軽自動車並みの価格で、軽自動車以上の贅沢を満喫できるのが、ミラージュです。
2015年12月に1.0Lエンジンが廃止されて、車としての性能が全グレードで統一され、装備内容やインテリアの雰囲気など、完全に自分の好みで選ぶことができるようになりましたね。
そこで今回、自分に適したグレード・自分の好みで選ぶことができるよう、ミラージュ各グレードの特徴についてまとめてみました。
ミラージュのグレード表
グレード | 価格 |
---|---|
M | 1,380,240円 |
G | 1,485,000円 |
MとGの価格差は、約10万円です。特に小さくもなければ、大きくもありません。
以前はグレードによって1.0Lエンジンと1.2Lエンジンとに分かれていましたが、2015年12月のマイナーチェンジで1.0Lエンジンが廃止され、M・Gどちらを選んでも1.2Lとなりました。動力性能に違いがあれば、10万円程度の価格差では済まなかったでしょう。
エクステリアを見てみても、MとGで大きく異なるといったことはありません。10万円という価格差がどこから生じているものなのかは、装備内容を見ることでわかりそうですね。
各グレードの特徴、捉え方
Mはハロゲンヘッドライトを搭載しており、Gはディスチャージヘッドライトを搭載しています。これが、両グレードの違いを端的に表す装備です。
全体的な特徴を言えば、「Mは優男」「Gはデキル男」といったところでしょうか。
装備を基準にグレードの特徴を見てみる
ミラージュは、多くの装備が全車標準仕様となっています。
どちらのグレードを選んでも、ミラージュの根っこの性格は変わりません。表面上「どう見えるのか」が変わるのです。
どこがどう変わるのか、グレード間の違いが現れている装備を下記PDFから抜粋して確かめてみます。
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/mirage/spec/pdf/mirage_equip.pdf
全グレード共通の標準装備
- 空力向上パーツ エアダム(フロント/サイド)+ルーフスポイラー+フロアアンダーカバー
- メーター(高輝度常時透過照明点灯タイプ・メッキ加飾付)
- マルチインフォメーションディスプレイ
- タコメーター
- フルオートエアコン(エアコンパネル加飾付・クリーンエアフィルター付)
- フロントシート上下調整式ヘッドレスト
- リヤ6:4分割可倒式シート
- e-Assist
- アクティブスタビリティコントロール[ASC]
- オートストップ&ゴー(AS&G)(コーストストップ機能付)
機能装備・インテリアの機能や収納・安全関連装備は、メーカーオプション装備以外は全て全車標準仕様となっています。グレードが二つしかないので、こういった基本的な部分は変えないでいるのでしょう。
機能装備は、上記以外にも減速エネルギー回生システムやオートライトコントロールなど、多数のシステムが含まれます。必須な機能は全て揃っていると言えるでしょう。
e-Assistには、低車速衝突被害軽減ブレーキシステムと、前進時の誤発進抑制機能が含まれています。安全装備が特に多い車種ではありませんが、この二つが標準装備となっている点は嬉しいですね。
タイヤは、M・G両方ともに15インチアルミホイール(切削光輝仕上げ)が装備されています。全長/全幅/全高=3,795/1,665/1,505mmと、大きめの車ですから、15インチアルミホイールは必須です。「スチールじゃなくてよかった、小さくなくてよかった」といったところでしょうか。
シート機構も充実しており、室内快適性が高いので、ファミリー向けと言えます。
イカつい顔に似合わず、やさしい仕様。見た目が怖い不良高校生が、実は動物にやさしいというようなギャップを感じる車です。
Mの装備、インテリア、エクステリア
- ハロゲンヘッドライト(光軸調整機構付)
- ウレタンステアリングホイール(シルバー加飾付)
- ウレタンシフトノブ
- ブラック&アイボリーファブリックシート
Gにはステアリングオーディオリモコンスイッチが搭載されていますが、Mにはありません。ハロゲンヘッドライトも、Gではディスチャージヘッドライトになっています。
それ以外に関しては、インテリア各所の素材が異なるのみです。Mには本革が使われていません。本革のほうが肌触りが良くグリップも効きます。よく触る部分なので、気になるという方もおられるでしょう。
シートに関しては、好みの問題と感じます。素材自体は変わらないので、ステッチの有無や色合いで自分好みなほうを選ぶと良いでしょう。
Mのシートはアイボリーがアクセントとなり、室内が明るい雰囲気になります。先ほども述べた「ミラージュのやさしさ」が前面に押し出るような、やわらかなインテリアです。
Gの装備、インテリア、エクステリア
- 省電力ディスチャージヘッドライト(ハイ・ロービーム、光軸調整機構付)&LEDポジションランプ
- 本革巻ステアリングホイール(メッキ&ピアノブラックアクセント)
- 本革巻シフトノブ
- ブラックファブリック(ステッチ付)シート
- ステアリングオーディオリモコンスイッチ
Gのシートは色がブラックで統一され、ステッチが入っています。内装が黒で統一され、シックなインテリアになっているのです。運転手の「デキル男・デキル女感」を演出してくれるかのように感じます。
本革ステアリングホイールやシフトノブも、そんな雰囲気作りに一役買ってくれているようです。
省電力ディスチャージヘッドライトは寿命がハロゲンの数倍と長いですが、10万円のコストを考えると赤字になります。ステアリングオーディオリモコンスイッチは、音楽をかけながらのドライブの良い友人になってくれるので、これの有無でグレードを選んでも良いでしょう。
それか、インテリアで選ぶかですね。
各グレードの魅力や選んでいる人の傾向
各グレードの魅力について、「ミラージュの性格」と「インテリアの雰囲気」に焦点を当てて考えてみました。考えれば考えるほど、私たちの生活スタイルに合った車だということがわかり、私まで欲しくなってきてしまいます。
Mの魅力、選んでいる人はこんな人

Mグレードは、ミラージュの性格や魅力をそのまま表現したようなグレードです。
居住空間が広く、安全装備も充実している。エクステリアは上質でややイカついものの、街中にマッチした優しい雰囲気になっています。室内の質感・雰囲気も、コンパクトカーとしては決して悪くありません。
価格がとても安く、それにしては装備内容が充実している……。ファミリーカーとして、通勤用の車として非常に優れているのです。1.2Lエンジンということで、動力性能も申し分ありません。
市街地での利用を重視した性格を持つミラージュですが、それとは異なり、エンジン高回転時の吹けあがりが良いです。ノイズは大きくなるのですが、加速感自体はとても快活。性格に似合わず、ややスポーティに走ることができます。
安いということもあり、初めての車としても十分楽しめるでしょう。1人暮らしをする社会人の通勤用に、家族のいるお父さん・お母さんの通勤・送迎用に購入されている方が多いです。
Gの魅力、選んでいる人はこんな人

本革巻きステアリングホイール・シフトノブと、シートと内装の統一感が魅力のグレードです。
10万円プラスすることになりますが、それでも安いと感じさせられます。この価格で二箇所に本革が巻かれるというのは、お得ですね。同価格の他車と比べると、とても上質なインテリアになっています。
車としての性能はMと変わりませんが、インテリアが上質だというその一点だけでも購入する価値があるのではないでしょうか。
総合的に売れているグレードを考察
Gは安くインテリアの雰囲気をより上質にすることができるので、とてもおすすめですが個人的な意見を言わせてもらうと、私はMをおすすめします。
ただし、MとGどちらがミラージュらしい仕様かを考えると、Gは少し違うと感じました。優しくやわらかい、運転手を包み込んでくれるような雰囲気のMのほうが、「実は優しい不良」のようなミラージュのイメージに似合っているのです。
そのため、私はMをおすすめします。
 
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