個人的なことになりますが、以前は10数年に渡ってルシーダで楽しませてもらっていました。そもそも当時の未来的なイメージと何か新しい生活を予感させるインテリアを持ったエスティマに憧れていました。
ところが現実としてはボディの大きさと価格の面から結局のところルシーダということになり、それ以降最近に至るまで、ミニバンの楽しさを色々と堪能させてもらっていました。
当然のことながら買い替えに当たってもエスティマが最優先候補ではあったのですが、以前感じたあの「ワクワク感」がどうしても沸き起こらず、結局は周囲の評判も聞いてノア、ヴォクシー、エスクァイアの3車から選ぶことになりました。
その中でも当時感じたあの「特別感」にエスクァイアが一番近かったこと、エスティマから受けた室内装備の印象とはまた違う上質感に惹かれたこと、運転していてもミニバンらしさを感じさせない「走り」のよさに感激したことから、これに決めました。
今回のテーマの燃費についてもそうです。
目に見える形で結果が表れるいい例だと思いますが、当時のルシーダは町中で7~8km/L程度。
時々乗る高速でやっと10km/Lを超えて喜んでいたものが、今では10km/Lは当たり前です。
運転の仕方次第ではハイブリッドでもないのに15km/Lを超えるのも簡単という実情を体感してしまうと、この間の技術の進歩の凄さに驚かされると共に、自分のクルマに対する知識不足を感じさせられるものでした。
おかげで今まで320~350kmごとに行っていた給油も、今では500kmを超えるのが普通となり、実に儲かった気分にさせてくれています。
各オーナーの実燃費記録を紹介
- 11 ~12 km/Lくらいのアベレージです。満タン法での計算です。街乗りだけになると10km/L切ることもあります。燃費計表示は多少盛っている気がしますが、心理的にありがたい配慮?と受け取っています。
- 気にせずに乗って10~11 km/L位じゃないかと思います。前のアルファードが悪すぎたのでこれで十分です。
- 想像以上に良かったです。ある程の距離を走ると、カタログ値に近い燃費となるので、好感が持てます。
燃費計のデータにはなりますが、次の通りでした。一般道では、片道30kmで4 km/L、高速道では、片道300kmで16.1 km/Lでした。実際は、中長距離ばかりではないので、12 km/Lあたりで落ち着くのでしょうか。 - 渋滞、停滞などの、多いところで、ちょいのりからめてワーストリッター8キロ強です。高速は100キロまでならリッター15~18 km/L程度と思います。
- アイドルストップはありますが、街中8-10 km/Lくらいかな?ガソリン価格も安いので不満はありません。
- 現在冬季期間で、スタッドレスタイヤ着用とフロントリアエアコン使用しています。リッター8~9 km/L位。夏タイヤと春到来で二桁は固いかな。
- 大阪の狭い道など中心に5~10 km/L、チョコ乗りで、福祉車なので後ろ人のるからリアエアコンも入れつつecoモードでリッター9~11 km/Lくらい。
- 一人のりで、大阪から高知まで行きました。ecoモードエアコンはフロントのみ。6ヵ所で休憩しながら。リッター17 km/Lくらいですね。四国山脈高速の登りきついので、90キロ付近速度キープのために、このとき2500回転くらいはアクセル踏み込むので回しますが、燃費は、このクラスとしてはまあ良いと思います。
- 満タン法ではなくインフォメーションディスプレイ平均燃費。冬:ヒーターとスタッドレスタイヤで5 km/L
春:エアコンと17インチタイヤで10.5 km/L、エコモードで中距離だと11 km/L走ります。 - 街乗りで、5~12.3km/L。なぜか高速道は伸びません。12.5km/L。
走行レポート。エスクァイアを実際に運転してみたら・・・
そこでエスクワイアなのですが、最初に試乗したときから、その運転席での感覚の違いに驚かされました。
ルシーダも当時のミニバンとしては相当に低い着座位置だったのですが、エスクァイアはそれよりもずっと乗用車の感覚に近く、ノーズ部が短いわりによくまとまったエンジンレイアウトに感心したものです。
視野についてはルシーダのときの広さと同じ程度かな? でも左右の見切りが良くて、あまり車体の大きさを感じません。
それと、ルシーダでも自慢だったキャプテンシートですが(自分が座ったことはほとんどありませんでしたが)、エスクァイアでは座り心地の良さは勿論のこと、前後にスライド出来るおかげで実に広い空間が出来てしまうのは、本当に良くできた部分だと思います。
頭上空間もずっと広く、クルマの進歩とはこんなものかと感心させられたものです。今では運転していないときには一番後ろにまで下げてシートバックを倒し、時々昼寝に使わせてもらったりもしています。
肝心の運転についての感想ですが、ルシーダよりも小さいエンジンサイズながら、静かなのにはビックリ。以前は聞き取りにくかった車内での会話も、運転席から3列目までよく聞こえるほどの違いがあり、ここも感動したポイントでした。それと曲がるときの揺れと言うか傾きがさほど感じられず、乗用車の感覚に近いのも気に入ったところ。ルシーダでは左側スライドドア、それも手動開閉だったものがオートとなって利便性も大いに高まりました。ときどき実家の母親を乗せることがあるのですが、乗降時の段差が小さいだけでなくステップも無く、楽に乗り込めるので非常に好評です。それにしても地上との差がこんな少なくて大丈夫なのかとさえ思ってしまいます。
走りに関しては、あまりに普通であり、特別の感慨は感じませんでした。というか、ルシーダであった車体の大きさを感じさせることのないスムーズな加速感が乗用車的です。
エンジン音も静かなのですが、その分ロードノイズや風切り音が聞こえてきます。ミニバンにそこまでの「走り」を期待していませんでしたが、これであれば十分満足です。
低燃費を心がけたら
エスクワイアにはマルチインフォメーションディスプレイと呼ばれるクルマの走行状態を表示してくれる機能がついていて、リアルタイムで燃費をモニタリングすることが出来るようになっています。
燃費を色々な視点から表示するもので、遊びがてらにどの程度まで燃費が伸ばせるものか、試してみました。
以前プリウスを運転したことがあり、燃費をかせぐためにどうすればいいのかは感覚的に大体わかっていたこともあり、今回もそれに倣ってエコモードとアイドリングストップをONにし、加速時は出来るだけアクセルをゆっくりと踏んで回転数が2000rpmを超えないように心がけました。
また次の信号までの距離も見計らいながら、ブレーキを踏むタイミングもギリギリまで伸ばし、惰性を使っての運転を出来るだけ行うようにも務めました。
こうして同じ測定を様々な状況で繰り返してみたのですが、その結果は平均して16km/Lを超えるものになりました。いわばカタログ燃費が達成できたことになり、ハイブリッド車でもないのにこの成績は素晴らしいものです。
ただ日常はそんなわけにもいかず、普段は11~12Km/Lで推移していますが、それでもやれば出来ることが分かっただけでも試してみる価値は十分あると思います。
実際アクセルを強く踏む場面など、そう頻繁にあるわけでもありませんし。
ちなみにクルーズコントロールをONにすると、上り坂で無理にスピードをキープしようとしてみたり、下り坂ではエンジンブレーキが結構かかることもあって、燃費的にはあまり良くないこともわかりましたので、ご参考まで。
燃費なんて気にせず走ってみたら
逆に、どうすればどこまで燃費が悪くなるかも試してみました。何が低燃費になるのかを考え、次の条件でのトライです。
- 短距離中心
- 寒い時期の運転、つまりエンジンが温まるまで時間がかかる時期を選ぶ。
- 信号の多い道路を選ぶ。
- エコモードを使わない。
- アイドリングストップもOFF。
- 急アクセルと普段よりも多めにブレーキを使ってみる。
坂道と重い荷物を積むのは、条件として正確でなくなってしまうので避けました。結局その結果は8km/Lほどで、思ったよりも好燃費でした。
こうして一度限界を知っておけば、色々な状況での燃費も大体想像がつくというもの。これも皆さんも試してみることをお勧めします。ガソリン代が安くなるし、ブレーキパッドにも優しい気がして、いいことばかりなのですから。
>エスクァイア グレードの違いを徹底解説。自分に適したグレードはどれ?
まとめ
以前はクルマの外観にこだわり、まるで自分の衣服やガールフレンドを選ぶような感覚でクルマ選びをしていたものでした。
それが歳をとってくると趣向も変わってくるのか、今では実用性の高さと共に他のクルマとの「中身の違い」に価値を感じるようにもなるものです。エスクァイアの燃費も、さほど大きな期待をしていなかったところでの好結果ですから、大満足です。
所有していることに対する満足感も、以前の外面的なものに対してのものから、中身の「質」や「高級感」の方を重視するように変わったことも、人間に対してのものと同じような気がしています。何だか自分らしくない、真面目な?ことを言ってしまいましたが。
 
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