「家族も満足できて、かつ自分も納得できる1台が欲しい!」
そう思って購入を検討し始めるミニバンですが、特に人気なのはトヨタから販売されているノア・ヴォクシー・エスクァイアの3車種。
街を見てみると1台以上は必ず見かける『トヨタ3兄弟』ですが、実際に購入しようと思った時、似すぎて逆によくわからなくなった!なんて思う方が多いんですよね。
そこで今回は、そんな『トヨタ3兄弟』を徹底比較!
見た目の違いはもちろん、購入を考えた時にどこが比較するポイントになるかも紹介していくので、是非参考にしていってくださいね。
目次
1分で納得!ノア・ヴォクシー・エスクァイアを比較するときの3ポイント

はじめに言っておきますが、ノア・ヴォクシー・エスクァイアって販売チャンネルが下のように違うだけ。
- ノア→カローラ
- ヴォクシー→ネッツ
- エスクァイア→ネッツ
そのため、足回りやエンジンのようなメカニカルな部分は基本的に一緒なので、走行性能や安全性、車幅といった部分は全部一緒なんですよ。
だからこそまずは、ノア・ヴォクシー・エスクァイアのどこが違うのか、3つのポイントに分けてみていきましょう!
正面から見た時の面構えは比較すると一目瞭然

まずはやっぱりフロントバンパーですね。
画像を見てもらうとわかるように、正面から見た時の印象は全然違います。
個人的にはノアは仮面ライダーV3、ヴォクシーはガンダム、エスクァイアはクジラ、そんな印象を受けますね(笑)
ちなみに、後ろから見た時は下のように所々違いがあれどほぼ一緒。
違いとなるのはやっぱりノア・ヴォクシーはエアロが装着されてテールランプが違うかどうか位。
ちなみにエアロが装備されると3ナンバーになりますよ。
装備・価格はノア&ヴォクシーVSエスクァイアで比較した方がいい

そんなノア・ヴォクシー・エスクァイアのトヨタ3兄弟ですが、価格や装備の内容で比較するときは『ノア&ヴォクシーとエスクァイア』で比較することになります。
というのも、ノアとヴォクシーって、販売チャンネルが違うから外装だけちょっと変えて販売しよう!なんて考えで生み出されたんですよね。
つまりグレード表記こそ違いますが、価格も装備も面構えを除くと全部同じってワケ。
ノア/ヴォクシー | エスクァイア | |
---|---|---|
廉価グレード | 2,556,400円 | 2,713,700円 |
上級グレード | 2,824,800円 | 2,963,400円 |
最上級グレード | 2,813,800円 | 3,053,600円 |
特別仕様車 | 2,909,500円 | 3,116,900円 |
価格を見てもノアとヴォクシーは廉価グレードのXから特別仕様車まで同じですし、比較するなら、ノア&ヴォクシーとエスクァイアを見ていくと良いですよ。
各Packageから見る、トヨタ3兄弟の印象の違い

ちなみに、そんなトヨタ3兄弟のそれぞれに用意されている仕様車は、結構ニーズによって違いがあって、簡単に見分けると、
- ノア(W×B)…白黒基調の家族向けの仕様車
- ヴォクシー(煌Ⅱ)…若者向けのやんちゃ仕様車
- エスクァイア(Black-Tailored)…紳士的な高級仕様車
こんな感じ。
こうして見てみると、結構ユーザーのニーズに分けて各車両が用意されていると言うことがわかると思います。
このほかにも各装備を見てみると、細かな違いは確かにあります。
でも、基本的な比較をするのであれば、価格が安くて外装しか違わないノアまたはヴォクシーか、ちょっと背伸びをしてエスクァイアか。
なんて考えながら比較していくのが良いと思いますよ。

家族で見るノア・ヴォクシー・エスクァイアの比較ポイントはココ!

ただ、今お話したのはあくまでも基本的な部分。
ミニバンって冒頭でお話したように、乗客(家族や友人)のことを考えて選ぶことが大半になりますよね。
だからこそ気になってくるのが、『乗客(家族)目線で見た』場合の各車両の違いのはず。
ここからは装備を交えつつ、具体的な比較をしていきたいと思います。
後部座席に乗る人の使い勝手の良さがどうなるかが比較のカギになる
まず気になるのが、後部座席になる人の使い勝手の良さ。
具体的にはスライドドアやシートタイプ、そして利便性の高い装備が上がると思いますが、どこに違いがあるのか気になるところ。
そこで簡単に各装備の違いをまとめてみました。
スライドドア

ノア・ヴォクシーはどのグレードも助手席側のスライドドアだけ挟み込み防止機能付のデュアルイージークローザーになっているのに対し、エスクァイアは一つ上のGiグレードになると両側のスライドドアに対応されているのがポイント。
お子さんが二人以上いるご家庭の方や、大人数でドライブする際はやっぱり両側ついていた方が重宝しますね。

また、ノア・ヴォクシーも一つ上のG・Vになるとスマートロック機能が追加されるので、いちいちゆっくりとスライドドアが閉まっていくのを待つ必要が無くなりますが、エスクァイアも同様の装備が追加されます。
そう考えると、パワースライドドアが多機能的かどうかはエスクァイアの方に軍配が上がりますね。流石。
シートタイプの違い

次に後部座席のシートについて見てみましょう。
ノア・ヴォクシー・エスクァイアの廉価グレードではファブリック(布素材のシート)になりますが、エスクァイアだけGiグレードなると合成皮革になり、若干の高級感が味わえます。
それに革素材だと汚れ、例えば泥なんかはすぐに落とせるので掃除が楽になりますし、ほこりも立ちにくいので喘息等のお子さんがいるのであればコチラの方が良いかもしれませんね。
細かな装備の利便性

最後に細かな装備の中での注目ポイントですが、利便性を考えるとバックドアイージークローザーと、センターコンソールボックスがあげられますね。
バックドアイージークローザーは簡単に言うと、トランク部分を勢いよく締めなくても良くなる機能。女性の方でも半ドアにならなくてもいいのが嬉しいですね。
この機能は全車両の一つ上のグレード(G・V・Gi)に装備されます。

ただ、センターコンソールボックスはエスクァイアのGiだけの注目装備。
このセンターコンソールボックスって簡単に言うと運転席と助手席の間に置かれるモノで、一見すると利便性がないんですが、GiグレードはココにUSB端子が付くんですよね。
そのため、後部座席の方も充電等が出来るってワケ。
スマホが当たり前の現代人にとって、充電が切れるのはかなりの痛手。
細かい装備ですがこういった装備があるのも嬉しいのではないでしょうか。
ノア・ヴォクシーのグレードを上げるならエスクァイアの方が納得できる!?
さて、各車両の装備について比較してきましたが、価格と装備のバランス。
特にノア・ヴォクシーの一つ上のグレード(G/V)を購入するより、エスクァイアの廉価グレード(Xi)の方が価格的には安いので、余計に『GやVを購入するならエスクァイアを勝った方がお得!』なんて思うかもしれません。
でも、実際の装備を見てみると、どっちがお得かどうかわかるはず。
と言うことで簡単な比較表を作っちゃいました!
ノア・ヴォクシーのGorVにあって エスクァイアのXiにはない装備 |
|
---|---|
「ナノイー」 | スマートロック機能 |
快適温熱シート | バックドアイージークローザー |
こうしてみるとわかりますが、上記で紹介した装備もいくつかはつかなくなるってワケですね。
ただ、逆に捉えるとこうした装備はいらないと考えているのであれば、ノア・ヴォクシーのグレードを上げるよりもエスクァイアの方がお得に感じることが多くなることになりますね。
それに、車を購入するときってカーナビをはじめとして各オプションはどうしても付けたくなってしまうところ。
だからこそ、グレード一つ上げるのであれば似たような別車種にする、というのも一つの手として考えておくのも良いかもしれませんね。

運転手目線から見たノア・ヴォクシー・エスクァイアを比較すると見かたが変わる

さて、家族目線でノア・ヴォクシー・エスクァイアの比較をしてきましたが、やっぱり少しでも運転手であるあなたもこだわりを持ちたいはず。
そこで今度は『運転手』の目線から、ノア・ヴォクシー・エスクァイアを比較していきましょう!
ノア・ヴォクシーは廉価グレードだとスチールホイールになるのが気になるトコロ

とは言っても、走行性能や足回りは基本的にどのグレードも一緒なので、気になる部分といったら面構えや運転席、そしてタイヤホイールくらい。
特にノア・ヴォクシーの廉価グレードとなるXはスチールホイールになるので運転手であるあなたから見たら、もしノア・ヴォクシーを乗るのであればGまたはVから乗りたいと思うかもしれませんね。
運転席の豪華さはやっぱりエスクァイアの方が上
そしてもう一つ気になるのが、ノア・ヴォクシー・エスクァイアの運転席の装飾。
家族の為とは言え、ちょっと運転が楽しくなったり高級感を味わったりできたほうが、運転手としてはうれしいポイントですよね。
そんな運転席の装飾を見てみると、廉価グレードで見てみるとノア・ヴォクシーは装飾は控えめで若干安っぽい印象を与えてしまうことが多いです。
その一方でエスクァイアは廉価グレードのXiからステアリングホイールやシフトノブが本革巻となっており、ちょっとした違いを感じさせてくれます。
また、他の装飾もエスクァイアはノア・ヴォクシーの一つ上のグレード(G/V)と、同様の装飾が施されているのもポイント。
こういった部分が、エスクァイアの「高級感」が感じられる部分といえますね。
総評!ノア・ヴォクシー・エスクァイアを比較して分かったこと

さて、ここまでで家族目線・運転手目線で見たノア・ヴォクシー・エスクァイアの比較をしてきましたが、装飾に高級感があるかないか、そして廉価グレードである程度快適機能が充実しているかどうかが判断基準となりそうですね。
ただ、やっぱり『自分にとってどの車がおすすめかわかりにくい』、そう思ってしまった方も少なからずいるはず。
というわけで、最後にノア・ヴォクシー・エスクァイアのそれぞれをお勧めする人を簡単にまとめたので紹介していこうと思います。
ノア・ヴォクシーをオススメする人はこんな人
ノアやヴォクシーは最低限の装備でトヨタ車のミニバンを購入したい。
そんな人にオススメの1台だと思います。
確かにある程度チープな印象を受ける装飾だったり、運転手ならちょっとは気になるスチールタイヤだったりと、廉価グレードであるXを購入するなら多少は目をつむる必要があります。
とは言っても車の走行性能や足回りといった運転性や使い勝手の良さを見ると、実用性やコスパを重視する人にとっては妥協できるライン。
それに、スチールホイールが気になるなら、購入後に余裕ができたら別途購入しちゃえば問題もありませんよ。
ただ、ノアとヴォクシーは性能こそ一緒ですがエクステリア、特に面構えが全く違うので、家族と相談してどっちに乗るのかは決めておくようにしましょうね。
エスクァイアをオススメする人はこんな人
一方でエスクァイアは装飾にメッキ塗装が入りちょっとした高級感を味わうことができる車種。
そんな印象が強く残りますし、廉価グレードのXiだと『乗客』にとっては多少物足りなく感じる部分が多く、どうしても推奨がGiクラスからになるのが難点ではあります。
とはいえ今回紹介したように、ノアやヴォクシーだと追加オプション扱いになるバックドアイージークローザーがGiから両側になったり後部座席でも使えるUSB端子が増えたりと、機能面でも豪華になっていることが多いです。
そう考えるとエスクァイアのはノアやヴォクシーのグレードを上げても物足りなさが残る、なんて考えている人にオススメの1台といえるのではないでしょうか。

まとめ
いかがだったでしょうか。
ノア・ヴォクシー・エスクァイアのトヨタ3兄弟は、ノアをベースとして開発されているからこそ、同じ装備はたくさん上げることはできます。
でも、機能面や装飾の豪華さでとるか、それとも比較的最低限度の装備で『ミニバン』を楽しむかで、どの車種を選ぶかが決まるはず。
車内がちょっとした家のように感じる空間を過ごすため。
そして、快適なドライブを楽しんでいくためにも、今回紹介した比較を参考にしてどの車種にするか決断していきましょう!
 
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