走りが好き? それなら結構。
この車に乗れば、運転の巧拙関係なく、誰もがスポーツカーを運転することができますよ。
走り好き、車好き誰もが笑顔にならざるを得ない車、それがレクサスRC Fだ!
レクサスが得意とする扱いやすさに、本格的スポーツ性能をプラスした「いい車感」がコンセプトからして伝わってくる車なんですよね。
レクサスは大人しい? オヤジくさい? そんなことは誰が言ったのか、もうそんなレッテルは当てはまらないぞ!
そんなレクサスRC Fの魅力を、たっぷりとお伝えしたいと思います。これが、レクサスの今だ。
レクサス RCF グレード表
グレード名 | 価格 |
---|---|
RC F | 9,824,000円 |
RC F”Carbon Exterior package” | 10,594,000円 |
グレード設定は基本ひとつだけですが、「カーボン・エクステリア・パッケージ」というパッケージが用意されています。
このパッケージの詳細は後で語りますが、これは同一性能で外装のコンセプト・デザインなどを若干変更したものです。
価格差は23万円と、高級車種の特別仕様と考えると小さいものなのではないでしょうか?
どれほどの違いがあるかにもよりますけどね。価格差を正しく判断するためにも、その特徴をこれから見ていきましょう。
各グレードの特徴や違いを解説
RC Fの特徴、性能とか色々気になりますよね。
本格的スポーツ性能を語り、走り好きが誰でも笑顔になる車というコンセプトだというのなら、実力を見せてみろ、と。その実力と、”Carbon Exterior package”の特徴を簡単に説明しましょう。
RC F
RC Fに搭載されているのは、5.0LのV8エンジン。最高出力351kW/7,100rpm、最大トルク530Nm/4,800~5,600rpmというものです。
数値を見るだけでも、本格スポーツ性能を売りにしているということがわかりますよね。
レクサスにしてはかなり高回転型のエンジンだなあという感じで、大人しいという印象はこの数値からは想起されません。
激烈なパワーを持つ車なんですが、過給器の助けを借りていないところに特徴があります。
だからこそ、高回転まで回してパワーが脳天を直撃するような感覚を得られるんです。それが、この車の魅力のひとつと言えます。
低回転の余裕さは語るまでもないかもしれませんが、中回転域から露骨なまでの躍動感がサウンドに表れ始めるのが面白いです。
「本気を出し始めたな」という感覚があり、なんとも言えない高揚感と恐怖心をも感じます。だけど、その恐怖心を楽しさに変えるのが走り好きの性。
むしろ恐怖心を感じるRC Fこそ、生粋のスポーツカーと言えるでしょう。
もちろん、ただ恐怖するだけなら駄目なマシンです。その恐怖を楽しさに昇華するほどの安定感と、扱いやすさと、工夫が必要になります。
それらが、この車にあるんです。特に、シフト関係の扱いやすさと安定感がとても高い!
8速ATなんですが、乗用車的な感覚はまったくありません。
パドルシフトを使った変速のレスポンスが高く秀逸で、ガッコンガッコンとシフトコントロールをしている実感がしっかり得られます。
ロックアップもほとんど全域バッチリだし、効率が良いのと同時に躍動感を与えてくれる感覚は新しい。MTよりも楽しいかもしれない。
また、ワインディングを攻めているときの安定感も異常なまでに高いです。テールが流れてしまうようなかなり危うい状況になったとしても、駆動輪が適切にコントロールされて安定してくれます。
正真正銘、「運転の巧拙関係なく、走り好き誰もが楽しめる車」なんだなあということを実感する、非常にいい出来です。
レクサスの扱いやすさと、スポーツカーの恐怖心をも抱くほどの性能の高さをうまく組み合わせています。
RCF “Carbon Exterior package”
スポーツ性能が高いと言えば、カーボンは外せませんよね。
カーボンを採用する意味と言えば、やはり軽量化! 高い素材だけど、軽くなるというのは速さを実現するための通過儀礼。
そう、RC F”Carbon Exterior package”は色々なパーツをカーボンに置き換えたパッケージなんです。
置き換えた部分は、エンジンフード、ルーフ、リトラクタブル式リヤスポイラー。
それでどれくらいの軽量化に成功したかというと…トータル約10kg!
これは結構大きいですよね。
高いスポーツ性能とスピードを求めるなら、軽量化は永遠の課題。10kgの違いによる恩恵と言うのは、結構大きいと思います。
もちろん、その違いはサーキットに持ち込まない限りわからないかもしれません。
だけど、サーキットにも持ち込んでみたいというスピード狂の方には、これで23万円の違いは安いんじゃないでしょうか?
あと、素材の違いからマーブル感があってそれもまたカッコイイんです。見た目が気に入っているという方も、選ぶ価値がありますよ。
装備を基準に各グレードの特徴を見てみる
レクサスRC Fの性能とカーボン・エクステリア・パッケージの特徴を簡単に説明してきましたが、装備も気になるところですよね。
これだけの価格帯なのだから性能もそうだけど、装備も豪華じゃないと納得できないでしょう。
そして、カーボン・エクステリア・パッケージには装備の違いもあるのだろうかという疑問もあります。
そんな疑問の答えを含め、下記HPから装備を一部抜粋して紹介しましょう!
https://lexus.jp/models/rcf/spec_price/equipment_list/
全グレード共通標準装備
- プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ)
- レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)
- オートマチックハイビーム
- レーダークルーズコントロール
- ブラインドスポットモニター
- スポーツモード付VDIM
- 4連エキゾーストディフューザー
- エアロパーツ各種
- 8速パドルシフト(シーケンシャルシフト付)
- アルミ製スポーツペダル&フットレスト
- RC F専用アナログクロック
- アルカンターラ/セミアニリン本革スポーツハイバックスポーシート(運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ヒーター付)
- 後席ハイバックスポーツシート(カップホルダー付)/後席センターアームレスト(トランクスルー機能)
- 運転席・助手席8Way調整式パワーシート(運転席電動ランバーサポート付)
- レクサスRC Fプレミアムサウンドシステム
全車標準装備を集めましたが、実はRC Fと”Carbon Exterior package”との間には、カーボンパーツ以外装備の違いはありません。
だから、オプション装備を除くと装備は全部全車標準というわけなんですね。
問題なのは充実度ですが、充実していると言って良いのではないでしょうか。
特に、Lexus Safety System+は当たり前のように全機能が搭載されていますし、スポーツモード付VDIMなど、他のモデルだとグレード別となっているようなものも搭載されています。
装備を見ていくと、スポーツ性にこだわられているのがわかりますよね。
スポーツモード付VDIMもそうなんですが、4連エキゾーストディフューザーやエアロパーツなど足回り以外もスポーティな雰囲気にこだわられています。
特に4連エキゾーストディフューザーが本当にカッコイイ! 見た目も音も両方かっこよくて、これぞスポーツカーという感じがして嬉しくなります。
エアロパーツは各種と表現していますが、実際に採用されている部分は次のとおり。
- アクティブリヤウイング(格納式)
- サイドエアアウトレット&ロッカーモール
- ボディフルアンダーカバー
- エアロスタビライジングフィン
特に格納式のウイングがカッコイイ! カーボンパッケージはこれがカーボンになるわけですが、どちらも心躍ります。
空気抵抗もしっかり考えられているようにも感じ、ただのドレスアップパーツというわけでもなさそうです。見た目重視という面もあるでしょうけどね。
他にも色々装備がありますが、個人的にはシートのハイバックが嬉しいところ。
スポーツ走行は運転手にも、乗員にも結構負担がかかります。
ハイバックにより負担が軽減するのは、レクサスの「快適性の高さ」にも繋がってくるところなので、これはスポーツカーという実感とレクサスだという実感と両方を高める、とてもいい装備でしょう。
RC F専用チューニングされたプレミアムサウンドシステムも見所……いや、聴き所? ハイレゾ音源に対応し、演奏会場に実際に居るかのような臨場感を味わうこともできます。
快適クルージングを楽しむときは音楽を、加速してスポーツ走行を楽しむときはエキゾーストノートを楽しみましょう。
また、何気に計器類も物凄くカッコイイんですよね。
一度語り始めれば、何から語ればいいか、どこまで語ればいいかがわからなくなってくるほど、魅力が多い車です。
各グレードの評価 こんな方にオススメ!
RC Fの魅力を性能・装備から語ってきましたが、どうしても語ることが多すぎてしまうんですよね。
魅力が大きいのもありますが、魅力が表れている部分が多いんです。
贅沢な悩みですねえ。そんなRC Fの魅力を、今度はあえてひたすら単純に評価してみたいと思います。
グレード名 | 評価 | こんな人にオススメ |
---|---|---|
RC F | ☆☆☆☆☆ | 全ての走り好きの方へ。 |
RC F”Carbon Exterior package” | ☆☆☆ | サーキットに持ち込みたいほど、走りにこだわる方へ。 |
RC Fの評価
「全ての走り好きへ」という一言に尽きます。
走り好きがうなるほどの性能に、運転の巧拙関係なく誰もが笑顔になれるような扱いやすさと安定性・安全性も兼ね備えているというのは、なかなか凄いことですからね。
どうしてもスポーツ性を重視すると、そういう部分は捨てられてしまいますが、どちらも捨てることなく両方取ろうとしたレクサス(トヨタ)の貪欲な精神が、この車を作ったんでしょう。
走りが好きな方誰にでも、予算の都合が合えばオススメできます。
RC F”Carbon Exterior package”
走りが好きな方の中でも、たまにサーキットに持ち込んでみたいというほどに走りが好きという方は、カーボンでより幸せになれます。
見た目的な効果もありますが、やはり10kgの軽量化と聞けばマニアとしては黙っていられないんじゃないでしょうか。
どんなものか気になるという方には、ぜひ乗ってみてほしいです。
レクサス RCFの総合評価
レクサスRC Fは、「(価格以外は)人に勧めやすいスポーツカー」と言えます。
もちろん、この価格帯の車が視野に入るほどの予算があることは前提となりますが、それでもスポーツカーとなると人にはオススメしづらいんですよね。
走りにこだわりすぎて日常を犠牲にしかねないから。
ただ、RC Fは、快適性重視とか扱いやすさ重視というレクサスマインドと、とことん性能にこだわるスポーツカーマインドが融合した車。
どちらも最大限までクオリティが高められているため、人に勧めやすいんです。
総合的に、いい車、と言わざるを得ないでしょう。
 
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