トヨタが誇る人気の高級ミニバン「アルファード」が2018年1月8日にマイナーチェンジし発売されました。
アルファードは初代からミニバン型でありながらデカデカとした体で高級感ある見た目が魅力的でしたが、モデルチェンジがされるごとにその特徴がさらに色濃くなっています。
では今回のマイナーチェンジではどのような変貌をとげたのか注目して見てみましょう。今まで旧型アルファードに乗っていた人のためにも、旧型と外見、内装、装備など比較しながら紹介します。
新型アルファードの各グレード価格
まずは新型アルファードの価格をグレードごとに見ていきます。
標準ボディ | エアロボディ | ||
---|---|---|---|
グレード名 | 価格 | グレード名 | 価格 |
X | 3,354,480円(3,603,960円) | S | 3,692,520円(3,943,080円) |
G | 4,185,000円(4,434,480円) | S“A パッケージ” | 3,905,280円(4,154,760円) |
GF | 5,205,600円(5,400,000円) | S“C パッケージ” | 4,362,120円(4,611,600円) |
HYBRID X | 4,363,200円 | SC | 4,947,480円(5,140,800円) |
HYBRID G | 4,975,560円 | HYBRID S | 4,610,520円 |
HYBRID G“F パッケージ” | 5,529,600円 | HYBRID SR | 5,120,280円 |
Executive Lounge | 7,034,040円(7,227,360円) | HYBRID SR“C パッケージ” | 5,674,320円 |
HYBRID Executive Lounge | 7,358,040円 | Executive Lounge S | 7,183,080円(7,377,480円) |
HYBRID Executive Lounge S | 7,508,160円 |
まず注目したいのは、新型アルファードはボディタイプが標準タイプと内外装がスポーティな見た目のエアロタイプに分かれている点です。
通常とエアロでそれぞれのグレードが設定されていて、価格は若干エアロのほうが高くなっています。
ボディ、グレードと選択肢が多く、同じ車種でも周りと差が付けられるのは個性が出て嬉しい仕様ですね。
次に価格を見てみると、標準ボディのベースグレードが3,354,480円、エアロタイプのベース価格が3,692,520円となっています。
最高価格は標準ボディ7,358,040円、エアロ7,508,160円とそれぞれベースグレードと比べて価格差が約400万円とグレード差でお高い車がもう一台買えるほどです。流石高級車と言われるだけはあります。
新型アルファードの外観・内装
マイナーチェンジで気になる変更点はやっぱり見た目ですよね。そこでエクステリア(外観)、インテリア(内装)に分けてどうなっているか見てみましょう。
エクステリア
一番変わったのは車の顔ともいえるフロントです。旧型と比べるとゴテゴテしい感じから、若干シャープな雰囲気になった気がします。
また旧型から見られる特徴的なアルファードのフロントグリルを外側に広げたことにより、より個性的かつ高級感ある見た目になりました。
さらにエアロボディにすることで、フロントバイパーなどが加わりまたガラリと見た目を変化させ、迫力ある顔立ちになります。
インテリア
インテリアの大きな変更点は木目調加飾をより高級で味わい深い加飾になったことです。さらにシート表皮は心地いいくつろぎを目指し上質な仕上がりとなっています。
他にもメーター加飾など細かな変更がみられ、旧型と比べると質感がグッと向上し「贅沢な」「豪華な」を意味するラグジュアリーな空間となっています。
新型アルファードの装備・スペック
見た目の次は装備面を旧型と比べながら見てみましょう。
新型アルファードの装備
マイナーチェンジ後のアルファードの特徴的な装備は4つです。
ウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能
ウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能自体はマイナーチェンジ以前から搭載されていた装備になります。
しかし、この機能が搭載されているトヨタの車種はアルファードと姉妹車であるヴェルファイアの2つのみでアルファードを語るなら欠かせない装備です。
ではどのような装備かというと、事前にキー設定するだけでスライドドアの前に近づいただけで何の操作もなしに自動で開いてくれるという機能になります。
また予約ロック機能はスライドドアが閉まると同時に自動で施錠してくれる機能です。この二つの機能でドアを開ける、閉めるの手間が減り、時間短縮になりますよ。
シーケンシャルターンランプ
シーケンシャルターンランプはマイナーチェンジ後に搭載された新装備です。普通のランプと何が違うのかというと、ウィンカーを出したときにランプが点滅するのでなく流れるように光るのが特徴になります。
パロメーターが上昇するときのような光り方で、未来的なカッコよさが男心をくすぐりますよ。
ついカッコいいランプを見せつけるためだけに、無駄に曲がり路の多いところを走ってしまいそうです。
プレミアムナッパレザー(シート表皮)
最上級グレードであるExecutive Loungeにのみ標準装備となります。マイナーチェンジ前はセミアニリンを使っていたので、シート素材が変更されたようです。
もちろん質感は落ちることなく、最上級グレードにふさわしい高級な質感となっています。
ホワイトレザー(レザーシート)
こちらも最上級グレードからの装備ですが、オプションカラーとなります。高級感あるインテリアは漆黒カラーを基調とするものが多いですが、このホワイトレザーを用いたインテリアも清楚ある潔白な見た目で黒とは違った高級感が楽しめます。
安全機能の変更点
インテリア装備だけでなく安全機能もマイナーチェンジにより変更された点があり、より安全性を高めた車となりました。
その大きな要因は、旧型の安全機能であるトヨタセーフティセンスに安全機能をパッケージして、次世代トヨタセーフティセンスとしてアルファードに新搭載したことです。
では次世代トヨタセーフティセンスの内容を簡単に紹介しましょう。
プリクラッシュセーフティシステム
ミリ波レーダーと単眼カメラで、前方に衝突しそうな歩行者や車を感知してブレーキアシストやドライバーへの警告を行う機能です。
プリクラッシュセーフティシステム自体は以前からありましたが、マイナーチェンジ後のアルファードにはトヨタの技術でさらに進化し、今までできなかった夜間での歩行者や車の感知が可能になりました。
レーントレーシングアシスト
前の車との適切な車間を保つレーダークルーズコントロールが作動しているときに、車線をはみ出さないように操作のアシストをしてくれるのがレーントレーシングアシスト機能です。
この機能はマイナーチェンジで初採用となります。
ロードサインアシスト
運転中は集中していてもつい標識を見逃したり、死角で見えなかったりすることがありませんか?
そんな時に便利なのがロードサインアシストで、フロントに搭載されたカメラにより認知した標識をディスプレイに表示してくれる機能です。
これで標識の見落としが軽減され、事故防止にもつながるので是非とも体験してほしい安全機能になります。
新型アルファードのスペック
全長(mm) | 全幅(mm) | 全長(mm) | 最大出力:kW(PS)/r.p.m. | 最大トルク:N・m(kgf・m)/r.p.m. | |
---|---|---|---|---|---|
2.5L | 4,945~4,950 | 1,850 | 1,950 | 134(182)/6,000 | 235(24.0)/4,100 |
3.5L | 4,945~4,950 | 1,850 | 1,950 | 221(301)/6,600 | 361(36.8)/4,600〜4,700 |
ハイブリッド | 4,945~4,950 | 1,850 | 1,950 | 112(152)/5,700 | 206(21.0)/4,400〜4,800 |
旧型と比べた結果、サイズに大きな違いはありませんでした。ただマイナーチェンジにより3.5Lに8速ATが搭載され、旧型に比べると走りが格段に良くなり、燃費や静寂性の向上も見込めます。
走行性能や燃費を求める人は、ぜひとも3.5Lエンジンをおすすめします。
まとめ
今回のマイナーチェンジによる大きな変更をまとめると以下の5つになります。
- スポーティな見た目のエアロボディタイプの追加
- インテリア・エクステリアの質感、高級感のアップ
- シーケンシャルターンランプの搭載
- 安全性能の上昇
- 一部グレードのエンジン性能アップ
見た目、装備、安全性、走行性とどれも変化がみられ、マイナーチェンジと言えど旧型とはかなり大きな変化がみられます。
トヨタのマイナーチェンジ発表から販売までずっと楽しみにしていた人にとっては、満足のいくモデルチェンジなのではないでしょうか。
私個人としてもこれからも進化し続けるであろうトヨタとアルファードを注目していきたいです。
 
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