三菱が誇るプラグイン・ハイブリッドのアウトランダーが、フルモデルチェンジを行うという情報が入っています。
「好奇心の、電源を入れよう。」というコピーが公式サイトで大々的に目立っているんですが、そのフルモデルチェンジには好奇心をビンビンにさせられてしまうんですよねえ。
国産車初、SUVプラグイン・ハイブリッドとなったことで「先進的」と評価をされてきたアウトランダーPHEV。
ついに新型になるということで、そりゃあもう期待は高まるでしょう。
そんなアウトランダーPHEVのフルモデルチェンジ、その予想をたっぷりとお伝えします。
アウトランダーPHEVとは?

フルモデルチェンジ予想をする前に、まずはアウトランダーPHEVというのがどのような車なのかを簡単に紹介します。
この車種の概要と、現行グレード設定・価格・エンジン性能のデータだけ見てから、フルモデルチェンジ情報を一緒に考えましょう。

車種の概要
三菱は、常に「先進性」のある車を発表してくるから油断なりませんよね。
身構えていても「お!?」と思わずにはいられないところが、三菱自動車のニクイところであり魅力であると言えるでしょう。
ドイツ車などの外車にはSUV+PHEVという車がありましたが、国内では初でした。
しかも、近年流行りのクロスオーバーSUVたちと比べても結構背が高めに見えたため、発表当時はちょっと驚きましたねえ。
背が高い車=コーナーが苦手という図式があったんですが、この車にはそれが当てはまらず走りが上質なことも話題になりました。
何よりも「PHEV」の存在が大きかったんですよ。
プラグイン・ハイブリッドというのは、その名前の通り「プラグを挿して充電と給電が可能なハイブリッド車」です。
限りなくEVに近いハイブリッド、と言えますね。
給電が出来るからアウトドアのとき、電源を使うことができる「新しいレジャーのカタチ」としてPHEVを日本にも持ち込んだのがアウトランダーPHEVということです。
現行型のグレード設定・価格・エンジン性能など
グレード名 | 価格 |
---|---|
M | 3,659,472円 |
G Limited Edition(特別仕様車) | 3,826,400円 |
G Safety Package | 3,973,860円 |
G Navi Package | 4,324,860円 |
G Premium Package | 4,681,260円 |
S Edition | 4,789,260円 |
排気量 | 2.0L |
---|---|
エンジン種類 | DOHC16バルブ・4気筒 |
エンジン最高出力 | 87kW/4,500rpm |
エンジン最大トルク | 186N/4,500rpm |
モーター最高出力 | 60kW |
モーター最大トルク | 137Nm |
グレード数が多く、価格差も最大113万円と大きくなっていますね。
これだけグレードがたくさんあるんですが、エンジン性能が変わらないというのが驚くべきことだと思います。普通これだけのグレードがあれば、分けますからね。
それは共通の動力性能が、本当に素晴らしいからです。
アクセルペダルを踏み始めた瞬間から力強くてスムーズな加速をしてくれ、重めの車体を利用したしっとり快適な乗り心地をずっと維持してくれます。
このままエンジンをかけず、EV走行をしていたいという気持ちにさせてくれるんですよね。
ただ、エンジンを使ったとしてもモーターアシストを得て力強いことに変わりはないし、エンジンだから多少音はするものの気になるほどではありません。
背が高めのSUVが苦手とするコーナリングも、適格に地面をけり上げて適切なライントレースをしたまま駆け抜けていきます。
EVとしての心地よさとスムースな加速、そしてコーナリング性能などが評価されているわけです。

フルモデルチェンジで何がどうなる? 予想を紹介
現行型アウトランダーPHEVの特徴をじっくりと見てきましたが、本題はフルモデルチェンジ情報ですよね。
まだ確定情報がありませんが、さまざまな憶測が飛び交っています。特に気になるのが「EVになるのではないか」という噂……。
EVになるという予想があるけど……
アウトランダーPHEVがEVになるのではないかという噂があるんですが、これは正直微妙なところです。
確かに、世界的にSUVでEVを作ろうという動きがあるにはあります。たとえば、メルセデス・ベンツはEQというEVブランドを発表しました。
そのSUVにはモーターを2個搭載するということで、クオリティが高くなることが期待されています。その分、価格も高くなるでしょう。
じゃあ日本はどうかというと、そういった動きは希薄です。そもそも、まだ日本国内だとPHEVすらそこまで普及していません。
今後の日本のハイブリッド・EV関係の動きとしては、PHEVのクオリティ向上という方向になるのが自然だと考えます。
だから、次のフルモデルチェンジでほぼ確実に言えるだろうことは、「バッテリー容量の増加と、それによるEV航続距離の増加」です。
アウトランダーPHEVがEVになるというのは、あったとしてもまだ先の話だと思います。
それにしても、もしEVになったとしたら、車名はアウトランダーEV? になるのでしょうか。
将来的に販売されるとして、どのような形になるのかを想像するのは楽しそうですね。
新形アウトランダーPHEVは、次世代大容量駆動バッテリーとよりハイクオリティなモーターの搭載が予想されます。
特にモーターは、フロント1基・リア2基で出力と効率を高めてくるのではないでしょうか。
コンセプトカーの予想
「e-EVOLUTION CONCEPT」というコンセプトカーが、次期型アウトランダーPHEVではないかと言われています。「e-EVOLUTION」電気の革命ということは、少なくともハイブリッド、しかも革命というくらいだから「PHEVかEV」ということですね。
それならアウトランダーPHEVだよ! という理屈だし、だからこそEVの噂も流れているのかもしれません。
コンセプトカーのデザインはとても先進的で斬新なんですが、コンセプト感が強すぎてなんとも言えませんね。
市販車に反映されるとしたら、フロントマスクの雰囲気くらいでしょうか。形状などは変わると思いますが……。
コンセプトカーの情報などもほとんどない状態ですが、車体下部にアウトランダーPHEVよりも大容量バッテリーが搭載されていることがわかります。
デュアルモーターにAYCが組み込まれているところも踏まえて考えると、EVとまではいかなくても「EVに限りなく近いPHEV」になることは、やはり確かでしょうね。
次期型アウトランダーPHEVを足掛かりにして、EV車を作るつもりなのかもしれません。
フルモデルチェンジは2020年?
フルモデルチェンジがいつ行われるかの情報は全くありませんが、多くの人が2020年だと予想しています。
アウトランダーPHEVが販売開始されたのが、2013年1月24日です。そう考えると2018年・2019年に来てもおかしくはなさそうですが、2020年と言われても説得力はありますね。
販売開始以来、バッテリー不具合があったりリコールをしたり製造中止をしたり、色々ありました。
今度のフルモデルチェンジには慎重に慎重を重ねるはずです。
早くとも2019年秋、遅くとも2020年春にはフルモデルチェンジされるのではないでしょうか。

まとめ
外部充電と給電が可能なSUVとして、高く評価されてきたアウトランダーPHEV。
不具合にも燃費問題による製造中止などを受けながらもなお、高い評価を有する車種として熱烈なファンも多いです。
様々な問題を乗り越えてきたからこそ、フルモデルチェンジは焦らず慎重に行ってほしいところ。
性能の大幅向上が期待されますし、今からフルモデルチェンジの公式発表が「いつかな」「まだかな」と待ち遠しいですね。
 
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