バモス実燃費計測レポート。実際に運転してみて計測してみた

実燃費バモス

カタログ燃費:16.8km/L
実燃費平均:13.02km/L

実燃費がカタログ燃費の78%! 驚異的な実燃費です。

軽自動車の中では重量がある車というと、スズキのエブリィなどが思い浮かびます。エブリィと比べるとカタログ燃費でも実燃費でもわずかながらではありますが、優れているのです。

99年以降フルモデルチェンジをしていない、基本設計の古い車なのに凄いなあと感心させられます。これだけでもバモスの実燃費はなんとなくわかりますが、平均燃費だけだと「どれくらい落ちるのか」「どれくらい良くなるのか」がわかりません。

そこで、バモスの実燃費についてもう少し詳しく検証します。

各オーナーの実燃費記録を紹介

「街乗りで9~10km/L、遠くまで乗ると11~12km/Lです」
「市街地で16km/L、郊外・高速道路では20km/Lになることもあります」
「営業の仕事で使って、10km/L(市街地)。高速道路では12km/L程度です」
「14~15km/Lくらいは走りますよ」
「エンジンを結構回しがちになってしまい、燃費は10km/L前後です」
「3~4人が乗車して市街地走行をすると、10km/Lくらいになります」
「10~12km/Lです。仕事柄荷物をたくさん積むので、あまりよくありません」
「一番悪いときは9.06km/L、一番良かったときは16.71km/Lでした」
「郊外だと13~15km/Lくらいです」
「あまり長距離で運用することがないので、どうしても9~11km/L程度になってしまっています」

オーナーの実燃費を見ていると、悪いときには10km/Lを下回るということがわかります。

ただ9km/L程度で、それよりも悪くなるという人はほとんど見られません。逆に、燃費が良いときは15~16km/L程度という人が多いです。20km/Lを超えるという人は、なかなかいません。

バモスは3AT・4ATとMTという三つのミッションから、自分に合ったものを選ぶことができます。CVT非採用なので、ATだとどうしても効率が悪く燃費が下がります。実際MT車に乗っている人のほうが、良い記録を残しているのです。

オーナーの実燃費記録から考察できるのは、これくらいのものでしょう。これだけでは「どれだけ下がるか」「どれだけ良くなるか」がイマイチ掴みづらいです。

そこで、私が実際にMT車を運転して計測することにしました。

走行レポート。バモスを実際に運転してみたら・・・

「それでは早速結果発表!」といきたいところですが、まずは感想だけ先に書かせてください。

エクステリアやインテリア、そして走行性能などの感想を述べた後、結果と「どんな運転をしたか」だけを簡単にお伝えします。

バモスにはバモス・ホビオというハイルーフ仕様の車もありますが、私が運転したのは通常のバモスです。

バモスといえば、初代と2代目は全くの別物ですよね。初代は世代ではないので実際見たことはないのですが、写真を見たときに驚きました。「奇抜すぎるやろ!」と。当時から珍車扱いされていたそうですが、今道を走っていたら三度見くらいはしてしまいそうですね。

現在のバモスはとても落ち着いています。落ち着いていながらも、ホンダらしくどこか尖っているのです。今風のエクステリアを少しやさしくしたような雰囲気があります。市街地でも郊外で高速道路でも似合う、クールかつ優しいデザインです。

インテリアは「デザイン性」というより、「実用性」を追求したように感じます。操作系統が一まとめになっていて操作しやすく、わかりやすいです。押してみると「しっかりとしたボタン」のような「カチッ」という重い感覚がありました。

硬いと言えばそうですが、運転しながら操作するなら「しっかりと押した」ことが伝わる方が便利です。

荷室が広いのですが、リアシートの足元も確保されています。「どういうこっちゃねん」と思って調べたところ、エンジンが荷室の下にあるとのことです。軽ワンボックスは、一般的には前席の床下にエンジンがあります。

それを荷室の下に持ってきたことによって、後席と前席との間にちょっとした隙間が生まれ、それが足元のスペースになるのです。

走ってみると「ホンダらしいなあ」と感じさせられました。バモスは、何度か細かいマイナーチェンジを行っているのですが、エンジンは変わっていません。昔のホンダのエンジンです。

走っていると、良いエンジンの音を聴かせてくれます。「音がするのに静か」という感覚です。エンジンサウンドやノイズというと「うるさい」というイメージがあるかもしれませんが、そうではない。荷室にあるからか、決してうるさくはありません。

エンジンは高回転型で、回すとその良さがわかりました。

ただし、今回の検証の意図から考えると「エコドライブに向いていないなあ」と感じます。高回転型ということは、太いトルク・力を感じるためにはエンジンを回さなくてはならないということ。エンジンが回ると燃料が消費される……燃費が悪くなるということです。

回さないことには加速しませんが、回せば加速していきます。そうしたら坂道や高速道路を走ることができるのですが、回さない限りは厳しいです。

低燃費を心がけたら

市街地(20km):14.5km/L

信号が青になった瞬間、少しだけ踏み込んで発進しました。

踏みすぎると燃費が激しくなってしまいますが、市街地では「ふんわりアクセル」も難しいです。速度は周りの流れよりほんの少し遅いといった程度でした。

後続車からはあまり良く思われなかったでしょうね。「早くしろヨ!」とお声がかからないかとヒヤヒヤしていました。信号が赤になるのか青になるのか、先読みしてアクセルを戻したり加速したりして停車を回避して燃費を抑えます。その結果が、上記の燃費です。

郊外(30km):16.4km/L

郊外では、発進時にゆっくり優しくアクセルを踏む「ふんわりアクセル」ができました。できましたが……やはり不向きですね。本当にゆっくりどころの騒ぎではありません。高回転型だから、もともと発進時はモタつきがあるのです。

それに拍車がかかってしまい、なかなか走ってくれません。

仕方がないので普通にアクセルを踏んで加速します。50km/hで加速をやめて、定速走行しました。他には特に何もせず、上記の燃費になったのです。最初うまくいかなかったのが少し悔やまれます。

高速道路(50km):15.6km/L

80km/h程度で速度を安定させて走っていましたが、それでもエンジンは結構回っています。高速道路よりも郊外のほうが微妙に燃費が良くなるのは、そのせいでしょうね。それでも15km/Lを超えたので満足です。速度以外には、特に気をつけたところはありません。

次は燃費を激しくする検証ですが、バモスで高速道路で100km/h以上出して走るのは現実的ではないので、「どれだけ悪くなるか」の検証では高速道路は除外しています。

燃費なんて気にせず走ってみたら

市街地:(10km):9.6km/L

荷物を載せることが前提となっているような車なので、やはり荷物を載せて検証したいものですよね。今回は「燃費? ナニソレ?」というような検証ですから、思い切り荷物を載せてやりました。

その状態で、思い切り加速したのです。エンジンをぶん回してコーナリングを曲がって、急停止。そんなことを繰り返すと、自然と10km/Lを下回っていました。市街地を走って気づいたのですが、この車は驚くほど小回りが利きます。

郊外(10km):11.9km/L

たくさん載せた荷物はそのままに、同じようにエンジンをとことん回して加速して走りました。市街地だとすぐに信号に邪魔されてしまっていましたが、郊外だと気持ち良く走れましたよ。心地よいエンジンの音、そしてMTの操作感覚。MTの唸りや吸気の音が加速・減速で変わるという、CVTでは決して感じることのできない「味」を感じることができました。

結果が、上記の燃費です。

まとめ

市街地:9.6~14.5km/L
郊外:11.9~16.4km/L
高速道路:15.6km/L

前時代的だと吐き捨てる人もいるかもしれませんが、バモスのエンジンや操作感覚を私は「楽しい」と感じました。車を運転していて「楽だ」と感じることはあっても、「楽しい」と感じることが少ないなというのが私の軽自動車に対する見方です。

バモスは「楽」ではないものの、「楽しい」車でした。

高回転型なのでエコドライブには本当に不向きです。どれだけ気を使っても、回さないと応えてくれないので悲しくなります。

バモスを低燃費に運用しようと考えたら、無理のない範囲でエンジンを回さなくてはなりません。その「範囲」は、運転していると自然と掴めます。

 

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