SAIの広ーい車幅にひかれた人いません?わたしはもうひとめぼれでしたよ。
正面からみえる重量感を主張した顔。どーんと構えた車全体のたたずまい。夜間、広く離れた両目から放たれる鋭い光。
そして見た目だけでなく性能も素晴らしい!
見た目とは裏腹にその走りはいたって静か。静寂を楽しみながら走ってもよし、好きな音楽をガンガンかけて飛ばしてもよし。
見た目、性能ともに文句なしのこの車をさらに楽しむために失敗しないグレード選び紹介しちゃいます。
トヨタ SAI グレード表
グレード名 |
価格 |
---|---|
S | 3,303,818円 |
S”Cパッケージ | 3,406,909円 |
G | 3,938,073円 |
特別仕様車G“viola” | 3,996,982円 |
G“Aパッケージ |
4,339,637円 |
最大のグレードの価格差がなんと100万円!うーん、さすが高級車です。
各グレードの価格差をみるとちょっとバラバラですね。S、S“CからGグレードになると大きく変わる感じです。価格差はS”CとGでは50万以上あります。
特別仕様のG“viola”からG”Aの差は約34万です。
ハイブリッドシステムはすべてのグレード、2.4L+モーターで変わらず、駆動も2WD共通です。
しかしこれだけ価格が違うなら相当な装備や性能差が見込めますね。楽しみにしながら価格以外でのグレード差をみていきましょう。
各グレードの特徴や違いを解説
見ため的にはパッケージがついただけのグレードはそんなに変化がありません。SがつくかGがつくかで見た目が少し変わるといえばわかりやすいでしょうか。
ではグレードごとの特徴をみていきます。
S

一番価格の安いグレードとなります。安いといってもこの段階で十分お高い車なんですが、この辺はさすがハイブリッド車ということで。
このグレードでも十分な装備は整っていますし、見た目もSAIのカッコ良さは失われていません。
普通はグレードが一番低いと、安全性は保障されていても装備や見た目が質素なんですがそんな心配いらないですね。十分な高級感がありますよ。
S“Cパッケージ

Sの1つ上のグレードになります。見た目はSとほぼ変わりません。Cパッケージとついていることから、細かな装備面の違いでグレード分けしていると考えられますね。
具体的な装備の差は後程、語りましょう。
G

S“Cの1つ上のグレードになります。値段が前のグレードから50万高くなる割には外見に違いは見られませんね。ちょっとがっかりです。サイドマッドガードがついたくらいですね。
ただ、インテリアはシートにオプションで本革(ブラック)が追加され、木目調パネルも黒木目になります。
高級感が増しているのはいいんですが前のグレードから50万円も高くなっているなら標準装備にしてほしかったところです。
G“Aパッケージ

ここまできたらもう察してはいましたが、どうやらグレードの違いで外見は変化しないようです。
そのぶん値段相応の装備の差があるということになるので、期待しようではないですか。装備の差は後程、語ります。
特別仕様車G“viola”

名前をみてもらえばわかると思うのですが、Gのベースにカスタマイズした感じのグレードになります。
まぁGを見た目、豪華にしましたよって感じの車です。Violaと書いているだけあって、外装も内装もすみれ色の紫一色!
ボディカラーのスパークリングブラックパールクリスタルシャインは特別仕様車G“viola”専用のオプションカラーです。
正直これは好みの問題ですね。彼女と夜のデートには雰囲気バッチリの車ですが、昼間走っても色が映えない気がします。
ただ大人な色合いがお好きな方は、値段もGと約6万しか変わらないのでお手頃といえますよ。
装備を基準に各グレードの特徴を見てみる
グレードごとの見た目があまり変わらなかったのは少しガッカリですが、気を取り直して装備面での差をみていきましょう。
きっとグレードごとの価格差を納得させるような違いがあるはずです。
全グレード共通標準装備
- LEDヘッドランプ(2連プロジェクター式)&LEDクリアランスランプ
- LEDハイマウントストップランプ
- LEDライセンスプレートランプ
- EBD付ABS(電子制動力配分制御付)&ブレーキアシスト
- S-VSC&TRC
- ヒルスタートアシストコントロール
- 車両接近通報装置
- 緊急ブレーキシグナル
- 全席ELR付3点式シートベルト
- SRSエアバッグ(運転席・助手席エアバッグ+運転席・助手席サイドエアバッグ+運転席ニーエアバッグ+前後席カーテンシールドエアバッグ)
- エレクトロシフトマチック
- 本革付きステアリングホイール
- 左右独立温度コントロールフルオートエアコン
- フロントアームレスト(スライド機能付)&センターコンソールボックス
共通装備とは思えないほどの豪華さですね。個人的に素晴らしいと思ったのが左右独立温度コントロールフルオートエアコンです。
なんとこれ花粉除去機能もついているんですって。花粉症のわたしにとってこれが標準装備とはありがたい限りです。
細かな説明は省きますが、最低限の安全装備は当然ながらついていますのでご安心ください。
それじゃ標準装備が分かったところで、いよいよ各グレードの装備の違いをみていきましょう。
SとS“Cパッケージの装備比較
まず約10万円のグレード差があるSとS“C。
S | S”C |
---|---|
なし | LEDフロントフォグランプ |
スーパーUV400カットフロントドアガラス | スーパーUV400・IRカットフロントドアガラス |
ウォッシャー連動時間調整式間欠フロントワイパー | 雨滴感知式ウォッシャー連動時間調整式間欠フロントワイパー |
防眩インナーミラー | 自動防眩インナーミラー |
なし | クルーズコントロール |
この中で大きな違いはクルーズコントロールの有無ですかね。ほかの4つはそんなに差がありません。しいて言うならフォグランプでしょうか。
ちなみにわたしはフォグランプ搭載していますが、使ったことはありません。
それでクルーズコントロールなんですが、どんな機能か簡単に説明するとアクセルを踏まなくてもボタン1つで設定した速度で走ってくれるというものです。
使いこなせれば便利な機能ですが、いらないって言えばいらないですね。さらに10万円出してまでつけるかと言われれば正直NOです。
GとG“Aパッケージの装備比較
約40万円のグレード差があるGとG“A。
G | G”A |
---|---|
なし | プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式) <プリクラッシュシートベルト(前席)、専用エンブレム付> |
なし | レーンキーピングアシスト |
クルーズコントロール | レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付) |
なし | SRSリヤサイドエアバッグ+ 後左右席プリテンショナー& フォースリミッター機構付シートベルト |
T-Connect専用DCM& ヘルプネット(オプション) | T-Connect専用DCM& ヘルプネット(標準) |
SとS“Cのときの差と違い、GとG“Aは40万違うだけあって結構な装備面での差があります。
主に安全装備の差ですね。G”Aには最新の装備が詰めこまれています。わたしには近未来的に見える装備ばかりですが、現実でちゃんとついている装備のようです。
では詳しく紹介していきましょう。
プリクラッシュセーフティシステムはレーダーで衝突する可能性が高いと感知すると、ブザー音で警告を鳴らし、いつもより強いブレーキがかかるようになります。
さらに回避不可能と判断された場合は、自動でブレーキがかかりプリクラッシュシートベルトが作動して衝突被害を最小に抑えます。
続いてレーダークルーズコントロール。Gに搭載されていたクルーズコントロールの進化版ですね。
レーダークルーズコントロールでは前を走る車を感知すると、一定の車間距離を保つように速度を自動でコントロールするシステムです。
近付きすぎた場合は、自動減速しブザーでブレーキを促す機能もあります。
さらにもう一つレーンキーピングアシストを紹介します。レーンキーピングアシストは車線をカメラで感知して、車線逸脱しそうになると自動的に車線中央に戻そうとする機能です。
これらの最新の安全機能がG“Aにのみ搭載されています。機能を過信した運転はご法度ですが、こんな未来的な機能がついているなら高いお金を出してでも乗ってみたい気はしますね。
特別仕様車G“viola” 装備、特徴、異なる点
最後に特別仕様車G“viola”がどんなものなのかみてみましょう。もうズバリいうと、トコトン紫尽くしにするための装備です。
性能の差よりカッコいい見た目を手に入れるためだけのグレードといっても過言ではありません。その紫尽くしの特別仕様車G“viola”の特別装備はこちら。
- 215/45R18タイヤ&7Jアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝・センターオーナメント付)+パフォーマンスダンパー(フロント・リヤ)
- シート表皮(ファブリック[ダークバイオレット]×合皮)
- リモートタッチ(上面ブラック、側面ライトバイオレット)
- センターコンソール(上面ブラック、側面ライトバイオレット)
- ドアアームレスト(上面ブラック、側面ライトバイオレット)
- ドアトリムオーナメント(ダークバイオレット)
- シートベルト(ダークバイオレット)
- ステッチ(バイオレット)
- 木目調パネル(クールブラック)
- スカッフイルミネーション(運転席・助手席)
- 快適温熱シート(運転席・助手席)
特別仕様というのも納得ですね。通常のGとは明らかに違った見た目になっています。
大人な雰囲気の高級感あふれる仕上がりになっています。
各グレードの評価 こんな方にオススメ!
では最後に価格も考えながら各グレード評価をしていきましょう。グレードを決める際の参考になれば幸いです。
グレード名 | 評価 | こんな人にオススメ |
---|---|---|
S | ☆☆☆ | お安く高級感あるSAIに乗りたい方へ |
S”Cパッケージ | ☆☆ | クルーズコントロール機能が欲しい方へ |
G | ☆☆☆☆☆ | インテリアも楽しみたい人へ |
G”Aパッケージ | ☆☆☆ | 最高のSAIを求める方へ |
特別仕様車G“viola” | ☆☆☆☆ | 大人の雰囲気を楽しみたい方へ |
Sの評価
わたしとしてはSでも十分な装備・機能を持ったグレードだと思いますが、せっかくSAIを買うなら安全機能をさらに取り込んだ、もっと上のグレードを選んでもいいかもしれません。
しかし、他の車に比べれば一番安いグレードでここまでの機能はなかなかないので、ご自分の財布と要相談といったところでしょうか。
S“Cパッケージの評価
正直あまりオススメのグレードではないですね。Sとの価格差に見合わないという印象です。
S”Cから追加された機能はありますが、どれもSの機能の上位互換で特別便利になったという感じではないです。
ただSにはないクルーズコントロールがつくので、この機能がどうしても欲しいという方にはオススメです。
Gの評価
GからSAIの魅力ある機能が詰まってきた感じですね。見た目も安全性も十分で、快適なドライブを楽しみたい方には絶対に損はない一台となっております。
個人的にもせっかくSAIを買うならこのグレードからの購入をオススメします。
G“Aパッケージの評価
安全性能を最高までに高めたSAIといったところでしょうか。最新技術をふんだんに搭載しているだけあってお高いのは納得できます。
お金に余裕のある方は最高級のSAIを堪能ください。
特別仕様車G“viola” の評価
もうこのグレードは好みの問題でしょう。好きな人にはエクステリア、インテリアともに最高の見た目に仕上がっていると思います。
価格でみてもベースとなるGから約6万しか変わらないため、お得といえるのではないでしょうか。
ただオプション装備になっているものも多いので、金額で決める際は注意が必要です。
トヨタ SAIの総合評価
SAIそのものの性能は本当に素晴らしい車だと思います。これだけの重量感なのに発進時に不快な音もなく、走り出しても本当に静かなドライブを楽しめます。
安全性も全グレードにトヨタの技術が詰め込まれているので信頼できます。見た目、安全性、機能の3拍子揃った素晴らしい車です。
ただ残念なのがグレードごとの差に魅力が感じられないところですね。安全機能が追加されているのはわかるのですが、他にも便利性を求めた機能や見た目の遊び心を求めた違いが欲しかったです。
 
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