ヴォクシー燃費計測レポート 実際乗ってみて思ったコト

実燃費ヴォクシー

様々な仕様を盛り込む必要のあるミニバンにあって、私にとって燃費性能はどちらかというと重要視する仕様ではありませんでした。

ところが最近の省燃費意識の高まりもあって各自動車メーカーとも高燃費であることを謳い文句とするミニバンの商品開発に注力し、ヴォクシーもガソリンエンジンでありながら、16km/Lというスペックで登場してきています。

しかもカタログ数値だけでなく実燃費でも12km/L程度であれば容易に達成できるという好燃費。ユーザーによる評価とも併せ、実際に試乗してみてその真の姿に迫ってみました。

各オーナーの実燃費記録を紹介

  • 2000kmほど乗りました。ちょい乗りはほとんどしないので平均で5km/L走ってします。これはWISHとほとんど変わりません。すばらしいです。
  • 今はまだ街乗りしかしていませんが、12 km/L前後で推移しており大変満足しています。
  • 近場ばかりの運転の為、10km/Lくらいしかでませんが、いい方だと思います。
  • 街乗りで8km、長距離で15kmくらいです。仕方ないのですが街乗りがもう少し伸びればいいのですが。
  • 1年で8,500km走行し、買い物と月2回程度で趣味の撮影に出掛けて9 km/Lです。
  • 2回程燃料給油しましたが約10㎞/Lです。この車重で10㎞/Lオーバーなら、かなり良いと思います。
  • 前車のステップワゴンに比べると燃費は十分。市街地では10 km/L前後であり、高速は結構よく伸びます。
  • 燃費は信号だらけの街乗りで9 km/Lぐらいです(アイドリングストップ無し、エコ運転意識なし)サイズの割には良いなと思いました。
  • 燃費運転を心がけると、12~13 km/L走ります。ハイブリッド車と比べると物足りないですが、昔のワンボックスと比べると、凄く良いです。
  • エアコンなしでは7km/Lが最高で平均13.3km/L。エアコンを点けたら12.5km/Lまで低下(リアエアコン、リアヒーターも点けた状態で)

驚くべきとことに、カタログ燃費そのものが16km/Lという素晴らしさであるにもかかわらず、実燃費も非常に高い数値が達成されていることが、ユーザーによる口コミでも証明されているようです。

個人の走り方によっても左右される燃費性能でありながら、どの評価を見ても満足のいくレベルであり、満足度が高いのが印象的ですらあります。

走行レポート。ヴォクシーを実際に運転してみたら・・・

今回ヴォクシーを運転してみて最初に気付いたこと。

それは乗用車に乗り込むのと大差ない乗車のし易さでした。

ミニバンの場合、どうしても高い着座位置となるために「ヨッコラショ!」という言葉が適当なほど、踏ん張って乗り込むのが常識だったのですが、ヴォクシーの場合は、たいした違和感を抱くこともないまま、スンナリと運転席に乗り込むことが出来ました。

低いプラットフォームのおかげで運転席への段差が僅か390mmであることが、そう感じさせたのでしょう。そして席から見ると意外に広いフロントウインドウと見晴らしの良さ。

これまでのモデルと比べて前面ウインドウの下端の位置が低くなっているのと、メーター類の位置がダッシュボード上端と共に低く抑えられていることによるそうです。

とりわけ女性の乗る機会が多くなるこうしたミニバンにとって、小柄であっても抵抗感なく運転できることは非常に重要なこと。

短いノーズ部でありながら、ボンネットが確認できて車幅が確認しやすいことや三角窓の大型化、フロントピラーのスリム化による左右の見切りの良さ。それは箱型であることを感じさせない運転のし易さを予感させるものでもありました。

スマートキーなのでスタートボタンを押せばすぐエンジンがスタートします。

アクセルを踏むと、ハイブリッド車とは違ってエンジンの回転が即タイヤに伝わって動き出し、車体の重さを感じさせないスムーズで素直な加速へと繋がっていくのが実感できます。

最近ではハイブリッド車に乗る機会が多くなったせいか、あの走り出す際のモーターとエンジンの合わせ技によるヌルッとした加速感とは違う感覚。ガソリンエンジン特有というか本来のフィーリングであるのが、却って新鮮ささえ感じさせてくれます。

2000CCという車重を考えると決して力強いとは言えないエンジンサイズでありながら、比較的低速でトルクを発揮するエンジン仕様のせいなのか、加速感も車体の重さを感じさせない素直さ、自然というか軽快な加速感を感じさせてくれるのが意外とさえ思ってしまいます。

自動車雑誌によると、「CVTとのマッチングが巧みであり、エンジンの回転の上昇を上手に駆動力へと振り向けることで空転感を抑えながらも、高トルクを発揮する回転数にまでつなげることで、滑らかな加速が実現されている」とのこと。また感覚的ではあるものの、タイヤの転がり抵抗も少ない印象があり、それが車重を感じさせないスムーズさに関係しているのかもしれません。

私の場合、初めてのクルマを運転してみる時は、どうしてもそのクルマの剛性が気になります。

足回りの安定性はそのクルマの車格にも影響する重要な要素です。ミニバンの場合、その構造上重心が高くなることは避けられず、結果としてカーブなどでは車体が大きく振られてしまうのが常識でもあって、決して快適とは言えないものでした。

ところがこのクルマでは剛性感だけでなく操縦性もなかなかのもの。カーブであってもトールミニバン特有のグラつくような不安定感もなく、タイヤもがっちりと地面を捉えているという安心感を与えてくれるものでした。

ロール量そのものよりも、ロールするスピードを上手にコントロールして姿勢変化を穏やかにしているとのことですが、「何気ない普通さ」を感じさせるのも、こうした目に見えない部分の改良の成果なのでしょう。

時速100kmの高速クルーズでも3列目の人と大声でなくても話せるだけの静粛性も、満足のいくレベルにまで達成されているようです。

これも空力を考慮したデザインと車体剛性の高さが実現した成果とのこと。ただ前面投影面積の大きいこうしたミニバンでは、空気の抵抗をもろに受けてしまいます。

高速での加速感が物足りないのは、もともとガンガン走らせるクルマではないだけに致し方のないところと言うしかないでしょう。

ただ整流フィンやアンダーカバーを採用したことによる空力面での改善が、目に見えない部分で高燃費に繋がっているようにも思います。

低燃費を心がけたら

省燃費機能のひとつであるアイドリングストップはほとんどのグレードに備わっている機能ですが、ブレーキを踏んで停車するとすぐにエンジンがストップし、ブレーキを離すと素早く始動する様子はまるで電気自動車のような感覚を覚えさせてくれます。

人間が意識して省燃費につなげるだけではなく、こうしたメカニカルな機構によってエンジンを停止させ、意外とガソリンが消費される停車時の省燃費につなげる技術や、コンピュータによる最適なエンジン性能を発揮させるシステムなど、最近のクルマには実に色々な機構が組み込まれています。

そのおかげで運転技術が未熟であっても、ある程度の高燃費が達成されてしまうのも頷けます。

3分間のアイドリングだけで100CCものガソリンを消費すると言われていますが、相当の燃費改善につながるのは確実なところでしょう。

ちなみにヴォクシーでもアイドリングストップを搭載しないグレードではカタログ燃費が14.6km/Lと、搭載車と比べて9%近くも低下してしまいます。

アイドリングストップを使うことには賛否両論もあるようですが、燃費第一と考えれば使わない手はありません。信号の少ないフラットな道路で、エコモードをONにして燃費計を意識しながらアクセルとブレーキを極力使わないで運転してみると、16km/Lというカタログ燃費すら難なく上回ってしまうことは感動的ですらあります。

日常的な運転ではさすがに難しいものの、やれば出来ることがわかることは重要ですし、その感覚をつかむためにも、皆さんも機会があれば試してみることをお勧めします。

燃費なんて気にせず走ってみたら

ヴォクシーには7速シーケンシャルシフトマチックという機能が備わっており、これを利用するとCVT車でありながら、マニュアル車のような素早いシフトチェンジ感覚が味わえます。

ただ試しにアクセルを強く踏んで急加速してみると、先ほどまでの静かなエンジンとは打って変わって途端にエンジン音が騒がしくなってしまい、ちょっと残念な気分に。

これはこのクルマにとっての数少ない欠点ともいえる部分でしょう。もともと急発進、急加速を多用するタイプのクルマではないだけに日常的な運転では気になる場面は少ないかもしれないものの、ちょっと気になる部分ではありました。

相当無茶な運転をしたつもりでしたが、燃費の結果は7km/L程度というものでした。よほど無茶な運転をしない限り、クルマの方が勝手に抑制を効かせて燃費低減に繋げない。

クルマがコンピュータ化されるということはそんなことでもあるのでしょう。今回は短い時間での試乗でしたが、そんなことを感じてしまいました。

 ヴォクシーのことをさらに知りたい方は、下記ページよりグレード等詳細を掲載しています。
>ヴォクシー グレード毎の違いまとめ。自分に最も合ったグレードを探せ 

まとめ

最近ではクルマの燃費性能をリアルタイムで表示するシステムも一般的になってきました。こうした目に見える指標があるおかげで、燃費に対する意識が高まると共に、どうすれば高燃費に繋がるかのヒントも得やすくなっています。

まるでゲーム感覚でクルマを運転するように、どのように運転すれば燃費の向上につながるかも実感として体感できるようになりますから、ぜひ日常の運転でもこうした意識を心がけたいものです。

ヴォクシーには全グレードにマルチインフォメーションディスプレイと呼ばれる表示機能が備わっており、ハイブリッドモデルでなくてもリアルタイムでの走行状態を知ることができるようになっています。

人間というものはこうした指標があることによって、それを達成しようという気にもなるものであり、積極的に活用したい機能でもあります。

日常的な買い物や子供送り迎えなど、短距離での使用頻度が高くなるミニバンにとっては燃費が悪くなる要素も多くなってしまいます。

エコモードドライブスイチを押すだけで、ドライバーが意識していなくともコンピュータ制御によってエンジンの回転変化を穏やかに変えてみたり、燃費に大きく影響を与えるエアコンの効き具合まで抑えてしまうなど、様々な最新技術の積み重ねがこうした好結果を生み出しているのでしょう。

トヨタによると、このクルマでは「常用域でナチュラルに安心して走れること」を目標としたとのことですが、箱型であることや車体重量による制約が多いにもかかわらず、優れた走行性と高燃費が実現されているのは見事というしかありません。

車高の高いミニバンに対して人々が抱いていたイメージを一新することにもつながるこんな改善がなされていることは、これからを考えても実に嬉しいことではないでしょうか。

 

車を安く乗り換える上で最も大切なこと
ご存知ですか?


車の乗り換えで「ほとんどの方が損をしている」その盲点とは。

私はこの方法で毎回新車を30万円安く購入しています。覚えておいて損はありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です