スバル・JUSTYグレード毎の違いや特徴をまとめてみた

スバルジャスティ

初代スバル・JUSTYが国内で販売されなくなってから、およそ22年が経った2016年11月……。

ついに復活しました!スバル・JUSTY。トヨタのOEMとして販売されたということで、肩を落としている方も多いことでしょう。

兄弟車のルーミーやタンクと比べると価格がやや高かったり、パンフレットの内容があまり充実していなかったり、この車についてよく知らない方が多いかと思います。

そこで、スバル・JUSTYの価値はどこにあるのか、グレードごとにどのような仕様・特徴となっているのか、簡単にご説明しましょう。

JUSTYのグレード表

グレード 価格
Lスマートアシスト 1,528,200円(1,752,840円)
Gスマートアシスト 1,684,800円(1,904,040円)
GSスマートアシスト 1,948,320円
※()内は4WD価格

GSスマートアシストはターボ仕様車ですが、4WDの設定がありません。

せっかくのターボ仕様なのですから、4WDの設定が欲しいと感じる方もいるでしょう。ただ、4WDターボは古いく存在価値が無いといった声もありますから、ここは好みがあるかもしれません。

FFだけで考えると、最低価格が約152万円、最高価格が約195万円です。トータルの価格差は、約43万円となっています。グレードが三つですから、この価格差は妥当と言えるのではないでしょうか。

これ以上高いと疑問を持ちますし、本体価格だけで200万円を超えると兄弟車との価格差が大きすぎて、選ぶのに気が引けてしまいます。

この価格差なら、どのような仕様でも妥当だと思わせることができると考えたのかもしれません。

各グレードの特徴、捉え方

GSスマートアシストには「ターボ仕様車」というわかりやすい特徴がありますが、それ以外の特徴はパッと見ではわかりづらいです。装備内容を見れば特徴が理解できますが、その前に簡単に各グレードの特徴について説明します。

Lスマートアシストは、インテリアの質感を落とさず、機能を最低限に留めてコストカットを行ったグレードです。マニュアルエアコンやLCDマルチインフォメーションディスプレイが、それをよく現しています。

Gスマートアシストは、機能を強化したグレードです。オートエアコンやカラーインフォメーションディスプレイ、両側パワースライドドアを標準装備しているのが特徴的。必要な機能は、このグレードで全て揃います。

GSスマートアシストは、先述のとおり「ターボ仕様車」です。装備の追加変更は少ないですが、ターボ車ならではの「走りを安定させる」装備が追加されています。

装備を基準にグレードの特徴を見てみる

JUSTYの各グレードの特徴を簡単に説明したところで、具体的にはどのような装備が搭載されているのか見てみましょう。装備内容から、JUSTYのコンセプトを壊さない内容となっているか、価格と比べてどうなのかなど、評価をしています。

なお、各グレードの装備内容は下記PDFより抜粋しているので、全ての装備を閲覧する場合はご参照ください。
https://www.subaru.jp/justy/justy/content/spec/pdf/justy_equipment.pdf

全グレード共通の標準装備

  • UV&IRカット機能付ガラス(フロント)
  • ウレタンインパネセンターシフト
  • エコインジケーター
  • 左側パワースライドドア(ワンタッチオープン・予約ロック・挟み込み防止機能付)
  • キーレスアクセス&プッシュスタート[リクエストスイッチ(運転席/助手席/リヤゲート)]
  • リヤシート機構(6:4分割可倒式)左右分割ロングスライド(240mm)
  • リヤシート機構(左右分割可倒式)左右分割70度リクライニング/格納(カーゴルーム側スライドレバー付)
  • 衝突回避支援システム スマートアシストⅢ
  • 多機能デッキボード(防汚シート付)
  • 14インチフルホイールキャップ&165/65R14タイヤ

特徴は、スマートアシストⅢが全グレード標準装備となっている点です。兄弟車のタンクには、スマアシⅢ非搭載グレードがあるのですが、JUSTYにはありません。グレード設定はほぼ同じなのですが、この点が異なります。

兄弟車との価格差は、ここから生じているのでしょう。

個人的にはスマアシⅢが全グレード標準搭載となっているだけでも上出来だと考えますが、中には「アイサイトが搭載されるグレードがあっても良かったのではないだろうか」と考える方もおられます。

スバルは安全にこだわるイメージがあるので、その指摘は至極当然です。ただ、新型JUSTYはこれまでのスバルのブランドイメージとは異なる車なので、その点を受け入れられる方に購入者層は限られるでしょう。

JUSTYは走りと安全にこだわる従来のスバル車とは異なり、室内快適性を重視した印象があります。リヤシート機構が全グレードで統一されているのが、その証拠ですね。

賛否両論あるでしょうが、他車種を気にせずJUSTYだけで絶対評価を下すならば、よく出来た装備設定だと考えられます。全グレード共通の標準装備としては、十分な内容です。価格から見ても、同様のことが言えます。

Lの装備、インテリア、エクステリア

スバルジャスティL外観
スバルジャスティL内装
  • UVカット機能付ガラス(フロントクォーター/フロントドア)
  • ハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)
  • フロント間欠ワイパー
  • ウレタン3本スポーク(六連星オーナメント加飾付)ステアリングホイール
  • 単眼メーター
  • LCDマルチインフォメーションディスプレイ
  • マニュアルエアコン(ダイヤル式)
  • センタークラスターパネル(材着)
  • 後席ステップランプ(左側)

インテリア・エクステリアの加工は全グレード共通のところが多いですが、機能面でコストカットがされているようです。どれも「最低限」の機能であり、充実しているとは言えないでしょう。機能にこだわりがなく、とにかくコストを抑えたいという方には向いています。

本体価格と比較して考えると、お得感がなければ損をするということもなく、妥当です。

新型JUSTYのコンセプトは、「BIG Pleasure Compact」(大きい喜びを与えるコンパクトカー)です。インテリアの質感が極端に下げられていないだけ、コンセプトは保っていると言えます。機能が抑えられているとはいえ、快適性を著しく欠くものでもないでしょう。

この価格帯のベースグレードとしては、ありがちな装備設定です。

Gの装備、インテリア、エクステリア

スバルジャスティG外観
スバルジャスティG内装
  • スーパーUV&IRカット機能付ガラス(フロントクォーター/フロントドア)
  • 車速感応式フロント間欠ワイパー
  • ピラーブラックアウト
  • ウレタン3本スポーク(六連星オーナメント/シルバー加飾付)ステアリングホイール
  • ステアリングスイッチ(マルチインフォメーション操作)
  • ルミネセントメーター(2眼)
  • TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
  • オートエアコン(プッシュ式)シルバーパネル
  • 両側パワースライドドア(ワンタッチオープン、予約ロック、挟み込み防止機能付)
  • クルーズコントロール

Lでコストカットされていた機能の多くが、より便利な仕様となっています。

両側パワースライドドアは、JUSTYのコンセプトを最大限楽しむには必要ではないでしょうか。片側が両側になるだけで、快適性はアップします。これを理由にGを選んでも良いのではないかと思うくらいには、重要性を感じる装備です。

ルミネセントメーターなど、運転席周りもLよりかっこよくなっているように見えます。やはりメーターが複眼になるだけでも、印象は変わりますね。

また、運転席周りで言うならば、ステアリングスイッチが装備されているというのも良いところです。以前これが装備されている車に乗っていたならば、無いと不便に感じることでしょう。これもまた、快適性を上げるためには重要性の高い装備です。

JUSTYのコンセプトを最大限発揮するには、これくらいの装備は必須ではないでしょうか。

GSの装備、インテリア、エクステリア

スバルジャスティGS外観
スバルジャスティGS内装
  • LEDヘッドランプ(ロー/ハイビーム・オートレベリング機能・LEDクリアランスランプ付)
  • LEDフォグランプ(LEDライナー付)
  • ステアリングスイッチ(スポーツモード切替)
  • リヤスタビライザー

装備はGで大方揃っているためか、GSでは追加変更が少ないです。ターボ仕様にしたことでコストも上がりますし、コストカットも兼ねているのでしょう。

ターボ仕様車として注目したいのは、スポーツモードとリヤスタビライザーです。

スタビライザーはフロントに標準装備されていますが、フロントだけだと安定性に欠けます。前後両方にあったほうが、車体は安定するのです。

「どちらか一方にだけつけるなら、つけないほうがいい」という意見もあるほどなので、リヤスタビライザーの存在意義はとても大きいと言えます。

スポーツモードは加速性能というよりも、アクセルのレスポンスが良くなる仕様のようです。加速性能は1.0Lエンジンなので、ターボとしても限界があります。これを補うため、レスポンスを強化し、スポーティな印象を付けようということでしょう。

「もう少し足回りを強化しても良いのではないか」という意見もありますが、価格を抑えることを考えれば、これでも良いのではないでしょうか。

各グレードの魅力や選んでいる人の傾向

スバル・JUSTYはあまり魅力がないと語る方が多いですが、私はそうは思いません。従来のスバル車と異なる特徴を持つだけで、しっかりと魅力がある車です。

では、JUSTY自体の魅力はいったいどこにあるのでしょうか。各グレードの魅力についてまとめる中で、根本の部分についても目を向けてみます。私の主観を多分に含むので、第三者の意見として参考になさってください。

Lの魅力、選んでいる人はこんな人

スバルジャスティL内装

Lの魅力は、価格が抑えられていることでしょう。

JUSTYと同日に発売された、トヨタのOEMの中には「ルーミー」「タンク」を含みます。また、OEM元となったのはトヨタの「トール」です。その三車種とJUSTYを比べると、JUSTYは価格が高くなっています。

そのため、価格が抑えられていることは、大きな魅力となり得るのです。

約22年ぶりの復活ということで、肩を落としながらも興味を惹かれるという方もおられるでしょう。そういった方にとって、選ぶことをためらう理由は価格ではないでしょうか。

機能は最低限ですが、価格に対して見劣りするものではありません。コンセプトは守られているため、新型JUSTYに興味がある方にとっては、手を出しやすいグレードです。

Gの魅力、選んでいる人はこんな人

スバルジャスティG内装

Gの魅力は、スバル・JUSTYの良さを最大限感じられることです。

JUSTYの魅力、良さとはどこにあるのか。スバルの車から「走りへのこだわり」と「高い安全性能」を除外したような車ですが、車内快適性は高いです。これはスバルらしさではなく、トヨタらしさと言えるでしょう。

オートエアコンやカラーマルチインフォメーションディスプレイ、ステアリングスイッチに両側パワースライドドア……。快適性を高める装備が多く、そのどれもが普段使いするものです。これらが揃うことによって、車内快適性を売りにしているJUSTYのコンセプトが、保たれるというものではないでしょうか。

スバルらしさを抜いた車を、「兄弟車がある中で購入する意味があるのか?」ということは置いておいて、JUSTYの購入を決めた方ならば、Gに魅力を感じるはずです。

エンジンはダイハツ製の、DOHC1.0L直列3気筒エンジンが搭載されています。他のスバル車と比べると劣りますが、低価格帯の車ということを考えると不自然ではないでしょう。

高速道路の走行にはストレスが感じられるかもしれませんが、街中では十分な性能を誇っています。

GSの魅力、選んでいる人はこんな人

スバルジャスティGS内装

GSの魅力は「ターボ仕様」であることです。

標準仕様のエンジンは、街中では十分な性能があるものの、高速道路では不安があります。クルーズコントロールが搭載されているからには、せっかくだから高速道路を走りたいものです。

高速道路でのストレスを無くすのであれば、ターボ仕様は必須と言えるでしょう。走りを楽しむ、遊ぶことはできませんが、通勤利用においてはストレスフリーです。独身者の普段使いの足として、高いパフォーマンスを実現しています。

総合的に売れているグレードを考察

兄弟車との価格差のことを考えると、「L」をおすすめしたいところですが、私がおすすめするのは「G」です。

スバル・JUSTYの車としての魅力・コンセプトを最大限楽しむなら、Gに搭載されている装備内容は必要だと考えられます。運転者のモチベーションを高める複眼メーター、見やすいカラーマルチインフォメーションディスプレイ、その操作を簡単にするステアリングスイッチ……。

これらの装備があることで、「BIG Pleasure Compact」が実現されるのではないでしょうか。

また、JUSTYは他のスバル車や、初代JUSTYとは切り離して考えることをおすすめします。それらと連続的なものとして考えると、この車を正面から素直に評価することは難しいです。

初代JUSTYとはコンセプトも見た目も、ボディタイプですら異なります。22年ぶりに復活と述べましたが、「JUSTY」という名前の付いただけで、完全に別の車です。

まだJUSTYの購入を決めていないという方は、一旦それらと切り離して考えてみると良いのではないでしょうか。そこでJUSTYを購入すべきかを考え、購入すると決めたなら、「G」を基準として購入を検討することをおすすめします。

 

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