2018年3月に、マイナーチェンジされたマツダ新型CX-5が発売開始されました。
2017年8月に一部改良されたにもかかわらず結構大幅なマイナーチェンジとなったCX-5、今回のマイナーチェンジの変更点を一気に紹介したいと思います。
足回りも装備も多数追加! 特に、技術面においては新しいものをどんどん採用していて面白いですよ。それでは、CX-5が2018年3月にどのように変わったのかを見ていきましょう!
CX-5という車
新型CX-5を語る前に、まずはCX-5という車がどんな車なのかということを語りたいと思います。
CX-5は、近年人気が高まっているSUVというタイプの車。中でも高い質感と使いやすさ、快適性と積載性能を併せ持ち雪道にも強い本格的な走行性能を持った、ハイクオリティなSUVなんです。
欧州車のようにスタイリッシュなエクステリアデザインには、マツダの魂が込められているように感じます。
「魂動(こどう)」を提唱するくらいですから、マツダの車作りにおける魂がCX-5には投影されているのでしょう。
個人的には赤色がやはりカッコイイですねえ。CX-3も赤色にはこだわられた車ですが、この「CX」シリーズは赤が一つのテーマになっているのでしょうか?
公式が公開する写真もレッドが多いし、街中で見かけるのもレッドが多いですしねえ。
2018年3月発売された新型CX-5の変更点

CX-5に関して軽く語りたいところを語ったところで、2018年3月に発売された新型CX-5の変更点を紹介します。
今回の目玉はやはり「技術」にある! どんな技術が採用されたのか、じっくりと見ていきましょう。
新技術を採用
SKYACTIV-G2.0と、SKYACTIV-G2.5に「エッジカットピストン」「低抵抗ピストン」という新技術を取り入れました。
エッジカットピストンの採用により耐ノック性能が高まり、低抵抗ピストンの採用により、機械抵抗を低減して燃料消費効率が良くなっているんです。
難しいことは考えず、なんとなく「あ、燃費性能なんかが向上してるんだなあ」くらいに考えていればOKですよ。
SKYACTIV-G 2.5Lエンジンに気筒休止技術を採用
最大の目玉とも言えるのが、この気筒休止技術。これは、マツダが国内販売している車種の中だと初採用になります。
気筒休止技術というのは、名前の通り、負荷が低いときに4気筒中2気筒を休ませるというものです。
気筒休止にあたり、油圧カムアジャスターに可動点を新しく設け、油圧によりアジャスターの全長が可変し、短くした際にバルブを開閉しないようになり、気筒休止が実現しました。
「なんだ難しいな」と思うかもしれませんが、実際のシステム作動は驚くほどにスムーズ。切り替え時にショックを感じることもなく、シームレスに切り替わってくれるため、運転中はほとんど意識することはありません。
しかも、運転していて「今2気筒だわ」「今4気筒だねえ」ということは全くわからないんです。「気筒休止してますよ」というインジケーターもありませんしねえ。知らず知らず休止してくれるのが魅力的。
意識せずとも燃費が上がるのだから、嬉しいですよねえ。
SKYACTIV-D2.2Lエンジンに急速多段燃焼技術を採用
ガソリンエンジンには気筒休止、じゃあディーゼルエンジンは? 急速多段燃焼技術!
この技術により、少ない燃料を多段的に、しかも高圧で細かい霧にして噴射してくれるようになります。
そうすることによって、静粛性が向上し、燃費も良くなるんですよ。
ディーゼルと言えば「音が独特」「うるさい」というマイナスイメージがありますが、それを少しでも軽減してくれるというわけです。
ディーゼルと相性がいい技術ですよねえ。
SKYACTIV-D2.2Lエンジンが改良された
ディーゼルエンジンの変更は急速多段燃焼技術だけじゃありません。
様々な技術を採用することにより、最高出力140kW、最大トルク450Nmに向上しています。
前のモデルは最高出力が129kW、最大トルクが420Nmだったんですが、これは大きな向上ですよね。新技術採用の恩恵は、思った以上に大きいということでしょう。
360度ビュー・モニター
メーカーセットオプションとして、360度ビュー・モニターが追加されました。
これを搭載することにより、上から見た映像とフロントの映像、サイドの映像とリヤの映像の四つの視点からの映像を見ることが出来るようになるため、視認性が向上するんです。
安全性もそうですが、運転のしやすさにも繋がっています。
運転に少し不安を持っている方は、オプション追加してみると良いのではないでしょうか。
その他装備の追加
装備が、多数追加されていますよ。
車速感応式オートドアロック(衝撃緩和ドアロック解除システム付)が全車標準装備となり、安全性が更に高まり安心してドライブを楽しめるようになりました。
さらに、フロントドア/リヤドアのパワーウインドウに、自動反転機構とワンタッチ&タイマー付を採用。
自動反転機構が付くと、手や子どもの首などがガラスに挟まれないようになり、さらなる安全性の向上に繋がっています。
他にも、パワーリフトゲートのメーカーセットオプションがガソリンエンジン車にも追加され、ガソリンエンジンを選んだとしてもパワーリフトゲートの利便性の高さを実感することが可能に! これはとても嬉しいですねえ。
これでラゲッジが更に使いやすくなり、SUVらしさがアップします。
また、マツダコネクトの自車位置演算ユニットが全車標準装備となるなど不評だったマツコネにテコ入れがされたのも印象深いですねえ。これで以前よりは使いやすくなったはずです。
価格・グレード設定を見てみよう
グレード名 | 価格 |
---|---|
20S | 2,494,800円(2,721,600円) |
20S PROACTIVE | 2,689,200円(2,916,000円) |
25S Lパッケージ | 2,986,200円(3,213,000円) |
XD | 2,808,000円(3,034,800円) |
XD PROACTIVE | 3,002,400円(3,229,200円) |
XD Lパッケージ | 3,299,400円(3,526,200円) |
グレード設定自体はほとんど変わっていませんが、全車標準装備が増えたことにより価格が若干上がっているようですね。
最低価格は約250万円、最高価格は約330万円と比較的買いやすいものから慎重にならざるを得ない価格のものまで幅広いです。
20S・25S・XDと、ガソリンエンジンの排気量・ディーゼルエンジンという性能的な選択肢もたくさんあり、Lパッケージなど装備的な選択肢もたくさんあります。
オプションも豊富だし、選ぶのが楽しい車ですよねえ。
まとめ
2018年3月に販売がスタートした新型CX-5、大型マイナーチェンジに歓喜した方も多いと思います。
全車標準装備が増えたり、機能が向上したり、オプション装備が追加されたり、新技術が採用されたりと盛りだくさん。
既に販売開始されているため、気になった方は是非、公式ホームページに足を運んでみてください。
CX-3のマイナーチェンジも6月あたりに控えているので、CX-3とCX-5を比較してみるのも面白いかもしれませんよ。
 
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