インプレッサSPORTグレード毎の違いを分かりやすく解説

スバルインプレッサSPORT

2016年10月から5代目インプレッサSPORTが発売され、注目を集めています。

従来のスバルファンからも納得のいく出来であり、若いファミリー層に人気のある車です。インプレッサ=通称インプは、セダンとハッチバックの2タイプ発売されていますが、SPORTはハッチバックタイプとなっています。

インプレッサは初代から、様々なタイプ設定を伴い、長い間販売されている車です。購入を検討する際は、タイプごとの違いから調べることになります。

そのため、グレードごとの違いについては深く調べられていないという方が多いのではないでしょうか。インプレッサSPORTのことをよりよく理解していただくために、グレードごとの違いをわかりやすく解説します。

インプレッサSPORTのグレード表

グレード 価格
1.6i-L EyeSight 1,944,000円(2,160,000円)
2.0i-L EyeSight 2,181,600円(2,397,600円)
2.0i-S EyeSight 2,397,600円(2,613,600円)
※()内はAWD価格

インプレッサSPORTのAWDは、常時全輪駆動となっています。

最低価格が約195万円、最高価格は約240万円です。その差額は約45万円……。グレードごとの価格差は、ほぼ均等と言えます。価格だけ見る分には、妥当な価格差といった印象を抱くことでしょう。

それでは、仕様の違いを見ていけば、どのような印象を抱くのでしょうか。

各グレードの特徴、捉え方

1.6i-Lや2.0i-Lの「1.6]「2.0」というのは、総排気量からきています。前者は1.6L車、後者は2.0L車です。

エンジンは、4代目から実装されているBOXERエンジン(水平対向エンジン)。
1.6L車はFB16型エンジンを搭載、2.0L車には「FB20型」エンジンが搭載されています。ただ、FB20型に関しては直噴エンジンとなっているのです。

1.6L車は2.0L並の加速性能を誇り、2.0L車に関しては2.5L並の加速性能を誇っています。

それでは2.0i-Lと2.0i-Sの違いというのは、いったいどこにあると言うのでしょうか。簡単に説明すると、2.0i-Lよりも2.0i-Sのほうが装備が豪華になっているのです。

装備を基準にグレードの特徴を見てみる

2.0i-Sは2.i-Lと比べて、どれほど豪華になっているのか……。

1.6i-Lの装備内容は貧相なのか。そういったことに注目して、装備を基準としてグレードの特徴を見てみましょう。エンジンの違いと装備の違い、その両方を知ることでインプレッサSPORTという車の特徴・各グレードの特徴が見えてきます。

これから挙げる装備は代表的なもののみです。全ての装備を比較したい場合は、下記PDFをご参照ください。
https://www.subaru.jp/impreza/impreza/content/spec/pdf/impreza_sport_equipment.pdf?20181011

全グレード共通の標準装備

  • リヤ16インチベンチレーテッドディスクブレーキ
  • 全車速追従機能付クルーズコントロール/定速クルーズコントロール
  • マルチファンクションディスプレイ
  • パドルシフト
  • マルチインフォメーションディスプレイ付メーター(メッキリング付)
  • 全席シートベルト未装着ウォーニングランプ&ブザー
  • 6:4分割可倒式リヤシート
  • アイサイトコアテクノロジー
    プリクラッシュブレーキ/アクティブレーンキープ(車線中央維持/車線逸脱抑制)/AT誤発進抑制制御/AT誤後進抑制制御/車線逸脱警報/ふらつき警報
  • 運転席SRSニーエアバッグ
  • 歩行者保護エアバッグ

インプレッサSPORTの特徴といえば、アイサイトが全車標準装備となっていることです。プリクラッシュブレーキなどが、アイサイトの機能として備わっています。これによって、衝突危険性回避に繋がり、安全性が向上しているのです。

インプレッサは、フルモデルチェンジ・マイナーチェンジを重ねるごとに、安全性を増すよう仕様変更されてきました。衝撃吸収ボディの設計開発や改良を重ね、全方位への衝突安全性を確保し、さらにアイサイトで衝突の危険性自体を回避する……。安全への意識の高さが伺えます。

運転席SRSニーエアバッグは、5代目でインプレッサに初搭載されたものです。

また、国産車では初となる「歩行者保護エアバッグ」も全車標準装備となっています。歩行者との衝突事故を検知して、その瞬間にフロントガラス・Aピラー下部をエアバッグで覆う機能です。これによって、万が一衝突した際、歩行者の頭が守られます。

車の事故で怖いのは、加害者になることですから、被害を軽減することはとても大切ですね。

安全性装備がフルで全車標準装備となっている以外にも、さまざまな便利機能が全車標準装備となっています。非常に完成度の高い装備設定です。

1.6i-Lの装備、インテリア、エクステリア

スバルインプレッサSPORT1.6i-L外観
スバルインプレッサSPORT1.6i-L内装
  • タイヤサイズ 205/55RR16
  • 16インチアルミホイール(ブラックハイラスター塗装)
  • スタビライザー(フロントのみ)
  • フロントベンチレーテッドディスクブレーキ(15インチ2ポット)
  • ハロゲンヘッドランプ(ブラックベゼル)[ヘッドランプレベライザー(マニュアル)付]
  • フルオートエアコン(抗アレルゲンフィルター付)
  • シート材質(トリコット/トリコット)
  • 運転席シートリフター(レバー式)
  • カーボン調インパネ加飾パネル
  • カーボン調加飾パネル付 メッキインナードアハンドル(フロント)
  • ピアノブラック加飾付パワーウインドウスイッチ

確かに2.0L車と比べると劣る部分が見えますが、価格と見比べるとお得感が感じられるように演出されています。ベースグレードですが、コストカットを強く感じさせないのが良いですね。装飾が抑えられてはいますが、極端ではありません。

しっかりと塗装・装飾をしつつも、その種類を安価なものにしています。

機能も2.0L車のものに比べると安価ですが、それでも利便性は高いです。何一つ困ることがないレベルで、しっかりと満足感が得られます。

インプレッサは、3代目以降「快適性」にこだわり、4代目以降は「内装の質感」にもこだわられています。それら二つの特徴が合わさった装備内容となっている、といったところです。

2.0i-Lの装備、インテリア、エクステリア

スバルインプレッサSPORT2.0i-L外観
スバルインプレッサSPORT2.0i-L内装
  • タイヤサイズ(205/50R17)
  • 17インチアルミホイール(切削光輝)
  • スタビライザー(フロント・リヤ)
  • SI-DRIVE[2モード(I/S)]
  • 本革巻ステアリングホイール
  • ピアノブラック調加飾付本革巻シフトレバー
  • 左右独立温度調整機能付 フルオートエアコン(抗アレルゲンフィルター付)
  • ファブリック/トリコット(シルバーステッチ)シート
  • ダークシルバー金属調インパネ加飾パネル
  • ダークシルバー金属調+カーボン調加飾パネル[クリア]付メッキインナードアハンドル[リヤ]<カーボン調加飾パネル付>
  • ベンチレーショングリルシルバー加飾(センター&サイド)
  • フロア下アンダーカバー

スタビライザーがフロント・リヤ両方に取り付けられており、ホイールサイズがアップして、足回りが強化されました。SPORTは、加速してスポーティに走行する方が多いでしょう。Sモードが追加されたことで、益々走りはスポーティになります。

そこで、スポーツ走行に耐えうる安定性を確保するため、そういった仕様変更がされたのです。

足回りやモード設定以外は、内装の質感向上というのが大きな特徴となっています。ステアリングホイールとセレクトレバーに本革が巻かれているのが、それを如実に表していますね。

機能の利便性という意味では1.6L車と大差はありませんが、走りの楽しみをより強く感じられるようになったという点、内装の質感が向上したという点はインプレッサSPORTを楽しむにおいて、とても重要なポイントです。

2.0i-Sの装備、インテリア、エクステリア

スバルインプレッサSPORT2.0i-S外観
スバルインプレッサSPORT2.0i-S内装
  • タイヤサイズ(225/40R18)
  • 18インチアルミホイール(切削光輝)
  • LED灯ハイ&ロービームランプ(ブラックベゼル)[ヘッドランプレベライザー(オート):ポップアップ式ヘッドランプウオッシャー付]+ステアリング連動ヘッドランプ
  • クリアビューパック[フロントワイパーデアイサー/ヒーテッドドアミラー/スーパーUVカット&撥水加工アフロントドアガラス/リヤフォグランプ]
  • アルミパッド付スポーツペダル[アクセル、ブレーキ、フットレスト]
  • 運転席&助手席8ウェイパワーシート(前後スライド/前チルト/リフター/リクライニング)
  • サイドシルスポイラー
  • 光輝ウインドウモール
  • アクティブ・トルク・ベクタリング

2.0i-Sのみに搭載されている装備が多いです。これにより、利便性が向上したという印象を受けます。特にステアリング連動ヘッドランプやアクティブ・トルク・ベクタリングが良いですね。

前者はステアリング操作に連動して、適切な箇所を照らしてくれるという機能で、利便性だけでなく安全性も向上します。後者はコーナリング時のライントレース性を高め、適切なラインで旋回することができるよう支援する機能です。

全車標準装備だけでも安全機能はフル装備だと言えますが、これらの機能が備わることで120%の安全性を引き出していると言えるのではないでしょうか。

走りの楽しさと安全性両方にこだわるスバルだからこそ、その二つに貢献できる機能を最上位グレードで追加したのかもしれません。

2.0i-Sであれば、完全にインプレッサSPORTを楽しむことができるのではないでしょうか。

 各グレードの魅力や選んでいる人の傾向

エンジン仕様の違いや装備の違いについて見る中で、「このグレードに魅力を感じるなあ」という思いが芽生えてきたのではないでしょうか。そう感じたのなら、その魅力はまさしく本物でしょう。

しかし、第三者の意見を聞かずして購入を決定してしまうのは危険というものです。インプレッサSPORTはどれを購入しても損はしませんが、より良い買い物をするためには、自分にとって最適なグレードを知らなければなりません。

1.6i-Lの魅力、選んでいる人はこんな人

スバルインプレッサSPORT1.6i-L外観

1.6Lエンジン搭載ということで、走りを楽しむ車ではないのではないだろうかと不安に感じる方もおられるでしょう。確かに2.0Lエンジンに比べれば力は足りないかもしれませんが、それでも他の1.5L・1.6Lと比較すると、加速性能がとても高いです。

乗り心地はインプレッサSPORT全体を通して硬めですが、加速して走る分にはこちらのほうが安定して快適でしょう。

剛性・静粛性を高める設計となっているボディは、1.6Lエンジンのパワーくらいでは不都合を生じません。スバルの水平対向エンジンということで音がするのではないかと思われるかもしれませんが、代を重ねるごとに音が静かになり、5代目では本当に快適なものとなりました。

こういった高い性能を誇っていながら、装備も決して妥協することはありません。

それでいて、価格は抑えられているという印象があります。1.6i-Lの魅力は、このコストパフォーマンスの良さです。

2.0i-Lの魅力、選んでいる人はこんな人

スバルインプレッサSPORT2.0i-L外観

1.6Lエンジンだからこそ静かといったことを述べましたが、2.0Lエンジンでも静粛性は高いです。

エンジンをかけた際には音量の大きいボクサーサウンドを聞くことになりますが、これは「この音が好き」という方もおられるので、そう不快感のあるものではないのでしょう。

2.0LNAエンジンとしては、考えられないほどのパワーがあります。静かにアクセルを踏むことで、それに対応してグングンと加速していくのです。アクセルレスポンスが良く、走ることの気持ちよさを実感することができます。

山道の上り坂でも全く問題ないほどの加速性能、静粛性。2.0Lエンジンの出来の良さに魅力を感じ、購入している方が多いです。

2.0Lエンジンが搭載されており、足回りが強化されているこの2.0i-Lこそが、インプレッサSPORTという車を本当の意味で楽しむことができるのではないでしょうか。価格も先代からあまり変わっておらず、コストパフォーマンスが高いです。

2.0i-Sの魅力、選んでいる人はこんな人

スバルインプレッサSPORT2.0i-S外観

走りを楽しむという点については、2.0i-Lで完成しているように見えます。

2.0i-Sの魅力は、特別感です。装備の欄で触れたように、2.0i-Sのみ搭載となっている装備が多くなっています。その利便性は高く、使用頻度も高いものばかりです。これだけの装備をプラスしてこの価格ということで、価格に対する納得度も高い傾向があります。

最上位グレードでありながらも、選びやすいのです。

総合的に売れているグレードを考察

各グレードとも等しくユーザーに選ばれているように見えますが、私がおすすめするのは2.0i-Lです。「インプレッサSPORTという車を知るには、このグレードが一番」ではないしょうか。

1.6Lエンジンの性能も高いのですが、どこでも気持ちの良い走りを楽しむことができるかというと、そうではありません。山道の上りなど、少々厳しい場面が出てきます。

ファミリーカーとしては全く問題ない性能があるのですが、この車のコンセプトや特徴を活かしきれていないように見えるため、おすすめしづらいです。

2.0i-Lで完成しているような印象を受けるので、2.0i-Sを購入する必要はないでしょう。

以上のことから、最もお得なグレードは2.0i-Lではないかと考えられます。

 

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