ステップワゴンと言えば、リヤゲートが中央から開くという「わくわくゲート」が話題になりましたよね。
「これ冷蔵庫の扉やないか」と茶化す声もありますが、狭いところでも横にも縦にもゲートが開き、荷物の積み降ろしがサッとできるのはありがたいことです。
リヤゲート革命が行われたステップワゴン、その魅力はドアだけで終わりません。
内外装から性能まで、ステップワゴンの口コミを見てみましょう!
ステップワゴン:スペック紹介!

ステップワゴンには、たくさんのグレードが設定されています。
ガソリンモデルだけじゃなくハイブリッドモデルも登場し、ますます賑やかになっているんですよね。
そんな賑やかなステップワゴンのステップを、まずは簡単におさらいしてみましょう。

価格・グレード
ガソリン車
グレード名 | 価格 |
---|---|
B・Honda SENSING | 2,455,920円(2,715,120円) |
G・Honda SENSING | 2,661,120円(2,898,720円) |
G・EX Honda SENSING | 2,862,000円(3,078,000円) |
SPADA・Honda SENSING | 2,852,280円(3,089,880円) |
SPADA・Cool Spirit Honda SENSING | 3,051,000円(3,245,400円) |
Modulo X Honda SENSING | 3,419,280円 |
ハイブリッド車
グレード名 | 価格 |
---|---|
SPADA HYBRID B・Honda SENSING | 3,300,480円 |
SPADA HYBRID G・Honda SENSING | 3,350,160円 |
SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING | 3,559,680円 |
わくわくゲートは、Gから搭載されています。Bだけは、従来通りのリヤゲートになっているんですよね。
利便性はわくわくゲートのほうが上だから、リヤゲートを理由にBを選ぶことはないでしょうが、わくわくゲートが無い分安くなるため、Bグレードがあるのでしょう。
装備が充実したGグレードが約266万円ということで、コストパフォーマンスが高いのが魅力的ですよねえ。
さらに強化したEXも300万円未満、スポーティモデルのSPADAも一番安いもので300万円までに収まっているのが、個人的には嬉しいなあと感じます。
HYBRIDは「SPADA」に搭載ということで、燃費を重視するよりも走行性能の後押しを重視したハイブリッドシステムと思って間違いありません。
エンジン性能
ガソリンモデル | ハイブリッドモデル | |
---|---|---|
排気量・種類 | 1.5L水冷直列4気筒横置 | 2.0L水冷直列4気筒横置 |
エンジン最高出力 | 110kW/5,500rpm | 107kW/6,200rpm |
エンジン最大トルク | 203Nm/1,600~5,000rpm | 175Nm/4,000rpm |
ハイブリッドシステム種類 | – | SPORT HYBRID i-MMD |
モーター最高出力 | – | 135kW/5,000~6,000rpm |
モーター最大トルク | – | 315Nm/0~2,100rpm |
ガソリンモデルには通常とSPADAとがありますが、SPADAは専用サスペンションや装備などでスポーティさを演出しています。
エンジン性能自体は共通しており、上記の通りです。最大トルクが低回転域から発生するところが、実用性重視のミニバンらしいですよね。
ダウンサイジングターボというもので、燃費性能と大きなトルクを両立させたハイクオリティなエンジンなんです。
1,500回転を上回ったあたりから大きなトルクが出て、しっかりと車を動かしてくれます。
そこからは落ち着いた走りをしてくれて、とても扱いやすい。ハンドリングも素直で、面白味はないものの運転しやすく楽なところが「実用車」という趣を感じさせてくれます。
SPADAは専用サスペンションにより、若干スポーティな味付けになっているものの、それでも加速の鋭さを楽しむ車ではないという感じですね。
最初、現行ステップワゴンにはハイブリッドが無かったんですが、2017年のマイナーチェンジでハイブリッドが搭載されました。
気になっている人が多いのはハイブリッドだと思いますが、ガソリンモデルと比べると走りが明らかに違うんですよ。
このハイブリッドシステムは、エンジンを基本的に発電に回し、多くの場面でモーター走行をするというもの。
高速域などではエンジンの力をタイヤに伝えてくれるという、モーター走行の領域を広げるためのシステムなんですよ。
このメリットのひとつが、静か&振動が少ないということ。
スポーティに走らせようとしても低燃費を維持することができるし、モーターのトルクと出力が高いから、ガソリン車よりもパワフルでスポーティな走りが楽しめます。
走りを楽しむ人なら、ハイブリッドを高く評価しそうです。
燃費
Bグレード | Gグレード | SPADA | ハイブリッド |
---|---|---|---|
17.0(15.4)km/L | 16.2(15.4)km/L | 16.0(15.0)km/L | 25.0km/L |
ガソリン車とハイブリッド車、明らかに燃費が違いますね。
これは、駆動のほとんどをモーターにたよっているから出せる燃費でしょう。
ただ、これはJC08燃費です。高速域など高出力が必要な場面以外は、モーター駆動で走れるという設計ですが、結局走るのが楽しくなってガンガン回してしまうのではないかなあと思います。
結局、燃費がどうなるかは口コミを見ないとわかりませんねえ。

ステップワゴン:項目別口コミ紹介!
ステップワゴンのスペックをおさらいしてきましたが、ハイブリッドが登場したことで華やかになった印象がありますね。
実用性の高さにステータスを振っているステップワゴンに、スポーティな走りができるハイブリッド車という選択肢ができたことは大きいです。
そんなステップワゴンがオーナーにどのように評価されているのかを、見てみましょう。
エクステリアへの口コミ
「カッコイイ。デイライトの存在感が大きい。」(SPADA)
「シンプルな良さがある。」(通常モデル)
「デイライトがかわいらしい。基本イケメンなのに、かわいいライトが粋だわ。」(SPADA)
「ライバル車への対抗心を感じる。鋭さがあって気に入っていますが、もう少し個性があってもいいのでは?」(SPADA)
「リアの外観、最初は嫌いでした。左右非対称で。ただ、わくわくゲートは便利だし、慣れれば気にならなくなりましたよ。」
エクステリアは通常モデルとSPADAとで大きく異なりますし、通常モデルはマイナーチェンジしてもデザインが全く変わりませんでした。
通常モデルの口コミではシンプルな良さがあるという意見が多く、写真より実物のほうが断然かっこよく見えるんです。
イカツイデザインが苦手な人なら、このデザインはカッコよく信頼感のあるものだと感じるのではないでしょうか。
SPADAは若干イカツイものの、デイライトが可愛らしいという意見が多いです。
イカツイデザインを、かわいらしいデイライトが中和し、程よくさせているんでしょうね。少し漫画チックにも感じます。
賛否両論あるのは、わくわくゲートを踏まえたリアの外観です。
後ろに扉があるというのは、やはり見慣れない人が多く、利便性を魅力に感じて購入してもそのデザインにはなかなか馴染めない様子。
慣れれば違和感が無くなるということですが、それでも「好き」ということではなく「気にならない」ということですからねえ。
このリアデザインが好きという人は、圧倒的少数派なようです。
インテリアへの口コミ
「メーターが見やすいが、シートの座り心地が競合車種に劣るように感じる。」
「高級感はありません。だけど、あっさりしていて良いと思います。実用向きなので。」
「収納が多くドリンクホルダーもたくさんあり、家族ドライブにもってこい。」
「わくわくゲート便利すぎじゃない? シートアレンジもラゲージも使いやすいし、インテリアの利便性がとびぬけている。」
「オプションのリヤディスプレイが、いい。泣く子も黙る。」
高級感よりも、あっさりとシンプルな質感が評価されています。
ステップワゴンは実用向きの車なので、高級感よりも「使いやすさ」を重視しているわけです。
それを感じさせるのが、「メーターが見やすい」「収納が多い」「わくわくゲート便利」という口コミだと思います。
特にわくわくゲートに関しては、デザインとしては不評だけど利便性としては文句なし高評価。ステップワゴンの価値をさらに引き上げていると言えるでしょう。
オプション装備に言及する方も多く、インテリアに関してはかなり見どころが多そうですね。
個人的には三番目の口コミと同様に、ドリンクホルダーと収納の豊富さに心が惹かれます。
装備表を見ると、全タイプ標準装備の欄に何度も「ドリンクホルダー」という言葉が登場するんですよ。
これだけあれば、どんな人でも自分が思う最適なドリンクスペースを確保できるでしょう。
収納も、コンビニフックや3列目分割床下格納シートなど、便利なものが標準装備となっていてポイントが高いですよ。
燃費への口コミ
「山あり谷ありの道を300kmほど走り、12.1km/Lでした。」(通常)
「まだまだ200km程度の走行ですが、今のところは14~15km/Lくらいです。」(SPADA)
「市街地走行だと12km/L、田舎では17km/Lくらい走ってくれます。」(SPADA)
「通勤片道12kmに利用し、燃費は18km/L。驚くべき!」(ハイブリッド)
「パワフルに走って12km/L程度、燃費重視で走って15~18km/L程度。」(ハイブリッド)
ガソリンエンジンモデルの燃費は、JC08燃費とほとんど遜色ありませんね。特に、田舎道で17km/Lというのには驚かされます。
SPADAのJC08燃費を超える低燃費記録ですし、これなら高速道路長距離走行で18km/Lから20km/Lも夢ではなさそうです。
ハイブリッドに関しては、楽しみながら走る方が多く、12~18km/L程度の間の記録を掲載している口コミ投稿者が多い傾向があります。
JC08燃費から期待するほどではないかもしれませんが、しっかり走れてこれだけの燃費を実現できれば、御の字ではないでしょうか。
走行性能への口コミ
「ECONオフにすると、元気な走り。多人数乗車でもストレスフリーで、いいですね。」(通常)
「抜群の直進性! スムーズに走れるから気持ちがいい。」(SPADA)
「どんな走りをしてもスムーズにストレス無く走れる。それに尽きる。」(SPADA)
「ECONオフだと、パワフルすぎるくらい。アクセルを踏み込むにつれて回転が上がり速度も上がるというのが、楽しいです。」(ハイブリッド)
「走りのために買ったと言っても過言ではありません。さすがの加速力、気持ちよし。」(ハイブリッド)
「走りのために買った」というような方も多く、走行性能はかなり評価が高いです。
難色を示すような意見はほとんどなく、通常・SPADA・ハイブリッド共にクオリティが高いというのがオーナーの満場一致の意見のようですねえ。
特にハイブリッドは、ECONをオフにするとパワフルすぎるくらいだという口コミもあり、なかなかに期待値を高めてくれます。
実用向きのミニバンが欲しいという人の中で、「それでも走りを楽しめればいいんだけどな」という需要をばっちりと捕まえたわけですね。
安全性能への口コミ
「Honda SENSINGが素晴らしい。先行車発進お知らせがお気に入りです。」
「標識認識機能が、とてもいい。うっかり見落としても表示されるから、便利すぎますね。」
「運転の補助機能は、疲れを軽減させて、結果的に高い安全性を確保しているように感じます。」
「安全補助機能がこれだけたくさんあるから、安心ですね。価格にも納得できますし。」
「走りでふらふらすることなく、安全走行がしやすい。補助機能の存在感も大きい。」
例にもれず、ステップワゴンもマイナーチェンジによってHonda SENSINGが標準化されました。
その中でも特に評価が高いのが、先行車発進お知らせ機能と、標識認識機能です。個人的にも、この二つの機能はとてもとてもお気に入り。
先行車発進お知らせ機能は、混みあいがちな通勤時に大活躍してくれます。
通勤渋滞でイライラうんざりしているとき、「前の車が発進したぞ!」と教えてくれるから、少し気を抜けるんですよね。
これが無いと、気を張りっぱなしで通勤前から疲れてしまいますから。
また、運転していると標識を見落とすこともあります。
どれだけ気を付けても、人間だから、そういうこともあるんですが、そのとき見落としたものを表示してくれるからありがたい。実質的な見落としは、無くなるわけですよ。
これによる安全性への貢献度は、とてもとても高いと思います。

口コミで見た[車種名]の総合評価
さすが人気者なだけあって、高い評価が多いですよね。
特にSPADAのオーナーが多く、SPADAとハイブリッドに言及する口コミがたくさんあります。
そんな高く評価されているステップワゴンの、特にここを見てほしいというのを独断と偏見と口コミを踏まえて紹介しましょう。
インテリアの利便性が高い! ミニバンの本懐を果たした車
ミニバンとして、捨て置けないのがインテリアの利便性ですよね。
質感はある程度捨て置いていてもいいけど、利便性を捨てたらそれはもうミニバンではありません。ミニバン型の何かになってしまいます。
ステップワゴンのインテリアの利便性は、口コミ評価が満場一致で高いんです。質感に関しては賛否両論あるものの、実用に関して否定的意見が無いのは流石ミニバン。
ミニバンとしての本懐を遂げているところが、ステップワゴンの何よりの魅力ではないでしょうか。
安全装備をはじめとする装備の充実度が高い
Honda SENSINGという安全補助機能をはじめとした、装備の充実度が高いところもステップワゴンの利便性を高めている要素のひとつですよねえ。
収納が多いだけではなく、空調などの快適装備も充実しており、オプションでエンターテインメントシステムも付けられるというところが嬉しいです。
大きな車に装備が少ないと、なんだか質素に感じてしまいますからね。
利便性を高める装備、快適性を高める装備の充実度もミニバンの価値をはかる重要な指針です。
走行性能を理由に買う人もいるという、革新
これまで走行性能が悪く言われることはありませんでしたが、ガンガン褒められるということもありませんでした。
「ダウンサイジングとしては、妥当だよね」「ダウンサイジングとしてはいいほうじゃない?」と、褒めるにしても手放しではないんですよね。
ただ、ハイブリッド車はなんだかとても手放しに評価されています。これは、実はすごいことだと思うんです。
走りを楽しむ選択肢はミニバンの中でそれほど多くはありません。ステップワゴンはそういう需要を抱える人にとって、唯一無二の存在になるのではないでしょうか?

まとめ
ステップワゴンは人気車種でしたが、「飛びぬけた印象」はこれまでありませんでした。
実用性が高いし、走りもストレス無くてよかったんですが、エクステリアも無難で現行型登場当時需要が高まっていたハイブリッドも無い……。
そんな個性に欠けるきらいがあったステップワゴンに、「楽しい加速性能」「わくわくゲート」という個性がつきました。
元から評価が高い車種に個性が加わったことで、さらに評価が確固たるものとなったように感じられます。今後はハイブリッド車がどんどん売れていきそうですね。
 
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