ベンツ AMG ステーションワゴン グレードを比較、分析、あなたに適したグレードを解説!

ベンツAMGステーションワゴン

セダンを後ろに引き伸ばしたかのようなステーションワゴン。乗用でありながらもセダンより大きな積載量を誇るということが魅力のボディタイプで、実用しやすいことでお馴染みですよね。

ベンツのステーションワゴンもまた、通勤や買い物といった普段使いしやすいところが魅力的です。

そこにAMGというスパイスをドバッと振りかけたのが、ベンツAMGステーションワゴン。

AMGステーションワゴンには複数のグレードがあり、それぞれの魅力を持って自ら輝いています。AMGステーションワゴンの購入を少しでも検討するなら、各グレードの特徴を知らなければなりません。

そこで、各グレードの特徴や魅力を解説し、あなたに適したグレードを見つけてみましょう。

メルセデス・ベンツ AMG ステーションワゴン グレード表

グレード名 価格
C43 4MATIC Stationwagon 9,620,000円
E43 4MATIC Stationwagon 11,860,000円
C63 Stationwagon 12,910,000円
C63 S Stationwagon 14,230,000円

AMGステーションワゴンには四つのグレードがあり、最低価格と最高価格の差は約460万円となっています。ベンツAMGモデルの各タイプの中では小さいほうの価格差ですが、もう一台何かしらの新車が買える価格差と考えると看過できませんよね。

「これだけの価格差があるのだから、グレードごとの違いは大きいのではないか」という期待が高まります。ただ、よく見ると四つあるグレードのうち三つが同じCクラス……。

期待が高まると同時に「それほど違いがないのでは?」という疑念もわいてくるでしょう。

結局違いが大きいのか小さいのかは、価格とにらめっこしているだけではわかりません。各グレードの特徴を見て、それを判断しましょう。

各グレードの特徴や違いを解説

各グレードの特徴や違いを知るには、見た目・性能・装備の三つをメインに見ていくのが近道です。装備は表にするなどして見ていかなければわかりづらいので、後で詳しく見ていきます。

ここでは見た目や性能をメインにして簡単に各グレードの特徴を語りますよ。

Mercedes-AMG C43 4MATIC Stationwagon

シンプルながらにAMGらしさを感じさせるスタイリングは、多くの人を魅了します。地味かもしれませんが、ステーションワゴンを派手にしすぎてもボディタイプの長所を失うだけです。

普段使いしやすいステーションワゴンだからこそ、シンプル・イズ・ベストという言葉が似合います。

ステーションワゴンは万能ですが、この見た目もまた万能なんです。

そんなC43がC63と異なるのは、エンジン性能。

C43は総排気量2,996ccのV型6気筒エンジンを搭載していて、最高出力は270kW/5,500~6,000rpmで、最大トルクは520N・m/2,000~4,000rpmです。特別高性能というわけではありませんが、普段使いの車としては十分と言えます。

走り出しからすぐ大きなトルクが発生するため、発進時から踏み込んで加速の感覚を体全体で味わうという車ではありません。ゆったりとしたペースでありながら、なおかつパワフルで余裕のある走りを楽しむ車です。

520N・mもの最大トルクは坂道でも山道でも高速道路でも、どこでもグイグイ引っ張っていってくれるでしょう。270kWという最高出力は高速運転にも耐えうる加速性能と、安定した走りを楽しむ余裕をドライバーに与えてくれます。

しかも乗り心地がとてもいい! 乗っていて気持ちよく、ファミリーカーとしても重宝するでしょう。まさに、万能な車というわけです。

Mercedes-AMG C63 Stationwagon

エクステリアに派手な違いはありませんが、C43と比べると性能が大きく向上しています。

C63のエンジンはV型8気筒の3,892ccエンジンです。最高出力は350kW/5,500~6,250rpmで、最大トルクは650N・m/1,750~4,500rpmとなっています。

高速道路を走っていると、速度がどんどん伸びていくんですよ。少し踏み込んだだけで大きなトルクが発生し、速度も加速していく……。街路樹や街灯が後ろに流れていくのが早くなるにつれて、恐怖感をも覚えるようになります。

おそらく、国内でフルパワーを発揮することはなかなかないのではないでしょうか。

山道も峠道もなんのそので、加速感を楽しみながら走り抜けることができます。ただし、2輪駆動なので荒れた道は苦手です。山道や峠道を走ったりアウトドアに駆り出すなら、C43のほうが向いているのではないでしょうか。

C63は高速道路を走るハイウェイスターのような車と言えます。

Mercedes-AMG C63 S Stationwagon

C63 Sは、性能がC63と変わりません。

それじゃあどこが違うのかというと、エンジンマウントやLSDなどです。詳しくは装備を見る際に説明しますが、これらが異なることにより若干運転の感覚が異なります。

それ以外にはあまり違いがなく、強いていえば若干AMGパーツのデザインが違うというくらいでしょうか。

ただ、それもよく目を凝らさないとわからないレベルです。

Mercedes-AMG E43 4MATIC Stationwagon

C43よりも性能が低く、装備が若干豪華なグレードです。

エンジンは4気筒の総排気量1,949ccのものを搭載していて、その最高出力は143kW/3,800rpm、最大トルクは400N・m/1,600~2,800rpmとなっています。

E43に搭載されているエンジンを一言で表すなら、「実用性重視の落ち着いたエンジン」です。最高出力も最大トルクも、比較的低いエンジン回転数で発揮することができます。あまり踏み込まなくてもしっかりとパワーと速度が出るということで、市街地走行に向いていると言えるんです。

グイグイ引っ張るようなハイパワーはありませんが、実用には十分と言えるでしょう。

微妙な位置づけの車ですが、ステーションワゴンらしいですよね。

装備を基準に各グレードの特徴を見てみる

見た目や性能を基準にして各グレードの特徴を見てきましたが、それだけではどうもハッキリと特徴を捉えづらいですよね。C43とE43の違いとか、C63とC63Sの違いをより明確に知るには、やはり装備を見なければ始まりません。

そこで、今度は装備を基準にして各グレードの特徴を見ていきましょう。

なお、全ての装備を閲覧したい方は下記PDFをご参照ください。

Cクラス「http://www.mercedes-benz.jp/catalog/c-class/sw/ebook/spec/index.html
Eクラス「http://www.mercedes-benz.jp/catalog/e-class/sedan_wagon/ebook/spec/index.html

Mercedes-AMG C43 4MATIC Stationwagon装備、特徴、異なる点

  • ハイグロスブラック19インチAMGツインスポークアルミホイール
  • AMGスタイリングパッケージ(フロントスポイラー・サイド&リアスカート)

全てのグレードと共通しない装備のみを挙げてみました。

AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンションやAMGエグゾーストシステム、AMGスポーツステアリングなど基本的なAMG関係の装備はすべて揃っています。

プラスアルファ的な要素もありませんが、C43をAMGステーションワゴン入門モデルとして考えたならこのほうが自然でしょう。

AMG関係の装備以外だと、ヘッドアップディスプレイやBurmesterサラウンドサウンドシステムなどの最新機能が多数搭載されています。AMGとしては個性が無い装備かもしれませんが、装備内容全体を見ればとても豪華なことがわかりますよね。

Mercedes-AMG C63 Stationwagon・C63 S Stationwagon装備比較

C63 Stationwagon C63 S Stationwagon
機械式AMGリミテッド・スリップ・デフ

インチAMG5ツインスポークアルミホイール

Mercedes-AMG C63専用AMGスタイリングパッケージ

AMGスポーツエグゾーストシステム

AMGダイナミックエンジンマウント

電子制御AMGリミテッド・スリップ・デフ

マットブラックペイント19インチAMGクロススポークアルミホイール(鍛造)

Mercedws-AMG C63 S専用AMGスタイリングパッケージ

AMGパフォーマンスエグゾーストシステム

※二つのグレードで共通しない装備のみを挙げています。

先ほども軽く述べたLSDの違いについてを、まず説明しましょう。

LSDというのは、カーブを曲がる際に発生する内輪差を埋めるための技術です。デフギアが働くことで、回転数が多くなる外側の駆動輪に多くの駆動力を配分して、内輪差による「曲がりきるまでの速度の差」を埋めています。

もし、これが無かったら車はうまく曲がれずに十中八九事故を起こすでしょう。

そして、スポーツカーなどの鋭い加速をすることのある車ならなおさらLSDがないと危険なんですよ。速度を出しているとコーナリング時に片側の駆動輪が宙に浮いてしまうことがあります。宙に浮いている駆動輪に駆動力を多く配分してしまうと、無駄に空転してしまいますよね。

LSDはそれも防いでいるわけです。

そんなLSDがデフギアを制御するための方法が異なるというのが、機械式か電子制御かという違いになります。機械式はデフギアを制御するための機械がパーツとして存在して、それが物理的にデフギアに干渉して制御しているんです。

電子制御は空転している方の駆動輪にブレーキをかけて、その反対側の駆動輪にトルクを配分しています。

電子制御のほうが正確に調整することができるので、C63 Sのほうが若干優れているということになるのです。

また、C63とC63 Sの違いはそれだけではありません。

エグゾーストシステムが異なることによって、排気音が微妙に異なります。どちらもスポーティなことに変わりはありませんが、C63 Sのほうが迫力が大きいです。音に関してはそれぞれの好みなので、実際に試乗するなどして聞いてみると良いでしょう。

ダイナミックエンジンマウントも特徴的ですが、これは液体マウントが各種センサー情報から運転状況を検知してマウントの硬さを状況に応じて調整してくれるというものです。

ゆったり運転しているときはやわらかいマウントでノイズと振動をシャットアウトして快適性を保ち、加速してダイナミックに走っているときにはマウントを硬くして路面からのフィードバックを伝えてくれるようになります。

つまりは、C63 Sのほうが走る楽しさをより良く感じることができるということです。

Mercedes-AMG E43 4MATIC Stationwagon装備、特徴、異なる点

  • 20インチAMGマルチスポークアルミホイール
  • メタルウィーブインテリアトリム
  • AMG DYNAMIC SELECT(AMGダイナミックセレクト)
  • クライメートコントロール(前席左右・後席独立調整)
  • E43専用フロントバンパー
  • 専用デザイン フロントグリル(シルバーダイヤモンド)
  • E43専用デザイン サイドスカート
  • E43専用デザイン リアスカート

C43と異なる装備を挙げてみました。

C43は全てがAMG標準のデザインでしたが、E43は各所に専用デザインが施されていますね。よく見てみると、フロントグリルやバンパー画微妙に異なります。シルバーダイヤモンドの高級感と、フロントバンパーのデザインによってより大人びた印象になりました。

それだけでなく、クライメートコントロールが後席にも及ぶようになっているという違いがあります。

C43は前席左右のみだったのですが、E43は後席も独立調整可能。これによって乗員全員が快適な室内環境をつくることができるようになりました。

あまり違いがないかと思いきや、快適性の向上やデザイン変更などしっかりと違いがあるんですよねえ。

各グレードの評価 こんな方にオススメ!

各グレードの見た目・性能・装備とさまざまな面から、それぞれの特徴を紹介してきました。ここまででそれぞれの違いはハッキリとわかっていただけたかと思います。ただ、具体的に誰にどんなグレードが適しているのかはまだ漠然としていることでしょう。

そこで、各グレードの評価をしながら、それぞれがどんな人に適しているのかについて語りたいと思います。

グレード名 評価 こんな人にオススメ
C43 4MATIC Stationwagon ☆☆☆☆☆ 価格と性能、そして実用性のバランスを重視したい方へ。
C63 Stationwagon ☆☆☆☆ 高い性能を持った車で、普段使いだけでなく趣味の車としても使いたい方へ。
C63 S Stationwagon ☆☆ 趣味の車としてのステーションワゴンを追求したい方へ。
E43 4MATIC Stationwagon ☆☆☆ 実用性重視で、性能はあまり気にならない方へ。
※評価は5段階でオススメ度を表しています。

Mercedes-AMG C43 4MATIC Stationwagonの評価

AMGとして標準的なデザインと装備内容をしていながら、Cクラスの中でも特に装備内容が豪華なところにC43の魅力があります。

ヘッドマウントディスプレイやサラウンドサウンドシステムなど、ドライブをさらに楽しくする機能が充実していてそれなりに楽しい。

だからこそ、普段使いとしての性能が光るんです。

まったく面白みがなくて普段使いとしての性能だけ高くても、「ベンツ」ではありませんよね。ベンツのしかもAMGを買うのだから実用性だけでなく、面白みやスピード感も求めたいところです。

性能的にスピード感は十分感じられますし、それら全ての条件が揃います。

ベンツAMGステーションワゴンというブランドに恥じない出来です。

Mercedes-AMG C63 Stationwagonの評価

C63の性能は、なかなか活かしきれないでしょう。ただし、フルパワーで走らずとも高性能の恩恵を受けることはできますよね。ゆったり走るのにも大きなパワーを出せる車のほうが良いですし、もちろん加速するなら性能が高くなくてはいけません。

万能なステーションワゴンをさらに万能にしてくれる性能があるというのは、とても嬉しいです。

趣味の車としても十分に楽しむことができるでしょう。

Mercedes-AMG C63 S Stationwagonの評価

C63 Sは趣味の車としてのステーションワゴンを追求したい方にこそオススメしたい車です。

大げさなまでに迫力満点なエグゾーストサウンドに、高速運転の快適さを追求するかのようなLSDやダイナミックエンジンマウントは完全に「趣味の車」としての性能と言えます。

ステーションワゴンという実用性を追求したようなボディタイプでありながら、趣味性を強めるという挑戦や面白さに心が躍る方は、ぜひ購入を検討してみてください。

ただ、価格もそれなりに高くなるのでオススメはしづらいんですよね。

Mercedes-AMG E43 4MATIC Stationwagonの評価

E43は完全に実用性重視なのですが、それにしてはデザインに特別感を持たせるなど工夫も見られます。

それは良いことでもあるのですが、「性能がC43より低くて価格がC43より高い」という微妙な立ち居地の車だからこそもうちょっと違う部分を工夫するべきだったのではないかというのが素直な感想です。

クライメートコントロールが後席にまで及んでいるのは、実用性や快適性の追求として良いポイントと言えます。

ただ、それだけだと弱いですよね。

もう少し快適性を向上する方向に工夫を費やしたほうが、選びやすいグレードになるのではないでしょうか。そのため、オススメ度は低いです。

AMG ステーションワゴンの総合評価

AMGステーションワゴンは、どのグレードも「実用性」・「快適性」と「趣味性」のバランスを取ろうとしているのが伺えますね。その比重が実用性に向いているのがC43とE43で、趣味性に向いているのがC63とC63 Sというわけです。

いずれにせよ、ステーションワゴンの特徴と「ベンツ」のブランド性やAMGの特徴をうまく活かせていますよね。

グレードを選ぶときにも、どちらをより重視するのかを考えると自分に適したグレードがスムーズに決まるのではないでしょうか。

 

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