見かけていたのでココにしました。
発売直後と言うこともあってか、駐車場には何台ものセレナが展示されており、実に壮観な眺めでした。
ショールームは意外と広く、室内の中央には白い塗装が眩しい新型セレナが。
平日だったせいか、思ったよりもお客さんは少な目で、おかげでゆっくり見せてもらうことが出来ました。
セールスの方に挨拶し、許可をもらった上でさっそくクルマのチェックを開始。
実車確認

まずは運転席のチェックから。
以前初代のバネットセレナに乗っていたことがあったのですが、その頃のモデルはエンジンが運転席の下にあって、乗っているうちに熱くなってきたものです。
今度のモデルはそのころの印象と比べてもずっと床が低く、室内の居住性も全く違っていて、同じセレナとはいいながら全く別のクルマになっていました。

室内もシンプルではあるものの申し分ない広さ。4人家族の我が家の用としても十分なスペースが確保されているようです。
このシート地は「プレミアムインテリア」と呼ばれるメーカーオプションのタイプです。また前後にロングスライドも可能とかで、色々なレイアウトに変更できるようです。
それと今回のセレナから、シートベルトがシートの上部から出てくるようになったので、もう邪魔にならなくなったとのこと。例えばチャイルドシートを付けたときなど、もう付けたままで移動が出来てしまうとか。
こうして実物を見てみると、外観からだけではわかないことが色々と見えてきていいものですね。
驚いたのがバックドア。上半分だけを開くことが出来るのです。
(残念ながら、この写真ではわかりませんが)
以前、テレビCMで「ステップワゴン」の縦に半分開くドアをアピールしていたのを見たことがありましたが、上下に二分するという、こんな手もあったのですね。
上のドアを開けるだけで簡単に出し入れも出来るようになり、これだと開けるスペースが少なくて済むし、重いバックドアを全部開かなくても半分だけで用を足せるので、なかなかいいアイデアだと思います。
それにカーゴスペースに机状のものを置けば、荷物の置き場を2段にして使えることもすごく便利。こんな空間の有効活用は、今まで考えたこともありませんでした。
もう一つ見つけたのが天井部に付いているネット状のハンモックのようなもの。説明によると「マルチラゲッジネット」というオプション品とのことですが、なるほど広い室内をより効率的に使うためには、こうした空間の生かし方もありますよね。
後で見たカタログにも出ていたように、子供の玩具類など数が多くてかさばるようなものを入れておけば省スペースになることは間違いなしです。色々と考えるものですね。こうしたちょっとした「配慮」がされていることが家族持ちにはずごく嬉しいものです。
シートは展示車のものは「プレミアムインテリア」というツートーンカラーのもので、素材の肌ざわりもなかなかいい感じだったのですが、これはメーカーオプションとしての設定とのこと。標準ではブラックかベージュ色からの選択となるようです。
我が家のような子供いる家庭には黒いシートの方が、汚れが目立たなくて有り難いですね。ベージュだと子供がこぼしたケチャップとか、汚れが凄く目立っちゃうもので手入れが大変になりますから。

あと注目すべきは前モデルからの引継ぎと言うスマートマルチセンターシート。
この写真では陰に隠れて見えにくいですが、2列目シートの中央部が、左右のシートと同様というか、それ以上に前後にスライドできるという機能です。
前列席の横にまで動かせば、センターコンソールや肘置きとして使え、2列目に揃えて配置し、上部を起こせば左右のシートともあわせて3人乗車が可能なベンチシートの背もたれの中央部分として使うことが出来ます。
そして一番後ろまで動かせば3列目シートのテーブルとしても使えるという文字通りの「多目的用途」として使い分けられるものになっています。
前席に動かしてしまえば2列目と3列目のアクセスも可能となり、まさに大人も子供も楽しめる優れた仕様と思います。
その時のセールスマンとの会話を再現してみます。
ニュアンスが良く伝わると思うので。
スマートマルチセンターシート




















「S-ハイブリッド」のこと
事前には知らなかった「S-ハイブリッド」という仕様を見つけたので、セールスの方に聞いてみました。










前モデルからの変更点は
あと他にも次の通りに前モデルからの変更点があることを説明していただきました。
ハンズフリーオートスライドドア
ドアノブに触れなくてもスライドドア下部に取り付けられたセンサーによって、足をドアの下部に入れて引くだけで自動的に開閉する機構。オプション扱いだそうです。
キャップレス給油口
給油口を開け、そのままノズルを差し込むだけで給油できてしまうというキャップレス構造で、手を汚さずに済むとのこと。
USBポート
最近は車内でもスマホを使う機会も多く、常に電池切れの不安解消のために、USBポートが2列目や3列目も含めて最大6か所にも設置できるとのことです。「快適パック」の一部としてオプション扱いです。
今回のモデル最大のセールスポイントは?
今回の訪問の目的でもあった、新型セレナの「売り」について聞いてみました。













で、安全装備として、もちろんカメラは付いていますし、安全面ではSRSエアバッグ。これは後列の2列目、3列目の頭の部分ですが、付いています。よくノアとかヴォクシーと比べられることが多いのですが、向こうだとオプションになってしまいます。
グレードの違いと価格について
話はやっと値引きへと進みます。











(見積書作成のために、しばらく中断)



見積書公開

これがもらった見積書です。
内容が見にくいので、ご参考までに金額部分を抜き出してみます。
【おすすめ車】
セレナ ミニバン MR200D-SM24 ハイウエイスター プロパイロットエディション 2WD エクストロニックCVT 標準地仕様
【車種記号:EDRARGVC27GDAAGFB-】
ブリリアントホワイトパール(3P) ブラック(QABG)(\43,200) 快適パック(\102,600) 日産オリジナルナビ取付パッケージ(\27,000)
【車両代】
メーカーオプション付車両本体価格 | 3,088,800円 |
---|---|
付属品価格 | 366,005円 |
車両代合計 | 3,454,805円 |
【販売諸費用(課税)】
検査登録(届出)手続代行費 | 30,780円 |
---|---|
車庫証明手続代行費用 | 16,200円 |
納車費用 | 0円 |
下取車手続代行費用 | 7,560円 |
希望ナンバー申込手続代行料 | 0円 |
環境整備費用(自社処理) | 0円 |
GP保証 | 17,000円 |
査定料 | 7,020円 |
販売諸費用(課税)計 | 78,560円 |
【販売諸費用(非課税)】
検査登録(届出)手続預り法定費用 | 6.100円 |
---|---|
車庫証明手続預り法定費用 | 2,500円 |
下取車諸手続預り法定費用 | 500円 |
公正証書作成費用 | 0円 |
環境整備費用(委託処理) | 0円 |
廃棄車両処理費用 | 0円 |
下取自税 | 0円 |
PMP | 19,700円 |
ロードサービス関連費用 | 5,500円 |
販売車両リサイクル料金 | 10,570円 |
販売諸費用(非課税)計 | 44,870円 |
【税金保険料等】
自動車税 | 19,700円 |
---|---|
自動車重量税 | 15,000円 |
自動車取得税 | 30,800円 |
自動車賠償責任保険 | 40,040円 |
自動車任意保険 | 0円 |
税金保険料等計 | 105,540円 |
内)消費税・地方消費税等合計 | 261,731円 |
車両代合計 | 3,454,805円 |
---|---|
販売諸費用等合計 | 228,970円 |
下取車充当額 | 0円 |
リサイクル預託金相当額通知書計 | 0円 |
使用済自動車引取依頼書計 | 0円 |
お支払合計金額 | 3,683,775円 |
【付属品明細】
バックビューモニター | 39,744円 |
---|---|
ウインドウ撥水 12ヶ月 | 8,078円 |
5 years coat | 71,280円 |
C27超ロングスライド | 51,701円 |
MM316D-W(ナビ取付パッケージ専用) | 163,666円 |
プラスチックバイザー | 27,216円 |
ナンバープレートリム | 2,160円 |
ナンバープレートリム | 2,160円 |
合計 | 366,005円 |











訪問してみて
こんな感じで訪問を終えました。
それにしても最初の訪問で見積もりしてもらって、手書きながらもいきなり20万円の値引きとは。思っていたよりもずっと高い金額を出してもらって大満足。
セレナ自体のクルマの出来も凄く良くて、特にあのセンターマルチシートには感激しました。家族で使っているとあんな装備が凄く有り難く感じることが多いんですよね。それとカップホルダーとかフックとかが車内の各所に取り付けられていて、よく考えられているなと思いました。
今まで何気なく見ていたセレナに、あれほど多くの装備がされていることを知って、すっかり印象が変わってしまいました。
ちなみにオプションで加えてもらった「快適パック」には次のものが含まれています。
- スーパーUVカット断熱グリーンガラス(フロント)
- パーソナルテーブル(セカンド・サート左右)
- カップホルダー(12個)
- UBS電源ソケット(セカンド・サード各2個)
- セカンドシート超ロングスライド+横スライド
- サードシートスライド
- シートバックフック8個
- シートバックポケット(運転席・助手席)(スマートフォン・タブレット収納付)
あと2列目シートと3列目シートがロングスライド出来るようになるようです。ご参考まで。
 
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