N-BOX SLASHは、選ぶ楽しさを提供してくれる車です。
どれにしようか、選ぶだけでワクワクしてきますね。このように思うのは仕掛けがしっかり用意されているのです。だからこそ、グレード間の違いについてしっかりと理解してなければなりません。
そこで、各グレードの装備内容の違いや各グレードの特徴・魅力についてまとめてみました。
N-BOX SLASHのグレード表
グレード | 価格(2WD) | 価格(4WD) |
---|---|---|
G | 1,421,280円 | 1,551,960円 |
G・インテリアカラー パッケージ | 1,469,880円 | 1,600,560円 |
G・L | 1,501,200円 | 1,631,880円 |
G 特別仕様車 インディロックスタイル | 1,519,560円 | 1,650,240円 |
G・L インテリアカラー パッケージ | 1,549,800円 | 1,680,480円 |
G・Lターボ | 1,601,640円 | 1,732,320円 |
G・Lターボ インテリアカラー パッケージ | 1,650,240円 | 1,780,920円 |
X・ターボ インテリアカラー パッケージ | 1,789,560円 | 1,920,240円 |
最低価格は約140万円、最高価格は約192万円。
グレード間の価格差は、最大で約52万円です。ターボ車に加え、さまざまなパッケージが用意されていることを考えれば、この差は妥当と言えるでしょう。

各グレードの特徴、捉え方
基本グレードはGのみです。基本であるGにさまざまな仕様を追加したもの、さらにXが加わったものがすべてのグレードになっています。また、Lパッケージは、Gの装備内容を主に内装・ガラスといった面から強化したパッケージです。
その装備内容を基本とし、ターボエンジンを搭載したのがターボLパッケージ。ターボLパッケージでは、装備内容の強化も行われています。たとえば、クルーズコントロールの追加です。
インテリアカラーパッケージというのは、四種類のインテリアを選ぶことのできるパッケージです。あらかじめコーディネートされたものの中から選ぶことができ、自分好みのインテリアに仕上げることができます。
装備を基準にグレードの特徴を見てみる
各グレードの特徴について、簡単に見てきました。
N-BOX SLASHは装備内容以外、ターボの有無や選べるインテリアなど、グレード間の違いにさまざまなものが含まれる車です。ただ、GとLパッケージの違い、ターボ車とのエンジン以外の違いなどは装備を見なければわかりません。
そこで、下記PDFから装備を一部抜粋して、各グレードの装備内容を比べてみました。
https://www.honda.co.jp/Nboxslash/common/pdf/nbox-slash_equipment_list.pdf
全グレード共通の標準装備
- ピタ駐ミラー(サイドビューサポートミラー、広角ドアミラー)
- Hondaスマートキーシステム(キー2個付)
- プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
- チルトステアリング
- プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコン
- 運転席ハイトアジャスター
- 常時点灯3眼メーター
- ヘッドライトオートオフ機能
- チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート(5:5分割式)
- 4段リクライニング・リアシート
N-BOXではグレード別設定となっていた多くの装備が、N-BOX SLASHだと全車標準装備となっています。特にプラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコン。これが、全車に標準装備されているのは非常にありがたいですね。
空調はグレードごとに「マニュアル」「オート」とグレードアップしていって、最上位グレードで「プラズマクラスター搭載」となる車種が多いです。特に軽自動車は価格を抑えるためにも、多くの車種でそうなっています。
これには「思い切ったなあ」と思わざるを得ないですね。
また、私はシートに着目しました。
5:5分割式の機構付スライドリヤシートが全車標準ということも目を引きますが、ここに記載していないシート装備にも注目したいところです。
それが、「フロントアームレスト(角度調節式/ポケット付)」「左右独立式センターアームレスト」です。アームレストまでもが全車標準装備! これには驚き桃の木山椒の木。ベースグレードでも、しっかりくつろぐことができます。
その他、実用的な装備が多く全車標準装備となっていて、ベースグレードを選ぶ価値が大きいように思えます。全車標準装備としては、やりすぎなくらい良く出来ていると言えるでしょう。

Gの装備、インテリア、エクステリア
- マルチリフレクターハロゲンヘッドライト(マニュアルレベリング機構付)
- アレルクリーンシート
- フロントマップランプ/ラゲジルームランプ
- UVカット機能付フロントウインドウガラス、高熱線吸収/UVカット機能付ガラス(フロントコーナー/フロントドア)
- 高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラス(リアドア/テールゲート)
- 間欠フロントワイパー(ミスト機構付)
- 14インチスチールホイール+フルホイールキャップ+スチールラジアルタイヤ
過不足のない、ベースグレードとしてよく出来た装備内容だなと感じます。
需要の高い装備やN-BOX SLASHの売りに直結している重要な装備は、全車標準装備で全て揃っている。だからこそ、この車の本質を損なうことなく、うまくコストカットができているのでしょう。
UVカット機能ガラスにこだわりがないのであれば、これで十分な装備内容です。

G・インテリアカラーパッケージ
Gインテリアカラーパッケージとは、人気のインテリアカラーパッケージを装備した、スタンダードなモデルのことです。
「ダークスタイル」「ダイナースタイル」「トレッキングスタイル」「グライドスタイル」「セッションスタイル」の5つのインテリアスタイルから選ぶことができます。
G・Lパッケージ
ナビ装着用スペシャルパッケージや、各所のクロームメッキ加飾が追加されています。
UVカット機能ガラスもスーパーUVカットガラスに一部強化され、IRカット機能がプラスされました。内装の質感を高め、紫外線や赤外線をより強力にカットする、女性にうれしい装備内容だと言えるでしょう。
G・Lインテリアカラーパッケージ
インテリアカラーパッケージは、5つのスタイルからインテリアを選ぶことができます。
各スタイルの特徴や魅力については、後述します。装備で言えば、Lパッケージの内容にHIDや本革巻ステアリングホイールが追加されているのが特徴です。
特別仕様車 インディロックスタイル
特別仕様車となっているインディロックスタイルは、インテリアを専用ブラックで統一されたカラーパッケージとなります。
フロントやリアライセンスガーニッシュ、ビレットやホイールといった細かいところも黒に統一していて、全身真っ黒。
ロックの名に恥じない武骨さやカッコよさを感じることが出来ますよ。
G・Lターボパッケージの装備、インテリア、エクステリア
- クルーズコントロール
- ディスチャージヘッドライト<HID>(ハイ/ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機構付)
- オートリトラミラー
- 本革巻ステアリングホイール&本革巻セレクトレバー
- クロームメッキ加飾
- LEDフロントマップランプ/ラゲージルームランプ
- 360度スーパーUV・IRカットパッケージ
- 14インチスチールホイール+カラードディッシュホイール+スチールラジアルタイヤ
- パドルシフト
クロームメッキ加飾は、G・Lパッケージからさらに増えています。G・Lパッケージでは、「プッシュエンジンスタート」「ストップスイッチリング」エアコンアウトレットノブ」「エアコンアウトレットリング」だけでした。
GターボLパッケージでは、それに加えて「インナードアハンドル」「セレクトレバーボタン&シャフト」「スピーカーリング(フロント)」までクロームメッキ加飾となっているのです。これによって、内装の質感がとても良くなりました。
ブラックインテリアの落ち着いた雰囲気に、煌びやかかつシックなクロームメッキが映えています。
クルーズコントロールやHIDなど、実用性も高くなりました。やはり、ターボ車にはクルコンが必須ですね。ターボでの加速性能の向上にクルコンを加え、高速道路を走りやすくなりました。

G・Lターボインテリアカラーパッケージ
後述のとおりの、インテリアカラーの選択ができます。GターボLから追加された装備は、ありません。
X・ターボインテリアカラーパッケージの装備、インテリア、エクステリア
- あんしんパッケージ
- 親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス
- HIDディスチャージヘッドライト
- オートリトラミラー
- 360°スーパーUV・IRカットパッケージ
- クルーズコントロール/パドルシフト
- 本革巻ステアリングホイール&本革巻セレクトレバー
- 運転席&助手席シートヒーター
- ステアリングヒーター
- インテリアカラーパッケージ
- サンドマッピングシステム
- 15インチアルミホイール
X・ターボインテリアカラーパッケージはN BOX SLASHの最上位グレードのモデルです。あらゆる装備をすべて搭載していますので、購入者は大満足すること間違いありません。
一見すると値段が高いように見えますが、この装備の充実さを考えると、妥当または安いくらいの価格と言えるのではないでしょうか。町を走っていても優越感に浸ることができるグレードですので、予算に余裕のある方にはぜひおすすめしたいグレードです。
各グレードの魅力や選んでいる人の傾向
装備についてはわかったけど、結局各グレードの魅力はどこにあるのかも知りたいところですよね。
インテリアカラーパッケージで選べるタイプについても、まだ説明していません。それを含め、各グレードの魅力について説明します。

Gの魅力、選んでいる人はこんな人

Gの魅力は、装備内容やこだわる部分で三つのタイプが選べるところです。
全車標準装備を見て「十分だな」と感じるなら、素面のG。室内の装飾が足りない、ワングレード上のガラスが欲しいということなら、Lパッケージ。
そして、インテリア全体にこだわりたいならインテリアカラーパッケージです。インテリアカラーパッケージは、7つのタイプからインテリアを選ぶことができます。
「インディロックスタイル」はインテリアパネルやフロントグリル、さらにはメーターからホイールまでとにかく黒を基調としたインテリアデザインのことです。落ち着いた大人の印象を与えてくれるスタイルですので、かっこいい車に憧れている男の方なんかにはオススメです。
「ダークスタイル」とは名前の通り、黒を多く使用したスタイルなのですが、インディロックスタイルと比べると光沢感がさらにましたインテリアスタイルになっています。インディロックスタイルが落ち着いた大人なスタイルだとすると、ダークスタイルはぎらついた若者の印象を与えてくれるスタイルでしょう。
「ダイナースタイル」は、黒と赤を基調としたインテリア。ところどころにモノクロタイルのような模様が施されており、どこかスポーツチックな雰囲気を感じさせます。万人受けはしないでしょうが、自分の個性を表現するには良いインテリアではないでしょうか。
「トレッキングスタイル」は、シックで居心地の良い雰囲気のインテリア。長時間室内にいても、苦にならないでしょう。居心地が良く、リラックスできます。万人受けするインテリアです。
「グライドスタイル」は、白を基調としたインテリアに水色のアクセントが入った、かわいらしいインテリアです。女の子的な空間が演出されていて、心がときめきます。水色が好きなら、所有する喜びが大きいでしょうね。
「セッションスタイル」は、一番無難なインテリアです。黒とブラウンで構成された大人な雰囲気のインテリアは、そこに居る人たちに「豊かな会話」を与えてくれます。リラックスして、思わず会話も弾む。ジャズのセッションのように……。
「ブライトロッドスタイル」は何といってもシンプル!シンプルイズベストという言葉があるように、単純な作りの中にも大人しくてかわいらしい印象を与えてくれる工夫がたくさん施されているスタイルです。
GやG・Lではブライトロッドスタイルの1つしかありませんが、インテリアカラーパッケージでは5つのスタイルから「選ぶ楽しみ」がたくさん用意されていて、価格も低価格に抑えられているGグレードシリーズは、とても魅力的なグレードです。

Gターボの魅力、選んでいる人はこんな人

ターボ車の残念なところは、Gの装備内容にターボエンジンを搭載したパッケージが用意されていないところです。下位でもLパッケージがベースとなっているため、人によっては不要な装備が多く出てきます。
N-BOX SLASHの魅力のひとつは、豊富な選択肢でしょう。あとひとつ選択肢を増やすだけで、今よりも選びやすいグレードになったのではと考えるなら、残念です。
とはいえ、ターボエンジンは魅力的。直進安定性の高いN-BOX SLASHの走行を、さらに良質なものにしてくれています。ノーマルエンジンでも、市街地や郊外の平地ではしっかりとしたトルクを感じながら走ることができました。
ターボエンジンがあることで、高速道路の合流も余裕で出来るようになり、どのシーンでもしっかり走り抜けることができるのです。高速道路を頻繁に利用する方、長距離の運転を多く楽しまれる方は、もはやターボが必須なのではないでしょうか。

X・ターボの魅力、選んでいる人はこんな人
グレードGとグレードXの違いは快適性能の差にあります。例えばグレードXではステアリングヒーターがついていたり、サウンドマッピングシステムがついていたりしますので、運転をより快適に楽しむことができます。
また、見た目がかっこいいのもポイント!ホイールもN-BOX SLASHで唯一の15インチアルミホイールを使用していますので、他にはないかっこよさを感じることができます。
上記でもご紹介してきたように、グレードXは最上位グレードな分値段は高くなってしまいますが、それでも多くの方から好評や満足の声をいただいている、実力のあるグレードですので、X・ターボとG・Lターボを迷っている方でしたら、ぜひX・ターボのご購入をオススメしたいと思います。

総合的に売れているグレードを考察
これまでご紹介してきたすべてのグレード情報をみてきて、私がオススメするのは「グレードX」です。価格は1番高いのですが、やはり搭載されている装備がとっても良いですので、結果的にはコスパがいいグレードになっているんです。
もちろん、どのパッケージを選ぶかはみなさん次第ですが、インテリアカラーパッケージもついているX・ターボはみなさんの理想の1台になることは間違いありません。
ただ、「そんなに予算がないんだよな・・・」と思う方にでしたら、G・LターボやG・Lターボインテリアカラーパッケージもオススメいたします。ターボはみなさんが思っている以上に運転を快適にし、私たちの移動をよりスムーズにしてくれます。
標準グレードのGですが、車を買い物の移動手段としてだけで使うという方にでしたら1番にオススメできるグレード。しかし、「私は絶対に買い物にしか車を使わない!」という方はそうそう多くないんではないでしょうか?もし、少しでも遠出の可能性があるのでしたら、ターボ付きのグレードを選ぶことをオススメしますよ。
 
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