エクストレイル HVに乗ってみた。燃費・乗り心地・運転のしやすさは?

実燃費エクストレイルHV

カタログ値:20.6km/L
実燃費平均:12.78km/L

ミドルサイズでありながらも抜群の走行安定性を誇る、人気SUVのエクストレイル。そこにハイブリッド技術を融合させたエクストレイル・ハイブリッドは、ガソリン車と比べると燃費が向上しているように思えます。ガソリン車はカタログ値で16.4km/Lです。

ただ実燃費平均を見てみると、ガソリン車のカタログ値よりも数値が低くなっています。多くの人が12km/Lから14km/L程度の燃費でとどまっているのです。それでもカタログ値で20.6km/Lですし、ハイブリッド車ですから、もう少し燃費をよくすることができるのではないでしょうか。

そこで、オーナーの実燃費記録を個別にいくつか拾い、その上で私自身も実際に試乗し、燃費性能を検証してみました。

各オーナーの実燃費記録を紹介

「夏場の一般道で18km/L、冬場だと14km/Lでした。高速道路だと、夏場で18km/L、冬場で16km/L程度です」
「街乗りで13km/L、郊外で走ると15km~18km/Lです」
「高速道路での通勤で約16km/L、一般道でゆっくり走ると18.5km/L」
「街乗りだけで12km/L弱です」
「アップダウンが激しい中央高速を700km走り、最高燃費が20.4km/L、平均燃費が18.5km/L」
「エアコンつけっぱなしで、街中と高速を半々の割合で走行し、燃費記録は15km/L」
「地方で通勤利用し、16km/L程度です」
「週末に300kmほど走って、23.6km/L」
「山道と高速を合わせて200km走り、18km/Lから19km/Lくらいの燃費になりました」
「四人でスノボをしにいくために往復300kmほど走行、燃費は18km/L程度」

「ハイブリッドなので、もう少し頑張って欲しい」という意見を述べている人が多いです。確かにエクストレイル・ハイブリッドは、ハイブリッド車としては燃費が悪いほうだと言わざるを得ません。動力性能を優先させているのでしょうが、同じく動力性能重視のSUVであるヴェゼル・ハイブリッドは、余裕で20km/Lを超える燃費を出せます。

もう少し燃費性能は向上できるのではないでしょうか。

エクストレイル・ハイブリッドの燃費のみを絶対評価してみましょう。上記実燃費記録を見ていると、平均値よりも低燃費な運転をしている人が多く見られます。市街地だと12km/Lや13km/L程度になることもあるようですが、高速道路だと20km/L近い数字を出すことも可能なようです。

街乗りでも高速道路でも変わらないという人もいますね。燃費記録というのは運転の仕方によって変わりますから、運転方法によっては街中でも高速道路でも変わらない記録を出すことができるのでしょう。

では誰でも簡単にできるような、基本的なエコドライブをしてみたら、どれくらいの燃費になるのでしょうか。少し気になったので、実際に試乗して運転してみました。実際に運転すると、エクストレイル・ハイブリッドの走行面での良いところ・悪いところが浮き彫りになりました。

「燃費の他にもエクストレイルHVの魅力が知りたい!」という方は、下記ページをご覧ください。下記ページではエクストレイルHVをグレードごとにに分けて、詳しく紹介しています。
>エクストレイル HV グレードの毎の特色、違いを解説

走行レポート。エクストレイル・ハイブリッドを実際に運転してみたら・・・

エクステリアを見てみると、確かにミドルサイズでした。実際のサイズよりも若干大きく見えます。運転席に座る前に後席を見たのですが、足元の空間が広く4人乗車もできそうでした。大人4人で出かけたという口コミが多いのも納得できます。

運転席の座り心地は、やや硬め。粗さは抑えられているなと感じますが、このシートは長距離走行向きだと感じます。室内空間の質感は、決して上質だとは言えないでしょうが、悪くはありません。この価格のSUVならこの程度でしょう。

市街地を30kmほど、この車に慣れるという意味を含めて走ってみます。エンジンをスタートさせてアクセルを踏み込んでいくと、2秒から5秒くらいはモーター駆動でした。そこからエンジンにスムーズに切り替わってくれたので、発進時のモタツキなどは特になく、至って快適です。

ただそれは軽くアクセルを踏んだままゆっくり発進したからであって、いきなりアクセルを強く踏んでゼロ発進から素早く動こうとすると、もたついてしまうことがあります。アクセルを踏んでから少しタイムラグがあり、踏み増しをすると、エンジンが必要以上に吹けあがるようです。

これは常にそうなるわけではなく、この症状が起きたオーナーは「何回かに1回起きる」と述べています。幸い私は発進するまで加速を我慢し、徐々に加速させていくスタイルだったので問題ありませんでしたが、信号待ちから素早く右折したいときなどには不便でしょうね。

しかし、走り出した後の加速は驚くほどにスムーズです。そうやってスムーズな加速と減速を繰り返しながら市街地を走った結果、13.6km/Lの燃費になりました。

続いて高速道路を50km走ってみます。高速道路で走っていて気がついたのが、直進安定性に優れているという点です。非常に安定しているため、燃料消費も抑えられるでしょう。長距離ドライブに向いています。エンジンノイズも特に気になりませんでした。追い越しでの加速・減速もとてもスムーズで、運転していて楽しい車だと実感。その結果、燃費は17.8km/Lとなりました。

市街地でも高速道路でも、特にEV走行に切り替わらなかったのが気になります。EV走行になったのは、信号に引っかかって減速しているときと、そこからリスタートするときだけでした。

低燃費を心がけたら

今度は低燃費を心がけて、渋滞が無く信号も少ない郊外の道を30km走ります。EV走行についてですが、エクストレイル・ハイブリッドは普通にアクセルを踏んでいると、10km/hから20km/hの低速走行でもエンジンに切り替わってしまうようです。ほとんどEV走行にならなかったのはそのせいですね。

市街地でEV走行というのは難しいでしょう。高速道路でEV走行に切り替える術を身に着けたので、高速道路を走行するときに試してみます。とりあえずは30kmの郊外走行。ソフトにアクセルを踏んでじわじわと加速。

制限速度まで加速したらそれをキープするように、前方車両に近づきすぎないように注意を払います。できるだけアクセルを強めたり弱めたりすることなく一定に。少し走ると坂道が見えたので、坂道手前で加速をして登ります。坂道を登るときには事前に加速すると燃費が抑えられるのです。

コーナリングの位置取りにも気をつけながら走りました。コーナリングの性能は可も無く不可も無くといったところです。今回もやはり信号待ちのアイドリング時にしかEVになりませんでした。信号には1度だけ引っかかってしまいましたが、基本的にはエコドライブができたと思います。

結果、燃費は18.7km/Lとなりました。

続いて高速道路を50km走ってみます。クルーズコントロールはオプション装備だったので、使えず、エコモードだけ使いました。先ほど触れた「EV走行の距離を伸ばすコツ」は、高速道路で走行中に一度アクセルを離すことです。こうすることでEV走行に切り替わり、モーターのみで走ることができます。

ただ平坦な道でずっとそうしていると、当然速度が下がってしまいます。そこで加速をするとエンジンに切り替わり、エンジンで加速したことで燃料消費が促されてしまい、効率が悪いです。より効率的に燃費を伸ばすには、高速道路の下り坂でEVに切り替えるようにすると良いのではないでしょうか。

日産のハイブリッドはリチウムイオン電池が小さくて、あまり長い距離EV走行できないので、要所要所でEV走行を挟むことが、低燃費実現のためには大切だと考えられます。もともと加速性能が売りの車ですから、ハイブリッドはおまけ程度に考えなければならないのかもしれませんね。

高速道路を50km走った結果、21.4km/Lとなりました。長距離走行だと23km/L以上の記録を出すこともできそうです。ハイブリッド車全体と比べると高燃費ですが、ガソリン車と比べると、やはり低燃費ですね。

燃費なんて気にせず走ってみたら

エアコンをつけて数分間涼んでから、エンジンスタート。高速道路を降りて市街地を30km走ってみます。今度は燃費なんて何も気にせず、この車の加速性能を楽しんでやりましたよ。ゼロ発進はゆっくりと、EVからエンジンに切り替わったら思い切り加速・・・! 心地良いGが体にかかります。引っ張られる感覚は確かにありました。

急速な加速がかるわけではないのですが、このスムーズな加速がとても気持ちいいですね。速度が乗りはじめると、硬く感じていたシートもそれほど気にならなくなります。高速域で体にフィットするシートです。そうして思い切り楽しんだ結果、燃費は12.2km/L。

今度はまた高速道路を50km走ります。何にも遠慮せずに思い切り加速。市街地同様スムーズな加速を実感し、時速120kmに到達。ここまではとてもスムーズでエンジン音もさほど気になりませんでした。まだまだ加速できます。120km/hを超えても結構スムーズな加速感でした。

燃費は16.7km/Lでした。

まとめ

この車の走行面の利点は、やはりこの加速性能の高さと、優れた直進安定性です。ただ機敏に動き回れる車ではないので、コーナリング性能はそれほど高いとは言えません。安定していますが、速度を出したままキビキビ曲がるのは難しいです。EV走行できる距離が短く、場面が少ないというのもデメリットと言えるでしょう。

ハイブリッド車として優れているとは言えませんが、燃費はガソリン車より確実に向上していますし、ガソリン車と変わらないほどの走行性能がある優秀なSUVだと言えます。ミドルサイズで室内空間も広いので大人四人での外出、家族での外出など幅広い用途に使えるでしょう。

燃費性能が向上したため買い物や通勤でも使いやすくなり、経済的になりました。普段遣いを視野に入れた三代目エクストレイルをさらに普段遣いしやすくしたのが、このエクストレイル・ハイブリッドだと、強く感じます。

 

車を安く乗り換える上で最も大切なこと
ご存知ですか?


車の乗り換えで「ほとんどの方が損をしている」その盲点とは。

私はこの方法で毎回新車を30万円安く購入しています。覚えておいて損はありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です