フィット グレード毎の特徴、違いを分かりやすく解説

ホンダフィット

フィットはこのクラスの車の中でも人気が高い方で、街中で走っているのをよく見かけます。

少しアップダウンのある地方でも見かけるので、「走行性能がいいのかなあ」という印象がありました。事実、低価格でありながら走行性能が高いのが、フィットの人気の理由のひとつです。

人気なのには理由がある、選ばれているのには理由がある……それは車種自体だけでなく、グレードにも言えることではないでしょうか。

各グレードの選ばれている理由を探るため、フィットの購入検討をサポートするため、グレードごとの違いをわかりやすくまとめてみました。

フィットのグレード表

グレード 価格
13G・F 1,428,840円(1,623,240円)
13G・F 特別仕様車 コンフォートエディション 1,461,240円(1,655,640円)
13G・L Honda SENSING 1,653,480円(1,847,880円)
13G・S Honda SENSING 1,790,640円(1,985,040円)
13G・Modulo style Honda SENSING 1,890,000円(2,084,400円)
15XL・Honda SENSING 1,853,280円(2,015,280円)
RS・Honda SENSING 2,050,920円
※()内は4WD価格

最低価格は約143万円、最高価格は約205万円。

グレード間で、最大約62万円の価格差があります。グレードの数が7つもあるとを考えると、自然な価格差です。

次に各グレードの差をみると、初めのG・FからG・L Honda SENSINGが約23万と少し高いですが、他は約15万ごとにグレードが上がっているのでそこまで大きな差ではないでしょう。

本当にその価格差が妥当かどうかは、それぞれにどのような差があるのか、グレードごとの違いについて見ていく中で、判断してみましょう。

この時点で予算を大幅オーバーするグレードがあれば、それは除外しておいても良いかもしれません。

各グレードの特徴、捉え方

フィットには7つのグレードが用意されていることになりますが、基本的には13G・15XL・RSの3つだと考えることもできます。

13Gは1.3Lエンジンが搭載されており、15XLやRSには1.5Lエンジンが搭載されています。グレード名の「13」「15」というのは、総排気量からとっているわけです。

エンジン仕様の違いでグレードを分け、そこからさらに細かく装備で仕様を分け、需要を分散しています。

さらに同じ1.5Lエンジンでも15XLとRSには大きな違いがあり、RSには最高グレードだけあってRS専用装備というのが標準装備しているんです。

また13G・SとRSについているSにも意味があり、SPORTの頭文字つまり、「走る楽しみを強調」させたスポーツ仕様のつくりになっています。

装備を基準にグレードの特徴を見てみる

グレードごとの価格差とつりあいの取れる内容かどうかは、装備を見れば判断できます。装備の違いが大きければ、価格の差にも納得ができるものです。

フィットは、特別仕様車の種類が豊富。それぞれどのような仕様の違いがあるのか、どのようなコンセプトの装備が追加されるのか、その点に注目してみましょう。

なお、これから挙げる装備は各グレードの代表的なもののみです。全ての装備を閲覧したい場合は、下記PDFをご参照ください。

https://www.honda.co.jp/Fit/common/pdf/fit_equipment_list.pdf

全グレード共通の標準装備

  • EBD(電子制制動力配分システム)
  • アイドリングストップシステム
  • パワーウインドウ
  • イモビライザー(国土交通省認可品)
  • イルミネーションコントロールスイッチ
  • リアヘッドレスト
  • エコアシスト(CVT車のみ)
  • インフォメーションディスプレイ(オドメーター/トリップメーター/外気温/平均燃費/瞬間燃費/時計表示機能など)

 

13Gグレードで共通仕様となっている装備というのは多いですが、全グレードで共通仕様となっている標準装備は少ないです。ただ、価格帯からして、全グレード共通の標準装備が少ないのは仕方がないところかな、と私は考えます。

アイドリングストップやイモビライザーなど、車の設計に関わってくる部分が共通仕様となっています。言わば、車として根本にある部分ですね。

フィットは各グレードで機能・装備に細かい違いが出るので、見ていて面白いです。インテリアの装飾や加工などはあまり変わりませんが、実用性は変わります。どこがどう違うのか、これからじっくり見ていきましょう。

13G・Fの装備、インテリア、エクステリア

フィットGFエクステリア
フィットGFインテリア
フィットGFインテリア
  • マルチリフレクターハロゲンヘッドライト(マニュアルレベリング機能つき)
  • インフォメーションディスプレイ
  • センターコンソールポケット(ドリンクホルダー付)
  • 14インチスチールホイール+スチールラジアルタイヤ+フルホイールキャップ

 

必要最低限の装備が、揃っています。

しかし13G・Fにのみ装備されていないものが多く、機能や装備も他グレードに比べると安価なものばかり……一度比べてしまえば、13G・Fに対する購入意欲は減退するでしょう。

価格を考えれば、「最低限のみ揃える」というのは当たり前のことです。価格を抑えるため、装備や機能にこだわることができません。

インテリアの質感は13G・F全体的にあまり良くなく、これ以上抑えることはできない……それならば、機能・装備でコストカットしなければならないのです。

「必然的にこの装備内容になった」と言わざるをえません。

13G・Fは安さを追求し、「最低限走り出しに十分であればそれで良い」という方のためのグレード、といったところでしょうか。

13G・F特別仕様車コンフォードエディション

  • 360°スーパーUV・IRカットパッケージ
  • 運転席&助手席ヒートシーター
  • アームレスト付きセンターコンソールボックス

13G・Fの装備に加えて、以上の内容が装備されています。
内容を見てわかるように、最低限の装備に加えて「合ったらいいな」程度の装備が増えて価格をなるべく抑えているのが特徴的ですね。

13G・L Honda SENSINGの装備、インテリア、エクステリア

フィットGLエクステリア
フィットGLインテリア
フィットGLインテリア
  • Honda SENSING
  • 前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム
  • LEDヘッドライト
  • アームレスト付センターコンソールボックス
  • グラブレール(運転席/助手席/リア左右席)&コートフック(リア右側)
  • テレスコピックステアリング
  • マルチインフォメーション・ディスプレイ

 

以上の装備が13G・Fにはなかった13G・L Honda SENSINGからの標準装備になります。これなら13G・Fより約23万円高いのも納得できますね。

中でも特に、Honda SENSINGが標準装備になるのが大きいですね。Honda SENSINGとはホンダが独自に定めた安全理念のもと作られた先進の安全技術の総称です。

Honda SENSINGの機能の中で、注目してほしいのをピックアップするとまずは、衝突軽減ブレーキ。

衝突軽減ブレーキとはドライバーが衝突回避のためブレーキを強く踏んだ時に、自動で制動力を強めてくれる機能になります。

次に知ってほしいのが、アダプティブ・クルーズ・コントロールです。この機能は前の車との車間距離を減速やブレーキにより一定に保ってくれる機能になります。

高速道路など長時間走ると距離感覚が狂ってくるのでこの機能があると大変便利です。このほか様々な安全機能が詰め込まれたHonda SENSINGが13GL Honda SENSINGからの標準装備になります。

13G・S Honda SENSINGの装備、インテリア、エクステリア

フィットGSエクステリア
フィットGSインテリア
フィットGSインテリア
  • スポーティーフロントバンパー
  • 大型テールゲートスポイラー
  • サイドシルガーニッシュ
  • スポーティリアバンパー(シルバーライン)
  • パドルシフト
  • 15インチアルミホイール+スチールラジアルタイヤ

13G・L Honda SENSINGの装備に加えて、上記の内容が装備されたグレードとなっています。

大きな変更点としてあげたいのが、エクステリアの変更点。
よりスポーツカーに近づけたデザインとなっているだけではなく、パドルシフトを追加することによって、運転のしやすさを高めています。

スポーティな運転をしてみたいけど、ファミリーカーとしての利用も考えている、そんな方向けのバランスの良いグレードといえますよ。

13G・Modulo style Honda SENSINGの装備、インテリア、エクステリア

FIT_Modulo style外装
FIT_Modulo style内装
  • 専用フロントグリル(ツヤ黒塗装メッシュタイプ)
  • 専用フロントバンパー
  • 専用LEDフォグライト(5連ラインタイプ)
  • クロームメッキ・リアライセンスガーニッシュ
  • ステンレス製スポーツペダル
  • 本革巻ステアリングホイール
  • 専用デザイン 15インチアルミホイール
  • ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器〈ナビゲーション連動〉

以上がモデューロスタイルの追加装備となります。
写真を見ていただくとわかりますが、顔に当たるフロント部分が大きく変更されていることが分かりますね。

モデューロスタイルはこの後紹介するRS寄りのインテリアとなっていて、外装の特別感も相まってより魅力を感じることが出来るでしょう。

また、標準装備にナビがついているのもうれしいポイントですね。

15X・Lの装備、インテリア、エクステリア

フィットXLエクステリア
フィットXLインテリア
フィットXLインテリア
  • ナビ装着用スペシャルパッケージ
  • 運転席&助手席シートヒーター
  • テレスコピックステアリング
  • コンビシート(プライムスムース×ファブリック)&専用インテリア
  • 本革巻ステアリングホイール
  • ソフトパッドパネル(助手席インストルメントパネル)
  • 助手席インストルメントパネルガーニッシュ(高輝度シルバー塗装)
  • 車速連動間欠/バリアブル間欠フロントワイパー(ミスト機構付)

 

今までのグレードからグッと進化した印象を受けました。インテリアの見た目もGLから高級感が増します。

特に本革巻ステアリングホイールや助手席インストルメントパネルガーニッシュ(高輝度シルバー塗装)はだいぶインテリアの印象を変え、助手席に誰かを乗せて一緒にドライブに誘いたい気分にさせますよ。

RSの装備、インテリア、エクステリア

フィットRSエクステリア
フィットRSインテリア
フィットRSインテリア
  • スポーティシート&スポーティインテリア(ブラック×オレンジ)
  • ステンレス製スポーツペダル
  • 本革巻ステアリングホイール
  • RS専用本革巻CVTセレクトレバー
  • RS専用本革巻MTシフトノブ
  • 助手席インストルメントパネルガーニッシュ(ドットプリント)
  • クロームメッキ・エアコンアウトレットノブ
  • RSエンブレム(テールゲート、フロントグリル)
  • フロントグリル(ダーククロームメッキバー)
  • リアディスクブレーキ
  • 16インチアルミホイール+スチールラジアルタイヤ

 

本革の部分が増え、インテリアの質感もやや向上しています。専用エクステリアも注目したいところですが、個人的にはRSシートとインテリアが目にとまりました。

RSは走行感覚を楽しむ車だと、ホンダは銘打っています。RSシートは「走り」に調和した仕様になっており、やや硬めです。

エンジンを回した際の安定感や快適性を重視した装備でしょうが、結果的にフィットのインテリアにフィットしています。

また、フィットは他車と比べると、シルバー・メッキ部分が少ないです。多くのパーツがブラックで塗装されていて、黒を基調とした落ち着いたインテリアになっています。

そこに若干オレンジのラインの入ったRSシートと、本革ステアリングホイール・シフトノブ(セレクトバー)が加わることで、まとまりが生まれているように感じるのです。

エクステリアもそうですが、インテリアでRSを考えてみるのも面白いのかもしれません。

各グレードの魅力や選んでいる人の傾向

フィットRSエクステリア

フィットの仕様の違いを見る中で、「うまく仕様が分かれているなあと」感じました。

需要によって仕様が分かれ、どのパッケージも選びやすいです。それぞれに魅力があり、装備表や諸元を見ているだけでも、それが少しわかります。

それでは、各グレードの魅力について見ていく中で、自分の需要を最大限満たすグレードを見つけてみましょう。

13G・Fの魅力、選んでいる人はこんな人

フィットが安く手に入ることに、13GFの価値があります。

そもそもフィットの魅力とは、どこにあるのでしょうか。エクステリアや走行性能など、色々とありますが、万人に受けが良いのは走行性能です。

良い加速が味わえるわけではありませんが、このクラスの車の中では安定感があります。安心装備は手薄ですが、それでも安心して運転できるのです。街乗りでも高速道路の走行でも、不満が出ません。

その点を評価しているオーナーが多いです。

エクステリアは賛否両論あり、オーナーの中でも「好きではない」と語る方が大勢おられます。少し斬新で、好きな方にはたまらないのですが、苦手な方も多いでしょう。

このクラスの車の走行性能・安定性を比べていき、フィットに行き着いたオーナーが多いです。そうして、価格の安さを重視する方が13GFを購入しています。

13G・Lの魅力、選んでいる人はこんな人

普段使いできる、大勢の方が重視するであろう装備が揃っているというところが、13G・Lパッケージの魅力です。13GFよりも価格に対して納得できる内容になっており、お得感すら感じられます。

軽自動車とあまり変わらない値段で購入できる上、軽自動車より安定し、よく走る……。その上使い勝手が良いというところが、とても良いです。

「安ければいい」というのでなく、少しは装備も重視したい方には、おすすめします。

価格の低さ・利便性の高さもあり、セカンドカーとして購入したというオーナーが多いです。

13G・Sの魅力、選んでいる人はこんな人

安全装備面で13GLと変わらなくても、安くスポーツ仕様の車に乗りたいという人に選ばれているようです。

同じスポーツ仕様のグレードは他に、RSしかなく価格が約26万もあがってしまいますから、RSより豪華じゃなくても少しでもスポーツ仕様に乘ってみたい人にはうってつけのグレードになりますよ。

13G・Modulo style Honda SENSINGの魅力、選んでいる人はこんな人

他グレードと比較して、外装に大きな変更点がみられるモデューロスタイルは、他のユーザーと差別化を図りたい方が選んでいることが多いですが、それだけではなく価格を抑えつつナビパッケージを付けたい人も、モデューロスタイルに魅力を感じているようです。

13Gグレードの装備内容で充分満足できるけど、装備や質感をちょっと背伸びしたい、そう思われるのであればモデューロスタイルはオススメといえますよ。

15X・Lの魅力、選んでいる人はこんな人

このグレードから今までのインテリア装備より一気に豪華になるため、インテリアの見た目でこのグレードを選ぶ方が多いです。

特に本革巻ステアリングホイールや高輝度シルバー塗装の助手席インストルメントパネルガーニッシュ、高輝度シルバー塗装インナードアハンドルなどは見た目の印象をガラッと高級感ある室内に変える装備となります。

RSの魅力、選んでいる人はこんな人

実際的な走行性能というのは、15XLと同じです。RSの走りの楽しみというのは、実際より感覚的なものと言えます。

スポーツペダルを踏むのが楽しい、本革シフトノブ(セレクトレバー)を触るのが気持ちいい……。CVTならパドルシフトがあり、運転の楽しさをより良く演出しています。

このような「感覚」に訴えかける演出がされているのが、RSの特徴であり、魅力ですね。

選んでいるのは、エクステリアに惹かれた方が多い傾向があります。

総合的に売れているグレードを考察

グレードごとの売れ筋人気結果の栄えある第一位は何と同着2組!

G・LとG・Sです。
なぜこのような結果になったか私なりに分析すると、まずGFは安くても装備が不足過ぎてなによりHonda SENSINGがついていないのが痛いです。

またエンジン性能はXLの1.5Lまでなくても1.3Lで十分と考える人が多いようで、価格も考えればGL、GSがベストになります。

それでGLとGSが同率なのは、この2つの装備性能は変わらないのでスポーツ仕様かそうでないかのインテリアの好みの差しかなく、その結果同着になったのではないでしょうか。

こう考えると納得のいく結果ですね。ただ金銭に余裕のある方はもっと上のグレードをお求めの方もいらっしゃいます。

そこは自分の家計にあった車をお求めください。

 

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