スイフト グレード毎の違いを分かりやすく解説します

スズキスイフト

「スズキと言えば、軽自動車」少なくとも、2004年当時はそのようなイメージがありました。スズキ・スイフトは、そのイメージを吹き飛ばしてしまうほどの衝撃を伴って、私たちの元へと届けられたのです。

圧倒的基本性能の高さに世界各国が驚愕し、11カ国のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。そんな誰もが驚いたスイフトが、2017年1月4日フルモデルチェンジして4代目として発売されました。

その後も着々とマイナーチェンジ等でグレードが増えてきているので、スイフトについて知っている方は多くとも、最新のグレード設定がどのようになっているのかを知っている方はそう多くはないでしょう。ここでは、各グレードの特徴や違いを簡単に解説します。

スイフトのグレード表

グレード 価格
XG MT 1,343,520円
(1,497,960円)
CVT
XRリミテッド MT 1,503,360円
CVT 1,658,880円
(1,507,680円)
XGリミテッド
MT 1,456,920円
CVT 1,461,240円
(1,615,680円)
セーフティパッケージレス仕様車 MT 1,350,000円
(1,504,440円)
CVT
XL
MT 1,555,200円
CVT 1,559,520円
(1,504,440円)
全方位モニター用カメラパッケージ装着車
MT 1,622,160円
CVT 1,626,480円
(1,780,920円)
RS MT 1,685,880円
CVT 1,690,200円
(1,844,640円)
全方位モニター用カメラパッケージ装着車 MT 1,752,840円
CVT 1,757,160円
(1,944,600円)
RSt 6AT 1,704,240円
セーフティパッケージ装着車 1,800,360円
セーフティパッケージ装着・全方位モニター用カメラパッケージ装着車 1,867,320円
※()内は4WD価格(MT車は除く)

RSt以外のすべてのグレードに、MTとCVTがあるのがうれしいですね。

MT・CVTの価格を比較してもそれぞれのグレードでだいたい4,000円前後。ほぼ変わらないので、自分の好きなタイプを選べるようになっています。

近年はMT車がどんどんCVTに淘汰され消えているので、変わらない価格でMTが選べるのは貴重です。

最低価格と最高価格を比べると、価格差が大きいように見えますが、グレードごとの差はそれほど大きくありません。グレード設定が豊富なので、このような差になっているのです。

価格は軽自動車並みか、それよりちょっと安いかといったところでしょうか。

この価格に見合う仕様となっているのか、はたまたそれ以上の出来なのか、これからじっくりと見ていきましょう。

各グレードの特徴、捉え方

全方位モニター用カメラパッケージ装着車やセーフティパッケージ装着車、XRリミテッドはひとまず置いておきましょう。

まずは基本グレードとなるXG・XL・RS・RStといったグレードの特徴や捉え方を、簡単に説明します。

XGは、廉価グレードです。万人が必須だと考える基本的な装備を全て揃え、内装の質感も極力下げることなく、コストカットを実現しています。装備内容が不足していると感じる方も多いでしょう。

XLは、普及グレードです。多くの方が「あれば嬉しい」と考える装備を新たに追加し、選びやすくしています。本革ステアリングホイールが特徴的です。

RSはさまざまな専用装備を追加した、スポーティ仕様のグレードです。エンジンは他グレードと同じですが、専用チューニングが施されています。これについては後述します。

RStは、専用チューニングが施されていることに加え、ターボエンジンを搭載しているターボ仕様車です。

こういった特徴が、各グレードにあります。
それでは、全方位モニター用カメラパッケージ装着車やセーフティパッケージ装着車についても見てみましょう。

全方位モニター用カメラパッケージ装着車ってなに?

全方位モニター用カメラパッケージ装着車は、以下の装備がパッケージとなって搭載した車種を指します

  • フロントカメラ
  • サイドカメラ(左右)
  • バックカメラ
  • フロント2ツイーター&リア2スピーカー
  • ステアリングハンズフリースイッチ
  • USBソケット
  • GPSアンテナ
  • TV用ガラスアンテナ

見てもらうとわかるように、装備内容としては視覚でなかなか判断できない部分をしっかりと確認できる装備。

対応ナビの装着を前提とした仕様となっているため、ナビを付けるときに重宝する装備ばかりですが、その他の装備や仕様はベース車に基づきます。

セーフティパッケージ装着車ってなに?

セーフティパッケージ装着車とは、以下の安全装備や機能を搭載した車のことです。

  • SRSカーテンエアバッグ
  • フロントシートSRSサイドエアバッグ
  • デュアルセンサーブレーキサポート
  • 誤発進抑制機能(RSには非搭載、その他はCVTのみ搭載)
  • 車線逸脱抑制機能
  • ふらつき警報機能
  • 先行車発進お知らせ機能
  • ハイビームアシスト機能
  • リヤシートベルトフォースリミッター[左右2名分]
  • リヤシートベルトプリテンショナー[左右2名分]
  • アクティブクルーズコントロール

以上の装備・機能がひとまとめになった「セーフティパッケージ」というメーカーオプションを搭載した車、という位置づけになっています。その他の装備や仕様はベース車に基づくため、何も変わりません。

とても多くの安全装備がプラスされ、アクティブクルーズコントロールという運転を楽にする機能も搭載されるため、安心かつ気軽に運転を楽しむことができます。性能の高い車ほど、安全性は重視したいものです。

装備を基準にグレードの特徴を見てみる

セーフティパッケージに含まれる装備内容について見ましたが、ここからは各グレードの装備について見てみましょう。どのような装備が搭載されているのかによって、グレードの特徴はある程度把握することができます。

自分の欲しい装備が揃うのはどれか、考えてみましょう。

なお、これから挙げる装備は代表例のみです。全ての装備を閲覧する場合は、下記PDFをご参照ください。
http://www.suzuki.co.jp/car/swift/detail/pdf/detail.pdf

全グレード共通の標準装備

  • 歩行者傷害軽減ボディー TECT(テクト)
  • 運転席・助手席SRSエアバッグ
  • フロントベンチレーテッドディスクブレーキ
  • タコメーター
  • チルトステアリング・テレスコピックステアリング
  • キーレスプッシュスタートシステム[エンジンスイッチ、携帯リモコン、リクエストスイッチ(フロントドア、バックドア)]
  • 電波式キーレスエントリー[アンサーバック付]
  • 6:4分割可倒式リヤシート
  • 全面UVカット機能付ガラス
  • フルオートエアコン[エアフィルター付]

上に挙げてはいませんが、インテリアの装飾の大部分が全グレードで共通しています。

メッキパーキングブレーキボタン、シルバードアアームレストオーナメント、シルバーインパネオーナメントなど、メッキ・シルバー加工が、スイフトのインテリア加工のメインです。

下位グレードでは装飾や加工を抑えて価格をカットするという車が多いですが、スイフトでは全グレードの内装を統一することで、全体のコストカットをしています。そのためか、他車種に比べると加工部が少ないです。

インパネ周りの機能や快適装備についてはグレード別設定となっているものが多く、各グレードの装備内容ではそれらに注目したいところですね。

インテリアの内装や収納など共通する部分が多く、下位グレードを選ぶ価値が高そうに思えます。

XGの装備、インテリア、エクステリア

スズキスイフトXG外観
  • マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ[マニュアルレベリング機構付]
  • ウレタンステアリングホイール
  • ヒーテッドドアミラー(4WD車)
  • エコドライブアシスト照明(CVT車)
  • マルチインフォメーションディスプレイ
  • ファブリックシート表皮
  • 15インチスチールホイール

XGの装備の特徴は、「XG特有の装備」が無く、「XGにだけ搭載されていない装備」が多いことです。15インチスチールホイールはXG特有と言えますが、逆にXGだけ16インチアルミホイールが装備されていないとも言えますね。

基本的な機能は全て揃っており、価格と比べて見劣りする内容ではありません。ただ、不足感があるのは確かです。

XRリミテッドの装備、インテリア、エクステリア

  • メッキフロントグリル
  • RX用フロントバンパー[エアロ形状]
  • フロントマルチリフレクターハロゲンフォグランプ
  • サイドアンダースポイラー
  • RS用リアバンパー[エアロ形状]
  • リアフォグランプ
  • ルーフエンドスポイラー
  • 本革巻ステアリングホイール
  • ステアリングオーディオスイッチ
  • RS用ファブリックシート表皮[シルバーステッチ]
  • 運転席センターアームレスト(CVT車)
  • 専用色インパネオーナメント[チタン調]
  • 専用色コンソールオーナメント[チタン調]
  • 専用色ドアアームレストオーナメント[チタン調]
  • LEDサイドターンランプ付ドアミラー
  • 電動格納式リモコンドアミラー[リモート格納]
  • 助手席ヒートシーター※4WDはベース車に標準装備
  • オートライトシステム
  • フロント2ツイーター&リア2スピーカー
  • リアディスクブレーキ

XGをベース車として特別仕様車となっているXRリミテッドは、主にインテリア・エクステリアに追加装備されている車種。ざっくりといってしまうとXGの基本装備に、RSのエクステリア・インテリアを追加しているのが特徴的ですね。

ただ、機能的な装備はあまり追加装備されていないのも覚えておくようにしましょう。

XGリミテッドの装備、インテリア、エクステリア

同じくXGをベース車とした特別仕様車のXGリミテッドには、以下の装備が特別に搭載されています。

  • フロントグリル[クロームメッキ]
  • 本革巻ステアリングホイール
  • セーフティパッケージ
  • リアシートベルトフォースリミッター&プリテンションナー(左右2名分)
  • オートライトシステム
  • リアディスクブレーキ
  • ステアリングオーディオスイッチ

見てわかるように、XGリミテッドの装備内容は安全機能が搭載されているモデル、そう考えるとわかりやすいと思います。

XRリミテッドと比べて追加装備は少ないですが、より安全に運転できる装備が充実するのでうれしいですね。

XLの装備、インテリア、エクステリア

スズキスイフトXL外観
  • フロントマルチリフレクターハロゲンフォグランプ
  • リヤディスクブレーキ
  • 本革巻ステアリングホイール
  • ステアリングオーディオスイッチ
  • パドルシフト(CVT車)
  • LEDサイドターンランプ付ドアミラー
  • 16インチアルミホイール

上記の装備が、XGに装備されていないものです。

特徴的なのは、本革巻ステアリングホイールがこの価格のグレードに装備されていることです。XGを除く全てのグレードのステアリングホイールに、本革が巻かれています。内装の質感が統一されていると述べましたが、それがこの部分にも表れているというわけです。

走行性能が高いと評判な車ですから、16インチアルミホイールの存在も大きいです。トルクフルなエンジンを高回転で回し、グイグイ加速していくにはアルミホイールは必要不可欠。安心感がXGよりも強く得られるのではないでしょうか。

RSの装備、インテリア、エクステリア

スズキスイフトRS外観
  • LEDヘッドランプ[ハイ/ロービーム、オートレベリング機構付]
  • オートライトシステム
  • LEDポジションランプ
  • リヤフォグランプ
  • RS専用ファブリックシート表皮[シルバーステッチ]
  • フロントグリル(レッドセンターガーニッシュ)
  • RS専用フロントバンパー[エアロ形状]
  • RS専用リヤバンパー[エアロ形状]
  • ルーフエンドスポイラー
  • サイドアンダースポイラー

RSは、エクステリアが細かく変更されています。

基本的なデザインは変わりませんが、要所要所のパーツが変更されたことによって、より精悍な顔つきになりました。フロントグリルは横縞模様のようなものから、格子状になり、上質な印象を与えてくれます。

LEDヘッドランプやオートライトシステムなど、安全性が増しているのも特徴です。

RStの装備、インテリア、エクステリア

スズキスイフトRSt
  • ヒルホールドコントロール
  • パドルシフト
  • 6AT(マニュアルモード搭載)
  • マルチインフォメーションディスプレイ[カラー]
  • ブースタージェットエンジン

RStとRSとの大きな違いは、エンジンにあります。

RSやその他のグレードでは、K12C型水冷4サイクル直列4気筒DOHCエンジンが装備されていました。RStでは「K10C型水冷4サイクル直列3気筒直噴DOHCターボエンジン」が搭載されています。

最大トルクや出力が大きく向上しており、より高い次元の走りを楽しむことができるようになっているのです。

また、RStは変速比幅が広い6ATが採用されているというのも、特徴的です。パドルシフトを操作して軽い感覚でシフトアップ・ダウンができますし、マニュアルモードを使えばマニュアル操作ができます。

MTとATの特徴を良いとこ取りした、といったところでしょうか。

各グレードの魅力や選んでいる人の傾向

装備に焦点を当ててきましたが、車には単純な装備内容やデータだけでは知ることのできない魅力があります。スイフトの魅力はどこにあるのかを踏まえながら、各グレードの魅力などについてまとめてみました。

XGの魅力、選んでいる人はこんな人

XGの魅力は、スイフトそのものの魅力と言い換えることができます。

スイフトは新型になって、ヘッドライトの形が鋭い意匠になりました。フロントバンパーも個性を強く打ち出したものとなり、先代とは大きく異なるように見えます。

これまでとは変わりながらも、フォルムを見て「あ、スイフトだ」とわかるところが、スイフトのエクステリアの魅力です。

そして、驚くことに車両重量は1トンを切っています。1.2Lの4気筒エンジンは、この軽い車体を動かすには十分すぎる性能を誇っています。これにより、NAでもスムーズな加速を実現させているのです。

インテリアは、シンプルでありながら上質さを感じさせるデザインとなっています。特にメーターあたりがカッコイイです。

スイフトには、こういった車としての魅力がたくさん詰まっています。さらに新プラットフォームを採用した意欲的な車でもあります。そういった「新しいスイフト」を安く手に入れることができることが、XGの魅力なのです。

XRリミテッドの魅力、選んでいる人はこんな人

XGのエクステリア・インテリアにRSの装備を特別追加しているXRリミテッドは、元々シンプルなインテリアに加えてあったらうれしい装備が追加されているため、さらに上質な空間の中でドライブを楽しむことが出来ます。

そのため、XGの印象をがらりと変えたい方や、インテリアにこだわっている方ほどXRリミテッドは魅力的に映っているようです。

XGリミテッドの魅力、選んでいる人はこんな人

XGリミテッドは廉価グレードのXGに安全装備を搭載している車種といってもイイでしょう。

セーフティパッケージをはじめ、シートベルトやブレーキといった細かいところまで危険回避のための装備が追加されているので、ファミリー層のユーザーでも安心して乗り続けることが出来ますよ。

XLの魅力、選んでいる人はこんな人

XGは安いですが、廉価グレードなので装備はやや少ないです。

これに不満を感じる方が多いのではないでしょうか。XLでも多数の装備が追加されているわけではありませんが、需要の高い装備だけを追加してコストを抑えようというメーカーの意図は、賞賛できます。

「選びやすさ」に魅力があると言えるのではないでしょうか。

セーフティパッケージ搭載車が設定されているところは、XGにはない魅力です。

RSの魅力、選んでいる人はこんな人

RSの魅力は、専用チューニングが施されていることです。

  • 欧州チューニング ショックアブソーバー
  • 欧州チューニング タイヤ
  • 欧州チューニング 電動パワーステアリングコントローラー

これらの専用チューニングによって、路面の衝撃吸収性を高め、直進安定性やコーナリング性能が高められています。

電動パワーステアリングはやや重めの設計となっていますが、その分ハンドル操作にダイレクトに対応してくれるので、結果的に操作がしやすくなっているのです。

そして、トルクフルに加速して、ダイレクトに操作をすることができ、1.2Lエンジンであったとしても、車の走る喜びを損なわない設計となっているところが、RSの魅力です。思わず、「まだ乗っていたい」と思わされます。

RStの魅力、選んでいる人はこんな人

RStの魅力は、ターボエンジンです。これに魅力を感じないのであれば、RStを購入する意味はありません。

NAは1.2L4気筒エンジンでしたが、これは1.0L3気筒ターボエンジンです。3気筒ということで不安もあるでしょうが、それを感じさせないほどに静かでパワフルなエンジンとなっています。

しっかりとスポーティな走りを体験させてくれるので、購入して損をすることはないでしょう。アップダウンがあっても、スイスイと走ることができます。専用チューニングも健在です。

スイフトハイブリッドと悩んでいる方はこちらも合わせてお読みください。下記ページではスイフトのハイブリッド車について詳しく紹介しています。
>スイフトHV グレード毎の違いまとめ。それぞれの特徴は

総合的に売れているグレードを考察

XGの安さは魅力的ですが、やはりどこかで選びづらいと感じさせられてしまいます。

価格に対して納得のできる内容ですが、「これを購入したい」という決め手にはならないでしょう。節約したい方にはおすすめですが、それ以外の方にはおすすめできません。

そのため、個人的主観を挟むとXGリミテッドやXRリミテッドがおすすめだと言えます。

考え方としてはXGリミテッドは安全装備を付けたい人、XRリミテッドはインテリアを豪華にして、スイフトらしい乗り心地を体験したい人といった感じでしょうか。

XLもXGの装備に比べて、タイヤがアルミになっていることやクルコンといった機能性を高める装備が追加されていますが、XGリミテッドやXRリミテッドにも装備されていますし、どうしても特別仕様車と比べると見劣りしてしまいます。

RSやRStも非常に魅力的でお得なグレードですが、「スポーツ仕様というコンセプトがしっかりしている」からこそ、おすすめしにくいのです。ここは個人の需要に応じて選択すると良いのではないでしょうか。

高速道路や山道を走る機会が多いなら、RStを購入すると快適な走りを楽しむことができます。ダイレクトな走りを楽しみたいのであれば、RSの専用チューニングはとても魅力的です。ターボが不要ならRSを選ぶと、満足できるでしょう。

自分にとって正しいグレード選びをすることで、スイフトは「快適で楽しい」運転体験を届けてくれるのではないでしょうか。

 

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