セダンともオフロードカートも違う、独特なスタイリング。
そんなレクサスRXの魅力の虜になって、購入を検討した人はきっと多いはずです。
しかし、その一方で気になるのはやはり各グレードの違い。
「HYBRIDにするかターボ車にするか…そもそも具体的な違いってどれぐらいあるの?」
こんな悩み以外にも、ラグジュアリー感があるとはいえ装備に違いもありますし自分の予算内に収まるよう考えて、ベストなグレードを決めるのはなかなか難しいんですよね。
それに気になっているグレードが2つ以上あると比較するのも難しく、自分で比べただけじゃ見落としもあるかもしれません。
そこで今回は、レクサスRXのグレードごとの違いを徹底解説していきます。
購入したいけれどなかなか決め手が見つからない、そこまで予算がないけどRXにどうしても乗りたい!
そう思っている人は是非参考にしていって下さいね!
目次
5分で完璧!RXのグレード特徴まとめ
冒頭でも軽く触れましたが、レクサスRXは2.0Lターボエンジンを搭載した『RX300』とV6 3.5Lエンジンを搭載したハイブリッド車となる、『RX450h』の2つのタイプが設定されています。
それにこの2つのタイプそれぞれに、同じ名称のグレードが用意されているんですよ。
また『RX450h』をベースとして車体を少し大きくし、乗車人数を増やしたグレードとなるのが『RX450hL』になります。
こうやって考えると、RXのグレードが見やすくなるはずですよ。
基本は『ベースグレード』『”version L”』『”F SPORT”』の3つ
そして『RX300』、『RX450h』それぞれに用意された『”version L”』『”F SPORT”』の特徴を一言でまとめると、上記の画像のようになるんです。
特に『”version L”』はベースグレードよりも装備が豪華になりますし、『”F SPORT”』はスポーティーさがアップした仕様になっているので、それぞれに全く違う特徴があって良いですね。
それに『”F SPORT”』は専用装備が色々追加されますし、SUVのような車体になっているので車体を走らせた時の心地良さにもこだわっていると言えます。
『”version L”』と『”F SPORT”』の詳しい説明についてはきちんと後述しますね。
簡単にですが改めてグレードの特徴について触れてみると、ご自身のイメージ通りかどうだったかを掴みやすくなったのではないでしょうか。

RXのグレードごとの違いは『装備』にアリ?気になるポイントをチェック!

最初にRXのグレードの特徴を簡単にチェックしたので、次はグレードごとの違いについて見ていこうと思います。
ベース・”version L”・ ”F SPORT”とそれぞれ特徴的な装備が充実しているので、お好みの装備を見つけてみて下さいね。
ベースグレードごとの違いをまとめてみた
まず『RX300』と『RX450h』の違いは一言で言うと、「エンジンが違う」と考えれば分かりやすいと思います。
RX300の全車に標準装備されているターボエンジンユニットは滑らかな走りが出来るようになっているので、アクセルを踏み込んだ瞬間から加速するまでが自然に行われるのが特徴ですね。
一方でRX450hはV6エンジン+モーターを装備しており、力強い加速が期待できます。
その他にも安全装備となるLEXUS Safety System +が標準装備されているので、自転車や歩行者に対して衝突回避が軽減出来るようサポートしてくれますし、車線に合わせてステアリングホイールのハンドル操作を補助してくれる機能もあるんです。
この2つのグレードの装備は基本的にほぼ同じ内容になっているので、そこまで比べるところがないのが分かりやすいと思いますよ。
では装備に違いがほぼないとなると、他の決定的な違いはどこになるのか気になる人もいるでしょう。
『RX300』と『RX450h』の唯一の違いと言えるところは、外装のリア部分…後ろから見た時の印象の違いになりますね。
『RX300』はリヤバンパーがアルミ調の塗装になっているので、派手さは少なく落ち着いた感じの印象になるのに対し、『RX450h』はサテンメッキになっているので『RX300』よりも高級感がある見た目になっているんですよ。
そしてその他の違いは単純で、ハイブリッド車に欠かせない装備が追加されているかどうか、くらいの違いしかありません。
こうやって見るとだいぶ分かりやすくなったのではないでしょうか。
『”version L”』で追加される装備と各グレードの違いは?
また、ベースグレードと『”version L”』の見た目的な違いとなるのはこの部分。
『”version L”』はまずLEDヘッドランプの印象がだいぶ変わります。
三眼によって従来の単眼に比べると明るさが全然違いますし、LEDシーケンシャルターンシグナルランプによりウィンカーが流れるように表示されるんですよ。
それからシート地もベースグレードはファブリックシートなのに対し、『”version L”』になるとセミアニリン本革シートになります。
本革なので高級感あふれる見た目になりますが、乗り降りに気を付けないとシートの横にシワが出来やすいので要注意ですね。
それ以外にタイヤホイールにも違いがあり、アルミホイールを使っているのは変わらないものの、形が違うため見た目の印象が全然違うように見えると思います。
しかも『”version L”』はオプションになってしまいますが、ステアリングホイールを変えることができるのもポイントです。
全部で4種類用意されているステアリングホイールは、本革巻に加えてレザーカット・縞木用・ウォールナット・バンブーの加飾を追加することができます。
色んな種類から選べるので見た目で決めるのも良いと思いますが、実際に握り心地を確かめてから決めるのも良いと思いますよ!
また、機能面で見るとドライブモードセレクトの機能が追加されているのもポイントになってきます。
『”version L”』にはドライブモード全5種類が装備されているので、運転の気分に合わせてドライブしやすいよう走行モードを選べるのはとても良いですね。
そして目に見えない部分の違いとしては、『NAVI・AI-AVS』は覚えておきたい所。
NAVI・AI-AVS機能とは、ナビゲーションしてくれるシステムと連動してコーナーの情報を予測してくれる機能のことで、これによって滑らかな走り心地を体感できるんです。
しかも学習機能も搭載されているため、道路の走行中に段差などの違和感があった場合は次にその道路を通った時にすぐに対応出来るように、データとして地図に記載する機能もあるんですよ。
それからその他にも、パーキングサポートブレーキやパノラミックビューモニターといった駐車時の安全装備や、セカンドシートが電動リクライニング機能付のパワーシートになっている機能もあります。
さらに各席にヒートシーターが付いているので、快適性もぐんと高まっているんですよ!
『”F SPORT”』で追加される装備と各グレードの違いは?
『”F SPORT”』の見た目はラグジュアリー感とスポーティーさを融合しているため、とても変化が多いんです。
SUVを意識した見た目になっているため、フロントグリルがメッシュタイプになっていますし、バンパーは漆黒メッキモールになることによってますますスポーティーさが増した作りになっています。
タイヤホイールもクールなダークプレミアムメタリック塗装をしているため、他のグレードの高級感を優先している見た目と違って、どちらかというとスポーティーさが前面に出ていますよね。
しかも『”F SPORT”』は特に運転したくなるようなコックピットになっているのもポイントですね。
ステアリングホイールは本革によってハンドルが握りやすくなっていますし、メーターとシフトノブも『”F SPORT”』ならではの専用装備になっているのがポイント。
視覚でもSUVらしさを楽しめる機能が充実しているのが分かりますね。
また、それだけではなくペダルがアルミ仕様になっているので、本当にスポーツカーに乗っているような感覚も味わえてしまうんです。
そして内装にも変更があり、大きな変更と言えばやはりシート地になるでしょう。
こちらも『”F SPORT”』専用シート地になっており、表皮一体発砲工法という方法でシートと表皮を一緒に成形したため、体にフィットしやすいシートになっているんです。
体にフィットしやすいという事はそれだけ座り心地も快適になるので、快適な運転をサポートしてくれるんですよ。
『RX450hL』は装備の変更点が意外に多かった
そしてRX450hLは、1グレードしかない代わりに車体を大きくしつつ、『”version L”』と『”F SPORT”』の装備を要所ごとに足したイメージと考えるとわかりやすいんです。
シート地、三眼フルLEDランプも同じ装備ですし、タイヤホイールも『”version L”』と一緒の20インチのアルミホイールに切削光輝が入る形になっています。
しかもステアリングホイールも4種類から選べるんですよ。
また『”F SPORT”』専用装備のブラック塗装ドアミラーも『RX450hL』で装備できるので、クールな見た目に変えることが出来ます。
それから『RX450hL』の特有の装備と言えば車体が大きくなった分、シートの可動性が増えているところです。
後部座席のシートを少し後ろに下げることによって、足元や頭上スペースにゆとりが作れるサードシート機能や、ラゲージスペースはシートを倒すことによって確保出来るため他のグレードよりも広く使えるようになっています。

購入時に気になるグレード選びのポイントは

さて、ここまでグレードごとの装備を見てきましたがそれぞれに特徴的な装備が多い分、どこを見て選べば良いのかよく分からなくなった人もいるのではないでしょうか。
実際に購入するとなると、やっぱり決め手になる部分は欲しいですよね。
そこでここでは、グレード選びのポイントを説明していこうと思います!
ガソリン車にするかハイブリッド車にするか
公式サイトを一通り見た人ならわかると思いますが、レクサスにはガソリンターボとハイブリッドの2種類用意されているんです。
エンジンは車体を動かすうえで大事ですから、悩みどころになりますよね。
それぞれのエンジンの特徴を簡単に述べるのなら、ガソリンターボは滑らかな走りが期待でき、ハイブリッドは力強い走りを体感できます。
しかしガソリンターボは基本的にRX300に搭載されており、ハイブリッドはRX450hLとRX450hに搭載されているエンジンなので、選ぶ車体によってエンジンも変わってくるという事になるんです。
つまり、ガソリンターボが良いのならRX300、ハイブリッドが良いのならRX450hLかRX450hになる、という事なんですよ。
基準になるグレードは?
では、レクサスRXを購入するにあたって基準になるグレードは何になるのか、気になりますよね。
基本となるグレードを先に決めておくと予算を決めやすいですし、何より装備品も選びやすくなりますよ。
ここまでいくつかグレードを紹介してきましたが、レクサスRXの基準になるグレードは『”version L”』が一番良いと思います。
最低限の必要な装備だけで充分ならベースグレードで良いですし、よりこだわっていきたいなら『”F SPORT”』を選択すれば問題ありません。
レクサスRXは数ある車の中でも価格が高い方になるので、どのようなオプションを付けて装備をどうこだわっていくかによって大幅に価格が変わってきます。
そこを踏まえて先におおよその予算を考えてから、どのグレードにしてどういう装備をプラスするのか選ぶようにすると良いですよ。

賢い選択を!RXのグレードとオプション装備の実例をまとめてみた!

さて、色々とレクサスRXのグレードについて見てきましたがもっと購入しやすくするために、独断と偏見でレクサスRXのオプション装備の実例を2種類まとめてみました。
あくまで一例なので、「こういうグレードと装備の購入もあり」という指標になったら幸いです。
パターン① 予算600万円でRXを購入するなら
最初に、予算600万円でレクサスRXの購入をしたい人に向けた実例です。
グレード(オプション) | 価格 |
---|---|
RX300 | 5,400,000円 |
ブラック/本革シート | 309,100円 |
シートヒーター | 22,000円 |
パーキングサポートブレーキ
ブラインドスポットモニター パノラミックビューモニター |
176,000円 |
ドライブレコーダー | 23,650円 |
合計 | 5,930,750円 |
レクサスRXは車体の本体価格が高いので、予算600万円に収めるのならRX300が一番オプション装備を色々つけることが出来て良いと思いますよ。
今回は主に、基本的にあった方が良い装備を中心に設定してみました。
その中でも特にパーキングサポートブレーキ・ブラインドスポットモニター・パノラミックビューモニターはあった方が便利ですね。
レクサスRXは車体が大きいのでパーキングサポートブレーキによって、壁や静止物とぶつからないよう自動ブレーキをしてくれる機能や、ブラインドスポットモニターで後方の安全確認も注意喚起してくれます。
そのなかでも、パノラミックビューモニターは前後左右に搭載されたカメラによって車体を上から眺めることができ、狭い道の安全確認などにも役に立つんです。
ただし、この機能を付けるためには本革シート・シートヒータ―が必須のオプションになるのでご注意くださいね。
パターン② 予算800万円でRXを購入するなら
次に、予算800万円でレクサスRXの購入を考えている人に向けた実例も用意してみました。
グレード(オプション) | 価格 |
---|---|
RX450h”version L” | 7,560,000円 |
ブレードスキャンアダプティブハイビームシステム
ヘッドランプクリーナー(寒冷地仕様) |
96,800円 |
ドライブレコーダー | 69,300円 |
リモートスタート | 88,000円 |
合計 | 7,814,100円 |
予算800万円で購入するのなら、まずグレードをRX450h”version L”にしてみました。
本体価格が多少安い方がオプションを色々つけられるので、内装やエクスエリアを好きなイメージに出来ると思いますよ。
また、ブレードスキャンアダプティブハイビームシステムによって歩行者との衝突回避をサポート出来る機能も付けられて、しかも寒冷地仕様だからスリップ事故も減らせることが出来るんですよ。
その他にも、ドライブレコーダーを付けておくとあおり運転をされた時の証拠も残せるようになりますし、リモートスタートがあると離れたところからでもエンジンをかけられるので便利です。
この機能は今の時代当り前になってきているので、オプション装備として付けても損はないと思いますよ。

総評

最後に独断と偏見で、レクサスRXのグレードの総評を書いて終わりにしようと思います。
私なりにレクサスRXでグレードを選ぶのなら、RX450hの『”version L”』が良いと思いました。
標準のグレードとして見れるので最低限の装備が付いているのは当たり前ですし、オプションとして所々に『”F SPORT”』仕様をプラスすることも出来るのは良いところですよね。
予算との相談によって付けられるオプションは限られてきますが、自分なりの車にカスタマイズすることも出来るのが良いと思いました。
特にレクサスRXは高いので、安全機能が元々十分に装備されている車体の方が安心感もありますし。
エンジンもRX450hはハイブリッドになるので、大きい車体に対して力強い走りが出来るのは安心ですよね。
価格もレクサスRXの中では高すぎず安すぎずちょうど良いので、私は購入するのであればRX450hにすると思いました。
 
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私はこの方法で毎回新車を30万円安く購入しています。覚えておいて損はありません。
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