ハリアーHVの実燃費レポート。SUVハイブリッドの実力はいかに

実燃費ハリアーHV

カタログ燃費:21.8km/L
実燃費平均:14.45km/L

高級クロスオーバーSUVとして高い人気を集めているハリアーのハイブリッド車、ハリアーHV。ハイブリッド車ということで燃費に期待が高まりますが、実燃費を見てみると、ガソリン車とあまり変わらない数値になっています。

しかし、燃費というのはその日の路面状況や運転者の運転方法などによって大きく左右されるものなので、平均ではなく各オーナーの燃費記録ひとつひとつを見ていくのが、燃費について知る最も確実な方法です。

そこで、もっと多くのオーナーの声を集め、私自身も運転し、検証してみました。

 各オーナーの実燃費記録を紹介

「近所で走るだけだと、10km~13km/L程度であまり伸びません」
「長い距離を走ると18km/L前後になり、この図体でこの燃費なら十分低燃費ではないでしょうか」
「通勤では近距離で、16km/L程度です。関西に行ったときには18km/Lでした(静岡県から)」
「片道32kmの通勤で、平均燃費は17km~19km/Lです」
「街乗りと高速を合わせて、13.4km/L」
「暖房を入れたり切ったりして、燃費は14km/Lです」
「ECOモードで走ると、高速道路では20km/Lを超えます」
「家の周辺は上り下りの坂が激しく、街乗り・高速道路を平均してみると、15km/L程度になります」
「街乗りで14km/L程度、通常モードの高速道路で16km/L程度です」
「ECO運転などを特にせず、高速でも気持ちよく飛ばした結果、燃費は13.5km/L程度です」

「2.5Lの4WDなので、燃費はこんなもんだろう」という意見もありました。確かに2.5Lもの排気量で、なおかつ4WDということで、燃費よりもパワーが重視されているということは納得です。実際、購入者は燃費よりもパワーを重視して「気持ちよく楽に走りたいからハイブリッドを選ぶ」という人が多く見られます。

ECOモードとノーマルモードについては、人によればノーマルモードのほうが燃費が伸びるということもあるようです。ECOドライブをするつもりであればECOモードのほうがいいでしょうが、あまり本格的なECOドライブをしない人は、ノーマルモードのほうが気持ちよく、低燃費で走ることができるでしょう。

走行レポート。ハリアーHVを実際に運転してみたら・・・

高級SUVとして若者を中心に人気があるのが理解できるほど、高級感のある外観に圧倒されます。流麗なフォルムのおかげか、3ナンバーの車にしては「迫力」よりも「スタイリッシュさ」が前面に押し出されているように感じました。

内装もしっかり作りこまれています。試乗したのはベースグレードの「GRAND」なのですが、ベースグレードで本革ステアリングなのが良いですね。さわり心地がよく、これだけでもう顔がニヤニヤと・・・。

いつまでも座ったままではいけないので、走り出してみます。ハリアーHVは発進時がとにかく静かでスムーズ。もっさりとした感覚などはなく、「スィーッ」と走り出してくれました。加速も特にスムーズで、中間加速性能にとても優れています。この時点では市街地を30kmのみの走行でしたが、それでもこの車の走行性能の高さを実感しました。

ただEV走行時(最初と低速時)には静かなのですが、エンジンが始動するときに少し異音がすることがあるのが気になります。ハリアーHVは55km/h以下で1kmのEV走行が可能という車で、EV走行のみで走るような車ではありません。あくまでもモーターはエンジンのサポートという役割が強い車です。

一度峠道を走ってみたのですが、そのときにモーターのサポート力と、このエンジンのパワーの大きさを感じました。走行性能が優れているので、異音は気にならない人もいるでしょうし、異音はならない場合もありますから、エンジン走行メインだとしても、あまり気にしなくてもいいのかもしれません。

市街地の道を30km、信号待ちを繰り返して走ってみた結果、燃費は15.6km/L。決して悪くはありません。ちなみに峠道と平地を併用して走行した際の燃費は10.25km/Lでした。

次に高速道路を50km走ります。中間加速性能が優れていると述べましたが、高速域での加速は特に優れているとは感じませんでした。モーターは中低速で活躍してくれるため、中間加速性能が高いのです。高速域になるとモーターはあまり活躍してくれず、エンジン任せになるために高速加速性は他の2.5LのSUVとあまり変わりません。

モーターの駆動時間が長くないが故の、効率重視です。それでも2.5Lで4WDの車ですから、それなりに加速してくれます。高速加速性能が低いわけでは決してありません。ガソリン車と比べるとパワフルで、加速もスムーズ・・・走る楽しみを味わえる車です。

結局、高速道路の走行では18.3km/Lとなりました。これまた悪くありません。

低燃費を心がけたら

ECOモードをオンにして、田舎道を30km走行。ECOモードをオンにすると、アクセルワークで気をつけるまでもなく、ゼロ発進がゆったりとします。それに加えて、こちらでもアクセルの踏み具合を軽くやさしくしてやることで、燃費に貢献。そこから徐々に法廷速度まで加速していきます。

信号に邪魔されることなく、田舎道を走っていると気づいたのですが、ハリアーHVはとても運転がしやすい車だと言えそうです。エンジン性能ももちろんですが、モーターと併用することによって生まれる力強さに加え、安定感があります。

大柄なボディで、視界の確保もいまいちなので、市街地走行には不向きだと感じますが、田舎道だと広い道も多く、それほど入り組んでもいないので、扱いやすいです。

信号の変わり目を予測して減速するように心がけ、アイドリング時間を短縮。法廷速度を破ることないマイペースな走りをして、結果は17.4km/L。気をつけて走っていれば、高速道路でなくてもこれだけの燃費記録を出せました。

次に高速道路を50km走ってみます。クルーズコントロールはついていないので、自力で速度を調節。細かいアクセルワークにならないように、前者との距離を開けます。100km/hを超えると燃費に悪影響を及ぼす恐れがあるため、90km/hで巡航。

特に不満も不安もなく50km走り終え、燃費は20.6km/Lとなりました。長距離走行をすれば、カタログ燃費を超えることも十分可能です。

燃費なんて気にせず走ってみたら

少々過ごしやすい季節(8月末)になってきましたが、なんとなくエアコンを付けてみました。今度は30kmの市街地走行をしてみます。エコモードは無しで、信号が青になった途端にアクセルを思い切り踏み込み、ダッシュ。前の車が少し遅かったので、追いつき離れたりを繰り返すことになりました。

「ああ、これは燃費に悪いわあ」と思いながらも、加速・減速を繰り返し、時には急な上り坂を上ってみたりと、とことん乗り回してやった結果、燃費は12.4km/L。十分想定内でしたが、結構差が出るものですね。

次に高速道路を50km走ってみました。今度は時速100kmからさらに加速。追い越し時などにパワー不足を感じることなく、無難に追い越すことができました。加速時にかかるGがたまりませんね。Gがかかってもシートがしっかりとホールドしてくれて、むしろ高速域のほうが乗り心地がいいのではないかと感じます。

ハイブリッド車ということもあり、やはり長距離移動に向いています。峠道でも走れたので、どんな道でもストレス無しで走れるでしょう。ガソリン車は動力性能に不満を持つ人も多いようですが、ハイブリッドだとそういった人はあまり見られません。

燃費よりもパワー重視でハイブリッドを購入するという人の気持ちが、わかりました。結局、燃費は16.3km/L。飛ばしてもこの程度の燃費です。

まとめ

ハリアーHVは、乗り手によればガソリン車よりも低燃費に乗ることができますが、燃費性能よりもモーター駆動とエンジン駆動の併用による動力性能の向上のほうをメインとして考えることができます。品がいいだけではなく、パワフルで、どこまでで行けるような感覚・・・まさに高級SUVの名にふさわしい車です。

EV走行は55km/h以下で1kmということですが、場合によっては全くEV走行に切り替わらないということもあります。モーター駆動だけで走るのでなく、モーターはエンジンのパワーを支えるための縁の下の力持ち的な存在として認識しなければならないでしょう。

実燃費がガソリン車とあまり変わらないことがあるのは、そのためだと考えられます。低燃費を追求してエコに走りたいという人よりも、ガソリン車のハリアーの動力性能に満足できないという人のほうが、向いているのではないでしょうか。

 

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