「レクサスGSを購入するならどのグレードが一番いいのか」
タイトルにつられてクリックしてみたアナタは、今まさにそう思っているのではないでしょうか。
現行モデルも発売から既に8年。
新車を購入している人も中にはいると思いますが、中古車市場でも台数が増えてきており、なかなか手を出せなかった車種からちょっと頑張れば購入できそうな状態になりました。
とは言え、できれば納得できる1台を買いたい所ですよね。
そんなレクサスGSのグレードについて結論を言ってしまうと、購入するなら『GS450h』、それも『F SPORT』一択!
イヤイヤちょっと待て、それくらいの値段だとベンツのEクラスが買えるじゃないか。
なんて思うかもしれませんが、実はそれなりに根拠はあるんです。
そこで今回はなぜこのグレードが一番『買い』と言えるのか、その理由を各グレードとの違いを比較しながら紹介していこうと思います。
新車購入はなかなか厳しいけど、中古車なら…と考えてグレードを調べてここにたどり着いた、そんな人も参考にしてください!

目次
そもそもなぜ『GS450h』が今だからこそ『買い』なのか

そう思った方は多いですよね。
確かにレクサスは、同じハイブリッド車に『GS300h』、ガソリン車に『GS350』や『GS300』といった、異なるエンジン機構のグレードが設定されていますが、違いとなる部分は装備よりそのエンジン性能によるものが多いです。
だからこそ、その明確な違いとなる各グレードの性能の差について触れながら、『GS450h』を勧める理由を明確にしていきましょう。
『GS300』や『GS300h』は”期待外れ”に感じることが多い
最初にハッキリと言っておきます!
『GS300』や『GS300h』は実際に乗り比べてみるとわかるが、この2つのグレードは『期待外れ』感を非常に感じやすいです。
直4気筒エンジンを搭載してはいるものの車重が重く、ISなどと比較しても軽快な走りは出来ず、もさもさっとした加速。
アップダウンのある場所や一般道の上り坂は常にパワーモードにする必要があり、轍の影響も受けやすく直進性もそこまで高くはありません。
早い話、何かと『パワー不足』と思うシチュエーションが多いんですよ。
また、乗り心地もそこまで高くないのが気になるトコロ。
柔らかい足回り設定がされているのにタイヤのバタつきがあり、欧米車のような走る・曲がる・止まる車としての楽しさがあまり感じられません。
つまり、価格に見合った高級感がありつつ軽快な走りを期待することができず、スポーツセダンとしての走りを求めるのであれば後悔の元になるだけ。
このグレードを購入するよりも車体の重量が少なく、エンジン性能に見合った走りが可能なISを購入した方が得策と言えちゃうんですよ。
『GS350』は評判もよさそうだけど…
一方でガソリン車の『GS350』はどうかというと、こちらはまだマシな方。
V型6気筒の3.5リッターエンジンを搭載し、アクセルを少し踏むだけで急加速してくれるし、サウンドジェネレーターを搭載しており加速と共に軽快なエンジン音を楽しむことも可能です。
そのため、峠道やワインディングがある道、高速道路といった『運転が楽しくなる場所』での走行時は非常に良いフィーリングを楽しむことができます。
とは言え、そのパワフルさを市街地でも…というのは結構難しい所となるのも事実。
ストップ&ゴーを繰り返す都内の運転となるどうしてもエンジンパワーを持て余しますし、アイドリングストップ機能が付いていないので非常にうるさいです。
その上、そのエンジン音の良さから『走り屋』と勘違いされやすく、普通に走っていても『煽り運転』の被害をこうむりかねません。
早い話、走りは楽しいけどその反面気を使うことが増えるってわけですね。
『GS450h』のグレードこそ絶対”損しない”グレード
それぞれのグレードについて語ってきたが本題の『GS450h』はというと、ひとことで性能を表現するのであれば、まさに『ジキルとハイド』。
それほど強烈な2面性があるグレードです。
というのも、エンジンはV型6気筒3.5リッターエンジン+電動モーターと、ガソリン車の『GS350』と同じエンジンをベースにしたハイブリッド車。
スポーツモードにしてアクセルペダルを踏み込めば、モーターアシストが働いたレスポンスが早い加速を楽しむことができるし、トルクもあるのである程度の坂道なら平地のようにぐんぐん登ってくれます。
逆に市街地でエコモードにして走ればリッター14km/Lは固く、エコな走りも可能。
要はシチュエーションに合わせた運転がしやすいんですよ。
家族を乗せるときはゆったりと静かな運転を楽しみつつ、一人でロングドライブするときは思いっきり運転を楽しめる。
そう考えるからこそ、『GS350』よりも『GS450h』の方が今「買い」と言えるグレードと言い切れるんですよ。

なぜ『version L』でも『I Package』でもなく『F SPORT』なのか

そしてそんな『GS450h』の中でも、特に今『買い』と言えるグレードとなるのが、冒頭でも断言した『F SPORT』。
とは言え、いきなりそう言われてもよくわからない方も多いですよね。
そこでここからはそのワケについて、ちょっと詳しく説明していこうと思います。
運転する楽しさは確実に『F SPORT』の方が上
結論から言うとコレですね。
確かに、車内の質感や快適性を追い求めるのであれば、『version L』だとサイドエアバッグが後席も対応していますし、助手席に電動オットマンなどと言った快適性・安全面での装備が充実しているのは事実。

しかし、運転する楽しさでいえば、見た目や性能の良さから『F SPORT』の方が上。
レクサスダイナミックハンドリングシステム(LDH)と呼ばれる、後輪も自動的に舵角してくれるシステムを採用し、たいていのコーナーは狙ったラインでコーナリングしてくれます。
そのため、なんだか運転がうまくなったような気がする人も多いんですよ。
制動力が上がりじゃじゃ馬感がなくなったのもポイント

また、ブレーキパッドも専用の物に変更され、しっかり止まる・走る・加速するといった基本性能も向上。
つまり、もはやこれがハイブリッドであることは誰も感じさせない、そんなチューニングが施されるってワケです。
ちなみに、ブレーキパッドはハイブリッドの回生ブレーキがよく効くため、消耗スピードが少ないのもポイントになりますよ。
とはいえちょっと不満が残る部分もないわけではない
とは言え、オートクルーズの速度上限が115キロまでと、やや物足りなさを感じることがあるのも覚えておいてほしところ。
日常生活の中でガンガンスピードを出して走ることは少ないですが、実際の高速道路を走ることを考えるとちょっと中途半端な感じは否めませんね。

レクサスGSを購入した人が感じた、ここが『気になった』ところ!

さて、ここまではGSのベストなグレードについてお話してきましたが、何もエンジンの性能だけでグレードは決まるものではないですよね。
新車購入をするにしろ中古車購入するにしろ、購入した後に気になる部分はいくつも出てくる、なんてことは避けていきたいはず。
と言うことで、実際に購入したオーナーさんが感じた『ちょっと気になるポイント』をまとめてみました。
リモートタッチ機能は意外と使いにくい

レクサスのどのグレードにも標準装備となるリモートタッチ機能。
この装備、実は非常に使い勝手が悪いと感じる人が多いんですよ。
確かにナビに直接触れないので指紋等が付くことはなくなり、キレイに使うことはできますが、リモートタッチ機能にしたことで操作しにくくなったのも事実。
変に力を入れちゃうと違うところを押してしまう…なんてことも考えられます。
こうった簡単に使えるタッチパネル、もしくはベンツのように音声操作を早く搭載してほしいなと思わず感じてしまうナビの使いやすさに関しては、今後のフルモデルチェンジで反映させて欲しいと思ってしまいますね。
家族としての車としては不便さが目立つ。
また、トランクルームの積載スペースですが、特にハイブリッド車が気になるトコロ。
というのも、ハイブリッド車は充電バッテリーがトランクルーム下に取り付けられるので、ガソリン車と比べて少し小さくなっており、例えばベビーカーのようなある程度長さや高さもあるものは、入らないことが多いんです。
そのため、何かとものを積むことが多いファミリー層や、よくモノを積んで運ぶことが多い人にとっては煩わしさを感じることも。
その上、トランクの重量バランスがちょっと独特で閉めづらいのも気になる方も多いと思います。
とはいえゴルフバッグを3つ、1泊旅行の荷物3人分程度なら余裕で積載可能なので、気になる人は気になるといったところでしょうか。
細かいところで気になるポイントはここだ。
そして細かな装備の気になるポイントとして何かと不満が多いのが、空気圧センサー。
というのも、純正以外のホイールを付けると『!』の警告灯が出てしまい、ちょっとした煩わしさがあるんですよ。
慣れると別に気にならない程度ではありますが、対応としては無視するか空気圧センサー自体を自己購入しディーラーにやってもらわないといけないので、ちょっとめんどくさいです。
こういった冬タイヤ必須の雪国のことを考えていないのは、高級車としてちょっとクレームを入れたい所といえますね(笑)
レクサスユーザーが感じる、買ってよかったと思ったポイント

そんなレクサスのGSですが、冒頭でも軽く触れたように比較されることが多いのって、ベンツやアウディ、BMWのような外国車。
正直ベンツ乗りの方に言わせれば、『比較すんじゃねーよ』って言われかねないのですが、初めて購入する人にとってはここも気になるトコロ。
だからこそ最後になりますが、レクサスユーザーが感じたGSを買ってよかったと思わせるポイントを紹介しておきたいと思います。
日本の道路によくあった走行フィーリング
結論から言うと、日本の道路に合っている。
この一言に尽きますね。
加速に不満こそ残るものもありますが、GS全体を通して違いがわかる方は一握りと、そこまで大きな差を感じることはないです。
信号が意外と多い都心部から田舎道まで、日本の道路を運転する上でちょうどいい加速フィーリングにコーナリング性と、試乗すればわかると思いますが何から何までちょうどいいです。

それに高級セダンという位置づけから乗る人が少ないため、希少性も他の外国産車種と同レベルだとは私は思います。
(なんならアウディやBMW乗りの方が多いように感じますし…)
そう言った点も含めた『ちょうどよさ』が、レクサスユーザーにとっては良いのかもしれませんね。
故障頻度が日本で一番少ない

また国産だから、といったひいき目抜きにしても、レクサスは外車と比べて非常に壊れにくいです。
クルマってどの車種も限らず3年程度でどこかしらの場所に不調が起き、故障となることが多いのですが、レクサスに限っては定期的なメンテナンスさえすれば故障が起きる、なんてことはほぼありえない話。
全く無いとは言い切れませんが、こういった長く乗るための品質の高さがうかがえるのは、モノを大事に使う日本人らしい配慮とも言えますね。
また、仮にどこか壊れた部分があっても国産の部品を使えるため、修理費もそこまでかからないのもポイントですよ。

まとめ
ただ早いだけではなく、いつでも思い通りに加速できる。それでいて、高級感があり人々の目に留まるクルマ。
レクサスGSはそんなイメージが強いと私は思います。
しかしどうしても車の購入は高額で、誰もが悩むことが多いもの。
だからこそ今回紹介した内容を参考にして、車購入を決断してみてくださいね。
 
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