2018年1月16日、米国デトロイトの「2018年北米国際自動車ショー」にて新型インサイトのプロトモデルが世界初公開されました。
「何、インサイト復活!?」と、これには驚いた方も多いかもしれませんね。
コンセプトは「新型ハイブリッドセダン」。
生産販売を二度終了したインサイト、二度目の復活を予定している新型の特徴は一体どのようになるのでしょうか?
インサイトを振り返ろう
新型インサイトの特徴を語る前に、インサイトという車を少し振り返ってみましょう。インサイトは1999年に販売開始された車です。
2006年に一度生産販売が終了、その後2009年に新型ハイブリッドとしてコンセプトを変えて復活したものの、2014年3月に再び販売終了。
そして、今年復活を果たそうとしています! そこで、2014年3月販売終了モデルの特徴を少しだけ見てみましょう。
2014年3月販売終了モデルのグレードと価格
グレード名 | 価格 |
---|---|
インサイトG | 1,930,000円 |
インサイトエクスクルーシブXG | 2,080,000円 |
インサイトL | 2,130,000円 |
インサイトエクスクルーシブXL | 2,250,000円 |
インサイトエクスクルーシブXL・インターナビセレクト | 2,550,000円 |
インサイトと、インサイトエクスクルーシブとに分かれている感じですね。
それによって、エンジンスペックとミッション形式などが違ってきます。
そして、G・Lで装備が異なるというグレード設定です。XGは「G」、XLは「L」に互換しています。
スペック
インサイトは、1.3L i-VTECエンジン(水冷直列4気筒)+IMAを搭載しています。
エンジンの最高出力は65kW/5,800rpm、最大トルクは121Nm/4,500rpm。モーターの最高出力は10kW/1,500rpm、最大トルクは78Nm/1,000rpmとなっています。
エンジンパワーだけだと少し不足感があるものの、モーターと組み合わせることによってスムーズな加速感とスポーティな走行感覚を楽しめるようになっているんです。
モーターアシストの恩恵が一番濃く現れているのは、信号待ちからのリスタート。
「とにかく走りがいい!」わけではないものの、日常使いの中でそれなりに楽しみたい方にはピッタリな車でした。
インサイトエクスクルーシブは、1.5L i-VTECエンジン(水冷直列4気筒)+IMAを搭載しています。エンジンの最高出力は82kW/6,000rpm、最大トルクは142Nm/4,800rpmです。
モーターはインサイトと同じなんですが、エンジンスペックと7スピードモード付になったCVTのおかげで結構スポーティさが向上しています。
想像以上に鋭い加速感、素直な走行感覚が楽しいと案外評価が高いです。
主要装備
あまり特徴的な主要装備はありませんでしたね。
時期的にも先進安全装備も搭載されておらず、今となっては当たり前に搭載されている装備ばかりという感じです。
ただ、運転席ハイトアジャスターやプライバシーガラスが標準搭載されている点に、少しのこだわりを感じます。
今思うと、もう少し目を引く装備があれば、良かったのかもしれませんね。
新型インサイトのスペック予想!
待ち遠しいホンダ新型インサイト、販売終了モデルの特徴を把握した上で新型インサイトの特徴を見てみましょう。
プロトタイプモデルが公開されたこともあり、公式情報も少しずつ出てきていますよ。
プロトタイプモデルを見てみよう
ホンダが公開した新型インサイトのプロトタイプを見てみると、「想像以上にインサイトだなあ」という感じがしますよねえ。
販売終了したモデルから大きく逸脱することはなく、前々からのインサイトの特徴を引き継いでいます。よく言えば「インサイトらしい」けど、悪く言えば「面白味が無い」のかもしれません。
ただ、ヘッドライトとグリルが一体化したかのようなデザインは近未来的でカッコイイですよねえ。
なかなかにスタイリッシュな雰囲気が出ています。インテリアにも期待が高まりますね。インサイトの上質なインテリアはそのままに、新型特有のスパイスがプラスされていると嬉しいです。
搭載エンジンは?
新型インサイトには、最新の2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載することをホンダが明らかにしています。
エンジンは、高効率の1.5Lアキトンソンサイクルエンジンになるようです。「1.5Lの」ということは、前と違ってエンジン性能は統一化されるのでしょうか。
それとも、そのうちダウンサイジングモデルが追加されるのかもしれません。
どちらにしても、基本的な性能は以前より大幅にアップするようですね。特に、新しく採用されるハイブリッドシステムは以前よりもかなりスポーティな特徴を持っています。
インサイトのスポーツ性能がよりアップして復活すると思うと、なんだかワクワクしますね!
Honda SENSINGの採用
当然のことながら、Honda SENSINGも採用されるようです。
全車標準装備となるのかはわかりませんが、2018年2月時点で予想されている新型車種には全車標準化するという話があるため、インサイトも全車標準搭載という可能性は高いと思います。
先進安全装備が搭載されることにより、目玉装備を手に入れて安全性も向上して良いことづくしですね。
発売日は?
米国だと、2018年夏に発売が予定されています。日本国内はまだ発表されていないため、不明です。
予想だと日米同時発売として、2018年夏に国内販売も開始する説と、少し遅れて11月ごろに販売開始する説とがあります。
どちらにせよ、2018年内には国内販売も開始されるでしょうね。
まとめ
2度目の復活を果たすホンダ新型インサイト、終了と再開を繰り返している車種だから期待半分不安半分という人が多いかもしれませんね。
それでもSNSでは「カッコイイ」「乗ってみたい」という声もたくさん見られます。
期待以上の車だとしても、そうでないとしても、どちらにしても販売開始したら話題になることは確かでしょう。
年内国内販売開始と見られている新型インサイト、発売日の発表を心して待ちたいですね。
 
車の乗り換えで「ほとんどの方が損をしている」その盲点とは。
私はこの方法で毎回新車を30万円安く購入しています。覚えておいて損はありません。
コメントを残す