シビック ハッチバック・セダン・TYPE Rを徹底紹介!気になる装備やスペックは?

ホンダ シビック

ホンダの世界戦略車、シビック。数年ぶりに日本市場に復活したことで注目を浴びている、かつてのホンダの顔です。

自動車好きの人からしたら「待ってました!」という期待と喜び半分、「大丈夫かな」という不安半分だと思います。

シビックは、「奇数が売れ、偶数は失速する」というジンクスがありますからね。事実、日本市場から一旦撤退したのは8代目の頃。9代目のブランクを経て、10代目が日本市場に復活! ただ、偶数。

そんなシビック「セダン」「ハッチバック」「TYPE R」は期待通りの車なのか? グレードごとに特徴を見ていきましょう!

シビック 各モデル グレード表

グレード名 価格
セダン 2,650,320円
ハッチバック 2,800,440円
TYPE R 4,500,360円

最低価格と最高価格の差だけを見ると、約185万円と大きいですよね。

というか、TYPE Rだけ高すぎるという感じです。「セダン」と「ハッチバック」は形状も特徴も近いけど、「TYPE R」はスポーツモデルですからね。

しかも「リアルスポーツ」をうたっているため、走りも装備も何もかもが違うのでしょう。

セダンとハッチバックの価格差は約15万円とそれほど大きくありません。安い車とも高い車とも言えない中間の価格帯ということで、購入を視野に入れる方は多そうです。中でもほとんどの方は、セダンとハッチバックの二択でしょうね。

各グレードの特徴や違いを解説

シビックは、各タイプにそれぞれのテーマを設けています。コンフォートなセダン、スポーティなハッチバック、リアルスポーツのTYPE R。

走りや装備にそのテーマが表れているのか? 各タイプの性能をメインに、それぞれの特徴を軽く説明したいと思います。

セダン

シビックセダンには、1.5LのL15B/水冷直列4気筒横置エンジンが積まれています。最高出力は127kW/5,500rpm、最大トルクは220Nm/1,700~5,500rpmです。

数値を見るに、コンフォートな走りもスポーティな走りもどちらも得意そうですよね。特に最大トルクが最低1,700rpmくらいから発揮されるというのが良いところ。

あまりエンジンを回さない市街地でパワーを発揮するから、堂々とした走りが楽しめます。快適なドライブをするには、低回転域のパワーが欲しいですからねえ。

ただ、低速域のエンジン透過音が大きいのが気になってしまいます。

エンジン回転が3,000~4,000rpm程度になるとフロア振動も大きくなり、少し乗り心地が悪いです。走行感覚は楽しく、活発に走ってくれるから頼もしくも爽快でもあるんですよ。

だからこそ、乗り心地がもう少し良ければと感じてしまいます。全体的に、常用スピード域で乗り心地が悪くなる傾向があるため、「コンフォート」をテーマとするセダンとしては首をかしげたくなるところですねえ。

しかし、コーナリングがとても良い!

ハンドルを切っている方向と逆のリヤホイールの動きが、「なんだこれ」と思うほどに良いんですよ。

ハンドルを切った瞬間、後ろ足が既に向きたい方向に向けるよう「バッチコイ」と待ち構えています。「後押し」というより「先回り」に近い感覚。

その感覚が凄く楽しく、安心感があるんです。

ハッチバック

ハッチバックに搭載されているのは、L15C/水冷直列4気筒横置エンジン。CVT車の最高出力は134kW/6,000rpm、最大トルクは220Nm/1,700~5,500rpmです。

6速MT車は、最高出力が134kW/5,500rpm、最大トルクが240Nm/1,900~5,000rpmと微妙に変わります。

セダンのエンジン性能とも、微妙に違うんですよね。

しかし、走りと乗り心地はセダンと全然違います。

低回転域からのハイパワーを活かして、コンフォートに走ることも可能。とても扱いやすく、雑な運転をしても車がそれを許容してくれます。

「楽に快適に運転したい」という方の要望にこたえながら、その気になればスポーティにも走れるんです。

ワインディングロードを走ると、スポーティな楽しさを実感します。

重力と衝撃を絶妙にいなしてくれて車内を快適に保ったまま、クイックに曲がってくれる。早くステアリングを切ったらしっかり付いてきてくれて、穏やかにステアリングを切ってもしっかり穏やかに動いてくれます。

まさに、意のまま操ることができるわけです!

MT車を選べば、その感覚が強調され圧倒的な一体感を味わうことができます。コーナリング前に減速してシフトダウンするだけで、もう楽しい。子供の頃に憧れたロボット操縦・機械操縦を思わせ、童心に帰ってしまいます。

童心に帰るけど、これは大人の楽しみですね。まさしく趣味の世界。

また、セダンだと乗り心地が悪いと感じた場面でも、ハッチバックなら全く感じられませんでした。エンジン透過音もフロア振動も皆無! 骨格がセダンより強いんですよね。ハッチバックはTYPE Rの元になった車だから。

恐らく、セダンとの価格差のほとんどはボディの骨格の違いにあるんじゃないでしょうか。

TYPE R

「こんなの絶対楽しいじゃないか」と言いたくなる、TYPE R。

ハッチバックの時点で「めちゃくちゃ楽しい、趣味の世界」と表現したんだから、TYPE Rはその極地。見た目からして「ガンダムチック」でカッコイイですよね。日本の男は好きなデザインじゃないでしょうか。

白だと、もう連邦の白い悪魔にしか見えません。

そんなTYPE Rには、2.0Lの水冷直列4気筒横置エンジンが搭載されています。「これだけハードル上げておいて4気筒!?」と感じるかもしれませんが、性能は高いですよ。

最高出力235kW/6,500rpm、最大トルク400Nm/2,500rpm。

コンフォートモードを選択して低回転域からのハイトルクを活かして市街地をコンフォートに走ることも出来るし、ターボが効き始めるくらいのところでシフトアップしたらエンジン回転が穏やかに上昇し、扱いやすい車という印象を受けます。

そのままアクセルを少し踏み込むと、ターボが気持ち良い加速を演出してくれるからコンフォートモードのままスポーツモデルらしさを感じることも可能です。

コンフォートモードだと、スピードを上げるほどに直進安定性が増していきます。

高速道路に入って加速する方が、市街地よりもフラットな乗り心地で快適。しかも、面白いほどに安定しているから非常に楽!

「+R」というモードを選択すると、なんだかバイクに近いような走行感覚になります。これがまた面白いんですよねえ。

長めの上り坂を走行する前、アクセルを一気に踏み込んで助走加速! シートに背中が引き付けられ、飛行機が離陸するときのような強烈な加速Gがかかります。

加速Gと共にスピードはどんどん伸び、そのスピード感はこのまま射出されて空を飛ぶんじゃないかと錯覚するほどです。

どこまでも伸びていきそう加速感覚が、なんだかバイクのエンジンに近い雰囲気を感じるんですよ。

4気筒とは思えないモンスター級。

ただ、公道だと加速はすぐ終わってしまいますけどね。

直進も楽しいけど、コーナリングもやはり楽しい。

ワインディング走行を軽々と、そして速くこなしていく感覚は車が好きな人なら嫌でもテンションが上がります。血沸き肉躍る、熱い走り! ユーロビート調の曲を流しながら、楽しみたいですね。

装備を基準に各グレードの特徴を見てみる

各タイプの性能差を見てきましたが、それぞれにしっかり特徴があって見ていて面白いですよね。特にTYPE Rは頭一つ以上とびぬけていて、見ているだけで楽しい気持ちになってきます。

そんなシビックセダン・ハッチバック・TYPE Rの特徴を、今度は装備から見てみましょう。

なお、装備内容は下記PDFより一部抜粋しています。

http://www.honda.co.jp/CIVICSEDAN/common/pdf/civicsedan_equipment_list.pdf
http://www.honda.co.jp/CIVICHATCHBACK/common/pdf/civichatchback_equipment_list.pdf
http://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/common/pdf/civictype-r_equipment_list.pdf

全グレード共通標準装備

  • VSA
  • ヒルスタートアシスト機能
  • EBD(電子制御制動力配分システム)付ABS
  • 運転席用&助手席用i-SRSエアバッグシステム
  • 前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(前席/後席対応)
  • ポップアップフードシステム
  • アイドリングストップシステム
  • IRカット<遮熱>/UVカット機能付フロントウインドウガラス
  • 車速連動間欠/バリアブル間欠フロントワイパー(雨滴検知式、ミスト機構付)
  • 本革巻きステアリングホイール(スムースレザー)
  • アームレスト付コンソールボックス
  • 運転席&助手席シートヒーター
  • 運転席ハイトアジャスター
  • ステンレス製スポーツペダル
  • 運転席&助手席ドアワンタッチ式パワーウインドウ(運転席&助手席挟み込み防止機構/キーオフオペレーション機構付)

安全装備が随分とシンプルだなあと感じるかもしれませんが、「TYPE R」にはHonda SENSINGが搭載されないため全車共通装備だと最低限のものばかりになります。

セダンとハッチバックには、Honda SENSINGが搭載されるので先進予防安全装備もバッチリですよ。TYPE Rは自ら車を操る楽しさを追求するため、最低限にとどめているんでしょうね。

装備はどれを見ても価格相応か、少し寂しい感じがします。

特筆するべき変わった装備や機能は特に無く、「普通にHondaの車だなあ」という印象ですね。ただ、寂しい感じがするとは言え実際不足感はほとんどありません。

寂しいと感じるのは、「実用性の高い装備」に終始しているためでしょうか。

趣味性が高い車だから、もう少し趣味に寄った装備でも良いと感じます。その点で言えばステンレス製スポーツペダルが全車標準なのは、良い点ですね。

Honda SENSINGの内容

  • 衝突軽減ブレーキ<CMBS>
  • アダプティブ・クルーズ・コントロール<ACC>
  • LKAS<車線維持支援システム>
  • 路外逸脱抑制機能
  • オートハイビーム
  • 標識認識機能

セダンとハッチバックを普段から使う方が多いと考えると、ACCや標識認識機能がありがたいですよね。特にACCは、渋滞追従機能が付いているため通勤時のお供には最適です。

一度渋滞追従を経験したら、無しだとストレスがたまるほどに快適ですよ。

全体的に「抑制」「支援」というものが多く、自動運転に近しいところがある機能ばかりなのでTYPE Rに搭載されていないのは、こうして見てみると当然のことのように感じます。

セダンとハッチバック装備、特徴、異なる点

セダン ハッチバック
  • クロームメッキ・フロントグリル
  • クロームメッキ・アウタードアハンドル
  • 16インチ ノイズリデューシングアルミホイール(アルミ切削+クリア塗装)
  • 215/55R16 93Vスチールラジアルタイヤ
  • UVカット機能付ソフトプライバシーガラス(リヤドア/リヤクォーター/リヤ)
  • トランクスルー機能
  • ピアノブラック・フロントグリル
  • フロントスポイラー
  • センターデュアルエキゾースト
  • 18インチアルミホイール(アルミ塗装+ブラッククリア塗装)
  • 235/40R18 95Yスチールラジアルタイヤ
  • UVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア/テールゲート)
  • ウォッシャー付間欠リヤワイパー(リバース機能)
  • ダイレクトフューエルシステム
  • カーゴエリアカバー
  • タイダウンフック<4カ所>
  • コンビニフック(ラゲージルーム)
※それぞれの専用装備をまとめました。

それぞれ、テーマに沿った装備内容ですよね。セダンは「コンフォート」だから、落ち着きとくつろぎを求めて「クロームメッキ塗装」をしています。

実用車としてのトランクスルー機能も完備し、セダンという位置づけに相応しいのではないでしょうか。

一方ハッチバックは「スポーティ」だから、ピアノブラックやブラッククリア塗装で少し激しい印象を持たせています。センターデュアルエキゾーストもカッコイイし、スポーティ。これでエンジン音の音質や迫力も高まりました。

見た目と音からスポーティを演出しているわけです。

ただ、コンビニフックやタイダウンフックなど、ハッチバックとしての利便性や快適性も忘れていません。実用車でありながらも「スポーティ」というテーマに沿う、良い装備設定ではないでしょうか。

どちらがどう優れているというよりも、どちらも別ベクトルに優れているという感じですね。

TYPE R装備、特徴、異なる点

  • TYPE R専用メーター
  • Hondaスマートキーシステム(TYPE R専用エンブレムキー2個付)&プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ/降車時オートドアロック機能
  • Honda TYPE Rシート(フロント)<表皮材:ラックススェード×メッシュ)
  • TYPE R専用ステアリングエンブレム
  • TYPE R専用フロントグリル
  • TYPE R専用エアロダイナミクス・カラードバンパー(フロント/リヤ)
  • TYPE R専用サスペンション(フロント:デュアルアクシス・ストラット リヤ:マルチリンク)
  • TYPE R専用ホイールセンターキャップ
  • Brembo社製フロント大径ベンチレーテッドディスクブレーキ
  • Brembo社製フロントアルミ対向4ポットキャリパー
  • リアディスクブレーキ
  • ヘリカルLSD(リミテッドスリップデフ)
  • 軽量20インチアルミホイール(20×8 1/2J)
  • 245/30ZR20 90Yスチールラジアルタイヤ

足回りが圧倒的に充実していますよね。Brembo社製のディスクブレーキ、軽量化された20インチアルミホイール、専用サスペンションなどなど……。

スポーツモデルとしての圧倒的な走りの楽しさは、こういった装備が一丸となって演出してくれているわけですね。

特に、Bremboはモータースポーツの世界でも採用される高級ブレーキメーカー。デザインが美しいだけでなく、どれだけ無茶な要求にも耐えてくれるほどの性能を誇っています。走りの世界では結構重宝されるブレーキなんです。

各種システムの持ち味などは走行性能と一緒に説明した通り、その走りこそがTYPE Rの一番の魅力ですよね。専用装備が形作るエクステアも、また魅力的。

全体的に、シビックの装備は「このタイプの車ならこうなるよな」という感じがしますね。基本的なものはある程度共通させ最低限にとどめ、タイプごとに特徴を付け足す。機能や装備よりも、質感やシステムで差を付けています。

シビック各モデルの評価

シビック各タイプの性能と装備を語ってきましたが、装備の違いよりも性能の違いで選ぶことになりそうですね。あとは予算的な都合か……。

もうわかっている方も多いかもしれませんが、ここまで特徴を見てきた上での個人的な各モデルの評価を紹介したいと思います。

グレード名 評価 こんな人にオススメ
セダン ☆☆☆ 予算を安く抑えたい方へ。
ハッチバック ☆☆☆☆☆ 快適&スポーティな走りを楽しみたい方へ。
TYPE R ☆☆ 圧倒的な性能が欲しい方へ。
※評価は5段階でオススメ度を表しています。

セダンの評価

セダンは「コンフォート」をテーマにしていますが、それなら乗り心地だけが少し残念なんですよ。

塗装や加工の落ち着いた感じも良いし、低回転から大きなトルクが発生する安定感もコンフォートと言うに相応しい出来です。

ただ、15万円プラスしたら乗り心地良く、コンフォートかつスポーティなハッチバックモデルが買えると思ったら、積極的にオススメしづらいんですよね。

乗り心地さえクリアしていれば、もっと積極的に勧められたのかもしれません。ただ、ハッチバックの乗り心地の良さはTYPE Rを作ることを視野に入れた骨格の恩恵なので、セダンでこれ以上を期待するのは厳しいですね。

クオリティは高いけど、だからこそ「惜しい!」という感想が抜けないモデルです。

ハッチバックの評価

ハッチバックに関しては、特に文句が付けられません。

乗り心地が良いし、走りはとにかく楽しい! 装備も先進安全装備が充実していて、なおかつコンビニフックなど便利なものも用意されていてハイクオリティです。

実用も趣味も両方兼ね備え、コンフォートもスポーティも両方を担うモデルと言えるでしょう。

一番、万人受けしそうです。

セダンを敬遠する世代にも受けるんじゃないでしょうか。

TYPE Rの評価

TYPE Rはもう、オススメがどうという次元じゃありませんよね。TYPE Rが欲しいような人は、きっとオススメされなくても買うでしょう。

シビック内で比較するよりも、似た特徴のある他社の車と比較して買うと思います。

ただ、シビックの復活に何かしら思うところがあり、なおかつ走りを追求した車が欲しいのならTYPE Rはとても良い車ですよ。

シビックの各モデルの総合評価

シビック偶数の悲劇とはよく言うけれど、10代目シビックは全体的に高性能・良デザインで長年のジンクスを突き崩してくれそうに感じます。

どのタイプもデザインが特に秀逸で、厳しいことを述べたセダンも落ち着いていながら切れ長で良いんですよ。

ハッチバックは、スポーティさを押し出すためより切れ味が鋭くなった感じがします。

そして、TYPE Rはガンダムチックな趣味性全開のパッケージング。内装もロボットのコックピット感と、スポーツカー感が融合していてカッコイイです。

それぞれの性能とテーマに合わせたデザイン、装備設定がされています。

さあ、あなたはどれを選ぶ?

 

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