BMW 5シリーズ ツーリング 魅力的なグレードを解説、特徴をご紹介!

5シリーズツーリングは、プレミアムなスポーツワゴンです。ワゴンと言えば積載量を最優先させた、実用性の高い車というイメージがありますよね。

実際、国内でのステーションワゴンのほとんどがそのような傾向になっています。

ただ、これはワゴンである以前にBMWです。BMW特有のプレミアム性とスポーツ性の二つが、ワゴンというボディタイプに融合して5シリーズ ツーリングは生まれました。

スポーティなだけでなく、しっかり実用的なのでワゴンらしさも健在ですよ。

そんな5シリーズ ツーリングにはたくさんのグレードが設定されています。

BMW特有のグレードの多さについていけないという人も多いでしょうから、この車の特徴を各グレードごとに紹介しましょう。

5シリーズ ツーリング グレード表

グレード名 価格
523iツーリング 6,500,000円
523dツーリング 7,460,000円
523iツーリングLuxury 7,930,000円
523iツーリング M Sport 7,940,000円
530iツーリングLuxury 8,120,000円
523dツーリングLuxury 8,130,000円
523dツーリング M Sport 8,140,000円
530iツーリング M Sport 8,370,000円
540i xDriveツーリングLuxury 10,520,000円
540i xDriveツーリング M Sport 10,690,000円

全部で10個のグレードが設定されていて、その最低価格と最高価格の差は約400万円となっています。とても大きな価格差ですが、よく見ると523iツーリングだけが異様に安すぎるんですよね。

価格差を広げている原因は、こいつです。これを取り除くと、「BMWだしな」で納得できるくらいの価格差になるでしょう。

また、グレード数が10個で多いと感じて頭がこんがらがる方が多いと思いますが、実際のグレード設定はとても単純です。グレードを性能と装備の二つの特徴に分解して考えると、わかりやすくなりますよ。

これから、その二つをじっくりと見ていきましょう。

各グレードの特徴や違いを解説

性能と装備を分解すると、グレードの特徴がわかりやすくなるということですが、装備を見る前に、まず性能だけを見ていきたいと思います。

性能を先に知っておかないと、少しわかりづらくなるので、性能を把握した上で装備を詳しく解説しましょう。

523i Touring/Luxury/M Sport

523iは、1998cc直列4気筒DOHCガソリンエンジンを搭載したグレードです。

その最高出力は135kW/5,000rpmで、最大トルクは290Nm/1,250~4,500rpmとなっています。4気筒でありながらも、この最大トルク! 発進してすぐで発揮できるところも、良いですよね。

5シリーズ ツーリングはワゴンだから、あまりエンジンを回さず走ることも多いと思います。

スポーツワゴンだからと言ってスポーツ性能ばかりを気にすると、実用域が疎かになりがちですが、最大トルクでそこをカバーするのは素晴らしいですよね。BMWの十八番です。

走行感覚はやや「どっしり」としています。ワゴンらしいと好意的に捉えることもできますが、軽快さが足りないと言うこともできますよねえ。スポーツ性能を何より重視したいという方は、後者の感じ方になるのではないでしょうか。

実用性を重視しながらもスポーティなBMWらしい車が欲しいという方には、受けが良さそうです。

523d Touring/Luxury/M Sport

5203iと同じく4気筒DOHCエンジンを搭載しているんですが、523dはガソリン車ではなくディーゼル車です。性能はとてもディーゼル車らしく、最高出力140kW.4,000rpm、最大トルク400Nm/1,750~2,500rpmとなっています。

523iよりも低回転から中回転に強くなっていて、一般道でもガンガン加速して走ることができるような設計になっているんです。

一般道での走りに特化している点や、エンジンをあまり回さなくても鋭い加速ができるのはディーゼルらしさですよね。

最大トルク・最高出力ともにパワーアップしていて、1750kgもある重量を感じさせないほどの力強さを感じます。

立ち上がりがとても速く、そして身のこなしがスポーティ。ハンドリングも俊敏でスムーズにコーナリングを回るし、ロールがしっかり抑えられている感覚があります。

直進性にも優れていて、高速道路で思い切り加速してクルージングするのが楽しいんです!

超高速域だと足回りに不快な振動を感じることもありましたが、実際日本の交通事情において超高速域を出すことなんてなかなかありませんから、まったく問題ありません。

出したとしても、「振動を感じることがある」程度ですからね。

普段のクルージングだと、不快感はありません。523iの弱点だった「どっしりとした感覚」も無いですし、人を選ばないグレードと言えるでしょうね。

530i Touring Luxury/M Sport

これまた4気筒ガソリンエンジンを搭載しているグレードですが、523iよりも性能が高くなっています。530iの最高出力は185kW/5,200rpmで、最大トルクは350Nm/1,450~4,800rpmです。

トルクだけで見るとディーゼルのほうが勝っていますが、最高出力はディーゼルよりも523iよりも圧倒的に高いですよね。

峠や高速道路でガンガン加速したいという方や、523iの性能に不満があるけどディーゼルはちょっと……という方向けなんでしょう。

523iで不満点となりがちだった「どっしりとした走行感覚」は感じられず、とてもスムーズに加速することができます。

市街地では大きなトルクが車を引っ張っていってくれて、アクセルを軽く踏むだけで流れについていくことが可能。スポーティな車が走らないようなところだと、流れを牽引することもできます。

流石に高性能を売りにしているスポーティセダンなんかには負けますけどね。

5シリーズ ツーリングは高性能を売りにした車とは違いますから、そこは仕方が無い部分です。実用性とスポーツ性の融合という意味においては、523dや530iで十分と言えるのではないでしょうか。

540i xDrive Touring Luxury/M Sport

5シリーズ ツーリング唯一の6気筒エンジン搭載車であり、唯一の4WD車です。

BMWはディーゼルエンジン車に「後輪駆動」か「4WD」かの選択肢を与えることが多いんですが、5シリーズ ツーリングはガソリン車で、しかも選択の余地が無いんですよね。

ただ、6気筒の性能と4WDの特徴が合わさって実用・遊び両面がパワーアップしています。

気になる性能は最高出力250kW/5,500rpmで、最大トルク450Nm.1,380~5,200rpmです。530iと比べても圧倒的なパワーアップですよね。スポーツワゴンとしてスポーツ性能を極めてきたなあというところでしょうか。

流石BMWという感じで、不満なんて抱くはずがないほど滑らかで、なおかつダイレクトな大迫力クルーズが楽しめます。ディーゼルはパワフルさというより軽快さと快適さで勝負している感じでしたが、540iはちゃんとパワフルです。

でも、やっぱりスポーツ性より安定感と安心感のほうが大きいです。そこはワゴンの範囲を超えないようにしているとも言えるし、ワゴンであることの意味を心得ているとも言えます。

「走りだ!」「スピードだ!」と言うような方は、5シリーズ ツーリング自体に不向きです。

540iはワゴンのユーザー層の範囲内でありながらも、スペックマニアの心もキャッチしたいという、需要ギリギリのラインを攻めている感じがしています。

装備を基準に各グレードの特徴を見てみる

性能を基準としてグレードを見てきた中で気づいた方も多いと思いますが、装備の違いは「Luxury」「M Sport」といったグレード名の違いに由来しています。

523iや523dといった性能ごとの大きな塊があって、その中に仕様が異なる二つのグレードが存在するといったところですね。

そこで、今度は装備を基準として各グレードの特徴を見ていきましょう。

なお、装備内容はBMWのWEBページより抜粋しています。
https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/5-series/touring/2017/at-a-glance.html

標準装備

  • ドライビング・パフォーマンス・コントロール(スポーツ・コンフォート・ECO PRO)
  • アダプティブモード(540iのみ)
  • エンジン・オート・スタート/ストップ機能
  • Bowers&Wilkinsダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム
  • ドライビング・アシスタント・プラス
  • BMW ConnectedDrive
  • リモート・コントロール・パーキング
  • パーキング・アシスト・プラス
  • BMWヘッドアップ・ディスプレイ
  • 独立開閉式リヤ・ウインドー
  • 40:20:40分割可倒式リヤ・シート
  • オートマチック・テールゲート・オペレーション
  • 可動式フック

アダプティブモードというのは、ドライビング・パフォーマンス・コントロールの新しい機能です。

このモードを選ぶと、コーナリングや交差点など路面状況の変化に応じて、サスペンションを自動で調節してくれるようになります。

どんな状況でも最適な状態で走ることができるため、運転がしやすいんですよ。スポーツ走行をしていても不安定になることはなく、コーナリングもしっかり曲がりやすくなる。

市街地でゆったりと走行をするときにも、それに応じて最適な走り方ができるから安定性がアップします。

安定ということなら、ドライビング・アシストプラスも説明しなくてはいけませんね。

車線維持機能やクルーズコントロールなどが搭載されていて、運転が楽になるんです。

このアシストがあることで、運転から煩わしさと面倒くささを取っ払って、楽しいところだけを噛み締めることができます。安全最優先のシステムなので、安全性も高くて安心ですよ。

個人的にそれよりも心惹かれるのが、リモート・コントロール・パーキングです。

駐車スペースの前方中央に車を停めて外に出て、BMWディスプレイ・キーを操作するだけで駐車ができるというシステム。難しい駐車を機械任せにする、一人でも周りの状況を十分見ながら駐車ができるという画期的な機能なんですよね。

駐車が苦手な方にとって、頼れる相棒となるでしょう。

他にも大迫力・高品質のサラウンドサウンドシステムや、未来感のある運転が楽しめるヘッドアップディスプレイに色々なアプリを購入することのできるBMW ConnectedDriveなどなど、面白くも便利な装備がたくさんあります。

それだけでなく、ワゴンらしく実用性も高いところが良いですよね。

シートアレンジは自由自在で、たとえば二人分のリヤシートを確保しながら長尺の荷物を積載するなんていうこともできます。リヤシートすべてを折りたためば、最大積載要領は1700L。デフォルトの状態でも570Lという使い勝手の良さ!

ワゴンらしさをひしひしと感じます。

また、ラゲージには可動式フックが四つ装備されていて、大きな荷物が運転中動かないよう固定することも可能です。

使わないときはフックを寝かせることができますし、状況に応じてラゲージを最大限に有効活用できるところが良いですよね。

LuxuryとM SPortの違い

LuxuryとM Sportの違いは、インテリアとエクステリアにあります。

Luxuryは至る所がハイグロス・クローム仕上げになっていたりと上質な仕上がりになっていて、インテリアは派手すぎず地味すぎないハイライトとポプラ・グレー・ファインライン・ウッド・トリムが心地良い雰囲気を作り上げているんです。

洗練された、大人の落ち着きある雰囲気を楽しめます。

M Sportは、主張の強いデザインの大型エア・ブリーザーがフェイスのカッコ良さや存在感を強調。インテリアは専用ステッチ付ブラック・ダコタ・レザーシートがスポーティな雰囲気を高めているんです。

スポーティな雰囲気が好きな人向けの仕様ですね。

このように、LuxuryとM Sportは雰囲気や質感が異なるという特徴があるんです。快適装備や実用的な装備などは、LuxuryでもM Sportでもほとんど変わりません。二種類のデザインを選べるんだなあという気楽な捉え方でいいでしょう。

各グレードの評価 こんな方にオススメ!

性能と装備、各グレードを二つの特徴に分解して説明してきました。グレード表を見ると複雑に感じますが、こうやって見てみると案外単純ですよね。

装備の違いも薄いし、性能の違いとデザインの違いでグレードが分かれているだけなんです。

各グレードの特徴を理解したところで、今度はそれらの魅力について個人的に思うところをまとめてみました。独断と偏見が多いですが、グレード選びの際の参考にしていただければ、幸いです。

グレード名 評価 こんな人にオススメ
523iツーリング ☆☆☆ 欲しいのは「安定感」と「実用性」だという方へ。
523dツーリング ☆☆☆☆☆ 実用性も重要だけど、遊びたいという方へ。
530iツーリング ☆☆☆☆ 実用性と遊びを両立させたいけどガソリン車が良いという方へ。
540ixDriveツーリング ☆☆☆ 4WDとハイパワーに興味がある方へ。
※評価は5段階でオススメ度を表しています。

523i Touring/Luxury/M Sportの評価

523iは実用性と安定感だけを求めるのなら、十分すぎる性能を誇っています。

車体の重さを感じない程度に軽い走りをしてくれるため、「ガンガン加速を楽しみたい」「遊びの走りがしたい」という方でもない限り不足感を覚えることはないでしょう。

ただ、少しどっしりとしている感覚になるのは、やはり気になるところです。

523d Touring/Luxury/M Sportの評価

個人的に最もオススメなのが、523dです。

ディーゼルエンジンという時点で人を選びそうなものなんですが、このディーゼルエンジンは特有のカラカラ音や振動がほとんど無いので、そういった理由でディーゼルを避けている方にもオススメできます。

実用域での軽快な走りと、高速域でもスムーズな走りを見せてくれるところが良いんですよね。実用性も大事だけど、遊びも大事という方でもしっかり満足できます。

ハイパワーマシンではないので、シートに体が引き付けられるようなストイックな運転感覚はありませんが、それを求める方はそもそも5シリーズ ツーリングを選ばないでしょう。

基本的に、万人にオススメできるグレードですよ。

530i Touring Luxury/M Sportの評価

ディーゼル特有の不快感が無いとしても、ガソリン車のほうが良いという方には530iがオススメです。

単純な加速性能ならディーゼル車よりも上ですから、実用より遊びの走りのほうが頻度が高いという方にも良いかもしれませんね。

540i xDrive Touring Luxury/M Sportの評価

4WDは一定以上の需要がありますし、唯一の6気筒ということもあって、存在意義の大きなグレードです。

ハイパフォーマンスカーとまではいかなくとも、実用性と快適性重視の車と呼べるギリギリのラインで最高のパフォーマンスを発揮できるように作られている、なんとも攻めた車だと感心させられます。

ただ、やはり価格が高い。

他のグレードと比べて、あまりに高すぎるんですよね。

5シリーズ ツーリングの総合評価

BMWはスポーツセダンのイメージで通っていて、その次にクーペのイメージがありますよね。どうしてもスポーツ性能の高い、加速を楽しむための車という傾向が強いです。

そんなBMWの中ですが、5シリーズ ツーリングはスポーツ性能よりも、実用性と快適性のほうに比重が傾いています。

リヤシートのアレンジの豊富さや、ラゲージスペースの使いやすさ。運転をとことんまで楽にする機能の数々に、安定性と安全性の高さ……。

どれもこれもが実用向きな装備ですが、その中で「面白さ」や「楽しさ」をどれだけ見出すかというところが、この車の大きな命題となっているように個人的には思います。

それは装備を見て言えることですし、性能を見ても言えることです。

ワゴンの需要とBMWの需要を合わせるとどうなるのかという疑問があるかもしれませんが、5シリーズ ツーリングはその二つの融合のお手本のような車とも言えるのではないでしょうか。

これからこういうモデルがもっと出てきたら、面白くなりそうですよね。

 

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