BMW 6シリーズ クーペ グレードごとに特徴を紹介、分析します!

BMW6シリーズクーペ

6シリーズはグランクーペが人気ですが、2ドアクーペも負けてはいませんよ。

確かに時代は4ドアを求めているかもしれませんが、「クーペと言えば2ドア2シーターでしょ」という方も多いはずです。

趣味の車を欲している方や、一人身の方なんかは4シーターより2シーターのほうが良いでしょうしね。

6シリーズクーペは、圧倒的な上級感と上質感を内外装から匂わせています。インテリアは寛ぎとワクワクの両方が詰められた、洗練された印象を受け、エクステリアはスポーティでダイナミックです。

インテリアの素材の良さと、多彩なコントラストが魅せてくれる雰囲気に、思わずため息が出てしまいます。

そんな6シリーズクーペの特徴や魅力を、もっと詳しくグレードごとに紹介しましょう。

6シリーズ クーペ グレード表

グレード名 価格
640i Coupe 10,760,000円
640i Coupe M Sport 11,570,000円
650i Coupe 13,840,000円
650i Coupe M Sport 14,330,000円

グレードは全部で四つあり、その最低価格と最高価格の差は約360万円です。最低価格から1000万円を超えていますが、価格差自体はBMWとしてはそれほど大きなものでもないでしょう。

動力性能は二種類あるだろうとグレード名から想像がつきますし、適正な価格差と言えます。

各グレードの特徴や違いを解説

1000万円から1400万円程度という価格を見ると、高い性能と充実した装備を期待しますよね。

装備内容は後で詳しく紹介するとして、まずは6シリーズクーペがどれだけの性能を持った車なのかというところを見てみましょう。

640i Coupé

640iは、2,979cc直列6気筒DOHCエンジンを搭載したグレードです。その最高出力は235kW/5,800rpm、最大トルクは450Nm/1,300~4,500rpmとなっています。

車は移動手段でもあり嗜好品でもありますが、640iはその言葉通りの性能といったところでしょうか。

低回転から圧倒的に太いトルクが発生するため、市街地走行はとてもとても快適なものとなります。

室内空間も贅沢で、シート周りの設計も人間の体の構造をよく知っている人が設計したものであることが明らかです。快適空間で、快適な走りができるという、高級感溢れる移動を楽しむことができます。

そして、「なんか少し遊びたいな」と思ったとき、アクセルを踏み込めば鋭い加速を楽しめるんです。

6気筒エンジンの官能的なエキゾーストサウンドに酔いしれながら、加速Gに身を焦がし、スピード感を楽しむことができる。まさに嗜好品としての走りの楽しみが、運転手を待っているわけです。

どんな速度域・回転域でも欲しいパワーを即座に取り出すことができるので、どこをどう走るのでも快適。

だからこそ6シリーズクーペを操るのは面白く、楽しく、降りるときに「もっと乗っていたかったな」と口惜しい気持ちにさせてくれるんですよ。

650i Coupé

650iは、4,394ccのV型8気筒エンジンを搭載しています。最高出力は330kW/5,500rpmで、最大トルクは650Nm/2,000~4,500rpmです。Mシリーズでもないのに、V8エンジンが搭載されているということに、驚かされます。

そして圧倒的なまでに向上した性能ですよ……。数値を見るだけでも、この車がどれだけやる気満々なのかがわかりますよね。見るからに凄そうです。

実際、650iは凄いやつなんですよ。

移動手段としての快適性ももちろんですが、嗜好品としての快適性や楽しさまでも極めています。640iは移動手段としての快適性は極めていたとしても、嗜好品としては「十分面白い」というレベルでした。

650iは、嗜好品としても「極まったな」と感じられるんです。

アクセルを踏んだ瞬間、V8エンジンの小気味良く地平まで響きそうなほどの重低音が響き、運転手をワクワクさせてくれます。

ワクワクと同時に大きな加速Gが発生し、体が車に引き付けられていく。エキゾーストサウンド以外聞こえなくなり、視界は運転するのに必要な情報以外余計なものをシャットアウトする。

まるで車にトランスフォームしたかのような運転感覚を楽しむことができます。

M6のエンジン性能には劣りますが、M6は嗜好品をさらに飛び越えたようなイメージのハイパフォーマンスカーです。

実用性と遊びの両方を重視する中で、どちらかと言えば遊び重視かなというのが6シリーズなので、その枠内で考えると650iは「極まった」と言えるのではないでしょうか。

少し閉塞感はあるかもしれませんが、シートのフィット感がそれを忘れさせてくれますよ。非常にうまい作りだと、感心させられてしまいますね。

M Sportとは?

M Sportというのは、内外装と装備に仕様の追加変更を加えたものです。M Sportというだけあって、Mシリーズと似た装備がたくさんあります。

たとえば「Mライト・アロイ・ホイール」や、「Mスポーツ・レザーステアリングホイール」などがそうですね。

詳しくは後ほど見ていきましょう。

装備を基準に各グレードの特徴を見てみる

640i・650iと性能を見てきたところで、今度は装備を見ていきましょう。M Sportの装備内容や、全車標準装備の中から気になるものをピックアップして、解説します。

なお、装備内容はWEBページやWEBカタログから抜粋したものです。
https://www.bmw.co.jp/ja/footer/contact/brochure.html

全グレード共通標準装備

  • BMW EfficientDynamics
  • スポーツ・エキゾースト・システム
  • インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング
  • ドライビング・パフォーマンス・コントロール(ECO PROモード付)
  • BMW ConnectedDrive
  • BMWドライバー・サポート・デスク
  • BMW SOSコール
  • ドライビング・アシスト・プラス
  • パーキング・アシスト
  • BMWナイト・ビジョン(歩行者、動物検知機能付)
  • カメラ・システム
  • HDDナビゲーションシステム
  • マルチ・ディスプレイ・メーター・パネル
  • フロント・センター・アームレスト
  • ナッパ・レザー仕上げ(ダッシュボード上部、センターコンソール、ドア・トリム上部)
  • ファイン・ウッド・インテリア・トリム

BMW EfficientDynamicsというのは、燃費と排出ガスを最小限にまで抑えながらダイナミックな走りを損なわないようにするための、BMWの戦略のひとつです。

駆動系・エネルギーマネジメント・システム関係などなど、あらゆる部分の設計にこの戦略が関わっています。

また、パフォーマンス・コントロールで選択した走行モードに合わせて、エキゾーストサウンドを調整するシステムも個人的には気になるところです。

コンフォートモードにすると、控えめなサウンドで室内は静かになり、快適なドライブを心ゆくまで堪能できます。

スポーツモードにすれば、力強い官能的な音が出るようになるというわけですね。

「快適にゆったり走りたいな」と思ったときに大きな音がすれば、どれだけ良いサウンドでも邪魔になります。ゆったり走りたいときは静かに、思い切り走りたいときは盛り上げるという演出が、憎いですよねえ。

また、車線逸脱を防ぐシステムやクルーズコントロールなど、ドライビングアシストも充実していますし、ナイトビジョンやカメラシステムなど視界を補完するシステムもあって、安全性安定性共に高いです。基本がしっかりしています。

また、あらゆる部分にナッパ・レザー仕上げを施しているのも好印象です。メルセデス・ベンツによくナッパ・レザーが使われています。このナッパ・レザーというのはソフトでよく伸びる特性がありますが、耐久性は低いです。

ただ、要所要所に使うだけなら触り心地の良さや質感の良さが目立ち、耐久性の低さは目立たなくなるため、一部ナッパ・レザーが使われているという6シリーズクーペの内装はとても考え抜かれたものと言えるでしょう。

それだけでなく、センターアームレストをはじめとして収納関係が多いのも考え抜かれているなと感じさせられます。シフトレバーの奥にカップホルダーが二つあるのも、運転手・助手ともに手を伸ばしやすくて良いですよね。

M Sportの装備

  • ドア・シル・プレート(Mロゴ付、クローム仕上げ)
  • ダコタ・レザー・シート(アイボリー・ホワイト、ブラック、シナモン、ブラウン)
  • マルチファンクションMスポーツ・レザー・ステアリングホイール
  • Mフットレスト
  • 19インチMライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング351M
  • (フロント)8.5J×19ホイール、245/40R19タイヤ
  • (リヤ)9J×19ホイール、275/30R20タイヤ(ランフラット・タイヤ)
  • Mエアロダイナミクス・パッケージ
  • BMW Individualハイグロス・シャドー・ライン・エクステリア
  • Mエクステリア・バッジ
  • デュアル・エキゾースト・テールパイプ(ダーク・クローム仕上げ)
  • ブレーキ・キャリパー(ブラック・ペイント)
  • BMWヘッドアップ・ディスプレイ

全車標準装備を見ると、既に洗練されている印象を受けますが、その洗練された落ち着いた雰囲気の室内をスポーティなものへと変化させるのがM Sportです。特徴的なのはダコタ・レザーシートと、フットレストでしょう。

スポーティなだけでなく座り心地が良く、フットレストで休憩を取ることもできるというのが嬉しいところです。

また、エクステリアで言うならば、ダーク・クローム仕上げのデュアル・エキゾースト・テールパイプもカッコイイなと個人的には気に入っています。

各グレードの評価 こんな方にオススメ!

6シリーズクーペの価格・性能・装備を見てきましたが、どこを切り取って見てみても「流石」の一言ですよね。流石高級車、流石BMW、流石クーペ! クーペに求められるものは全車標準でクリアしています。

そんな6シリーズクーペを、独断と偏見で評価してみました。

グレード名 評価 こんな人にオススメ
640i Coupe ☆☆☆☆ 移動手段としても嗜好品としても車を楽しみたい方へ。
640i Coupe M Sport ☆☆☆ 内外装はスポーティなものが良いという方へ。
650i Coupe ☆☆☆☆ 嗜好品として車を楽しみたい方へ。
650i Coupe M Sport ☆☆☆☆☆ 性能だけでなく内外装もスポーティで極めたい方へ。
※評価は5段階でオススメ度を表しています。

640i Coupéの評価

移動手段としても嗜好品としても楽しみたい方の中で、嗜好品としての側面はそれほど突き詰めなくても良いから快適性が欲しいという方には、640iがオススメです。

650iのV8エンジンは突き抜けてますが、そのために価格も高くなりますからね。直列6気筒エンジンでも、十分すぎるほどハイパワーなので、V8が不要なら650iを選ぶ意味が無いでしょう。

それにしても、640iを見ていると、6シリーズクーペは車としてとても成熟しているという印象を受けますね。移動手段として使いやすく、嗜好品としてのクオリティも圧倒的。スポーツクーペとしての需要を、バッチリ捉えています。

640i Coupé M Sportの評価

性能は直列6気筒でいいけれど、その分内外装をスポーティに彩りたいという方も多いと思います。そんな方にはM Sportです。

幸か不幸かは一概には言えませんが、6シリーズクーペのM Sportは足回りに劇的な変化が見られません。完全に内外装の趣味趣向で選べるという点では、メリットと言えるでしょうね。

それだけ、デフォルトでスポーツ走行に対応できる調整がされているということだと思います。

650i Coupéの評価

650i Coupeは移動手段としての快適性だけでなく、趣味としてスポーツ走行を楽しむのにピッタリすぎるグレードです。

V8エンジンの大迫力サウンドと、圧倒的なまでの加速G、スピード感。走行モードの切り替えによって、実用からスポーツ走行まで最適に対応してくれるのに加え、どちらを選んでも快適に走れるだけの性能的余剰が多分にあるのが良いところです。

ガンガン加速して振り切った走りをしたいという方で、予算に余裕があるなら650iを選ぶべきでしょう。

650i Coupé M Sportの評価

性能だけでなくて、内外装の雰囲気や質感もスポーティに極めたいのならM Sportがオススメですよ。

デフォルトのグレードよりもオススメ度が高いのは、「ここまでお金をかけたのなら、思い切りスポーティに振り切りたい」と個人的に考えたからです。

敢えてデフォルトを選んで、落ち着いた雰囲気なのに走りは尖っている、というギャップを楽しむのも面白いかもしれませんけどね。

6シリーズ クーペの総合評価

車が移動手段としても、趣味としても受け入れられたとき、求められるのがスポーツクーペです。

現代日本では車は移動手段としての側面が強く、趣味性が弱くなってきていますが、それは車社会自体の衰退とも言えると僕は思っています。

車は購入費用だけでなく維持費もかかるため、移動手段としてだけなら割に合わないように思うんです。趣味として考えても、お金を食う趣味と言われてますからね。

だからこそ安価な軽自動車を購入する人が増え、BMWのようなスポーツタイプの高級車を購入する人は減ったんでしょう。

ただ、6シリーズクーペを見ていて、車とはこうあるべきだと感じます。

移動手段としての快適さ、実用性の高さ、そして趣味としての面白さ。そのどれもがハイグレードで実現されていて、どちらかと言えば趣味性に偏りが生まれてきているものの、それでもバランスは取れています。

6シリーズクーペのような車が増え、それに憧れる人が増えれば車社会は再び成熟するのではないでしょうか。

そう思わされる、車です。

 

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