N-BOX+はターボを付けるべき?有無で比較してみた

[最終更新日]2016.12.13

大人気車種であるN-BOXに更なる実用性と遊び心をプラスした、N-BOX+。開発意図のひとつは福祉仕様車両の量産化を図るというものであり、結果的に誰でも使いやすい車になっています。

その実用性の高さから多くの支持を得ているN-BOX+ですが、ノーマルエンジンだけで実力を発揮することができるのかどうか、気になるという人も多いのではないでしょうか。

そこで、N-BOX+の購入にあたり、ターボは必要か不要かをより的確に判断するために、ターボの有無でコストや性能を比較してみました。

まずはコスト。どれくらい差が出るか調べた

ターボの有無でもっともわかりやすい違いは、コストです。
コストの差がほとんど無いというのであれば、問答無用でターボ付きを購入することもできるでしょう。

N-BOX+のターボの有無で、どれだけの価格差が出るのか、ガソリン料金はどのくらい違うのか、比較してみます。

車体代金

ターボ無し ターボ付き
1,340,000円 1,540,000円

ターボ無しはベースグレード、ターボ付きは2トーン仕様ではない通常の金額での比較です。2ト本体価格そのままで比較すると、ターボ無しとターボ付きの価格差は20万円となっています。ちなみに、中間グレードとターボ車の価格差は10万円です。

車はローンで購入するという人が多いでしょうから、ローンを組んだとしていくらかかるのか、計算してみましょう。5年ローンを組んで、その間乗るのだと仮定した場合、ターボ無しは月々約22,333円の支払いになり、ターボ付きは月々約25,666円の支払いになります。つまり5年間でかかる車体代金の差は、約3,333円です。

3,000円の差というのは、他車種でのターボの有無によるコスト差と比べると低い数値と言えます。ただ3,000円あれば、仕事帰りに一度、少し高めのお店で一杯ひっかけることもできるでしょうし、近場の温泉にも入浴できるでしょう。

月に一度のほんの少しの贅沢を、ターボ無しを買ったことによって浮いた予算で5年間行うことができると考えると、大きな差とも考えられるかもしれません。

ここで「いいよ、それくらい」と思えた方は、車体代金の差は気にしなくても良いのではないでしょうか。

 

ガソリン代金

ターボ付き ターボ無し
燃費 17.09km/L 12.24km/L
ガソリン代金 7,021円 9,803円
※燃費は実燃費平均値、ガソリン代金はリッター120円で月に1000km走行すると仮定し算出。

ターボ付きのほうが、ターボ無しよりも低燃費になっていますが、要は個人が気をつけていればターボの有無では燃費があまり変わらないということです。ターボ付きでも、うまくエコドライブができる人が乗れば燃費が良くなりますし、ターボ無しでもエコドライブをしなければターボ車より低くなることもあります。

JC08燃費でもターボ無しが24.4km/L、ターボ付きが22.6km/Lとそれほど大きな違いがありません。ガソリン代の差は月々2,800円程度と出ていますが、これはエコドライブをした場合としなかった場合の差と考えても良いでしょう。

これまた月に一度のプチ贅沢ができる程度の価格差となっていますが、N-BOX+はターボの有無で燃費の違いが顕著に表れるわけではなく、乗り手によってはターボ付でもターボ無しでも同じような燃費になるので、特に気にする必要はありません。

 

走行性能

コスト差がそれほど大きくはないということがわかりましたが、ターボの有無で違いが出るのはコストだけではありません。ターボの有無で大きく変わるのは、走行性能です。

価格差が小さく、走行性能の差が大きければターボ付きを買ったほうがお得でしょうし、価格差が小さくとも走行性能の差がそれほど出なければ、お得感もあまりありません。

N-BOX+はターボの有無でどれほどの差が出るのか、データや口コミから見てみましょう。

パワー、トルク

ターボ無し ターボ付き
最大出力 43[58]/7,300 47[64]/6,000
最大トルク 65[6.6]/4,700 104[10,6]/2,600

上記が公式のデータですが、これではどうもわかりにくいですね。
最大出力は、ターボ無しだとエンジンが7,300回転したときの最大出力が43馬力だということを表しています。ターボ付きだと、エンジン6,000回転で47馬力が最大になるので、ターボ無しよりも1,300も低い回転数で4馬力も大きな力が出るということです。

同じように、最大トルクも見てみます。ターボ無しだとエンジンが4,700回転したときの最大トルクが65で、ターボ付きだとエンジン2,600回転で最大トルクが104になります。ターボ付きのほうが、2,100も低い回転数で最大トルクが39大きくなるということです。

ここまで数字で見てきて、「ターボ付きのほうが低回転で大きな力が出るんだなあ」ということがなんとなくわかっていただけたかと思います。でも数字だけでは実際どれくらいの力の差になるのかがイメージできません。今度は口コミから、走行性能の違いについて考えてみましょう。

口コミから考察

良い 悪い・どちらでもない
3,000回転以上回すと、並みの普通車よりもスピードが出てくれる。 パワーはありますが、出だしのもたつきやエンジン音などは少し気になります。これは軽自動車の宿命でしょうか。
エンジンを3,500回転くらい回すと、どんな坂道でもグイグイ登ってくれるので、楽。坂の多い地域ではターボは必須でしょう。 最初、出足の一瞬だけはややもたつきますが、少し走り出してからは低回転でも速度がスイーっとあがっていくので、特に気になりません。
この巨体が、うそのように軽い・・・! 都内で走っても高速道路で走っても何の不満もなく、燃費も20km/Lに近い数字が出て、軽という感覚がありません。 ターボ車と言えども高速道路では90km/hから、100km/hが限界。メーター一杯まで加速すると、風圧で倒れそうです。
エコモードでも何の不満も無く走ってくれるので、坂道が連続する場所や高速道路以外では、エコモードで走っています。結果的に燃費が良くなって良い感じです。 ターボだと低回転で十分すぎるパワーが出るので、エンジンをそんなに回さなくなりました。飛ばす運転をしていた私が、エコドライブを無意識下に心がけていて驚きです。
速度を上げてもエンジンが静かなところが気に入っています。 遊びとしての走りはできないが、実用性の高い走りができる車だと感じました。ターボ無しだと平地に限られる気がします。

ターボ車の口コミを計10個紹介しました。その中でも「実用性の高い走りができる車」という意見を「どちらでもない口コミ」として取り上げましたが、N-BOX+のターボ車の性能はまさにその一言に尽きるのです。

この車は初期状態でも1トン近くあり、荷物や人間の重みでウェイトはさらに増していきます。たくさん荷物を積むことができる・荷物の積み下ろしが楽・荷物を置きながら車中泊ができるなどといったことを売りとしている車ですから、大きな荷物を積んだ状態で走ることも多いでしょう。

そんな車をノーマルエンジンで運用しようとした場合、平地では問題ありませんが、坂道や高速道路などでは少々厳しい点も出てくるものです。坂道を登ろうとしてエンジンの回転数がどんどん上がっていき、エンジンの寿命が短くなったり、結果的に燃費が悪くなったり、そもそもキツイ坂道を登る力が無かったり・・・。N-BOX+のターボ無しの口コミを見ていても、そういった意見が少なからず見られます。

ターボ車の口コミを見ていると、ノーマルエンジンよりエンジンの回転を抑えて坂道を力強く登ることができ、高速道路でも力不足を感じないと述べる人がほとんどです。つまりはターボ付きのほうが、「実用性の高さ」というN-BOX+の利点を最大限発揮することができるということにになります。

悪い・どちらでもないという口コミを見ていると、不満点となっているのは出だしのもたつきだけですが、そのもたつきは出だしだけで、これは軽自動車全体にも言えることです。N-BOX+の走行性能が特別悪いと感じているオーナーはほとんどおらず、実用として優れている車だということが良くわかります。

まとめると、N-BOX+はターボ車でも走りの楽しみを感じるには至らないが、重い車を軽く走らせるために、あるいは坂道や高速道路を楽に走るために、ターボエンジンの力強さが役立つということです。

 

結局どっちがいいの?

ここまでデータや口コミを基にして、ターボの有無を比較してきました。その結果として、N-BOX+はターボの有無によるコスト差が比較的小さく、走行性能の差はそれなりに大きいということがわかりました。

それだけでも無条件でターボ付きをおすすめできるのですが、購入を決める際には自分が想定しているN-BOX+の用途と、メインで走ることになる道の地形をイメージしながら、ターボの必要性について考えたほうが良いでしょう。

そこで最後に、ターボの有無をより的確に判断するための簡単な診断を行います。ターボが必要な方・不要な方のどちらに当てはまるのか、考えてみてください。

ターボが必要な方

口コミにもあるとおり、坂道や高速道度であっても、ターボ車ならスイスイと走ることができます。しかもターボ車なら2トーン仕様でなくともクルーズコントロールが標準装備されます。

ターボ無しだと2トーン仕様でないと、クルーズコントロールが使えません。比較的低予算でクルーズコントロールを使いながら、高速道路を楽に走行することができるのが、これまで触れてこなかったターボ車のもうひとつの利点です。

ターボが必要なのは、坂道を頻繁に登らなければならない地形に住んでいる方・高速道路を頻繁に利用する方と言えます。レジャーに使うなど、重い荷物を積んで遠出をする方にも、もちろんターボが必要です。

ターボは必要ない方

平地を走る場合はターボが無くても十分なパワーが出るという口コミが、ターボ無しのグレードに寄せられています。住んでいる場所が平地な方や通勤などで高速道路を頻繁に利用するわけではないという方には、ターボは必要ないでしょう。レジャーはあまりせず、普段の買い物や子供の送り迎えのみに使うという方にも特に必要ありません。

 

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