【ミニバン VS セダン】各項目で比較。コレでもう迷わない

ミニバンセダン比較

ミニバンとセダン、実はとても不思議な関係です。

性能という面において誤解を恐れず言うなれば、ミニバンはデメリットの多い車です。現に様々な不満をもつオーナーが多いのがそれを表しています。一方でセダンはデメリットと呼べる部分は少ない車です。現に他車と比べて高い満足度を得ているオーナーが多いのです。

では「なぜミニバンのほうが売れているのでしょうか?」それはデメリットを打ち消すメリットとそのコンセプトが多くの人々の心を掴んだ結果と言えるでしょう。今回の記事ではそんなデメリットが多いはずのミニバンが、「満足度の高いセダンにどれほど近づいているのか?」そんな視点で比較を参考にして貰えると幸いです。

維持費で比較する。

車の維持費といえば様々な物があります。安全・快適に乗るためには定期的なオイル交換やタイヤ交換、そして冬にはスタッドレスタイヤなど、車は買った後にも意外とお金がかかるものです。そんな中、車選びにおいて代表的な維持費といえば「乗れば乗るだけかかるガソリン代」をはじめ、「税金や保険料」といったものがイメージしやすいことでしょう。

そこで、今回はミニバンとセダンの人気3車種をピックアップし、これらの費用でどれだけの差がでるのか比較してみたいと思います。車体価格の差も考えつつ、その後の比較をご覧ください。

セダン 価格 ミニバン 価格
プリウス 223万円 シエンタ 169万円(223万円)
アクセラ 176万円(247万円) ヴォクシー 227万円(293万円)
クラウン 388万円(431万円) セレナ 225万円(245万円)
表補足
※価格はベースグレードに統一
※プリウスに合わせ()内はハイブリット車の価格

燃費で比較。ガソリン代金にはどの程度差がでるのか

セダン

車種名 ガソリン代 月間燃料代 年間燃料代
プリウス 21.01 6,187円 74,244円
アクセラ 14.16(20.65) 9,180(6,295)円 110,160(75,540)円
クラウン 9.35(16.52) 13,903(7,869)円 166,836(94,428)円

ミニバン

車種名 ガソリン代 月間燃料代 年間燃料代
シエンタ 14.06(19.16) 9,246(6,784)円 110,952(81,408)円
ヴォクシー 10.97(17.6) 11,850(7,386)円 142,200(88,632)円
セレナ 10.34(11.86) 12,572(10,961)円 150,863(131,532)円
表補足
※実燃費は多数のオーナーによる情報をまとめた平均値
※()内はハイブリッド車の値
※月間1000キロ・2015年10月現在全国平均のレギュラーガソリン価格130円で計算

比較の結果

やはりプリウスが一番安上がりです。
プリウスといえば「燃費の良さは誰もが知るところ」であり人気の理由でもありますが、こうして月にかかる燃料費で比べてみると「ミニバン・シエンタの人気が高い理由」もまた分かる気がしますね。年間約5千円の差を大きいと感じるか小さいと感じるかは人それぞれですが、「いざという時に人を乗せられる」というミニバンの特徴を踏まえると、ファミリー層にとって大きな魅力となっている事が容易に想像できます。

その他、ガソリン車で言えば3ナンバーのゆとりと燃費の良さを兼ね備えたアクセラの人気もうなずける比較結果ですし、ハイブリッド車におけるヴォクシーやクラウン・アスリートの実燃費を見ても分かる通り、かなり性能が上がってきている事が伺えます。近年ハイブリッド車を買う方が増えているのはこういった部分も大きいでしょう。

一方で、人気の割に燃費面で一歩遅れている感じがするのはセレナです。まだハイブリッドシステムが時代に追いついていないことが原因といえますが、それも2016年には新型投入の話が上がっているので、発売後の販売数がどこまで伸びるか楽しみです。

燃費の良いプリウスが気になった方は必見!下記ページにて、さらに詳しくプリウスの実燃費について紹介しています。
>>プリウスに乗ってみた!実燃費、運転性能、快適性をレポート

保険料で比較してみる

セダン

車種名 保険料 月間保険料
プリウス 30,000円前後 2,500円程度
アクセラ 25,000円前後 2,000円程度
クラウン 30,000円前後 2,500円程度

ミニバン

車種名 保険料 月間保険料
シエンタ 25,000円前後 2,000円程度
ヴォクシー 30,000円前後 2,500円程度
セレナ 30,000円前後 2,500円程度
表補足
※保険料の設定は30歳以上・13等級・年間10,000キロ以下・車両保険ナシ
※補償内容は対人・対物は無制限、人身傷害3,000万円

比較の結果

排気量の少ないアクセラとシエンタが安い事が想定できます。
その他は同程度という結果になったわけですが、保険料の決定には各社様々な項目があるのはご存じですか?その中に車種や排気量と言った項目もあり、今回のような簡易的な計算ではそういった部分を元に算出されていると言えるでしょう。しかし、アクセラは2.0Lのハイブリッド車もあり、クラウン・アスリートには2.5L・3.5Lというグレードもあるので、同一車種でもグレードによって変化することも想定されます。その他にも免許証の色をはじめ、年齢や等級、年間走行距離や車両保険の有無といった保証内容によっても大きく変わりますので、今回の結果は「あくまで車種間の違いを見る」というものとし、目安として捉えるようにしてください。

保険料にもエコカー割引

保険料にもエコカー割引があるってご存知でしたか?
任意保険といえば、できれば「安い所がいいな」と思う方も多いでしょう。でも実際問題としては「いざというときのサポートの質は大事」なので安さだけで選ぶのも不安がついてまわります。かと言って事故を起こしたこともなければ、マナーの良い運転を心がけている方にとっては「高い保険料は無駄なだよな」と思うのも当然です。

そんな方には様々な要素を考慮して保険料を算出してくれる保険会社がおすすめです。低価格である理由が「自分の現状を評価してくれた結果である」と分かれば安心感も得られます。しかも、中には割引要素の一つとしてハイブリッド車や電気自動車といった「エコカーに対する割引」を導入している保険会社もあるので、ハイブリッド車を検討しているのであれば、そういった保険会社を選んでみると思わぬ維持費節約に繋がるかもしれません。

自動車税で比較してみる。

セダン

車種名 排気量 自動車税
プリウス 1.8L 39,500円
アクセラ 1.5(2.0)L 34,500(39,500)円
クラウン 2.0(2.5)L 39,500(45,000)円

ミニバン

車種名 排気量 自動車税
シエンタ 1.5L 34,500円
ヴォクシー 2.0(1.8)L 39,500円
セレナ 2.0L 39,500円
表補足
※排気量はベースグレードを参照
※()内はハイブリッド車の値

比較の結果

排気量の少ないアクセラとシエンタが安いです。
ガソリン車の自動車税だけを見ればセダンもミニバンも違いは無いように感じますが、アクセラやクラウン・アスリートのハイブリッド車を見ると、走りを重視する層を狙ってか、排気量が多くなり税金も上がります。そう言った側面も考えてみると、ファミリー層と対象としたミニバンは「排気量を抑え、税金面に対しても配慮されている車種なのだな」としみじみ感じますね。

因みに、近年「排気量が多く燃費の悪い車」は好まれていないためか、大きな車体をもった車種でも2.0L以下であることが多いです。いや、エンジン性能の向上によって「排気量が少なくても燃費や走りに還元できるようになっている」と言ったほうが良いでしょうか。ミニバンにおいても技術の進歩により、今後はホンダのステップワゴンのような「Mクラスで1.5L」のミニバンが増えて来るのかもしれませんね。

エコカー減税について

エコカー減税で自動車税も割引されます。
まだ買い換える車を比較・検討段階の方にとってエコカー減税といえば「何だかよくわからないけど、いくらか割引があるもの」程度に思っている方も多いでしょう。そこで、プリウスを比較対象に含んだついでにハイブリッド車の減税制度に触れておきたいと思います。

まず新車購入時の自動車取得税と重量税が全額免除され、重量税は次回の車検時も免除されます。そして自動車税については、翌年の1回限りではありますが75%減税になるのです。つまり、今回の人気車種でも多い1.5L~2.0L車の自動車税39,500円が、次回は1万円となるのです。結果、一般的な新型車に比べ総額で数万円の差が生まれるわけですが、ガソリン車との価格差に対してこれを大きいと考えるかどうかは人それぞれです。しかし、いつまでも続く制度ではないので、ハイブリッド車が気になっているようであれば、優遇のある今のうちに購入するのも手ですね。

安全性で比較する。

唐突ですが、ミニバンよりもセダンの方が形状的に安全性が高いことをご存知ですか?走行の安定性からくる安全は元より、衝突に対しても前後のスペースが衝撃を吸収し、乗る人を守る事に優れた仕組みをしているのです。では「ミニバンは安全な車じゃないのか?」というと、そうではありません。事故は起こってしまった時の備えだけでなく、予防と言う面もあるからです。

そこで、走行性能に目を向けた「予防や軽減といった安全性」と事故が起こってしまった時に「備えるという安全性」についてミニバンとセダンの違いを見ていきましょう。

走行性能に関して

走行性能が高く安定しているのはセダンです。

車高が低いため安定した走りが可能なセダンですが、他にも車高が高いミニバンに比べて横風の影響を受けにくく、高速域でも安定しているのが特徴です。また既存車種における安全性能の充実度もやはりセダンの方が高いといえます。

ただ、安全性能で言えば、ミニバンでも今回ピックアップしたセレナのように標準装備されている「人や車を検知して衝突を回避・軽減するエマージェンシーブレーキ」や「注意力が低下しふらついた時などに警報を発してくれる機能」など事故を未然に防ぐための機能が実装されている車種もあります。

また、その他の車種においても標準装備で無い点は残念ですが、安全をアシストしてくれる機能を搭載可能な車種が増えていて、「型の新しいミニバンは予防安全性能も充実してきている」のが現状です。

万が一事故を起こしたときに

車の構造上安全性が高いのはセダンです。
先程も触れましたが、セダンは「エンジンルーム・乗車スペース・トランクルーム」と乗車スペースを挟むような形で空間があるため、万が一の衝突事故のときにはその前後の空間で衝撃を吸収する仕組みにより安全性が高いのです。しかも、安全を売りにするコンセプトと合わせ、高級車も多いことから「エアバッグなどの衝突安全性能も標準装備されている」車種が多いのが特徴です。

一方でミニバンはというと、本来ファミリーカーであればこそ「標準装備で合って欲しい部分」ですが、むしろ対象がファミリー層であるがゆえに「ベース価格を低く魅せるため(?)」にオプションとなっている車種が多いのが現状です。ただ、最近登場している新型車では万一の時に「歩行者に対する傷害を軽減する外部構造」そして、ムチ打ちを軽減するシートや後部座席のシートベルト等の工夫により「乗る人を守る内部構造」も充実してきているので、今後にも期待ができそうです。

乗り心地、快適性で比較する。

車の口コミや評判を調べていると必ず目にするのが「乗り心地や快適性」に関する声です。ただ、この記事を含め比べる対象によって満足度は大きく異る部分ですので、あくまで参考程度にお考え下さい。

ファミリー層、子ナシ、子持ちで考える

ファミリー層にはやはりミニバンです。
現在子供がいる・いないに関わらず、子供を持つことを想定されているファミリー層にはミニバンが適しているといえます。その理由は「家族みんなの快適性があるから」と言えます。家族が乗る車である以上、パパさん・ママさん・お子さん全ての方にとって平均的な快適性があるべきで、ファミリー向けに作られているミニバンはやはり家族に優しい車と言えます。ただし、時間とは流れているものですので、子供がまだいないとき、いる時の一般的な考え方も見ていきましょう。

子ナシ

まだ結婚したばかりの若い夫婦の場合「各自が所持していた車を結婚を機に1台にする」そんな方も多いのではないでしょうか?その他にも車の買い替え時期が迫ったついでに「子供が生まれる未来を想定した車選びをしたい」と子供の世話をしやすい車を選択肢に入れるのは当然といえます。そして今や「子育てママさん=スライドドア」という公式も一般化されているので、ミニバンの優先度が高いと言えるでしょう。

子持ち

子持ちと言っても世代が違えば必要な性能も変わってきます。「幼い子供の送り迎えや、子供を連れてのお買い物に車を使うママさん」にとっては、スライドドアが演出する広い開口部と「手が塞がっていても操作しやすい開閉装置」は必須と言えますし、高さのある車内空間はチャイルドシートの操作も楽になります。また家族で楽しむキャンプや旅行においてもミニバンはうってつけです。一方で、「子供が家族から離れ始める中高生ぐらい」になると、乗り心地を重視したセダンや他の車に乗り換える方も多くいます。

空間で考える

乗り心地重視ならセダンです。
車が違えば得られる空間も変わります。ミニバンは天井の高さと前後に広がる長さが特徴的で、「圧迫感がない」「人や荷物を多く載せられる」という利便性に対する空間が魅力と言えます。ただ、構造上エンジンが足元にあることで静粛性は薄れ、タイヤの上にも座席が来ることで座る場所による乗り心地の違いがどうしても生まれます。「ミニバンは乗り心地が悪い」「3列目は乗れたものじゃない」そんな意見を耳にすることも少なくありません。

一方でセダンは「エンジンを搭載する空間・人が乗る空間・荷物を乗せる空間」がしっかり分かれていることにより、静かさとどの座席に座っても変わらない乗り心地が確保されています。セダンが高級車として扱われ、いまだに要人搬送の手段と用いられることが多いのもそのレベルの高さを物語っているといえるのではないでしょうか。

ただ空間の演出と乗り心地に関して言えば、近年ヴェルファイア(アルファード)などの高級ミニバンも迫るものがあります。今後の流れ次第では「乗り心地ならセダン」という常識も変わって来るのかもしれませんね。

ミニバンにあってセダンにはない。セダンにあってミニバンにはない点

さて、これまで様々な視点で比較をしてきましたが、最後に各車の優れている点に目を向けた比較をしてみたいと思います。

ミニバン

ミニバンには乗る人それぞれの立場の利点があります。
限定した用途や一つ一つの性能を比べた時には劣る点も多いミニバンですが、「家族という視点」から見た総合力では優れているといえるのではないでしょうか。

パパさん

例えば、アウトドア好きのパパさんにとってセダンでは荷室の広さが足りなく感じることもあるでしょう。かと言って「SUVはファミリー向けとはいえない…」そんな中間点にいるのがミニバンです。

ママさん

例えば、運転が得意ではないママさんにとって車幅が広く前後の感覚が掴みづらいセダンは運転しづらいものです。かと言って「コンパクトカーは幼い子供を抱える身では不便…」そんな中、ミニバンは視点が高く運転がしやすい上に、大きく開くスライドドアや広い室内空間は幼い子どもの世話にも適しているのがミニバンです。

お子さん

そして、お子さんは単純に見た目に大きな車が好きで、3列目の座り心地の悪さなんて気にしません。むしろ、「3列目という干渉されない空間やウォークスルーができる広い空間」を楽しんでいるものです。

このように、ファミリーカーであるミニバンは「乗る人それぞれの望みを無難に演出できている」という平均点の高さが大きな魅力といえるのではないでしょうか?

セダン

セダンには運転者と同乗者の快適性が魅力です。
「走る楽しみや安定した走行性能、安心できる安全性能、静かな室内やすわり心地の良いシート」どれをとっても運転者にとって快適な環境と言えます。しかも、高級車としての風格がある車種も多いため高い満足度を得ている方が多いのが現状です。

走る楽しみや安定した走行性能

風の抵抗が少ないボディーラインに加え、車高の低さはコーナリングの横揺れなども少ない形状と言えます。高速域でもブレにくい安定した走行性能を得られるのがセダンの魅力です。

安心できる安全性能

車の基本形とも言えるセダンですが、新しい技術は「まずはセダンに搭載する」とされるほどですので、他の車に比べ一歩前に出た安全性を兼ね備えた車種も多いのが現状です。

静かな室内やすわり心地の良いシート

セダンは乗る人の快適性に目を向けた車と言えます。運転者は元より同乗者にとっても同様の快適性を得られるというメリットが有ります。静かな車内は会話の邪魔にもなりません。ゆったり落ち着いた大人の時間を演出してくれるのもセダンの魅力といえるのではないでしょうか?

ミニバン VS セダン 比較まとめ

いかがでしたでしょうか?求める要素によっては、まだまだセダンのほうが優れている点も多い結果となりましたが、販売台数が示す通り「用途とバランスを考えると」やはりミニバンを選ぶという方も多いのが現状と言えるでしょう。あなたも「どこまで望んでどこまで妥協できるのか?」そんな頭の整理のお役に立つことができたなら幸いです。

 

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