エクストレイル 実燃費計測。乗ってみた感想は

実燃費エクストレイル

カタログ燃費:16.4km/L
実燃費平均:10.35km/L

オフロードユースとして作られていた二代目から、オンロード向きクロスオーバーSUVとして作られるようになった三代目エクストレイル。以降は買い物や通勤など日常使いとしてこの車を購入する人が増え、より低燃費が求められてきています。

上記カタログ燃費と実燃費平均を見てみると、どうやらカタログ値と実燃費とでは開きがあるようです。しかし、もう少し低燃費になるのではないか、そのように考え、各オーナーの声から実燃費を拾い上げ、実際に私も運転して検証してみました。

各オーナーの実燃費記録を紹介

「2000km走って、平均で11.1km/Lです」
「買い物と休日のレジャーなどで、信号が少ないところを200km往復するのですが、そのときの燃費は15km/Lくらいになっています」
「市内では9~10km/L、高速道路では14km/Lにはなっています」
「納車から1ヶ月、1,000kmを走りましたが、平均燃費は11.5km/Lでした」
「高速道路で飛ばし気味で走ると、13km~14km/L程度ですが、80kmで巡航すると17km~18km/Lになりました」
「普段は買い物ばかりなので、8km/L程度ですが、高速道路で遠乗りすれば15km~16km/Lは走る。街乗りでの燃費向上を願う」
「市街地では8km/L程度、高速では12km/L程度です」
「走行距離1,298kmで、平均燃費は8.9km/Lです」
「納車から1,200km走りましたが、平均燃費は12.5km/Lとなっています」
「1,000km走って平均は13km、最高記録は17.8km/L・・・いいと思う」

「購入するときに10km/Lを下回りますよと言われていました」という方もいました。みんカラなどを見てみると、確かに10km/Lを下回っているオーナーも多いです。また、エクストレイルといえば4WDという人も多く、上記実燃費記録の中には、4WDの記録も入っています。

4WDであっても、13kmから17km/Lの記録を出す人が大勢おり、2WD・4WD関係なく、各々の運転によって燃費が大きく左右されるといったところです。4WDでも燃費が抑制されているのは、おそらく「ALL MODE 4×4-i」という、日産の電子制御四輪駆動システムの恩恵によるものではないでしょうか。

手動でFFに固定できますし、オートモードだと、出来るだけエンジンが無理しないようにトルク配分をしてくれます。これは雪道や砂道で安定走行させるためのシステムですが、これによってやや燃費が抑えられるようです。

運転の仕方によって燃費に大きな差が出るということは、エコドライブをすれば燃費がよくなるということでしょう。実際走ってみたらどれくらいの燃費になるのだろうと気になったので、様々な走行をすることで試してみました。

走行レポート。エクストレイルを実際に運転してみたら・・・

今回乗ったのは、2列シート車の2WD・・・理論上最も低燃費になるエクストレイルです。エクストレイル=4WDのイメージがあるかもしれませんが、雪道や砂浜を走らない限り、4WDの必要は特にないと判断しました。

内装は特に高級ということはなく、落ち着く雰囲気。この価格帯の車なら本革シートがあっても良さそうですが、特になく、ステアリングやシフトノブもいたって普通の素材。試乗だからこれくらいのほうが気構えなくていいですが、所有するとなったらもう少し高級感ほしいと思う人も多いんだろうなと思いながら、エンジンスタート。

街中を30km走ったのですが、やはり街中、ストップ&ゴーが多いです。それでも走り心地は結構良く、普段使いなら何も心配要らないなと思いました。坂道でもちゃんと走ります。そうやって30km走り終えた結果、燃費は10.3km/L。

次は高速道路を50km走ってみます。特にエコモードなどは使っていません。最高出力108馬力の2Lエンジンということでそれほど期待はしていなかったのですが、高速道路での走行性は思っていたよりも高く、びっくりしました。

爆発力はありませんが、とても安定しています。速度を上げていけば、おそらく120kmから130km/hまでは安定して走ってくれるのではないかと思いますよ。実際、後になって口コミを見てみると「140km/hでも安定していた」という声がありましたし、加速性能と安定性能もバッチリです。危ないから、それほどの速度は出しませんが、高速道路50km、非常に楽しく走ることができました。

結果、燃費は12.6km/L。これはもう少しよくなるはずです。

低燃費を心がけたら

エクストレイルの燃費性能はこんなものではないだろうと、今度は低燃費を心がけて運転してみます。エコモードをオンにして、田舎の国道を30km走行してみました。その町の主要な国道とは言えど、30km程度の走行では何度も信号に引っかかるということもなく、ペダルの上にそっと足を乗せ、徐々に体重をかけるようにゆっくりとアクセルを踏みながら、制限速度をキープします。

後続車があまりない田舎だからこそできるエコ運転。誰に煽られることもなく、自由気ままに走る。信号の変わりを予測して徐々に減速して、ストップしないように調整したりもしてみました。これは地元で知り尽くした道路だからこそできることですが、こうすることによってストップ&ゴーの燃費消費よりも少し抑えられるのです。

信号は数回ありましたが、結局完全停止したのは1回。引っかかったけど減速してストップせずにすんだのが1回。結果、燃費は12.6km/Lとなりました。下道でも案外低燃費になるものですね。

今度は高速道路を50km走ってみます。高速道路は100km/h以上で走る人も多いですから、できれば90km/hくらいで走りたかったのですが、「80km/h巡航で18km/Lになった」という口コミが気になり、私も80km/hで巡航してみました。少しもどかしいですけどね。

エンジンを低回転で回し、通常車線を走る。非常に安定した走りに退屈すら覚えながら、高速道路での走行は何の苦労もなく終わってしまいました。高速道路に入るときのコーナリングは、いつも怖いなと思うことが多いのですが、エクストレイルはコーナリングで滑る感じがなく、しっかりと曲がってくれました。標準装備されているVDCやアクティブエンジンブレーキの恩恵でしょうか、助かります。

エクストレイルには、世界初のアクティブエンジンブレーキというものが搭載されています。これはコーナリングまたはブレーキ時に自動でエンジンブレーキを付加し、コーナリングにおいては速度調整・ブレーキ時には減速アシストをしてくれるというものです。イージードライブサポートですね。

そうやって楽に走って、結果的に、高速道路の走行では燃費は17.3km/L。カタログ燃費を超えました!

燃費なんて気にせず走ってみたら

低燃費運転では、暑くてもだえながら走っていたのですが、ここでエアコンを解禁。マニュアル操作でエアコンの温度設定をして、少しの間だけ涼みます。室内が冷えたところでドライブスタート。街中を20km走行してみました。

信号が青になる・・・ここで思い切り加速。やはり、思った以上に加速してくれます。感動したのが、速度を出したまますんなりとカーブを曲がることができたことです。これもアクティブエンジンブレーキなどが利いているおかげでしょうか。自分が運転うまくなったような錯覚に陥ります。

ハンドリングも結構軽いのですが、運転しやすくていいですね。男女問わず楽に運転ができる軽さとダイナミクス性だと感じました。そうやって20km走行してみた結果、燃費は8.42km/L。まあ予想はしてましたが、10km/Lを下回ってしまいました。

次に高速道路を50kmほど走ってみます。80km/hで走ったことによって抑圧されていた「もっと加速したい」という欲求が、ここにきて爆発。100kmまで加速してみたところ、とてもスムーズな加速感に思わず「おお」と呟いてしまいました。そこからさらに加速。100km/hまでの加速感よりはややぎこちなさがありますが、120km/hまでは割とスムーズです。

ただ、これ以上はちょっとやめといたほうがいいような気がしました。高速道路を飛ばして走るような車ではないですし、120km/hまで加速したときの感覚から、これ以上の加速は禁物と判断。それでも、この馬力・このクラスのエンジンで120km/hまでスムーズに加速できるのは十分な性能だと言えます。追い越しや合流も問題ないでしょう。

そうやって50km走った結果、燃費は12.7km/L。思ったより悪くありません。

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まとめ

ここまでエクストレイルの燃費について考え・様々な走り方で試してみた結果、エクストレイルの燃費は乗り手に左右される面が非常に大きいことがわかりました。走り方や路面状況によっては10km/Lを下回ることも大いにあり、エコ運転を心がければカタログ燃費を上回ることもある・・・とても極端な車です。

それは燃費が乗り手に左右されるのと同時に、乗り手によって様々な運転・走り方ができるということを意味しています。様々な路面状況に対応し、様々な走行パターンに対応することをよく考えられている車なので、運転によって燃費差が激しくなるのは、その結果なのかもしれません。

走ってみて非常に強く感じたのは、楽しいけど危ない車だということです。イージードライブのためのアシスト機能がとても豊富につけられており、そのほとんどが2WD・4WDともに標準装備されています。アクティブエンジンブレーキなどがそうなのですが、これが機能しすぎていて、自分が運転がうまくなったような錯覚に陥り、どんどん楽しくなって無茶をしてしまいそうになるのです。

メリットとデメリットは表裏一体、燃費を気にせず走りたいという人は無茶をしないように気をつけることが大切です。低燃費で走りたいという人は、エコ運転を心がければ簡単にカタログ燃費に近づけることができます。

 

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