フォレスター実燃費計測。乗り心地や運転性能もレポート

カタログ燃費:16.0km/L
実燃費平均:10.89km/L

水平対向エンジンを使った本格的なSUVとして一定の人気を誇るフォレスター。人気の秘訣は性能の高さと価格の割安さですが、経済的に乗りたいなら燃費も気になるところです。上記実燃費平均を見てみると、それほど悪くはないものの、決して低燃費とは言えない記録となっています。

しかし、燃費記録ひとつひとつを見ていくと、カタログ燃費に近い燃費記録を出している人も多い・・・。それなら、誰でも少し心がけるだけで出来るような簡単なエコドライブをすればどれほど燃費が伸びるのか気になったので、試乗して試してみました。

試乗レポートを述べる前に、まずは各オーナーの実燃費記録を10個紹介します。

各オーナーの実燃費記録を紹介

「一般道で8~9km/L、高速道路で10~13km/Lです」
「高速道路なら12~14km/L程度出ます。エアコン使用してもこれなので、悪くはありません」
「市街地だと、どうしても10km/L前後になってしまいます」
「高速道路で、最高15km/Lでした」
「街乗りでも11~12km/L程度になるので、燃費はいいのではないでしょうか」
「近距離だと8~10km/L、長距離走行だと13~19km/L、高速道路だと12~16km/Lになりました」
「郊外の道をそれなりの距離走ると、14km/Lくらいにはなります」
「高速道路では17~18km/Lになったことがあります」
「かなり荒々しく乗っていて、総走行距離3,000kmの燃費は9.8km/Lです」
「クルーズコントロールを頻繁に使用して930km走り、15~16km/Lになりました」

カタログ燃費に近い燃費またはそれ以上の燃費記録を出している人が多いですが、カタログ燃費よりも低燃費な記録を出している人は、アイサイト搭載車に乗っていることが多い傾向があります。アイサイト搭載車には追従型のクルーズコントロールが備わっており、高速道路などで利用することによって燃費に貢献し、燃費が良くなるというわけです。

燃費があまりよくないと言われることが多いフォレスターですが、こうして燃費記録をひとつひとつ拾ってみると、そんなに悪くはないのではないかと思えてきます。燃費を気にして乗る車ではないという意見が多いですが、燃費を気にする人でも十分納得ができる記録を出すことができるでしょう。

これだけ燃費記録を見ていると、自分でも運転したくなるものです。実際に試乗して、様々な運転を試してみました。

走行レポート。フォレスターを実際に運転してみたら・・・

今回試乗したのは2.0i-Lアイサイトというグレードです。追従型クルーズコントロールが搭載されているグレードで、売れ行きがいいからか、近くのディーラーではこのグレードの試乗車しかありませんでした。クルコンの性能を試しつつ、エコ運転に協力してもらおうという算段なので、結果オーライです。

フォレスターは、スタイリッシュなエクステリアが多い昨今のSUV業界に一石を投じるかのような、精悍で無骨な見た目をしています。近くで見るとかっこいい・・・。クロスカントリー4WDほどではありませんが、そのオフロード車感のある見た目には圧倒されますね。

室内も結構広いです。荷室も大きいので、荷物もたくさん積み込めるでしょう。間口が広いので出し入れもしやすいです。リヤゲートは直立で開閉もしやすく、機能美満載なエクステリア・インテリアと言えます。運転席周りも機能美が追求された感じで、ファッション性は皆無に等しいですが、シンプルな方が好きだという人にはぴったりではないでしょうか。

デザインばかり気にしていても仕方が無いので、早速エンジンをスタートさせます。走り出しはモッサリ感が全く無く、とてもスムーズです。ただ少し急に前に出がちなところがあるので、アクセルの踏みすぎには注意しましょう。それでもピーキーというほどではなく、すぐに馴染めます。

街中を30km走り、時々渋滞に巻き込まれました。渋滞になったときに「よし、今だ!」と、ここぞとばかりにクルーズコントロールを使用。渋滞でも適切な加速・減速・停止をしてくれて、非常に楽でした。渋滞は神経を使いますからね。そんなこんなでストップ&ゴーを繰り返したところ、燃費は10.3km/L。悪くありません。

次に高速道路をクルコンを使わずに50km走行してみました。一般道では必要十分なエンジン性能ですが、追い越しや合流時には物足りない・・・。スポーツモードにしてみても、満足感は得られません。フォレスターのスポーツモードは燃費も気にしているモードなので、どうしても中途半端だなと感じてしまいます。こうやってノーマルエンジンに不満を感じると、ターボ車であるXTが欲しくなるのでしょうね。

そんなことを実感しつつ、運転の感じをつかみ、燃費は12.4km/L。こんなものでしょう。

低燃費を心がけたら

今度はIモードをオンにして、エアコンを使わずに信号の少ない田舎道を30km走ります。走ったのは主に県道です。県道は車どおりが少ないところが多いですが、今回走った道もその例に漏れませんでした。

通常走行時には「ちょっと前に出すぎかな」と思った出足ですが、Iモードにするとゆっくりになってくれるのでありがたいです。それにつられるようにしてアクセルを踏むのもゆっくりになるので、二重のエコ効果が期待できます。

県道の始点から駅前に向かい、そこからさらに郊外へと抜けていきます。ここから10kmほどはひたすら直進だったのでとても楽でしたし、アクセルワークを一定にしていれば無駄な燃料消費をすることもなくて助かりました。

その先は少しカーブが多かったです。フォレスターはコーナリング性能がとても高くて驚きました。車線を逸脱しないようにサポートもありますし、曲がるときの安定感も抜群です。長いワイディングロードだったので、アウト・イン・アウトを試してみました。

カーブに差し掛かる際には少し減速し、スローイン。そして外側から入り、一番内側をかすめるようにして、また外へ抜ける。こうすることで無駄なスピードのアップダウンを減らすことができます。車どおりが少ないからこそできることでしょうね。そうやって30km走りきり、燃費は14.35km/L。思ったよりも良い記録が出ました。

続いて高速道路を50km走ってみます。今度はクルーズコントロールを使いますよ。設定速度は90kmにしましたが、先行車が居たので設定速度での走行にはなりませんでした。先行車の加速・減速を読み取って適切な車間距離を保ってくれるので、安全かつエコです。これが本当に楽でした。

追い越しには不満を感じると述べましたが、こうやって高速道路で安全運転・エコドライブをしている限りでは、本当に快適です。エンジンの音も静かで、車間距離は自動制御。気張らなくてもいいので疲れにくく、非常に快適。クルコンに任せていたので、たいした努力もなく、燃費は16.4km/Lとなりました。

長距離走行をすれば18km/Lくらいには伸びるのではないでしょうか。

燃費なんて気にせず走ってみたら

Sモードにして20kmだけ走ってみます。先程走ったのと同じ県道ですが、今度は思い切り飛ばしてみました。信号が青になった途端にアクセルを思い切り踏み込む! 「うわ、怖えぇ」と呟いてしまうほどに出足の勢いが凄まじいですが、ある程度加速すると挙動も落ち着いてきます。ピーキーな車というほどではないとはいえ、この出足だけは少し小難しい仕様で怖いです。

高速道路の追い越しは不満でしたが、下道を走る分には何も問題ないくらいのスピードが出ます。かかるGもそれなり・・・。運転していて十分楽しい車でした。安心と楽しさを同居させるというスバルのコンセプト的には、とても良い車と言えるのではないでしょうか。

コーナリング性能が安定していて、ある程度走行性能も高いので、峠道も走れるでしょうね。20km飛ばした結果、燃費は8.7km/Lでした。

続いて高速道路を50km走ります。アクセルペダルを思い切り踏み込んで、加速! 時速100kmまでは至ってスムーズに加速していきます。そこから少し加速したところで、なかなか速度が伸びない・・・。100km以上の速度は実用としてはほとんど使わないので、問題はないのでしょうが、走りを楽しみたいならもう少し速度の出やすい車のほうがいいかなと感じます。

ターボだと高速の追い越しや合流でもスポーツモードが必要ないほどに加速性能が高いようなので、燃費よりもスピードとパワーを重視したい場合は検討してみても良いかもしれませんね。結局、燃費は11.7km/Lとなりました。

まとめ

ノーマルエンジンの動力性能にはやや物足りない部分があるものの、実用車として使うのであれば何も問題は無いなと感じました。下道はもちろん、高速道路でもエコドライブをする分には非常に快適です。

ベースグレードにはクルーズコントロールがありませんが、クルーズコントロール搭載車はエコを重視するなら検討をしたほうが良いほどの性能を誇っています。運転が楽で燃費にも貢献できるので、ランニングコストを重視するならご一考を。

それはともかくとして、聞いていたよりも燃費が良かったので驚きました。平均は11km/L近くですが、少し意識をするだけでも燃費記録は向上します。少しの意識付けをするかどうかの違いだけで、数字が大きく左右されてしまうので、燃費を重視するならエコドライブはしっかりとしておきましょう。

走っていて安定感もあり、楽しさもあり、燃費も悪くは無い・・・非常にバランスのとれた良い車です。

 

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