タントのカタログ燃費は28km/L。
一方オーナーの実燃費記録平均は14.23km/L。
そのギャップを考えると、燃費が悪いほうなのではないかと思えてくるかもしれません。でもこれはあくまでも平均値です。個人個人を見ると面白い結果が見えてきました。自分でも走ってみたので、燃費を考える際の参考にどうぞ。
各オーナーの実燃費記録を紹介
実際のタントのオーナーの実燃費記録を10個ほど集めてみました。平均値だけではわからないことを、それぞれの実燃費で見ていきましょう。
「街乗りで15km/L以上走ります」
「高速道路メインで運転していると、毎回20km/Lは超えるので御の字」
「流れの良い一般道路を長時間走ると18.8km/Lの記録が出ました」
「普段の買い物程度の距離で街中を走っていると13km/L程度です」
「ストップ&ゴーの多い都内で走りましたが、燃費は10.9km/Lでした」
「兵庫県の山道を含む田舎道を走って燃費記録は16.72km/L程度です」
「完全にストレートで凹凸も少ない田舎道を長時間走行しての燃費記録は23.2km/L」
「自分の燃費記録すべてを平均してみると15km/Lくらいになります」
「街乗りオンリーのときで12km/L程度、遠出をしてみると18km/L程度です」
「渋滞に引っかかりつつ都市部で走ると、10.9km/Lでした」
タントとライバル車種比較記事も合わせてご覧ください。
>【タント vs スペーシア vs N-BOX】完全比較。オーナー評価が高いのは
実際走行して計測してみた
他人の燃費記録について10個紹介しましたが、私も実際に走って燃費を計測してみました。燃費を意識しながら走ったり、まったく意識せずアクセルを強く踏んで走ったりして二通りの記録を出したので参考程度にどうぞ。
燃費を意識した場合の実燃費
車どおりが少なくてストップ&ゴーも少ない田舎道を走ったのですが、その代わりに坂道が多かったです。坂道があると低燃費を維持するのが難しかったですね。それでも頑張ってエコドライブしてみました。
上り坂を上る前に加速してしまうということに気をつけて運転。坂道で加速するとなると余計なパワーを使います。どうせ加速しなければ上ることができないのであれば、平坦な道で加速しておくほうが燃費の節約になるということです。
自転車を運転するときのことを思い出して実践しました。坂道の途中で力を入れると疲れるけど、坂道の手前で力を入れてこいでおくと楽になる原理です。車においてもそれは同じことなので有効。
下り坂はアクセルから足を離して、エンジンブレーキを兼用してみました。
坂道地帯を抜けて素直な道になったら、今度は信号の存在が気がかりです。比較的少ないとはいえ信号はあります。アイドリングストップを使っていましたが、5回停止したうちの1回は作動しませんでした。
上り坂手前以外はアクセルを浅く踏んでエコドライブに努めました。加速するときも緩やかに踏んで加速することを心がけるとあまり燃費は悪くならずに済みます。
以上のような走りを50kmほど続けてみて燃費は20.58。坂道の多い田舎道にしては高い燃費なのではないでしょうか。
常に強めにアクセルを踏んだ場合の実燃費
燃費を意識して走ったのと同じ日に、今度は強めにアクセルを踏んで走ってみました。走行条件は先ほどと同じように坂道はありましたが、信号は多めでした。燃費を意識したときは加速するときも緩やかに・あまり力を入れないようにアクセルを踏んでいました。
今回は強めを意識し、なおかつ坂道で加速するようにして走る。事前加速なしで坂道に入ると、やっぱりベタ踏みしないときついところがありますね。実際ベタ踏みになってしまっていました。そうして上り坂を上りきる。
その後の平坦な道でも比較的強めにアクセルを踏んで走りました。
走行距離は燃費を意識したときと同じで50kmほど。結果的に燃費は13.25/Lという結果になりました。リッター7kmも落ちてしまったということになりますね。坂道でのベタ踏みがかなりキツかったようです。
まとめ
タントは人によって「燃費が悪い車」にも「燃費が良い車」にもなります。個人個人の運転テクニックで10km/Lを下回ることもあれば20km/Lを常に上回る場合もある。かなりふり幅が激しい車になっています。
実際、坂道の多い道でアクセルを強く踏んだ場合には13km/L程度の燃費だったのにも関わらず、似たような道でエコドライブを意識すれば20km/Lを上回りました。カタログ燃費とこの20km/Lという数字を比べるとかなり良い結果なように思います。
個人の運転技術によって低燃費にも高燃費にもなるとのことで、低燃費を突き詰めるのであればエコドライブを徹底しましょう。
 
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